受講対象者の考え方 (PDFファイル 162.9KB)

参考資料
平成 28 年度障がい者相談支援従事者研修 受講対象者の考え方
ここでは説明の便宜のため、次の言葉は、それぞれ次に定める意味とします。
ア「初任者研修」とは、「障がい者相談支援従事者初任者研修」をいいます。
イ「現任者研修」とは、「障がい者相談支援従事者現任者研修」をいいます。
ウ「サビ管研修」とは、「サービス管理責任者研修」をいいます。
エ「児童責任者研修」とは、「児童発達支援管理責任者研修」をいいます。
相談支援専門員
1
新たに相談支援専門員になることを希望する場合
相談支援専門員の要件から、「初任者研修」の修了者である必要があります。
このため「初任者研修」の講義部分2日間と、演習部分3日間の計5日間すべてを受
講してください(注1)。
なお、受講申込は、「初任者研修」(1-4・1-5 ページ)の受講申込書で申し込んでくだ
さい。
【相談支援専門員とは】
障がい者等の生活全般に係る相談、サービス等利用計画の作成に関する業務を担当します。
特にサービス等利用計画書の作成が必要と認められる方に対して、アセスメントの実施、サービス
等利用計画案の作成、サービス担当者会議の開催、サービス等利用計画の作成、モニタリング実施、
必要に応じサービス等利用計画の変更等を行います。
【相談支援専門員の要件】
1
実務経験3~10 年以上ある者
障がい者の保健、医療、福祉、就労、教育の分野で直接支援業務、相談支援業務、就労支援など
の業務を3~10 年以上行った経験がある者⇒別添資料(1-6 ページ)のとおり。
2
「初任者研修」の修了者(注2)
(注1) 障害者自立支援法施行後(平成 19 年度以後)に岩手県が実施した「初任者研修」の講義部
分を受講した者については、後年度に「初任者研修」の受講を希望する場合には、当該研修の演
習部分のみを受講すれば足りることとします。
受講申込書(1-4 ページ)の「研修対象者の区分及び受講希望期間」については、「②」を選んだ
上で、
「初任者研修の講義部分」の受講証明書を所持している旨記載してください。なお、申請書
には、当該受講証明書の写しを添付してください。
(注2) 平成9~17 年度中に県実施の障がい者ケアマネジメント初任者研修を修了した者であって、
①「平成 18 年度障害者ケアマネジメント従事者養成初任者(集合)研修」又は②「(平成 19~23
年度に実施された)障害者自立支援法における相談支援研修(1日研修)」を受講した方は、「初
任者研修」を修了したものとみなします。
2
相談支援専門員である者が「現任者研修」を受ける場合
初任者研修を修了した翌年度を初年度とする5年度ごとの各年度の末日までに「現任
者研修」を受講する必要があります。
「現任者研修」の講義部分1日と演習部分2日間の計3日間すべてを受講してくださ
3-1
い。
なお、受講申込は、「現任者研修」(2-4 ページ)の受講申込書で申し込んでください。
【現任者研修の受講時期】
相談支援専門員は、
「初任者研修」を修了(前掲注1の場合を含む。)した翌年度からの5年度ごと
の末日までに、「現任者研修」を修了する必要があります。
(例)「初任者研修」を 23 年度に受講した場合、24~28 年度までの間に「現任者研修」を受講するこ
とにより、29~33 年度まで相談支援専門員の要件を満たすという考え方です。
サービス管理責任者
サービス管理責任者になることを希望する場合
「初任者研修」の講義部分の2日間のみを受講してください(初任者研修の演習部分や
現任者研修は、受講する必要はありません。)。
なお、後日「サビ管研修」についての要綱等が発表されますので、別途申込みの上、当
該「サビ管研修」の講義及び演習部分3日間の計5日間を受講してください。
おって、受講申込は、「初任者研修」(1-4 ページ)の受講申込書で申し込んでください。
ただし、過去に「初任者研修」を修了した者(3-1 ページの(注1)により修了したとみ
なされる者を含む。)又は「初任者研修」の講義部分の受講証明書を有する者については、
「初任者研修」の講義部分の2日間は、受講する必要はありません。後日「サビ管研修」
についての要綱等が発表されますので、別途申込みの上、当該「サビ管研修」の講義及び
演習部分3日間を受講してください。
※サービス管理責任者の現任者研修(資格更新研修)は、ありません。
【サービス管理責任者とは】
個々の利用者についてアセスメント、個別支援計画の作成、定期的なモニタリング等を行い、一連の
サービス提供プロセス全般に関する責任を担うことによって、サービスの質の向上を図る役割をもって
います。平成 18 年 10 月から障がい福祉サービスのうち生活介護、療養介護、自立訓練、就労移行支援、
就労継続支援、施設入所支援、共同生活介護、共同生活援助を実施する場合、サービス管理責任者を置
