「新生元年」 - 社会福祉法人 上越老人福祉協会

 肥沃な頸城平野が瞬く間に柔らかな緑
の大地と変わり、渡る風も涼やかな季節
と な り ま し た。 こ の 地 に 暮 ら す 私 た ち
に、今年も豊かな恵みを与えてくれるこ
とでしょう。一方、今年も箱根山の噴火
に始まり、口永良部島の新岳、浅間山噴
火、突風による被害など自然災害が発生
しています。猛威に立ち向かう限界を知
り、減災を意識した備えを怠ってはなり
ません。被災関係者に心からお見舞い申
し上げます。
3月 日に開業した北陸新幹線は、上
越地域の発展に一定の成果と新たな課題
をもたらしています。私たちの事業にも
効果をもたらすよう、アイデアと実践が
求められます。
平成 年 月に、いなほ園サテライト
施設として、米岡地区に地域密着型複合
施 設「 米 岡 の 郷 」 が 開 設 い た し ま し た。
ひとえに、地権者、地域のご理解ご支援、
関係機関のご指導を賜ったおかげと心か
ら感謝申し上げます。付属機能として整
備した「はさ木研修センター」は、受託
事業をはじめ、職員の研修、地域との交
流事業等に活用されています。今後さら
なる活用を期待し、社会資源として定着
するよう運用努力が求められます。
さて、盛夏を迎える時期となり、「和・
道」医療福祉グループが取り組む「つく
しファームひまわり畑」は、6月6日に
1 4 0 名 余 の 諏 訪 地 区 住 民、 一 般 市 民、
関係者の皆様から参加いただき、種まき
を実施いたしました。現在、ひまわりは
陽に向かいすくすく育っています。8月
8日・9日に予定される「第5回越後ひ
まわり祭」には、鮮やかな黄色に一帯が
染 ま る こ と で し ょ う。“ ま あ る い こ こ ろ
で、共ににっこり”とこころの輪を広げ、
互いに結び合っていきたいと思います。
今年度は、介護報酬改定で大幅なマイ
ナス改定に加え、内部留保問題に端を発
した社会福祉法人改革によって、社会福
祉法人はこれまでにない厳しい経営環境
下に置かれています。改定による大幅な
減額は法人の経営に大きな影響を及ぼし、
これまでにない危機感をもって対処しな
ければなりません。一層の経営努力が必
要とされています。それらを確実に実行
に移すため、6月1日付で法人組織の改
編 を 発 表 し ま し た。 法 人 本 部 を 独 立 し、
法人事務局長を専任させ、経営改善に迅
速かつ的確に対応する体制を創設しまし
た。今後ますます厳しい経営状況に対し、
役職員の総力を挙げ強い覚悟をもって取
り組んでまいります。
そしてこのような時だからこそ、温故
知新に習い、法人創設理念を回顧するた
め創設者である川室道隆前理事長の遺徳
を偲ぼうと、命日の 月 日に法人各事
業所で「道隆忌」を執り行いました。今
後も地域に必要とされる社会福祉法人を
目指して取り組んでまいります。変わら
ぬご支援ご協力の
程お願い申し上げ
ます。
7
7
14
27
HP http://www.joetsu-rou.jp
上越老人福祉協会 理事長 川 室 優
FAX025 ー 520 ー 2122
ゆう
第 35 号
(福)上越老人福祉協会
上越市上真砂 219 番地
「新生元年」
T E L025 ー 520 ー 2121
~創設理念の回顧~
2015 年 7 月 20 日
米岡の郷
4
94
21
(3)新たな事業展開
30
26
10
1.全体評価(法人事業経営の概要)
(1)収支状況
大 規 模 短 期 入 所 施 設 施 設( 定 員 2 2 8
名)、サー ビス付き高齢者住 宅 施設(定員
318名)などが短期入所に影 響 し % か ら
%の利用率で競合している。 法 人 全 体 で 利
用 率 確 保 対 策 会 議 を 定 期 開 催 し 対 応 し た が、
在宅サービスを中心に利用率が 改 善 せ ず 、 収
支状況に影響した。
10
9
(2)人材確保及び人材育成の状況
1)米岡の郷整備事業関係
平成 年
7月 日 地鎮祭
8月1日 工事着手
平成 年
3月 日 内覧会
3月 日 竣工式
2)喀痰吸引等研修
(各回 名)
講義会場:高揚荘 第1回 8月
第2回 月
演習会場:上越保健医療福祉専門学校
(各回 名ずつ3日間にグループ編成)
第1回 9月
第2回 月
11
12
