中部圏の景況感の現状(7~9月期)と見通し(1~3月期まで)

中部圏の景況感の現状(7~9月期)と見通し(1~3月期まで)
〔今回のポイント〕
中部圏の景況判断
75
50
(予測)
25
0
-25
-50
-75
-100
1112
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
ⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠ
(暦年四半期)
7~9月期の中部圏の景況判断(「良い」-「悪い」社数構成比)は、35.4(前期比▲1.3
ポイント)と若干悪化し、前回予測も下回った。
項目別にみると、業績判断は前回と変わらず、設備投資計画判断、機械設備水準判断
は改善した。設備投資計画判断は4期ぶりにプラスに転じ、機械設備水準判断は2期ぶり
にプラスに転じた。
業種別にみると、製造業の業績判断D.I.はプラスを維持しているものの、3業種の中で最
も大きく落ち込んだ。株価や為替の変動、中国経済など外部環境への不安があると見られ
る。
景況判断の先行きについては、横ばいが続くと見られているが、中国経済の先行きを不
安視する見方が際立つ結果となった。
業績予想の前提となる為替相場については、企業が想定するレートは120.4円と、前回
調査と比較し円安の予想が増加した。
原油価格については、半数以上の企業が60$~70$を予想しているが、前回調査と比
較し、下落を予想する企業も増えている。
〔調査の概要〕
◎調査時期 : 平成27年8月10日~8月31日
◎対 象 : 法人会員代表者等
◎回 答 : 260社 (回答率:38.7%、対象672社)
中部圏の景況感
(1)中部圏の景況判断
〔現況判断・見通し : 「良い」-「悪い」 〕
75
50
25
0
-25
-50
-75
-100
1112
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
ⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠ
【最近の動き】
60
54.2
50
(前回予測)
43.7
39.7
39.9
40
36.7
30
35.6
26.9
19.2
20
36.2
35.4
23.0
(今回予測)
18.1
10
0
-10
Ⅳ
26
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
27
Ⅰ
Ⅳ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
28
Ⅰ
[現状] 中部圏の景況判断は、プラス35.4と若干の悪化となった。
[今後] 来期以降も横ばいで推移していくものと見られている。
[6月]
1 :悪い
1.5%
2 :さほど良くない
60.4%
3 :良い
38.2%
D.I.(良い‐悪い)
36.7
- 1.3P
[今回]
1 :悪い
0.4%
2 :さほど良くない
63.8%
3 :良い
35.8%
- 1 -
D.I.(良い‐悪い)
35.4
(2)業績判断
〔現況判断 : 「良い」-「悪い」 〕
50
25
0
-25
-50
-75
全産業
非製造業(除 建設業)
-100
製造業
建設業
1112
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
ⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢ
【最近の動き】
40
製造業
35
30
25
20
建 +22.7 (▲1.1P)
非 +22.6 (+6.1P)
全 +19.4 (+0P)
建設業
15
製 +10.9 (▲9.7P)
10
5
全産業
製造業
0
非製造業(除 建設業)
建設業
-5
-10
25
Ⅳ
26
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
27
Ⅰ
Ⅳ
Ⅱ
Ⅲ
業績判断は、前回比変わらずとなった。
業種別にみると、非製造業では2期ぶりの改善となった。
一方で、建設業、製造業は2期ぶりの悪化となった。
【業績判断(D.I.)の内訳】
[6月]
1 :悪い
6.4%
2 :さほど良くない
67.8%
3 :良い
25.8%
D.I.(良い‐悪い)
19.4
+ 0.0P
[今回]
1 :悪い
6.9%
2 :さほど良くない
66.8%
3 :良い
26.3%
- 2 -
D.I.(良い‐悪い)
19.4
(3)設備投資計画判断
〔現況判断 : 「積増し」-「縮小・繰り延べ」 〕
20
0
-20
-40
-60
全産業
製造業
非製造業(除 建設業)
建設業
-80
1112
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
ⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢ
