この場合、自己組織化核形成とは別に親水性モノマーの emulsion 通常のラ ジカル重合でよく知られた均相核形成を抑制することが大切です。なぜな ら自己組織化核形成では制御剤が重合場である粒子中に導入されるのに対 し、均相核形成では制御剤が導入されません。さらに、自己組織化核形成 の場合は PMAA ユニットが粒子の安定化に寄与してナノサイズの粒子が 得られますが、均相核形成では開始ラジカルから生成した複数のオリゴマ ー分子が会合して一次粒子を形成するが安定性(開始剤切片やフリーの PMAA30-TeMe の吸着)が低いために凝集が進んでサブミクロンサイズの 粒子が得られます。後者の抑制には期間 I における水相での開始ラジカル 生成速度の制御が重要です。
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