6
平成 年 月新採用職員は介 護 職 員 名 及
び調理員 名。介護福祉士資格 取 得 に よ り 臨
時職員から正職員への採用は 名 で あ る 。
初任者研修、中堅職員研修、 危 機 管 理 研 修 、
認知症研修など法人研修計画実 施 に よ る 人 材
育成に努めた。また、NPO法人マミーズネッ
ト講師に よる子育て支援講座( 名)、直江
津 海 岸 清 掃( 名 )、 高 田 公 園 清 掃( 名 )、
外部講師によるメンタルヘルス研修( 名)、
新たな取り組みとして上越まつ り 民 謡 流 し に
は 名が参加した。
上越保健医療福祉専門学校就 職 ガ イ ダ ン ス
をはじめ、各求人ガイダンス、 市 内 高 等 学 校 、
専門学校、大学等への訪問など 採 用 活 動 を 実
施した。結果、平成 年4月1 日 採 用 の 新 卒
介護職員は 名であった。
27
28
21
90
52
27
31 29
3)ケアプランいなほ園移転
5 月 日 の 役 員 会 承 認 後、 移 動 準 備、
居宅及びサービス提供事業慮への通知な
ど移転手続き進め 月1日に移転が完了
し、高田の郷にて事業開始した。
4)介護システムの更新並びに事務業務の
見直し
いなほ園、新光園、高田の郷を拠点と
してそれぞれ管理されていたソフトの保
守期間終了を受けて、法人一つのシステ
ム管理としていなほ園に専用サーバーを
6月に導入した。使用操作説明、使用端
末の整備などの準備期間を経て、 月1
日より新システム使用を開始した。今後、
法人情報一括管理を目標に事業所ごとの
事務業務内容の見直し等実施した。
10
概要
研修項目
月日
80
2
69 46
4
59
26
2
15
(2)
上越老人福祉協会報
平成 26 年度 法人本部事業 報告
法人内スキルアップ研修の概要
9名
89 名
59 名
30 名
149 名
69 名
7 月 8~9 日
初任者研修(2 回目) 福祉職員としての基本姿勢
7 月 10 ・22 日
中堅職員研修Ⅰ
信頼関係を作るコミュニケーション 98 名
9 月 4・25 日
中堅職員研修Ⅱ
中堅職員の役割と責任
10 月 14 ・28 日
中堅職員研修Ⅲ
中堅職員へ期待すること
12 月 8 日
監督職研修
積極的傾聴を学ぶ
35 名
3 月 16 日
管理者研修
米岡の歴史を学ぶ
6名
3 月 26 ~28 日
初任者研修(2 回目) 福祉職員としての基本姿勢
12 月/1月/3月
認知症研修
認知症を様々な側面から考える
10 月 30 日
全体研修
メンタルヘルス研修
12 月 10 日
全体研修
自動車事故削減研修
(2)組織管理部会
11
①職員育成の強化
全 職 員 そ れ ぞ れ を 対 象 に し、 法 人
の理念と事業計画に則した研修会
①新会計基準の定着
年度からの完全実施に向けて、会
計 ソ フ ト の 機 種 選 定 を 行 っ た。 運
用 に つ い て、 ス ケ ジ ュ ー ル 化 を し
ながら業務手順の確認を検討した。
②月次報告
月次決算による経営状況の分析に
つ い て、 収 益 減 の 要 因 を 明 ら か に
した上で効果的な対策を示すこと
が で き な か っ た。 対 策 の 明 確 化 と
実施評価及び協議について確認の
場と迅速性を欠いた。
③新規事業の資金計画
米岡の郷の建設資金については、予
想以上の経費執行が必要となり資
金計画の見直し及び契約変更が生
じた。
直江津地区に求めた新規事業の土
地 取 得 に つ い て、 自 己 資 金 の 取 崩
で 対 応 し た。 今 後 の 建 設 費 用 等 の
捻 出 に つ い て は、 法 人 の 財 務 状 況
を詳細に把握した上の資金計画が
求められる。
確 保 が 必 要 で あ っ た。
「 和・ 道 」 医
を 実 施 し た。 期 待 さ れ る 職 員 像 や、
療福祉グループの組織的強みを活
それぞれのステージで求められる
用 し 人 材 確 保 が 図 れ る よ う、 学 生
役割を明確にした。
ニ ー ズ( 仕 事・ 職 場 に 関 す る 条 件
地域貢献活動では、毎年恒例となる
など)についてグループ内専門学
夏 の 海 岸 清 掃、 秋 の 高 田 公 園 清 掃
