新事業推進本部 電池部材、プリンタブルエレクトロニクス用 ス用 材料、新規ヘルスケアといった分野で新事業 事業 の早期創出を目指しています 荒尾 健太郎 新事業推進本部長 推進本部長 ABOUT THE GROUP 新事業推進本部について ● 帝人グループの持つ技術をよりスピーディに新事業の創出へと結び付けることを目的として、2014年4月に組織改 編を経て発足 STRATEGY 中長期戦略 帝人グループの発展戦略を推し進め、ポートフォリオ革新 を実現させるため、素材・ヘルスケア・ITの3つの領域の力を ルギー分野」 、 「電子分野」 、 「ヘルスケア分野」において、テー マの絞り込み、事業性の見極めを行っています。 結集して新事業創出を図ります。現在は主として「環境・エネ RESULTS 2014年度の業績 リチウムイオンバッテリー用セパレータ「LIELSORT」の販 先端医療材料などの分野において、自己組織に置換され、 売が順調に拡大し、さらなる商圏拡大に向けて2014年12月 伸長する心臓修復パッチの開発を、大阪医科大学、福井経編 に新たなラインを増設・稼働を開始しました。また、高変換効 興業(株)と共同で開発を進めています。また、ナカシマメ 率太陽電池を製造するための材料となる「NanoGramシリコ ディカル(株)への資本参加によって設立した合弁会社帝人ナ ンペースト」 、および素材性能を最大限に引き出すための加 カシマメディカル(株)において、ナカシマメディカルの金属 工技術を開発し、太陽電池メーカーへのマーケティング活動 加工技術や人工関節領域での知見と、帝人グループの素材技 を推進しています。その他、ポリ乳酸繊維を用いて、動きを 術・営業力の融合により、国産の人工関節メーカーとしてトッ 生地でデータ化するウェアラブルセンサー 「圧電ファブリッ プ企業を目指すとともに、グローバル展開の基盤確立を推進 ク」を関西大学と共同で世界に先駆けて開発しました。 していきます。 PRESENT ACTION 2015年度の課題と取り組み 引き続き「LIELSORT」の販売拡大に注力するとともに、自 活用した棚管理システム「レコピック」について、入出庫・在 社開発による微多孔膜(メンブレン)の製膜技術をもとにして 庫状況・所在把握を正確かつ効率的に管理できる性能を活か 開発した、ポリエチレンを用いた高機能メンブレンについ し、図書・機密文書のほか、医療機器等の物品管理システムへ て、製品ブランド「MIRAIM(ミライム) 」として本格展開を 展開を拡大していきます。 図っていきます。また、2次元通信シート「セルフォーム」を 56 TEIJIN LIMITED 統合報告書 2015
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