【最近の動き】
10
製 +6.7 (+10.5P)
5
建 +5.3 (+5.3P)
全 +4.8 (+5.6P)
製造業
非製造業
0
非 +0.0 (▲1.9P)
-5
建設業
全産業
製造業
非製造業(除 建設業)
建設業
-10
25
Ⅳ
26
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
27
Ⅰ
Ⅳ
Ⅱ
Ⅲ
設備投資計画判断は、前期から改善し、4期ぶりにプラスに転じた。
業種別にみると、製造業は5期ぶりに改善し、プラスに転じた。建設業は2期連続で改善した。
一方で、非製造業は前期から悪化した。
【設備投資計画判断(D.I.)の内訳】
[6月] 1 :縮小・繰延べ
5.2%
2 :変わらず
90.4%
3 :積増し
4.4%
D.I.(積増し-縮小・繰延べ)
▲ 0.8
+ 5.6P
[今回] 1 :縮小・繰延べ
3.1%
2 :変わらず
89.0%
3 :積増し
7.9%
- 3 -
D.I.(積増し-縮小・繰延べ)
4.8
(4)機械設備水準判断(製造業)
〔現況判断・見通し : 「不足」-「過剰」 〕
20
0
-20
-40
-60
-80
1112
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25 252526
27
28
ⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠ
【最近の動き】
1.8
3.4
0
0.0
▲ 7.3
▲ 9.2
-10
▲ 6.7
▲ 6.3
25
Ⅳ
26
Ⅰ
0.0
▲ 3.8
▲ 9.9
(予測)
-20
-30
Ⅱ
Ⅲ
27
Ⅰ
Ⅳ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
28
Ⅰ
[現状] 機械設備水準判断は、前期より改善し、ゼロとなった。
[今後] 来期は現状程度で推移し、再来期に改善するものと見られている。
[6月]
1 :過剰
11.3%
2 :適正
81.1%
3 :不足
7.5%
D.I.(不足‐過剰)
▲ 3.8
+ 3.8P
[今回]
1 :過剰
7.8%
2 :適正
84.4%
3 :不足
7.8%
- 4 -
D.I.(不足‐過剰)
0.0
(5)雇用判断
75
〔現況判断 : 「不足」-「過剰」 〕
全産業
製造業
非製造業(除 建設業)
建設業
50
25
0
-25
-50
-75
1112
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
ⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢ
【最近の動き】
75
建 +59.1(+5.4P)
建設業
50
全 +24.3 (+4.2P)
非 +20.9 (+4.9P)
製 +17.4 (+6.0P)
25
非製造業
製造業
0
全産業
製造業
非製造業(除 建設業)
建設業
-25
25
Ⅳ
26
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
27
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
雇用判断は、不足感が増しており、全産業で雇用が不足している状況。
特に建設業では大幅な不足となっており、不足とする企業が約6割に上っている。
【雇用判断(D.I.)の内訳】
全産業
[6月]
[今回]
製造業
[6月]
[今回]
非製造業[6月]
[今回]
建設業
[6月]
[今回]
1 :過剰
2 :適正
67.6%
3 :不足
6.2%
2 :適正
68.3%
3 :不足
3.7%
3 :不足
5.7%
2 :適正
77.1%
3 :不足
5.4%
2 :適正
71.7%
3 :不足
4.4%
2 :適正
75.2%
3 :不足
1.7%
2 :適正
75.7%
1 :過剰
12.2%
2 :適正
22.0%
3 :不足
1 :過剰
2 :適正
40.9%
3 :不足
1 :過剰
1 :過剰
1 :過剰
1 :過剰
1 :過剰
0.0%
- 5 -
D.I. (不足-過剰)
26.3%
20.1
D.I. (不足-過剰)
28.0%
+ 4.2P
24.3
D.I. (不足-過剰)
17.1%
11.4
D.I. (不足-過剰)
22.8%
+ 6.0P
17.4
D.I. (不足-過剰)
20.4%
16.0
D.I. (不足-過剰)
22.6%
+ 4.9P
20.9
D.I. (不足-過剰)
65.9%
53.7
D.I. (不足-過剰)
59.1%
59.1
+ 5.4P
日本経済の現状認識と経済政策について
フォーカス①
1.日本経済の現状認識について
(1)景気の現状について
6月
緩やかに拡大, 64%
今回
概ね横ばい, 34%
緩やかに拡大, 64%
0%
10%
20%
拡大
30%
緩やかに拡大
5%
概ね横ばい, 32%