校 と 意 見 交 換 を 行 っ た。 ま た 県 外
を 実 施 し た。 職 員 及 び 家 族 が 参 加
の専門学校等へも積極的に求人活
で き る よ う 時 間 帯 等 に 配 慮 し、 職
動を行った。
員の団結力を培った。
職 種 別 連 絡 会 は、 そ れ ぞ れ の 活 動
に つ い て 相 互 に 確 認 し 合 い、 共 通 (3)財務管理部会
の課題について整理した。
②健康管理、労働環境の整備
職員健診後の必要受診(要受診・要
精 検 者 ) を 徹 底 し、 事 業 所 毎 の 傾
向 と 今 後 の 対 策 を 明 確 に し た。 ま
た、 特 定 健 診・ 特 定 保 健 指 導 及 び
付加健診の推奨に努めた。
メンタルヘルス不調者の早期発見・
発 生 予 防 に つ い て、 毎 月 の チ ェ ッ
クシートを活用し、意見交換を行っ
た。 細 か い 部 分 に 目 が 届 く よ う に
な り、 予 防 に つ い て も 一 定 の 効 果
を得た。
外部講師による研修会は、2年連続
で同講師によるものとなった。ワー
ク 中 心 の 参 加 型 の 研 修 会 で、 多 く
の参加者があり、内容も好評であっ
た。
③その他
法 人 本 部 機 能 の 強 化 を 目 指 し、 組
織 改 編 の 検 討 を 行 っ た。 そ の こ と
に 先 立 ち、 法 人 サ ー バ を 立 ち 上 げ、
情報の集約等が可能なインフラ整
備を実施した。
新 規 事 業 開 始 に 伴 い、 多 数 の 職 員
27
16
25
(4)サービスの質向上への取り組 み
全国老人福祉施設協議会及び新潟
県老人福祉施設協議会が主催する
「介護力向上講習会」にいなほ園並
び に 新 光 園 の 介 護 職 員 を 派 遣 し、 利
用者の自立支援実践に取り組んだ。
ま た、 特 養 い な ほ 園 及 び 新 光 園 通
所新潟県福祉サービス第三者評価を
受審した。
(5)「和・道」医療福祉グループと
の連携
上 越 地 域 の 保 健・ 医 療・ 福 祉 の 向
上 発 展 に 寄 与 す る「 和・ 道 」 医 療 福
祉グループの目的を理解達成するた
め、 越 後 ひ ま わ り 祭、 越 後 高 田 は さ
木福祉農道マラソン大会等の各種事
業へ積極参加した。
新設による煽りなどの課題も明ら
か に な り、 そ の 上 で 事 業 所 ご と に
対 策 を 立 て 取 組 を お こ な っ た。 し
か し、 法 人 と し て 激 化 す る 競 争 に
対する対策を具体的にすることが
できず、低迷した事業所があった。
②危機管理対策の推進
7 月 日、 管 理 者 及 び 事 業 管 理 者
等に対して緊急災害時の図上訓練
月 日、 中 越 沖 地 震 被 災 施 設 の
施 設 長 に よ る 体 験 談( 講 演 会 ) を
開催した。万が一の際の対応をシュ
ミ レ ー シ ョ ン す る こ と で、 平 常 時
の危機管理能力の向上につながっ
た。
③情報発信の促進
法 人 ホ ー ム ペ ー ジ を 通 じ て、 認 知
症をテーマにした情報発信をおこ
な っ た。 専 門 職 に よ る 専 門 情 報 の
発 信 に よ り、 一 般 市 民 等 の 認 知 症
に関する啓発に努めた。
④新たな事業展開
上越老人福祉協会喀痰吸引登録研
修 を 2 回 実 施 す る。 周 辺 介 護 施 設
の 介 護 職 員 名 が 受 講 し、 全 過 程
を 終 了 し た。 法 人 職 員 に つ い て は
介護職員計 名が受講した。
4月1日、米岡の郷を開設した。事
前に行った内覧会には周辺の住民
を 始 め、 関 係 者 が 3 0 0 名 程 来 場
され期待の高さが伺えた。
60
10
(6 ) そ の 他
全国社会福祉法人経営者協議会が
実施している被災地への職員応援派
遣 と し て、 7 月 日 か ら 8 月 9 日 ま
で岩手県大船渡市社会福祉法人三陸
福 祉 会「 さ ん り く の 園 デ イ サ ー ビ ス
センターへ高田の郷介護職員1名を
派遣した。
2. 法 人 本 部
(1 ) 事 業 ・ 情 報 管 理 部 会
25
①組織的な利用者確保
利 用 率 向 上 の 取 組 と し て、 管 理 者