く必要があります。(居宅介護等在宅サービスについては必要ありません。)
【サービス管理責任者の要件】(詳細は、3-6 ページ)
1
実務経験3~10 年以上ある者
障がい者の保健、医療、福祉、就労、教育の分野で直接支援業務、相談支援業務、就労支援などの
業務を3~10 年以上行った経験がある者⇒別添資料(3-6 ページ)のとおり。
2
「サビ管研修」の修了者
児童発達支援管理責任者
児童発達支援管理責任者になることを希望する場合
「初任者研修」の講義部分の2日間のみを受講してください(初任者研修の演習部分や
現任者研修は、受講する必要はありません。)。
3-2
なお、後日「児童責任者研修」についての要綱等が発表されますので、別途申込みの上、
当該「児童責任者研修」の講義及び演習部分3日間の計5日間を受講してください。
おって、受講申込は、「初任者研修」(1-4 ページ)の受講申込書で申し込んでください。
ただし、過去に「初任者研修」を修了した者(3-1 ページの(注1)により修了したとみ
なされる者を含む。)又は「初任者研修」の講義部分の受講証明書を有する者については、
「初任者研修」の講義部分の2日間は、受講する必要はありません。後日「児童責任者研
修」についての要綱等が発表されますので、別途申込みの上、当該「児童責任者研修」の
講義及び演習部分3日間を受講してください。
※児童発達支援管理責任者研修の現任者研修(資格更新研修)は、ありません。
【児童発達支援管理責任者とは】
障害児支援に関する専門的な知識と経験をもって、障害児に対し個別支援計画に基づき計画的かつ効
果的な支援を提供する役割をもっています。障害児通所支援(児童発達支援センター(医療型を含む)、
児童発達支援事業、主たる対象とする障害を重症心身障害とする場合の児童発達支援、放課後等デイサ
ービス、保育所等訪問支援)、障害児入所支援(福祉型障害児入所施設、医療型障害児入所施設)を実
施する場合、児童発達支援管理責任者を置く必要があります。
【児童発達支援管理責任者の要件】(詳細は、3-6 ページ)
1
実務経験3~10 年以上ある者
障がい者の保健、医療、福祉、就労、教育の分野で直接支援業務、相談支援業務、就労支援などの
業務を3~10 年以上行った経験がある者⇒別添資料(3-6 ページ)のとおり。
2
「児童責任者研修」の修了者
3-3
別添資料
サービス管理責任者の要件
実
務 経
①
験
障がい者(児)の保健・
医療・福祉・就労・教育
の分野における直接支
援・相談支援などの業務
における実務経験(3~
10年)
注1 、 2
研修の修了
②
③
相談支援従事者
初任者研修(講
義部分)を修了
注3
実施事業に係る
分野のサービス
管理責任者研修
を修了 注4、5
サービス
管理責任
者として
配置
研修に関する経過措置 注6
実務経験の要件を満たしていれば、②及び③の研修を受講することを条
件として、これらの研修を受講・修了していない場合であっても、暫定
的にサービス管理責任者として配置することができる。
(注1)
実務経験の年数及び種類については、「サービス管理責任者又は児童発達支援管理責任者の
実務経験一覧表」を参照。
(注2) 実務経験に関する経過措置として、法施行前からグループホーム、ケアホームを実施してい
た事業者については、②及び③の研修を受講・修了することを条件として、実務経験が3年以
上あればサービス管理責任者として配置することができる。
(注3) 相談支援従事者初任者研修(講義部分)とは、同研修のカリキュラム(講義20.5時間、演習
11時間)のうちの講義部分の一部をいう(11.5時間)。
(注4) 実施事業に係る分野は次のとおり。
介護(第1分野)
:療養介護、生活介護(施設入所支援を含む)
地域生活(身体)(第2分野):機能訓練
地域生活(身体、知的、精神)(第3分野):生活訓練、共同生活介護、共同生活援助
就労(第4分野):就労移行支援、就労継続支援
(注5) 多機能型の運営において複数種類の事業のサービス管理責任者を兼務する場合は、「サービ
ス管理責任者研修」のうち、該当する種類の事業に係るすべてのカリキュラムを修了すること
が必要。ただし、事業開始後3年間は、少なくとも一つの種類の事業に係る研修を事業開始後
1年までに修了していればよいこととする(ただし、事業開始後1年間の猶予については、平
成30年3月31日をもって廃止)。
(注6) 事業の開始後1年間は、実務経験者であるものについては、研修を修了しているものとみな
す(ただし、平成30年3月31日をもって廃止)。
平成29年4月1日以降に事業を開始する場合は、平成30年3月31日までの猶予とする。
3-4
児童発達支援管理責任者の要件
実
務 経
①
験
障がい者(児)の保健・
