アプリケーションノート : ヒストリ表示と使用するネットワークスピード

APP06032004-RMK
アプリケーションノート :
ヒストリ表示と使用するネットワークスピードについて
ヒストリ表示と使用するネットワークスピードについて
平素は格別のご高配を賜りまことにありがとうございます。サーバで収集したヒストリデータ
をネットワーク経由でクライアントから表示した際、使用するネットワークスピードがどれだけ
表示スピードに影響するかを試験しました。リモートPCでヒストリ表示を行う際の参考資料とな
れば幸いです。
環境はサーバとクライアントの環境でダイナモのヒストリチャートを使用し30秒間隔8ペン,6時間表示と3
日間表示をヒストリデータを持たないクライアント側で計測しました。試験回数は5回で平均値を持って以
下の向上率等を算出しております。
試験1
試験2
試験3
試験4
試験5
平均
向上率
比較
6 Hours Historical Display
10BaseT/100BaseT/1000BaseT
5.45
1.71
0.55
4.74
1.48
0.57
3.82
1.73
0.61
5.67
1.59
0.45
6.10
1.40
0.53
5.16
1.58
0.54
1.00
3.26
9.51
1.00
3.26
2.92
クライアントCPU 5.00
向上率
1.00
15.00
3.00
29.00
1.93
3 Days Historical Displaying
10BaseT/100BaseT/1000BaseT
42.94
10.21
1.59 単位:秒
32.53
12.12
1.79 単位:秒
35.62
11.23
1.63 単位:秒
32.13
11.01
1.66 単位:秒
40.54
11.07
1.68 単位:秒
36.75
11.13
1.67 単位:秒
1.00
3.30
22.01
1.00
3.30
6.66
5.00
1.00
15.00
3.00
45.00
3.00
PC:DELL Optiplex GX270 2.2G 1GRAM
OS:W2K SP3
iFIX:v2.6
現状特にヒストリ表示の表示時間を短縮するチャートの機能はございません。参照するデータ量が大きく
なればそれなりに時間がかかる形です。そのデータ量の転送時間に大きく影響する要因として通信スピ
ードが上げられ、1Gまでの試験を行いました。6時間の表示では、10から100、100から1000への各
変更でそれぞれ約3倍向上する結果を得ました。3日間の表示では、各々3.3倍、6.66倍の結果です。送
受信するデータ量が大きいと向上率も顕著である結果が出ました。表示スピードを上げるにはこれだけ
ではありませんが大きく影響する要因です。このほか以下の点も影響しますのでご検討ください。
1. データ量:必要な変化範囲のデータを収集し同期間でデータ量を減らす。
2. ディスクの最適化:定期的なディスクのフラグメンテーション
以上
本アップデートノートの内容は予告なしに変更されることが有ります。詳細情報は弊社技術サポート窓口へお問い合わせ
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