と 担 当 者( 生 活 相 談 員 等 ) 合 同 の
利 用 率 検 討 会 議( 9 月 4 日 )( 月
9 日 ) を 2 回 開 催 し た。 各 事 業 所
の 課 題 だ け で な く、 介 護 事 業 者 の
12
上越老人福祉協会報
(3)
上越老人福祉協会報
(4)
第1号の1様式
法人名 社会福祉法人上越老人福祉協会
会計単位名 社会福祉法人上越老人福祉協会
資金収支計算書
( 自 平成26年 4月 1日 至 平成27年 3月31日 )
勘定科目
予算(A)
決算(B)
(単位:円)
差異(A)-(B)
1,995,611,000
179,538,000
49,118,000
4,068,000
1,695,000
286,000
10,157,000
1,964,852,495
179,170,511
47,133,426
4,067,494
1,580,000
217,462
9,641,488
30,758,505
367,489
1,984,574
506
115,000
68,538
515,512
2,240,473,000
1,601,600,000
433,042,000
217,855,000
6,545,000
19,732,000
10,850,000
2,206,662,876
1,543,563,170
423,503,400
172,346,012
5,523,130
16,987,043
6,339,600
33,810,124
58,036,830
9,538,600
45,508,988
1,021,870
2,744,957
4,510,400
2,289,624,000
△49,151,000
274,731,000
2,168,262,355
38,400,521
274,731,000
121,361,645
△87,551,521
300,000,000
250,000
300,000,000
248,400
1,600
574,981,000
128,229,000
774,447,000
574,979,400
130,707,675
806,241,019
1,600
△2,478,675
△31,794,019
4,651,000
67,000,000
974,327,000
△399,346,000
5,661,579
942,610,273
△367,630,873
△1,010,579
67,000,000
31,716,727
△31,715,127
304,581,000
304,581,000
304,581,000
304,581,000
1,107,000
1,107,000
303,474,000
353,420
353,420
304,227,580
753,580
753,580
△753,580
当期資金収支差額合計(11)=(3)+(6)+(9)-(10)
△145,023,000
△25,002,772
△120,020,228
前期末支払資金残高(12)
当期末支払資金残高(11)+(12)
△145,023,000
964,644,462
939,641,690
△964,644,462
△1,084,664,690
事 収 介護保険事業収入
業 入 老人福祉事業収入
受託事業収入
活
借入金利息補助金収入
動
経常経費寄附金収入
に
受取利息配当金収入
よ
その他の収入
る
流動資産評価益等による資金増加額
収
事業活動収入計(1)
支
支 人件費支出
出 事業費支出
事務費支出
利用者負担軽減額
支払利息支出
その他の支出
流動資産評価損等による資金減少額
事業活動支出計(2)
事業活動資金収支差額(3)=(1)-(2)
施 収 施設整備等補助金収入
設 入 施設整備等寄附金収入
設備資金借入金収入
整
固定資産売却収入
備
その他の施設整備等による収入
等
施設整備等収入計(4)
に
よ 支 設備資金借入金元金償還支出
る 出 固定資産取得支出
固定資産除却・廃棄支出
収
ファイナンス・リース債務の返済支出
支
その他の施設整備等による支出
施設整備等支出計(5)
施設整備等資金収支差額(6)=(4)-(5)
そ 収 長期運営資金借入金元金償還寄附金収入
の 入 長期運営資金借入金収入
長期貸付金回収収入
