測点の属性値が - 道路工事完成図等作成支援サイト

エラーコード
W350001
エラーの内容
測点の属性値が、隣り合う測点の属性値と比較して妥当な範囲にない。
(マニュアル P.24)
エラーの解説
測点の取得基準は、以下に示すとおりである。
【測点の取得基準】
完成平面図には道路中心線上に測点を記載する。測点間隔は、監督
職員より貸与される縦断図の測点間隔に合わせる。ただし、監督職員
より縦断図が貸与されない場合、または貸与される縦断図に測点の記
載がない場合、「CAD 製図基準(案)」に準じて測点を記載する。
※「道路工事完成図等作成要領【本編】(P.17)」引用。
線形に記載する測点は原則 20m 間隔として、測点番号は 100m ご
とに記載する。測点の記載は NO.20 等とする。なお、測点間隔がこれ
によりがたい場合は関係者間で協議の上、変更できる。
※「CAD 製図基準(P.46)」引用。
道路工事完成図等チェックプログラムでは、上記取得基準による配置
間隔 20m の測点に対して、以下の条件で判定を行っている。
○追加距離:隣り合う測点間の追加距離の差が、±20.000m でなけれ
ばチェック結果で【確認】として検出する。
○高さ:隣り合う測点間の高低差(閾値 2.4m 以上)がある場合、チェ
ック結果で【確認】として検出する。(閾値 2.4mは、測点間
隔 20m、縦断勾配 12%以上としたときの値)
○横断勾配:横断勾配(左、右)の値について、隣り合う測点間の差
が±6.66%以上である場合チェック結果で【確認】とする。
(閾値の±6.66%は、測点間隔 20m、横断幅員 6m=3.00
m×2 車線、すりつけ率 1/50 以上としたときの値)
しかし、監督職員との協議の上、20m間隔以外(100m間隔等)の測点
が設置された場合や 1 工事ファイルに 2 路線以上の工事起点がある場
合は、追加距離、高さのチェックが正しく実施されない。そのため、
このような場合は例外として扱い、目視確認を実施した上で問題がな
ければエラーなしとする。
対処方法
入力数値に異常値がないか確認し、異常値がある場合、測点の属性値を
正しい値に修正する。異常値がなければエラーなしと判断する。
エラーサンプルと解説
【修正が必要なケース(エラー扱い)】
①高さデータに異常値が入力されているため、エラーとして検出されている。
異常値
設置日:不明
測点番号:10+00.000
追加距離:200.000
高さ:45.406
横断勾配(左):2.00
横断勾配(右):2.00
設置日:不明
測点番号:10+20.000
追加距離:220.000
高さ:5.806
横断勾配(左):2.00
横断勾配(右):2.00
設置日:不明
測点番号:10+40.000
追加距離:240.000
高さ:46.206
横断勾配(左):2.00
横断勾配(右):2.00
対処方法:異常値を適切な属性値に修正する。
【修正を必要としないケース】
②1 工事ファイルに 2 路線以上の工事起点がある場合は、追加距離、高さのチ
ェックが正しく実施されない。このような場合は目視確認を実施し、問題
がなければエラーなしとする。
1 工事ファイルに 2 路線以上の工
事起点がある場合は、目視確認に
より問題がなければエラーなし
とする。
更新履歴
版
更新日
内容
1.0
2014/10/8
初版作成
2.0
2015/11/25
備考
第2版作成
Ver.3.0のエラーコード、内容に変更
※ 用語の解説
・要領 :道路工事完成図等作成要領(第 2 版)
・マニュアル:道路工事完成図等チェックプログラム Ver.3.0 利用マニュアル 巻末資料 2