豊後高田ふるさと応援寄附金特設サイト作成委託業務 仕様

豊後高田ふるさと応援寄附金特設サイト作成委託業務
仕様書
1 総則
(1)この仕様書は、豊後高田ふるさと応援寄附金特設サイト作成委託業務(以下「本業務」と
いう。
)に適用する。
(2)本業務の実施に当たっては、この仕様書、契約書および監督職員の指示に従うものとする。
(3)本業務の実施に当たっては、関連する法令等を遵守しなければならない。
(4)受注者は、本業務に関する全ての情報について、発注者の許可なく外部に漏らしたり、転
用したりしてはならない。
(5)本業務の全部を一括して、第三者に委任し、もしくは請け負わせることはできない。ただ
し、発注者と受注者の協議の上、本業務の履行についてより合理的かつ効果的と判断できる
場合においては、本業務の一部を第三者に委任、もしくは請け負わせることができる。
(6)本業務を実施する上で必要な資料について、発注者が貸与した資料は使用目的が完了した
後は速やかに返却しなければならない。
(7)本業務の履行期間については、契約の日から平成27年8月31日(月)までとする。
なお、構築業務完了後、保守運営業務の委託を予定している。
(8)本業務の実施に当たっては、不明な点または疑義が生じた場合は、速やかに監督職員の指
示を受けるものとする。
2 業務の目的
豊後高田ふるさと応援寄附金制度は、豊後高田市出身者や本市を応援したいという市外在住
者から、寄附を通じて豊後高田市を応援していただくものである。
現在、本制度の紹介や寄附の受け付けは、豊後高田市公式ホームページ及び外部のポータル
サイトを通じて行っているが、これまで以上に多くの方に応援していただくために、利用者に
とって使いやすく、本制度の魅力をより効果的に PR できる特設サイトの作成を目指すもので
ある。
3 仕様の詳細
(1)サイトの構成とページデザイン
①利用者の視点に基づいた分かりやすい情報分類を行い、利用者が迷うことなく申請ができ
る使いやすいサイト構成とすること。
②トップページは、本市のふるさと応援寄附金制度の魅力を効果的に訴求し、利用者の興味
を引くデザインや機能とすること。
③贈呈品紹介ページは、掲載する贈呈品の魅力が十分に伝わり、スムーズに申請ができるペ
ージデザインとすること。
④サイト全体として、ページデザインに統一性を持たせること。
⑤アクセシビリティに対応すること。達成基準は、JIS X 8341-3:2010 の「高齢者・障害者
等配慮設計指針―情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス―第 3 部:ウェブコ
ンテンツ」の達成等級 AA を目標とする。なお、達成基準を満たすことが困難な部分につ
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いては、本市との協議の上決定する。
⑥その他、本市のふるさと応援寄附金制度を紹介するために必要と考えられるコンテンツを
盛り込むこと。
(2)主要機能の搭載
①問い合わせ機能
利用者が問い合わせフォームから質問・要望等を送信できる機能を構築すること。
なお、通信の方法は、セキュリティが確保された暗号化通信とすること。
②スマートフォン・タブレット対応
スマートフォン・タブレットページへの対応について最適と思われる方法で構築するとと
もに、パソコン版ページの更新と連動してスマートフォン・タブレットページが更新され
る機能とすること。
③申請方法の提案と構築
寄附の申請について、利用者がスムーズに手続きができる最適な方法を提案し、構築する
こと。
④アクセスログ解析
職員がアクセスログを容易に集計・解析できる機能を有すること。
(3)CMS の導入
①CMS は、庁内LAN上で動作する Windows7 以上のパソコンから、ソフトウェアのイン
ストールを必要とせず Web ブラウザを使ってページの作成、更新、管理業務が行えること。
②CMS は、Internet Explorer、Firefox、GoogleChrome 等、一般的なブラウザでそのバー
ジョンに依存することなく利用が可能であること。
③本稼働後、使用端末の台数、ユーザー数、ページ数の増加により追加ライセンス費用が発
生しないこと。
④CMS サーバは、www(公開)サーバと物理的に切り離して設置すること。
⑤HTML の専門的知識がなくても、容易にページの作成・更新が可能であること。
⑥職員側パソコンから CMS サーバへは、インターネットを経由してアクセスし、暗号化通
信によるセキュリティを確保すること。また、ID、パスワード認証でログインを行い、原
則として豊後高田市庁内以外からの IP アドレスはブロックすること。
⑦導入、稼働後も、保守費用の範囲内で最新の機能を提供すること。
⑧本番公開前にホームページ内容を確認する為の仮公開環境と仮公開期間を設けること。
(4)システム・ハード・動作環境の要件
①システムの稼働時間は、24時間365日とする。ただし、ソフトウェアの保守等により
運用の停止を行う場合は、あらかじめ委託者に連絡し承諾を得るものとする。
②CMS 及び公開用 WEB サーバは、ホスティング又はレンタルサービスを利用すること。
③ホスティング又はレンタルサーバは、建築物の耐震ランク「S ランク(震度6の地震時で
も継続利用可能)
」以上の耐震性を確保し、無停電環境であること。また、ICカードキー