他
投資有価証券売却収入
の
積立資産取崩収入
活
その他の活動による収入
動
その他の活動収入計(7)
に
よ 支 長期運営資金借入金元金償還支出
る 出 長期貸付金支出
投資有価証券取得支出
収
積立資産支出
支
その他の活動による支出
その他の活動支出計(8)
その他の活動資金収支差額(9)=(7)-(8)
予備費支出(10)
備考
(5)
上越老人福祉協会報
財 産 目 録
平成27年3月31日現在
資 産 ・ 負 債 の 内 訳
1.資産の部
流動資産
現金預金
事業未収金
未収金
未収補助金
立替金
前払金
前払費用
その他の流動資産
流動資産計
固定資産
基本財産
土地
建物
定期預金
投資有価証券
その他の固定資産
土地
建物
構築物
車輌運搬具
器具及び備品
有形リース資産
権利
ソフトウェア
無形リース資産
退職給付引当資産
その他の積立資産
その他の固定資産
固定資産計
資産合計
2.負債の部
流動負債
事業未払金
その他の未払金
1年以内返済予定設備資金借入金
1年以内返済予定リース債務
預り金
職員預り金
賞与引当金
その他の流動負債
流動負債計
固定負債
設備資金借入金
長期運営資金借入金
リース債務
役員等長期借入金
退職給付引当金
長期未払金
長期預り金
その他の固定負債
固定負債計
負債合計
差引純資産
国保連合会 介護保険料
火災保険料
いなほ園、新光園、GH 建物付属設備 他
いなほ園 噴水公園 他
マイクロバス1台 乗用車・軽自動車 台
耐火大型金庫 他
空調管理システム・印刷機
電話回線
介護システム
新潟県民間社会福祉施設職員退職積立基金
いなほ園、新光園、千寿園、ケアハウス上越
業者支払 他
福祉医療機構 いなほ園
算定期間26年12月~27年3月分
福祉医療機構 いなほ園
新潟県民間社会福祉施設職員退職積立基金
上越老人福祉協会
金 額
757,685,820
304,037,130
2,773,164
195,234,531
1,365,816
16,728
2,617,345
0
1,263,730,534
0
3,537,287,898
325,140,567
3,211,147,331
1,000,000
0
290,725,725
0
26,226,610
56,832,632
18,621,782
63,683,277
23,623,813
397,110
2,974,088
11,445,624
55,812,000
31,108,789
0
3,828,013,623
5,091,744,157
299,752,465
127,557
15,460,000
8,179,314
58,200
24,150,622
82,296,330
0
559,516,925
0
46,380,000
0
26,756,180
0
55,812,000
0
0
0
1,107,110,101
1,666,627,026
3,425,117,131
上越老人福祉協会報
(6)
平成 27 年度 法人本部事業 計画
1.利用者ニーズに適応した高品質なサービスの提供
(1)サービス管理体制の構築
外部環境が変化し、様々な事業所が参入する中にあって法人の強みを生かしたサービス管理体制を
構築し、法人全体として選ばれる高品質なサービス提供を確立する。
(2)危機管理能力の強化
法人として対応すべき危機は、施設の火災、自然災害、事故、健康被害、苦情など様々なものが考
えられ、危機の発生を抑制し、被害を最小限にとどめるため職員研修、体制の見直しなど危機管理能
力の強化を図る。
(3)情報発信・広報
制度上定められた情報発信の他、地域ニーズを把握し、求められる情報を発信して法人経営の理解・
広報に努めるとともに、情報発信を通じて利用者ニーズに適応したサービスの改善を図っていく。
2.地域ニーズに適応した事業の展開
(1)上越市第 6 期介護保険事業計画における事業展開
直江津地区に取得した土地利用について、市街地の利便性を生かし新光園を拠点とした、上越市第 6
期介護保険事業計画の目的に即した事業計画を具体化する。
(2)新設事業の展開
新規開設するいなほ園サテライト施設米岡の郷を軌道に乗せるため、経営全般について法人として
取り組む。
(3)介護保険改正への対応
