資料 3 目標値の設定について 1. 上位計画 1.1 循環型社会形成推進基本計画(第3次)(平成 25 年5月閣議決定) 循環型社会形成推進基本計画は、循環型社会形成推進基本法第 15 条に基づき、循環型社会の 形成に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために定められるものです。 (1)一般廃棄物の減量化(目標を設定する指標) 1人1日当りのごみ排出量(計画収集量、直接搬入量、集団回収量を加えた事業系を含む一般 廃棄物の排出量)を平成 32 年度において、平成 12 年度比で約 25%減(約 890 グラム)とするこ とを目標とする。 【参考】平成 12 年度約 1,185 グラム、平成 22 年度約 976 グラム (2)1人1日当りの家庭系ごみ排出量 集団回収量、資源ごみ等を除いた、家庭からの1人1日当りごみ排出量を平成 32 年度におい て、平成 12 年度比で約 25%減(約 500 グラム)とすることを目標とする。 【参考】平成 12 年度約 660 グラム、平成 22 年度約 540 グラム (3)事業系ごみ排出量 事業系ごみの「総量」について平成 32 年度において、平成 12 年度比で約 35%減(約 1,170 万 トン)とすることを目標とする。 【参考】平成 12 年度 約 1,799 万トン、平成 22 年度 約 1,297 万トン 1.2 廃棄物処理法基本方針(平成 22 年 12 月全部変更) 環境大臣は、廃棄物処理法第5条の2第1項の規定に基づき「廃棄物の減量その他その適正な 処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針」を定めています。 (1)一般廃棄物排出量 現状(平成 19 年度)に対し、平成 27 年度において排出量を約 5%削減する。 (2)再生利用率 再生利用量を現状(平成 19 年度)約 20%から、平成 27 年度において約 25%に増加する。 (3)最終処分量 最終処分量を現状(平成 19 年度)に対し、平成 27 年度において約 22%削減する。 1 1.3 第3次茨城県廃棄物処理計画(平成 23 年4月策定) 茨城県では、いばらきゼロ・エミッションに向けた持続可能な循環型社会を形成するため、平 成 18 年3月に「第2次茨城県廃棄物処理計画」を見直し、平成 23 年4月に「第3次茨城県廃棄 物処理計画」を策定しました。 (1)一般廃棄物排出量 現状(平成 19 年度)999g/人・日に対し、平成 27 年度において、排出量を約5%削減する。 (2)再生利用率 再生利用量を現状(平成 19 年度)約 18%から、平成 27 年度において 23%に増加する。 (3)最終処分量 最終処分量を現状(平成 19 年度)121 千 t に対し平成 27 年度において約 22%削減する。 2 2. 目標設定の考え方 2.1目標値の当てはめ 上位計画の目標を石岡市の実績値にあてはめた場合の目標の達成状況について表-1 に整理しま した。 (1)循環社会形成推進基本計画の目標値のあてはめについて ・1人1日当りのごみ排出量は、平成 24 年度 930(g/人・日)と平成 32 年度 752(g/人・日)を 比較すると、178(g/人・日)高い値を示しています。 ・1人1日当りの生活系ごみ排出量は、平成 24 年度 629(g/人・日)と平成 32 年度 478(g/人・ 日)を比較すると、151(g/人・日)高い値を示しています。 ・事業系ごみ排出量は、平成 24 年度 6,560(t/年)と平成 32 年度 6,387(t/年)を比較する と、173(t/年)高い値を示しています。 (2)廃棄物処理法基本方針の目標値のあてはめについて ・ごみ総量は、平成 24 年度 26,912(t/年)と平成 27 年度 22,790(t/年)を比較すると、4,122 (t/年)高い値を示しています。 ・再生利用率は、平成 24 年度 19%と平成 27 年度 25%を比較すると、6%低い値を示していま す。また、再生利用量は、平成 24 年度 5,138(t/年)と平成 27 年度 5,997(t/年)を比較 すると、859(t/年)低い値を示しています。 ・最終処分量は、平成 24 年度 864(t/年)と平成 27 年度 807(t/年)を比較すると、57(t/ 年)高い値を示しています。 (3)第3次茨城県廃棄物処理計画の目標値のあてはめについて ・1人1日当りのごみ排出量は、平成 24 年度 930(g/人・日)と平成 27 年度 748(g/人・日)を 比較すると、182(g/人・日)高い値を示しています。 ・再生利用率は、平成 24 年度 19%と平成 27 年度 23%を比較すると、4%低い値を示していま す。また、再生利用量は、平成 24 年度 5,138(t/年)と平成 27 年度 5,517(t/年)を比較 すると、379(t/年)低い値を示しています。 ・最終処分量は、平成 24 年度 864(t/年)と平成 27 年度 807(t/年)を比較すると、57(t/ 年)高い値を示しています。 3 表 1 一般廃棄物減量目標等の当てはめ 市 町 名 項 目 平成12年度※2 人口 排 出 量 平成19年度 平成20年度 平成24年度 人 84,079 83,503 82,493 79,276 ごみ総量 t/年 30,756 23,989 27,250 26,912 生活系ごみ※3 t/年 20,930 18,971 20,380 20,351 資源ごみ等 t/年 445 1,007 1,624 1,675 集団回収 t/年 916 566 555 480 その他 t/年 19,569 17,398 18,201 18,196 事業系ごみ ごみ総量 石 岡 市 循環計画当てはめ目標 (平成12年度比) 実績※1 単位 原 生活系ごみ 単 位 家庭ごみ排出量(集団回収・資源ごみ等を除く) 事業系ごみ 再生利用量※4 9,826 5,018 6,869 6,560 6,387 ▼35% 1,002 787 905 930 752 ▼25% g/人日 682 622 677 703 g/人日 638 571 604 629 g/人日 320 165 228 227 4,613 2,639 5,327 5,138 15% 11% 20% 19% t/年 - - 3,037 2,923 - 11% 11% 11% t/年 4,301 1,035 716 864 t/年 ※1 平成12、19年度は一般廃棄物処理実態調査結果より ※2 平成12年は旧石岡市と旧八郷町の合計値 ※3 生活系ごみに自家処理は含まない ※4 再生利用量=資源化量 ※5 再生利用率=資源化率 4 平成27年度 減少率 達成 茨城県当てはめ目標 (平成19年度比) 平成27年度 減少率 22,790 ▼5% t/年 再生利用率(溶融処理量を含まない) 最終処分量 減少率 達成 g/人日 再生利用率※5 再生利用量(溶融処理量を含まない) 平成32年度 廃掃法基本方針当てはめ目標 (平成19年度比) 748 ▼5% 478 ▼25% 5,997 5,517 25% 23% 807 ▼22% 807 ▼22% 達成 2.2目標値の設定について 目標値を設定する指標としては、 ・排出量(総量、家庭系ごみ、事業系ごみ) ・1人1日当り排出量(総量、家庭系ごみ、資源ごみ以外) ・再生利用率(リサイクル率) ・最終処分量 ・最終処分率 などが考えられます。 各指標が平成 30 年度あるいは平成 40 年度にどうなっているかをご検討いただくこととなりま す。 計画に記載する目標値を設定する指標は、 ・家庭系ごみの 1 人1日あたり排出量(g/人日) ・事業系ごみ排出量(t/年) ・再生利用率(%) ・最終処分量(t/年) を考えており、それぞれ、中間目標値(平成 30 年度)、計画目標値(平成 40 年度)を設定いただ きます。さらに、目標値の設定、ごみ排出量の将来予測を行います。 5
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