第6章 効率的な行財政運営と広域行政の推進

第6章 効率的な行財政運営と広域行政の推進
効率的な行財政運営と広域行政の推進
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第 6 章 効率的な行財政運営と広域行政の推進
【 効率的な行財政運営と広域行政の推進 】
■現況と課題
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営
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進
「地方の時代」と呼ばれる今日、都市部への都市機能の一極集中や、全国的な統一性や
公平性を重視する社会構造を脱し、各自の自己責任の下、独自性を生かした個性豊かな地
方自治を実現することが強く求められている一方、本町の財政は、元来、自由財源に乏し
く、地方交付税に頼らざるを得ない状況下にあります。国県の予算、地方財政対策の影響
を強く受ける脆弱な財政構造の中、バブル崩壊後の長引く景気低迷による税収等の伸び悩
みや、景気浮揚対策等としての公共投資により町債残高が累増し、極めて厳しい財政状況
にあります。
このような状況を克服し、将来にわたってさまざまな環境変化に機能的、弾力的に対応
できる効率的かつ持続可能な財政構造を再構築していかなければなりません。
また、車社会の進展などにより町民の生活・経済活動圏は市町村の区域を越えて拡大し
ており、行政の広域的な取り組みが必要となりました。
本町を含む1市8町3村で構成する八戸地域では、昭和46年に八戸地域広域市町村圏事
務組合を設立し、八戸地域ふるさと市町村圏計画を策定して、消防、特別養護老人ホーム、
介護認定審査、広域計画策定、液化石油ガス届出業務を、し尿、ごみ処理は十和田地域広
域事務組合で進めてきました。
また、組合事業以外の分野においても、五戸川流域の五戸町・新郷村で構成する五戸地
方振興会や種々の枠組みの協議会などに参画し、広域的な課題の解決に取り組み成果をあ
げてきました。
今後は、これまでの取り組みをさらに推進するとともに増大する広域的な課題に対応し
ていくため、関係市町村との連携を強化し、新たな広域行政についての研究・検討を進め
ていく必要があります。
また、広域行政を推進するにあたっては、効率的かつ弾力のある行財政運営を進めるこ
とがより一層重要になります。そのために事務能率の改善や弾力ある組織運営により政策
立案能力を高めるとともに、厳しい社会情勢に対処し得る健全かつ計画的な行財政運営を
進めることが必要です。
■基 本 方 針
町民にわかりやすい、効率的な行財政運営を目指し、積極的な行財政改革を進めるとと
もに、各地域の個性を活かした広域的行政の推進に努めます。
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■施 策
①行財政運営の効率化
・人材育成の充実や、定員の適正化を含めた計画的な人事管理等により、職員の総合能
力の向上を図ります。
・フレックスタイム※1やエコオフィス※2の積極的な取り入れにより、事務能率の向上を
図ります。
・施策の妥当性、達成度、成果を継続的に評価検討して行きます。
・自主財源の確保に努め、重点的・緊急的な施策の選定を行いながら、計画的、重点的
な財政運営を図ります。
②広域行政の推進
・一部事務組合による共同処理の充実を図るとともに、関係市町村間の連携を強化し、
広域的な取り組みが必要な行政課題への取り組みを進めます。
・公共施設の相互利用など、広域的に町民サービスを提供するシステムの検討を進めま
す。
・新たな広域行政についての研究・検討を進めます。
■施策の体系
効率的な行財政運営と広域行政の推進
行財政運営の効率化
広域行政の推進
■行財政改革プロジェクト
市町村の合併に伴って当然に実施すべき人件費の削減などの行財政改革や、まちづくり
計画として実施を検討するプロジェクト、市町村合併に伴ってさらなる自助努力が必要な
物件費等の行政経費の削減、さらには、五戸総合病院や㈱倉石地域振興公社の経営健全化
などに取り組む「五戸町行財政改革プラン」を策定し、その推進を図ります。
※1(=flextime)自由な時間に出・退社し、所定の時間を勤務する制度。昭和62年の労働基準法改正で法制化さ
※2
れた。自由勤務時間制。変動労働時間制。
企業の中で実施できる、地球環境への負荷の少ない取組み。クリーンエネルギーの利用や廃棄物の減量、車
通勤の制限等の方法がある。
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