特別委員会を設置して、新たな社会福祉法人制度の見直し論点の研究を進めるとともに、介護保険
改正を踏まえた経営のあり方を法人として取り組み、中・長期計画の見直しに反映させる。
3.安定的・持続的そして透明性の高い事業経営
(1)利用者確保
サービス付高齢者住宅、大規模な短期入所施設が相次いで開設されるなど外部環境の変化により、
在宅福祉サービスの利用者確保が厳しさを増している。法人全体の課題として事業情報管理部会を中
心に利用者確保対策を進めていく。
(2)人材確保
介護保険関連事業所の増加により、人材確保に苦慮する状況が続いている。
「和・道」医療福祉グルー
プ、上越保健医療福祉専門学校との連携強化を図るとともに、法人組織管理部会を中心に、あらゆる
人材確保対策を計画的に進めていく。
(3)財務分析・スリム化
財務管理部会において、新会計基準移行後の法人経営収支実態の分析を行い、経営状況及び今後の
事業展開の方向性を明らかにする。経営環境が厳しい事業については事業転換を含めた検討を進める。
(4)法令遵守の徹底
各事業が提供する介護サービスは根拠に基づく専門性が求められ、介護保険法をはじめ、関連各種
法令を遵守した信頼される透明性の高い事業経営を展開していく。
4.スキルの高い職員と強固な事業組織
(1)職員教育・育成
法人研修計画を職階別に計画し 法人理念を職員へ徹底させるとともに資質の向上を図る。特に、
今後法人の中核を担っていく管理監督職の育成強化を図る。
(2)本部事務機能の強化
平成 26 年度、いなほ園に専用サーバーを設置し新介護システムが導入され、情報等の法人一括管理
体制が整ったが、効果効率的に運用できるための本部事務機能の強化を図る。
(7)
上越老人福祉協会報
新任のご挨拶
上 越 老 人 福 祉 協 会
事務局長 井澤 俊彦
6月1日付で法人事務局長の辞令を受けました。前任は特別養護老人ホームいなほ園の事務長に従事して
いました。法人事務局次長の兼務でもあったことから任命されたと解釈しても浅学非才の身には、身に余る
重責を日増しに実感しています。
推察すれば今年の4月新たに米岡の郷が開設したことで法人事業は 27 事業、職員数 430 名となり、10
年前と比較すると事業は 5 増、職員は 130 名増になりました。加えて今年度からの介護報酬改定により、
これまでにない厳しい経営状況になることから、迅速かつ的確な経営改善の必要性に迫られたことにあると
認識しています。
この度の法人事務局独立と事務局長専任の意図を 3 日間通じ職員説明会を開催しました。その概要は、
背景として経営悪化に至った経緯、それに対する法人の基本的な考え、踏まえた具体的な構想、将来を見据
えた考えを説明しました。反省すべき点を明らかにした上で経営改善には全力挙げて対応する重要性に理解
と協力を求めました。
その後に出された意見にはできるだけ応えていきますので、今後もコミュニケーションを継続し、共通認
識を持ちながら一致協力した取り組みが必要です。可能な限り現場や主要会議に足を運び現状を認識しなが
ら意思疎通も図っていきたいと考えています。
現在、法人サービス利用定員は 680 名にのぼります。これまで多くの方が利用され、本人並びに家族の
生活支援に微力ではありますが寄り添わせていただきました。
今後もその定員枠を余すことなく利用いただけるよう取り組まなければなりません。
そのためにも、サービスを支える人材確保は喫緊の法人課題です。課題解決には、労働条件の改善と経営・
運営管理の強化が挙がられます。その他にも多くの課題解決の検討が必要ですが、日々の仕事に夢と誇りを
持つためにもビジョン提示と正当評価に努力しなければなりません。
さらに、情報化社会に沿った積極的、効果的な情報発信を行い対人サービスの魅力、法人認知度を高め、
一人でも多くの方の入職につなげたいと考えます。
是非、この組織見直しが多くの成果につながるよう、各位のご理解ご協力をお願い申し上げます。
いなほ園サテライト施設「米岡の郷」開設しました
特別養護老人ホーム いなほ園
園長 中里 雅之
法人創立 40 周年事業としての位置づけにより、平成 23 年から準備を進めてまいりました、いなほ園サ
テライト施設「米岡の郷」は、高田開府 400 年に続き北陸新幹線開業という記念の年に完成し、平成 27 年
