卒業に寄せて 学 校 短 信 2015年(平成27年)2月19日 大和市立南林間中学校 370 号 自己を生かそう 2月 社会性 社会人としてのマナー、社会人としての義務・責任について学び、社会での自分の役割を果た せるようになろう。 つ な が り (2月9日朝会校長講話) (2月9日朝会校長講話) 校長 水嶋 淳 今日は全学年すべてがそろう最後の朝会になります。 さて、私は 12 月中旬から三年生の面接指導をしています。「面接室への入室の仕方」「服装」「志望動 機」「中学校時代に頑張ったこと」「それぞれの進路先で頑張りたいこと」「将来の夢」等々を質問して、 必要に応じてアドバイスをしています。 面接会場に入室する時をイメージして下さい。「トントン」「お入り下さい」「失礼します」「礼」 「学校名と受験番号と氏名を教えて下さい」「南林間中学校 受験番号○○番 ○○○○です。よろしくお 願いします」という流れが一般的です。不思議な話ですが、「普段の教科連絡や部活動の鍵を取るために職 員室に入るときと同じようにやって下さい」とか「体育の授業でやっているように礼をして下さい」と声を かけるとなぜかしら、しっかりできるようになります。 少し話を変えます。1 年生の遠足、2 年生のキャンプ、3 年生の修学旅行のつながりも「班作り」「生活 班による係活動」「就寝班」「班別行動」というつながりがあります。みなさんががんばった運動会の大縄 跳び、合唱コンクールの出来ばえもやはり場数を経験している 3 年生の上手さが記憶に残っています。これ もつながりです。 ~赤ジャージの学年で「はぐくめたもの」~ この原稿を書いている現在は、入試シーズンの真っ最中で、まだまだ寒い日が続いています。今まさに、 約1年前の4月の始業式での校長先生の講話が思い出されます。「満開の桜は、木枯らしに震える冬があ ってこそ、花が咲く季節を迎えられる」という内容でした。教室に掲示された卒業までの「日めくりカレ ンダー」は、いつのまにか残り少なくなってきています。3年生には、厳しい冬を乗り越えて、明るい春 を迎えてほしいと思います。 卒業に寄せて、私たち赤ジャージの学年(赤学年)が微力ながら「はぐくめたもの」について記したい と思います。赤学年は、入学と同時に新しくなった教育課程で3年間学習をしてきました。また、3年目 を迎える現在の入試選抜制度で受検を迎えたこともあり、新しい観点の学力をフルに問われた最初の学年 です。学年としては、3年間を見通して本校のカリキュラムを最大限に生かし、授業を大切にすることを モットーに指導してきました。はぐくんだ学力自体を数値で示すことは難しいですが、自分の目標に向け て最後の追い込みをかける姿や、受験科目に関係なく授業にとり組む様子を見ると、学習に対する姿勢に は成長が感じられます。確かな学力が個々の生徒の中に養われていることを期待します。 2つ目に、赤学年では対人スキルの育成につとめました。3年間 計画的に各学級でエンカウンターを実 施、自己理解と他者への思いやりの育成につとめました。1・2年の時には気持ちの行き違いからのトラ ブルが目立つこともありましたが、成長とともに落ち着いた生活ができるようになりました。特に行事で は学年やクラスで団結し、3年の運動会や、合唱コンクールでは最上級生としての責任を果たすことがで きたと思います。 しかし、一番大切なものは、学力や対人スキル、愛情を土台にした「人間力」です。人は苦しい時にど のように行動するかで、その人の価値が決まると言います。今、生徒の前には進路決定というハードルが 立ちはだかっています。多くの生徒はこのハードルに正面から取り組み自立した姿を示してくれていま す。ただ、愛情不足や弱さから自分をうまくコントロールできなかったり、現実から目をそらしたりする 場面があるのも事実です。桜に例えれば、まだ満開の手前かも知れません。満開に咲かせることができな かったのは、学年の力が及ばなかった反省点でもあります。また、学校や教師の力は、家庭の力や愛情に 勝るものではないことを示しているかもしれません。でも、赤ジャージの生徒には、「中学卒業はゴール ではなく、スタートだ」と話しています。これから多くの人と出会い、様々なことを学び、きっと満開の 桜が咲くことでしょう。赤ジャージの3年生全員が、希望の船を漕いで夢の河を渡っていくことを見守り たいと思います。 では、最後に、朝会後に教室に戻る場面の話で締めくくります。