キャリア段位制度に関するよくあるお問い合わせ Q&A (平成 26 年 11 月 17 日更新) 1 Q A 「キャリア段位制度」は、実践的スキルを評価するとい うことですが、介護福祉士など資格を持っている人の 位置づけは今後どうなっていくのでしょうか。キャリア段 位での評価が行われることで、他の資格は意味がなく なってしまうのですか? 「キャリア段位制度」は、「知識(わかる)」と「実践的スキル(できる)」の両面を評価 することとなっています。このうち、「知識(わかる)」の評価については、既存の介護 福祉士やホームヘルパー研修といった資格・研修制度を修了したことによって評価 することとしています。つまり、「キャリア段位制度」は、主として実践的スキルの評 価の面で、既存の資格・研修制度を補完するものともいえます。 レベル認定申請の際に、手数料をお支払いいただきます(7,100 円)。なお、当面の 2 レベル認定には費用がかかるのですか? 間、東日本大震災の被災地においては、手数料を他の地域の半額程度とします (3,500 円)。 3 キャリア段位制度においては、単に介護技術等を評価をすることにとどまらず、日 キャリア段位は、なぜ職場の OJT の中で評価するので 常の業務の中で計画的に指導を行い、スキルの向上につなげていくことを目指して すか? いるためです。できていない評価項目については、『できるようにする』ための指導 を行うこともアセッサーの役割です。 例えば、介護福祉士の資格は持っていなくとも、長く勤務していてスキルが高い人 4 にとっては、そのスキルが評価され、処遇改善の材料につながるものと考えていま キャリア段位を取ると給料が上がる、介護報酬がアッ す。 プするなどのメリットがありますか? ※施設や事業所において、OJT の一環としてこの制度を導入し、全ての介護職員 に周知した場合、介護職員の処遇改善のための介護報酬の一定割合が加算され る「処遇改善加算」のキャリアパス要件を満たすこととなります。 介護キャリア段位制度は、介護事業所・施設内の評価者(アセッサー)が、共通の 評価基準に基づいて、介護職員の業務内容を評価(内部評価)する形で実施され ます。 レベル認定を受ける人と評価者(アセッサー)が同じ施 また、評価者(アセッサー)講習を、評価者の評価技術の向上・均質化のために年1 5 設・事業所に所属していると、アセッサーが評価を甘く 回実施しており、本講習では、受講生にeラーニングや集合講習等の修了を求めて したりすることが出てくるのではないでしょうか? います。 更に、施設・事業所ごとに評価のばらつきが出ないよう、外部評価機関を設定し、 外部の第三者(外部評価審査員)により、アセッサーの評価の妥当性・信頼性をチ ェックすることとしています。 有効期間はありません。 6 認定に有効期間はありますか? なお、認定証にはレベルを認定された年を明記することとしています。 (例)介護プロフェッショナル レベル 3(2013) 7 内閣府の介護ワーキング・グループにおいて、当面は、レベル5~7の認定は実施 現在未定のレベル(レベル5以上)については、今後は しない方向が示されています。当面は、レベル2①~4のレベル認定に注力してい どのように決まっていくのでしょうか? きたいと考えています。 1 ●評価者(アセッサー)数 平成 26 年 10 月 30 日現在、7,817 人です。 都道府県別などの詳細につきましては、キャリア段位制度専用ホームページ をご覧ください。 8 制度の普及状況(アセッサー数やレベル認定者数)を 教えてください。 https://careprofessional.org/file/ass-tokei141117.pdf ●レベル認定者数 最新の状況は、キャリア段位制度専用ホームページをご覧ください。 https://careprofessional.org/file/number_of_level_nintei20150123154936.pdf 事業所・施設内で決定権を持つ管理者だけでなく、職員全体でも、「どんな制度な 9 10 この制度を法人内にスムーズに取り入れるための工夫 等があれば教えてください。 のか」、「どんな利点があるのか」といったキャリア段位制度の情報を共有すること により、制度を広く理解していただき、組織全体で取り組むことが重要です。 内部評価を円滑に実施するためのツールとして、キャリア段位制度専用ホームペ ージに『内部評価に着手するための手引き』を掲載しています。本制度の導入にあ たって是非ご活用ください。 内部評価に着手するための手引き https://careprofessional.org/file/tebiki20141014175224.pdf 管理者説明用資料(付録2) https://careprofessional.org/file/tebiki_huroku220141014175224.ppt 職員説明用資料(資料4) https://careprofessional.org/file/tebiki_huroku420141014175224.ppt 自分の施設でキャリア段位制度に取り組んでいる事 事業所・施設のサービス水準の PR につながるものと考えていますので、積極的に や、アセッサー、レベル認定者の人数といった情報を 発信してください。 外部に発信しても良いですか? 2
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