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及び監視カメラによる入退室管理などセキュリティ確保が行われていること。
④WEB サーバは、アクセス集中に対して、十分に対応できるサーバ機器、通信帯域を確保
すること。
⑤サイトは、閲覧者が利用するするブラウザ、OS、端末等の利用環境に依存することなく閲
覧できること。
⑥障害発生時にはバックアップデータ等から速やかに復旧措置が行えるよう万全の対策を講
じること。
⑦サイトの利用者がフォーム等から個人情報を入力する場合は、セキュリティが確保された
暗号化通信が行われること。
⑧ホスティング又はレンタルサーバは、コンピュータウイルス等の不正プログラム、不正ア
クセス、情報の漏えい・改ざん・破壊、情報資産の紛失・盗難、システム障害、その他情
報セキュリティに関する事件・事故に対し、万全の対策を講じること。
(5)プロジェクト管理
①体制、スケジュール、会議体、プロジェクト管理方法等を記載したプロジェクト計画書を
作成すること。
②本業務が計画通り推進できるよう、進捗管理、品質管理、課題管理等を行い、必要に応じ
て適宜報告すること。
③次工程に進む上で委託者の合意が必要となる局面(要件定義実施後、受入テスト実施前、
本稼働前等)においては、進捗状況や、要件定義内容/テスト内容/移行手順等の充足度
等について報告し、必要に応じて委託者への報告会を実施すること。
④委託者との打合せにおいては、十分な事前準備(議題、課題と対策等の資料準備)と速や
かな事後対応(議事録作成等)を行い、打合せ時間と回数の抑制、委託者の負荷低減等を
図り、円滑かつ効率的な打合せを実施すること。また、作成した議事録等は、委託者、受
託者双方で確認すること。
(6)操作マニュアルの作成
CMS の操作方法について、必要な事項を説明する操作マニュアルを作成すること。
(7)保守管理・運用サポート
①本市からの問い合わせや運用に関する支援、トラブル対応については、電話、メール、
FAX 等により、速やかなサポートを実施すること。
②システム、ハード、ネットワーク環境全般において、脆弱性が発見されたり、アップデー
ト等のメンテナンスが必要な場合は、速やかに対応すること。
4 緊急の処置
(1)受託者は、本業務の履行に伴い、緊急に委託者の指示を受けるべき事態が発生した時は、
直ちに委託者に連絡してその指示を受けることとし、委託者の指示を事前に受けることが
できず適宜の応急処置をとった場合は、事後直ちに委託者に報告する。
(2)受託者が災害防止のため委託者の措置又は委託者の承認を必要とするときは、委託者にそ
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の旨を申し出て適切な措置を求めるものとする。ただし、危険が急迫し上記の処置を施す
余裕のない場合は、受託者は、必要な応急処置を施し、事後速やかに委託者に報告しなけ
ればならない。
(3)災害防止上緊急止むを得ない場合は、委託者は必要に応じて受託者の業務の一部又は全部
を中止し、その他臨時の措置をとらせる。この場合受託者は、直ちに、これに応じなけれ
ばならない。
(4)委託者、受託者及びシステム・機器保守事業者等の関係先を含む、緊急時対応体制及び緊
急時連絡網について、委託者と協議の上作成し、契約締結後一週間以内に提出すること。
5 情報セキュリティ
(1)受託者(受託者から再委託を受ける事業者も含む。以下同じ。
)は、本業務に従事する技術
者に対し、豊後高田市個人情報保護条例(平成17年条例第12号)等の諸規定を遵守さ
せなければならない。
(2)受託者は、契約履行のため事前に技術者に対し十分な情報セキュリティ教育を行わなけれ
ばならない。
(3)システム更新環境は、ユーザ認証や暗号化などのセキュリティ対策が施されていること。
また、サーバやシステムのセキュリティ脆弱性について、第三者による点検を本稼働前に
実施し、委託者に結果を報告すること。
(4)受託者は、本業務で取り扱う個人情報や機密情報、委託者から入手する資料及び作成する
資料(以下「情報資産」という。)等について、厳重に管理しなければならない。
(5)受託者は、情報資産の保管管理については、委託者に対して一切の責を負うものとし、情
報資産を委託者の指定した目的以外に使用すること及び第三者へ提供することを禁止する。
(6)受託者は、この契約による事務に関して知り得た秘密を他に漏らしてはならない。この契
約が終了し、又は解除された後においても同様とする。
(7)受託者は、委託業務の一部を第三者に委託した場合、再委託先に本契約に基づく一切の義
務を遵守させると共に、再委託先の全ての行為について、委託者に対して責任を負わなけ
ればならない。
(8)受託者は、業務終了後、委託者から入手した情報資産を返還又は委託者の指示する方法で
完全に消去・廃棄し、その旨の証明を書面にて委託者に通知しなければならない。
(9)受託者は、情報セキュリティ対策の実施状況を定期的に委託者に報告しなければならない。
また、本業務の履行に伴い、緊急に委託者の指示を受けるべき事態が発生した場合は、直
ちに委託者に連絡してその指示を受けることとし、委託者の指示を事前に受けることがで
きず適宜の応急処置をとった場合は、事後直ちに委託者に報告しなければならない。
(10)受託者の情報セキュリティ対策を確認するため、委託者は事前の通知なく受託者の作業場
所に立ち入ることができる。