医療・福祉・就労・教育
の分野における直接支
援・相談支援などの業務
における実務経験(3~
10年)
注1
研修の修了
②
③
相談支援従事者
初任者研修(講
義部分)を修了
注2
児童発達支援管
理責任者研修を
修了
児童発達
支援管理
責任者と
して配置
研修に関する経過措置 注3、4
実務経験の要件を満たしていれば、②及び③の研修を受講することを条
件として、これらの研修を受講・修了していない場合であっても、暫定
的に児童発達支援管理責任者として配置することができる。
(注1)
実務経験の年数及び種類については、「サービス管理責任者又は児童発達支援管理責任者の
実務経験一覧表」を参照。
(注2) 相談支援従事者初任者研修(講義部分)とは、同研修のカリキュラム(講義20.5時間、演習
11時間)のうちの講義部分の一部をいう(11.5時間)。
(注3) 事業の開始後1年間は、実務経験者であるものについては、研修を修了しているものとみな
す(ただし、平成30年3月31日をもって廃止)。
平成29年4月1日以降に事業を開始する場合は、平成30年3月31日までの猶予とする。
(注4) 過去にサービス管理責任者研修(児童分野)を修了している者については、児童発達支援管
理責任者研修(③)を修了しているものとみなすことができる。
3-5
サービス管理責任者又は児童発達支援管理責任者の実務経験一覧表
業務範囲
業務内容
ア
年数
施設等において相談支援業務に従事する者
① 相談支援業務
イ
保健医療機関において相談支援に従事する者で、次のいずれかに該当する者
(1)社会福祉主事任用資格を有する者
(2)訪問介護員2級以上に相当する研修を修了した者
(3)国家資格等※を有する者
(4)ア・ウ・エに従事した期間が1年以上である者
5
年
以
上
ウ
②直接支援業務
障害者職業センター、障害者就業・生活支援センターにおける就労支援に関する相談
支援の業務に従事する者
エ 特別支援学校における進路相談・教育相談の業務に従事する者
オ その他これらの業務に準ずると都道府県知事が認めた業務に従事する者
カ 施設及び医療機関等において介護業務に従事する者
(1)障害者支援施設、障害児入所施設、老人福祉施設、介護老人保健施設、療養病床
(2)障害福祉サービス事業、障害児通所支援事業、老人居宅介護等事業
(3)保健医療機関、保険薬局、訪問看護事業所
キ
ク
ケ
特例子会社、重度障害者多数雇用事業所における就業支援の業務に従事する者
特別支援学校その他における職業教育の業務に従事する者
その他これらの業務に準ずると都道府県知事が認めた業務に従事する者
○
③有資格者等
障害者 の保健、 医療福祉、就労、教育 の分野 における支援業務
(1)地域生活支援事業、障害児相談支援事業、身体(知的)障害者相談支援事業
(2)児童相談所、身体(知的)障害者更生相談所、精神障害者社会復帰施設、福祉事務所、発
達障害者支援センター
(3)障害者支援施設、障害児入所施設、老人福祉施設、精神保健福祉センター、救護施設及び更
生施設、介護老人保健施設、地域包括支援センター
コ
市町村から補助金又は委託により運営されている小規模作業所
上記②の直接支援業務に従事する者で、次のいずれかに該当する者
(1)社会福祉主事任用資格を有する者
(2)訪問介護員2級以上に相当する研修を修了した者
(3)児童指導員任用資格者
(4)保育士
(5)精神障害者社会復帰施設指導員任用資格者
サ
10
年
以
上
5
年
以
上
上記①の相談支援業務及び上記②の直接支援業務に従事する者で、国家資格等※によ 3年
以上
る業務に5年以上従事している者
①
相談支援業務
身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むに支障がある者の日常生活の自立
に関する相談に応じ、助言、指導その他の支援を行う業務その他これに準ずる業務
② 直接支援業務
身体上若しくは精神上の障害がある者につき、入浴、排せつ、食事その他の介護を行い、並びにその者及びその介
護者に対して介護に関する指導を行う業務その他職業訓練又は職業教育に係る業務
※ 国家資格等
医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉
士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、
栄養士(管理栄養士を含む)
、精神保健福祉士
(注)実務経験及び日数換算について
1年以上の実務経験とは、業務に従事した期間が1年以上であり、かつ、実際に業務に従事した日数が1年あたり
180日以上あることをいうものとする。
例えば5年以上の実務経験であれば、実務に従事した期間が5年以上であり、かつ実際に業務に従事した日数が9
00日以上であるものをいう。
3-6