40%
50%
概ね横ばい
60%
70%
緩やかに後退
80%
後退
緩やかに
後退
1%
90%
100%
大きく後退
「概ね横ばい」が若干減少、「緩やかに後退」が若干増加している。
(2)平成27年度の経済成長率(GDP)見通しについて
-1~0%
0%
4%
6月
今回
0~1%
41%
-1~0%
4%
0%
1~2%
47%
0~1%
45%
10%
20%
-2%未満
30%
-2~-1%
5%
1~2%
46%
40%
50%
-1~0%
60%
0~1%
70%
3%
80%
1~2%
90%
100%
2%以上
「0~1%」が若干増加し「1~2%」は横ばいとなった。「2%以上」は若干減少した。
(3)平成27年度末の物価見通しについて
1%
+3%以上
0%
+2~+3%未満
4%
6%
+1~+2%未満
29%
35%
40%
0~+1%未満
48%
3%
-1~0%未満
3%
2%
-2~-1%未満
1%
-2%未満
2%
2%
6月
11%
わからない
今回
12%
0%
10%
20%
30%
「1%~2%」は減少し、「0%~1%」が増加している。
- 6 -
40%
50%
60%
2.景気先行きの懸念材料・期待材料と経済政策への期待について
(1)景気先行きの懸念材料 (上位10項目)
(複数回答)
57%
中国経済の先行き
60%
49%
個人消費の低迷
29%
米国経済の先行き
43%
27%
欧州経済の先行き
31%
24%
急激な為替変動
34%
24%
新興国経済の先行き
29%
23%
人口減少・少子高齢化
33%
20%
資源原材料高
38%
18%
雇用の確保難
24%
16%
海外の政情不安
24%
14%
0%
10%
6月
今回
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
多い順に、「中国経済の先行き」、「個人消費の低迷」、「米国経済の先行き」、「欧州経済の先
行き」となった。
「中国経済の先行き」を懸念する企業が増加している反面、原油価格の下落から「資源原材
料高」が大幅に減少している。ギリシャ問題が一段落した事などを受け「欧州経済の先行き」
については減少している。
(2)景気先行きの期待材料 (上位10項目)
(複数回答)
個人消費の回復
61%
43%
米国景気の回復
34%
設備投資の回復
32%
24%
中国景気の拡大
雇用者所得の増加
38%
28%
38%
26%
景気対策の効果発揮
39%
25%
31%
28%
23%
25%
成長戦略の遂行
原材料価格の安定
19%
21%
18%
18%
17%
新興国景気の回復
欧州景気の回復
0%
10%
20%
6月
今回
30%
40%
50%
60%
70%
「個人消費の回復」に対する期待が最も多い。
次いで「米国景気の回復」、「設備投資の回復」、「中国景気の拡大」、「雇用者所得の増加」
に対する期待が多く、「中国景気の拡大」は前回より増加している。
- 7 -
(3)今後の経済政策運営等へ期待するものについて (上位10項目)
(複数回答)
法人税の引き下げ
56%
32%
産業競争力強化に向けた施策
42%
28%
地方創生に向けた施策
36%
21%
エネルギー政策の再構築
18%
国土強靭化、防災・減災
17%
中小企業対策の拡充
17%
公共事業の拡大
16%
経済連携の推進
16%
社会保障・税の一体改革
15%
原発事故の早期収束
10%
25%
26%
22%
28%
22%
6月
23%
12%
0%
35%
20%
今回
30%
40%
50%
60%
70%
「法人税の引き下げ」への期待が最も多く、次いで「産業競争力強化に向けた施策」、「地方
創生に向けた施策」に対する期待が多い。
- 8 -
為替レートについて
フォーカス②
(1)平成27年度上期の業績予想の前提 対ドル・円レート〔銀行間直物〕
105~110円 110~115円
14%
6%
115~120円
56%
6月
110~115円
5%
今回
0%
115~120円
29%
10%
105円未満
120~125
22%
20%
120~125
54%
30%
105~110円
40%
110~115円
50%
60%
115~120円
1%
125~130
9%
70%
80%
120~125円
90%
125~130円
100%
130円以上
前回と比較すると、業績予想の前提を円安方向とする回答が増加し、「120円以上」との回答
が約6割となった。
(2)為替レートの妥当な水準 対ドル・円レート
6月
105~110円
27%
4%
105~110円,
15%
今回 2%
0%
110~115円
22%
10%
105円未満
110~115円
31%
20%
105~110円
30%
115~120円
29%
115~120円
36%
40%
110~115円
50%
60%
115~120円
8%
120~125円
22%
70%
80%
120~125円
90%
125~130円
3%