先生方から「きっと 2 列で戻るような指 *10組 卒業生激励会がありました 示があると思います」その指示には、どんなつながりがあり、どんな意味があると思いますか。これまでの 私の話は「よく考えて下さい」とか「教室で話し合って下さい」というように問題提起が中心になっていま したが、今日は私の考えを皆さんに伝えたいと思います。 3 年生は卒業式の退場の時、今いる所、この体育館のセンターを 2 列で歩いて教室に戻ることになります。 一ヵ月後の 3/13 はどんな思いで歩くのでしょうか。今日はそんな自分をイメージして歩いて下さい。 2 年生は 4 か月後に迫った修学旅行。皆さんは大勢の通勤客や観光客がいる新横浜駅や京都駅の中を 300 人で移動することになります。ですからそれぞれの駅構内を歩くイメージで歩いて下さい。 1 年生は 3 週間後に迫ったデイキャンプがあります。入学したての頃の遠足とは一味も二味も成長した君 たちの手で準備が進んでいることと思います。でもまだあなた達は修行の身です。道路を広がって歩けば、 クラクションが鳴るし、事故につながるかもしれません。君たちはまずは前を見て、しっかり 2 列で歩くこ とだけを考えて歩いて下さい。 今日は皆さんの教室への戻り方を見せてもらいたいと思います。 3学年主任 村上喜一 2月10日(火)、大和市生涯学習センターで市内中学校特別支援級生徒 による卒業生激励会が行われました。今年卒業となる2名は、これまでの3 年間を振り返っての作文を披露し、3年間の思い出や成長を言葉にして後輩 や先生、保護者の方に伝えました。在校生15名からは、これまで活動して きた思い出を込めた展示を送りました。写真やメッセージに乗せた楽しかっ た思い出や感謝の気持ちは、3年生に届いたでしょう。卒業生のこれからの 活躍を願う、良い激励会となりました。 *書き初め掲示・金賞決定 *書き初め掲示・金賞決定 ここ1ヶ月ほど、1,2年生の教室には国語科の課題として生徒たちが冬休み中に書き上げた全員の書 き初めが貼られていました。「粒々辛苦」「切磋琢磨」「日進月歩」などいろいろな言葉がありました。 どの言葉も心に響くものであり、今年1年間、生徒それぞれがこの書き初めにしたためた気持ちを持って 行動してほしいと願っています。また、国語科の教員で審査し、金賞が決定しました。職員室前に貼られ ています。来校の際はぜひご覧下さい。 1年金賞 101 島巻 101 問井 104 小林 106 大橋 106 三島 風花 優華 利映 侑莉 陽和 ●陸上部 クロスカントリー大会 長距離 男子の部 第2位 第3位 短距離 男子1年の部 第1位 女子1年の部 第1位 小学校6年生を対象にした体験入学を実施しました。これは学区の小学校6年生に、中学校生活を体験す ることで入学前の不安を少しでも取り除き、希望を持って中学校へ入学できるように、毎年行われているも のです。1月22日(木)は西鶴間小学校、27日(火)は緑野 小学校、29日(木)は南林間小学校の6年生がそれぞれ来校し ました。 体験入学では、1・2年生の授業を参観し、その後体育館で生 徒会による劇を見ました。生徒会の劇では、入学してからの1年 間の流れを興味津々な様子で見ており、これから始まる中学校生 活への期待の眼差しを向けていました。 陸 大洋 莉空 彩加 ●女子バレー部 県央秋季バレーボール大会 優勝 ●ハンド部 中学校県選手権大会女子の部 第2位 ●剣道部女子 大和市体育協会 成績表彰 ●吹奏楽部 全日本ポップス&ジャズバンドグランプリ大会 前田憲男賞 2年金賞 202 上田 紗椰 202 渡邉 久瑠実 204 内橋 舞子 *小中連携 学区小学 学区小学校6年生の南林間中学校 小学校6年生の南林間中学校体験入学が行われました。 校6年生の南林間中学校体験入学が行われました。 狩野 山﨑 吉村 添田 3月の予定 3月の予定 3日(火)3年球技大会 4日(水)1年デイキャンプ 6日(金)3年保健講話 10日(火)2年保健講話 二次募集(学力検査) 11日(水)卒業式予行練習 定通分割選抜(学力検査等) 12日(木)定通分割選抜(面接等) 13日(金)第34回卒業証書授与式 18日(水)10組新入生保護者説明会 定通分割選抜合格発表 19日(木)1年球技大会 20日(金)2年球技大会 24日(火)大掃除 25日(水)修了式
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