(11)本業務に関し情報セキュリティに関する事件・事故等が発生し、受託者の責に帰すべき事
由による場合は、委託者は当該事故等を受託者の名称を含めて公表することがある。
(12)受託者が前各項の規定に違反した場合、委託者は契約を解除することができる。なお、受
託者が受けた損害について委託者は負担しない。
(13)受託者は、前各項の規定に違反したことにより委託者に損害を与えた場合、その損害を賠
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償しなければならない。
6 委託費用
1,367,000円(消費税及び地方消費税を含む。
)を限度とする。
7 納品
(1)成果物
①HTML ページファイル一式(ボタンやイラスト等の部品・素材を含む)
②CMS 操作マニュアル
③セキュリティ脆弱性点検結果報告書
(2)納品場所
本市が指定する場所
8 成果品の審査
(1)受注者は、業務完了前に発注者の成果品審査を受けなければならない。
(2)成果品審査において、訂正を指示された箇所は、直ちに訂正しなければならない。
(3)業務完了後において、明らかに受注者の責に伴う業務の瑕疵が発見された場合、受注者は、
直ちに当該業務の修正を行わなければならない。
9 引渡し
成果品審査に合格後、本仕様書に指定された成果品一式を納品し、発注者の検査をもって、
業務完了とする。
10 提出書類
本業務の着手および完了に当たって、発注者の契約約款に定めるもののほか、下記の書類を
提出しなければならない。
(1)着手届 (2)工程表 (3)完了届 (4)納品書 (5)請求書
なお、承認された事項を変更しようとするときは、その都度承認を受けなければならない。
11 著作権の取り扱い
(1)本事業により制作される成果物については、特許権など法令に基づき保護される第三者の
権利を侵害することがないよう書面により確認すること。なお、それらを使用したことに
より生じた責任は受託者が負うこと。特に書面に報告がない場合は、委託者は問題がない
ことと認識し、以後何らかの問題が発生した場合は、受託者の責任により対処すること。
(2)本事業により制作される成果物の著作権をすべて委託者に無償で譲渡すること。
本事業により制作される成果物の利用に関するすべての著作者人格権については、これを
行使させないこと。
(3)本業務で作成されたドキュメント、データに関する著作権については原則として本市に帰
属することとする。
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業務の補償
業務の遂行に当たっては、十分な注意を払うこととし、明らかな瑕疵で市に損害を与えた場
合は、その損害額を補償しなければならない。
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不当要求行為の排除対策
(1)受注者は、この契約の履行に当たっては、次に掲げる事項を遵守しなければならない。
①
暴力団等から不当要求行為を受けた場合は、毅然として拒否し、その旨を速やかに市に報
告するとともに、所轄の警察署に届け出ること。
②
暴力団等から不当要求行為による被害を受けた場合は、速やかに市に報告するとともに、
所轄の警察署に被害届を提出すること。
③
この契約について下請業者または再委託業者がある場合においては、当該業者が暴力団等
から不当要求行為を受け、または不当要求行為による被害を受けた場合は、受注者に報告す
るよう当該業者を指導し、その報告を受けたときは、市に報告するとともに、所轄の警察署
に届け出ること。
(2)前項において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
①
不当要求行為
不当または違法な要求その他物品の買入れ等の適正な履行を妨げる一切の
不当または違法な行為をいう。
② 受注者 契約の相手方をいう。
③ 暴力団等 暴力団、暴力団関係者その他不当要求行為を行うすべての者をいう。
④
暴力団
暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号。以下
「暴対法」という。
)第2条第2号に規定する暴力団をいう。
⑤ 暴力団員 暴対法第2条第6号に規定する暴力団員をいう。
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暴力団関係者
暴力団員または暴力団員以外の者で、暴力団と関係を持ちながら、その組
織の威力を背景として暴対法第2条第1号に規定する暴力的不法行為等を行うものもしくは
暴力団に資金等を供給すること等によりその組織の維持および運営に協力し、もしくは関与
するものをいう。
14 初期不良対応
(1) 稼働開始から1年間は、承認した設計書との不一致や不具合に起因して発生したトラブルに
ついて、委託者と協議の上、受託者は無償で是正措置を実施すること。
(2) 受託者は、本業務委託の実施及び稼働開始に伴い、異常動作、性能低下などの悪影響が発生
しないように十分留意すること。
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疑義の解釈
本仕様書に定める事項について、疑義を生じた場合、または本仕様書に定めない事項につい
ては、発注者と受注者の協議の上、これを定める。
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