100%
130円以上
前回と比較すると、妥当な水準を円安方向とする回答が増加した。
(3)業績予想の前提レートと妥当な水準の推移
(円)
直近の想定
124
妥当な水準
121
120.4
118
117.4
115
114.3
112
109.5
109
116.0
(4.4)
(4.2)
(3.5)
106
103
110.8
113.2
101.8
102.1
102.7
99.1
100
25
Ⅳ
26
Ⅰ
ギャップ(3.7)
101.7
101.7
98.1
97
105.8
102.7
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
27
Ⅰ
(3月)
Ⅱ
(6月)
Ⅲ
(9月)
「企業の業績予想前提レート」と「企業が妥当と考えるレート」ともに円安方向に振れるととも
に、ギャップがやや拡がりつつある。
(注)数値は単純平均値
- 9 -
輸出の増減について
フォーカス③
(1)貴社の輸出の増減について(輸出を行う企業のみを対象)
6月
増加, 19%
今回
横ばい, 68%
増加, 16%
0%
(回答社数)
横ばい, 68%
10%
20%
増加
30%
40%
50%
横ばい
78 社
13%
減少, 16%
60%
70%
80%
90%
減少
78 社
100%
「横ばい」が多数を占める一方で、「減少」が増加した。
(2)地域別輸出の増減
米国
(回答社数)
増加, 33%
EU
増加, 15%
アジア
(中国除く)
増加, 13%
中国
増加, 12%
0%
減少, 7%
(10%)
横ばい, 77%
20%
30%
40%
88 社
減少, 38%
(27%)
横ばい, 50%
増加
71 社
減少, 25%
(20%)
横ばい, 63%
10%
78 社
3%
(11%)
横ばい, 64%
50%
横ばい
60%
70%
86 社
80%
90%
100%
減少
( )は前回調査
米国及びEU向けは「増加」が「減少」を上回った。
アジア及び中国向けは「減少」が「増加」を上回り、中国向けは前回と比較して
「減少」が大幅に増加している。
フォーカス④
原油価格について
(1)平成27年度上期の業績予想の前提 原油価格〔通関(CIF)〕
50~60$
53%
6月 3%
今回
50~60$
28%
13%
0%
30$未満
10%
30~40$
60~70$
36%
20%
30%
40~50$
70~80$
6%
60~70$
52%
40%
50~60$
50%
60%
60~70$
70~80$
70%
80~90$
70~80$
4%
80%
90~100$
90%
100$~
前回と比較すると、現状より高い60~70$程度との回答が約半数を占める一方で、
現状程度の40~50$との回答も増加している。
(参考)単純平均値 今回:64.5$ 前回:64.8$
- 10 -
100%
フォーカス⑤
経営上の課題について
(1)経営上の課題に該当するもの(全産業 上位10項目)
(複数回答)
販売数量の伸び悩み
人手不足
技能者不足
販売単価低迷
熟練者高齢化
人件費高
原材料高
仕入品コスト高
コスト転嫁困難
設備老朽化
0%
2%
4%
6%
8%
10%
12%
14%
(2)そのうち最も大きな課題(上位5項目)
・建設業
・製造業
技能者不足
41%
人手不足
販売数量の伸び悩み
販売単価低迷
36%
販売単価低迷
13%
人手不足
5%
販売数量の伸び悩み
9%
コスト転嫁困難
その他
9%
原材料高
0%
34%
10%
20%
30%
40%
50%
10%
7%
4%
0%
10%
20%
・非製造業
販売数量の伸び悩み
27%
人手不足
17%
販売単価低迷
10%
技能者不足
6%
人件費高
6%
0%
5%
10% 15% 20% 25% 30%
経営上の課題として「販売数量の伸び悩み」や「人手不足」などが挙げられている。
中でも建設業では「技能者不足」や「人手不足」が過半を占める。
一方、製造業、非製造業では「販売数量の伸び悩み」が最も多い。
- 11 -
30%
40%
フォーカス⑥
伊勢志摩サミットに期待すること
(1)全産業
3%
1%
9%
地域の活性化
インフラの整備
17%
48%
観光客の増加
知名度の向上
雇用の増加
21%
その他
(2)建設業
(3)製造業
2%
2%
8%
50%
42%
地域の活性化
11%
地域の活性化
インフラの整備
インフラの整備
46%
15%
観光客の増加
知名度の向上
観光客の増加
24%
雇用の増加
その他
(4)非製造業
9%
14%
5%
地域の活性化
49%
観光客の増加
インフラの整備
22%
知名度の向上
雇用の増加
サミットに期待する事として「地域の活性化」「インフラの整備」「観光客の増加」などが挙げら
れている。
中でも、建設業は「インフラの整備」が4割を占める。
- 12 -
<参考> 時系列データ
平成26年
Ⅲ
Ⅳ
(7-9月) (10-12月)
中部圏の景況感
景況判断(D.I.)