3 月 31 日に多くの来賓の方々からご臨席をいただき、無事竣工式が挙行されました。
施設は、
地域密着型介護老人福祉施設みずほ園(定員 29 名)及び小規模多機能型居宅介護施設光寿の家(利
用定員 25 名)並びに、はさ木研修センターで構成されています。
みずほ園は、4 月 1 日より 1 日 3 名の受入計画にて入所を開始しほぼ予定通り 4 月中に満床となってお
ります。小規模多機能居宅介護施設は、地域の方々にご利用いただけるよう、機能について情報提供を続け
ているところです。研修センターも徐々に利用頻度が高まってきました。
事業目的を達成するため、日々研さんに努めてまいりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
はさ木研修センター
竣工式
デイルーム
上越老人福祉協会報
(8)
越後ひ まわり 祭 のお 知 らせ
8月8日(土)9日(日)の両日、第5回越後ひま
わり祭が南新保のつくしひまわりファームを主会場に
行われます。今年度は播種面積を増やし、例年以上に
大勢の方々から足を運んでいただけるよう関係者一同
準備を進めています。
イベントはコンサートやお茶会、ひまわり畑の散策、
またライトアップと盛り沢山です。
また 10 月恒例のはさぎフェスタにて、ひまわりアー
ト展を開催します。当地のひまわりを題材にした絵や
写真を出品していただきたいと思います。ご参加お待
ちしています。
昨年の様子
ひまわり祭やひまわりアート展の詳細については上
越老人福祉協会のホームページからご覧ください。
http://www.joetsu-rou.jp 第5回越後ひまわり祭実行委員会 事務局 いなほ園 村松勝弘
米岡地内のはさぎの風景
第5回越後ひまわり祭
「和・道」医療福祉グループでは、南新保に美しく咲かせた、ひまわりの群生を多くの市
民の皆様や子供たちに鑑賞して頂き、イベント通して夏休みの思い出作りや障がい者福祉及
び高齢者福祉等、社会福祉について理解を深めて頂きたいと思っております。ご参加のほど
お待ちしております。
1 日目 8月 8日(土) 10:00~12:00
会 場 式典:つくし第2ファームひまわり畑(川室記念病院駐車場西側)
コンサート:川室記念病院体育館
お茶会:川室記念病院外来ホール
スケジュール
10:00~
開会(ひまわり祭実行委員長
10:10~
ひまわり畑の紹介(ひまわり祭実行委員
川室
優
挨拶)
石黒
太一)
飲み物・お土産の無料配布!!
10:40~
ミニコンサート
11:10~
フラダンス
11:30~
福祉施設イベント紹介
アフリカン音楽ピアノ弾き語り
Chikoさん(プロフィール裏面参照)
ハーラウ・フラ・オ・リハウ(活動状況裏面参照)
❁上記時間内においてひまわり茶会を開催します
2 日目
8月9日(日)
10:00~12:00
ひまわり畑自由散策
会
場
(雨天中止)
つくし第 1 ファーム~第 4 ファーム
❁川室記念病院の駐車場で散策用の地図を配布しております
*会場へのアクセス
送迎車両を運行します(8 日のみ)
(裏面会場周辺図を参照)
【高田方面】
【直江津方面】
駐車場は川室記念病院駐車場を
9:00 上越妙高駅発
9:20 直江津駅北口発
ご利用ください
9:08 高橋あめや様前
9:22 麓病院様前
(式典会場まで徒歩3分です)
9:14 高田駅前
9:27 原信春日新田店様前
9:18 高田西城病院前
9:22 ドラッグゲンちゃん様前
9:24 ほうとくラーメン様前
9:29 虹のホール様前
【主催】越後ひまわり祭実行委員会
【共催】越後・諏訪の里ひまわり協会、「和・道」医療福祉グループ
【後援】上越市
ご 寄 付
●ご寄付者 (平成 27 年 1 月 1 日~平成 27 年 6 月 30 日)
年月日 氏 名 寄附先
27.01.19 小林 佐伃子 様 新光園
27.03.03 小菅 直人 様 いなほ園
27.03.24 栗原 裕信 様 米岡の郷
27.03.26 田村 征冶 様 高田の郷
27.04.27 小熊 キミ 様 ケアハウス上越
27.05.20 志村 重徳・友徳 様 GHなかよし寿の家
27.05.20 三山 正信 様 新光園
27.06.25 いなほ園家族会 様 米岡の郷(みずほ園)
27.06.25 いなほ園後援会 様 米岡の郷(みずほ園)