2015 年度 輸送の安全に関する計画 立 川 バ ス 株 式 会 社 株式会社シティバス立川 安 全 統 括 管 理 者 下記のとおり各種教育および設備投資等を実施し、輸送の安全確保を図ります。 1.教育計画 運転者に対する安全教育の実施 (1)小集団安全教育 営業所ごとに全従業員を小集団に分け、安全教育を実施し、輸送の安全確保に関する意識を高め、 事故の再発を防止します。また、集合教育により最新の事故等の情報を活用し、更なる事故防止を図 ります。 (2)特定の運転者に対する指導・教育 ①新人運転士教育 新人運転士に対しては、実地教育により運転技術の向上を図るとともに、車いす等の乗客の乗降訓 練や、高齢者のお客様の擬似体験をすることで運転に活かすための教育を実施します。 また法令遵守教育、CS教育を行い、バス乗務員としての心構えと乗務姿勢について指導します。 ②入社年次別教育 入社 1 年以上~5 年未満の運転士を中心に、入社年次に分けて実地教育を含む安全教育を実施しま す。また改めて法令遵守教育、CS教育を行い、バス乗務員としての心構えと乗務姿勢について指 導します。 このような教育を実施することで、輸送の安全についての意識を高め、自己流の運転操作、慣れか らくる「気の緩み」や「漫然運転」による事故を防止します。 ③事故惹起者教育 事故惹起者に対して、教育規程に基づき特別教育を実施します。 特に、人身事故惹起者に対しては、国土交通省の指針に基づく指導、教育を行います。 (3)適性診断に基づく指導・教育 計画的(概ね 3 年~5 年ごと)に適性診断(一般診断)を受診させ、診断結果に基づき指導、教育を 実施し、個々の注意点を認識(把握)させ事故防止に取り組みます。 また、重大事故惹起者や事故を複数回発生させた運転士には、特定診断を受診させ、指導、教育に 活用します。 (4)街頭査察結果に基づく指導・教育 街頭査察を年 4 回の各種事故防止運動期間以外にも定期的に実施し、査察結果に基づき指導、教育を 実施する。個々の注意点を認識(把握)させ事故防止に取り組みます。 (5)運転者講習会 春・秋の全国交通安全運動期間中に所轄警察署による運転者講習会を開催します。 2.健康管理 健康に起因する事故を防止するため、年 2 回の定期健康診断の受診後に有所見者には「健康管理報告書」 を提出させ、健康状態の把握に努めるとともに、運行前点呼時の健康確認や日常的な健康指導を実施します。 また、SAS(睡眠時無呼吸症候群)の検査については、適宜対象者にスクリーニング検査を受診させてい ます。 3.設備投資 本年度については、安全に関する設備投資を次のとおり実施します。 (1)車両の代替については、安全で乗り降りしやすい「人に優しいバス」としてノンステップ車両を 基本に導入します。 (2)オートマチック車両を導入し、運転士の運転操作を軽減することで、より安全確認を徹底し、輸送の 安全性の向上を図ります。 (3)安全、防犯対策の徹底として車内外の安全性向上に努めます (継続導入) ①オートマチック車両の導入による運転操作の軽減化 ②扉挟み事故防止チャイムの導入による車内注意喚起 ③運転席と乗客スペースとのの仕切り板導入による防犯対策 ④降雪対応としてのタイヤチェーン、スタッドレスタイヤの拡充による荒天対策 ⑤夜間の視認性を向上させるディスチャージドランプの導入による安全性の向上(乗合全車両対応) ⑥車内転倒防止施策として、車内転倒防止マット、同ステッカーを車内に貼付(乗合車両全車) 4.安全運動 各種事故防止運動を年 4 回実施します。 (1)春の全国交通安全運動(4 月上旬) (2)夏の事故防止運動(7 月下旬) (3)秋の全国交通安全運動(9 月下旬) (4)年末年始自動車輸送安全総点検(12 月上旬~1 月上旬) また、必要に応じて営業所独自で別途事故防止運動を実施し、安全性の向上に努めます。 (車内転倒事故防止運動、交差点事故防止運動等) 5.安全のための情報の共有・伝達 安全統括管理者を中心に、現場の運行管理者(統括運行管理者)との意見交換を行うために、定期的に下記 の会議を実施し、情報の共有化による輸送の安全性向上に努めます。 (1)運輸部総合連絡会議 (2)安全対策会議 (3)事故防止委員会 以上
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