業績判断(D.I.)
設備投資計画判断(D.I.)
全産業
製造業
非製造業
建設業
全産業
製造業
非製造業
建設業
機械設備水準判断(D.I.)
雇用判断(D.I.)
全産業
製造業
非製造業
建設業
景気の現状とGDP見通し(フォーカス①)
景気の現状
拡大
緩やかに拡大
概ね横ばい
緩やかに後退
後退
大きく後退
GDP見通し
-2%未満
-2%~-1%未満
-1%~0%未満
0%~1%未満
1%~2%未満
2%以上
為替レート(フォーカス②)
業績予想の前提(対ドル・円レート)
85円未満
85~90円未満
90~95円未満(平成26年Ⅳ期は95円未満)
95~100円未満
100~105円未満(平成27年Ⅰ、Ⅱ期は105円未満)
105~110円未満
110~115円未満(平成26年Ⅰ期からⅢ期までは110円以上)
115~120円未満
120~125円未満(平成26年Ⅳ期は120円以上)
125~130円未満
130円以上
想定レートと妥当な水準(単純平均値 円/$)
想定レート
妥当な水準
輸出の増減(フォーカス③)
輸出の増減
増加
横ばい
減少
米国
EU
アジア(除く中国)
中国
増加
横ばい
減少
増加
横ばい
減少
増加
横ばい
減少
増加
横ばい
減少
- 13 -
Ⅰ
(1-3月)
平成27年
Ⅱ
Ⅲ
(4-6月) (7-9月)
23.0
14.5
14.3
16.7
8.5
0.7
2.5
0.0
-2.3
-9.9
26.0
16.5
23.9
58.7
18.1
15.0
15.3
15.5
12.5
-0.4
0.9
-3.4
4.3
-7.3
24.9
12.6
22.7
59.6
26.9
15.8
11.6
18.0
19.7
-0.4
-0.9
1.8
-4.2
1.8
26.8
13.8
25.6
58.0
36.7
19.4
20.6
16.5
23.8
-0.8
-3.8
1.9
0.0
-3.8
20.1
11.4
16.0
53.7
35.4
19.4
10.9
22.6
22.7
4.8
6.7
0.0
5.3
0.0
24.3
17.4
20.9
59.1
0%
48%
47%
4%
0%
0%
0%
1%
3%
41%
54%
2%
0%
32%
56%
10%
2%
0%
3%
6%
16%
47%
27%
1%
0%
55%
41%
4%
0%
0%
3%
3%
15%
45%
29%
4%
1%
64%
34%
1%
0%
0%
3%
0%
4%
41%
47%
5%
0%
64%
32%
5%
0%
0%
1%
2%
4%
45%
46%
3%
0%
0%
1%
5%
82%
12%
0%
-
0%
3%
24%
27%
26%
18%
2%
-
2%
20%
23%
51%
3%
0%
0%
0%
6%
14%
56%
22%
1%
0%
1%
2%
5%
29%
54%
9%
0%
102.7
102.7
109.5
105.8
114.3
110.8
117.4
113.2
120.4
116.0
28%
63%
9%
25%
72%
3%
22%
68%
10%
19%
68%
13%
16%
68%
16%
31%
69%
0%
18%
75%
7%
22%
62%
16%
19%
68%
13%
36%
60%
4%
18%
68%
14%
23%
65%
12%
10%
71%
19%
40%
53%
7%
14%
73%
12%
18%
63%
19%
11%
66%
23%
27%
63%
11%
16%
74%
10%
17%
63%
20%
13%
61%
27%
33%
64%
3%
15%
77%
7%
13%
63%
25%
12%
50%
38%