学校だより 加南 e メール [email protected] 平成2 4 年 2月 1日 第14号(通算 287 号) 東海市立加木屋南小学校 Tel0562-34-9303 ホームページ http://www.kagiyaminami-e.aichi-c.ed.jp/ 早いもので,もう2月です。先日の学習発表会は,たくさんの方に来ていただき,子ども たちの成長ぶりを見ていただきました。ありがとうございました。子どもたちは本当にすご いです。確実にできることが増えています。成長の早さが一生のうちで一番早いのではない でしょうか。そして一生懸命な姿は,どの場面を見てもやっぱりかっこいいです。 さて,昨日(1月31日)東海市教職員表彰式・研修会が東海市文化センターで開かれま した。講演会では,昨年の夏の甲子園出場校の至学館高等学校野球部監督 麻王義之 先生 が講演してくださいました。その内容を少し紹介します。 演題「子どもを育てるうえでの指導者の心構え ~絶体絶命! 俺たちは諦めない!~」 至学館高校は7年前に共学になりました。野球部もその時に部員5人の同好会から始まっ たそうです。地元の中学校から,軟式野球しかやったことのない子や野球は初めての子ども たちが入部しているそうです。今では部員数が百人を超えているそうです。 麻王先生は,担任(現在1年F組)をもち,昨年までは学年主任もしていらっしゃいまし た。野球部の監督ではなく,一担任として赴任し,まず学級をしっかり経営することが基本 だそうです。それでは講演の中で気になった言葉を紹介します。 ○学級の3つの約束「あいさつ」「清掃」「身だしなみ」を徹底する。あいさつは伝わらな ければ意味がない。身だしなみは社会に出て一瞬で評価される。 ○まず笑顔で子どもたちに接する。 ○役割を与えて責任感を育てる。 ○部活動は7,8時間目の授業である。 ○自分たちで考えさせる。 ○野球しかできない野球ロボットをつくるのではなく,野球もできる立派な人間を育てる。 ○母の日の部活動は,感謝の手紙を書くこと。1年と3年では手紙の内容が全然違う。 ○試合中に指導をするのだから,試合が終わった後で指導はしない。同じことを言うのは 自己満足でしかない。 ○負の言葉を絶対に言わない。言葉はごはんである。いい言葉を食べさせればいい子に育 つ。負の言葉を食べさせれば負の子に育つ。 ○子どもたちのいいところを見抜き伸ばす。だからピッチャーは6人いる。ホームランバ ッターも5回で交代させる。高校から野球を始めた子が,10回に1回はバットにボー ルが当たる。それがホームランになる。それでいい。 ○自分たちの野球を信じる。 ○ピンチのときこそ笑顔。 まだまだたくさんのお話しをしていただきました。 グランドを水曜日しか使えず,もっぱら練習は土日に他の学校へ行ったりグランドへ行っ たりして行っていたそうです。練習できないことを嘆き,負けの理由にするのではなく,グ ランドを使わなくてもできる練習をする。発想の転換が必要だし,他の学校とは違うことを やろうとがんばってきたそうです。昨年の夏の地区予選,3回戦9回表に4点入れて逆転勝 ち,4回戦9回裏に3点入れて逆転サヨナラ勝ち,準々決勝延長14回サヨナラ勝ち,そし て決勝,優勝候補筆頭の愛工大名電戦,4対3で勝利。奇跡ともてはやされましたが,麻王 先生は「奇跡は偶然起こるのではない」とおっしゃっていました。努力の証として奇跡が起 きることがあるのです。そして感謝です。いろんな方の協力や善意があって野球をすること ができているとお話しされていました。また,子どもたちから感動や喜びを与えてもらえる のは,教師の特権,教師でしか味わえない喜びとも話されていました。 桐林さんという昨年卒業予定の2月に交通事故(東名で居眠りのトラックに追突された) で亡くなった先輩がいたそうです。子どもたちは,その先輩の分もがんばろうとしたそうで す。麻王先生は話されていませんでしたが,交通事故の悲惨さも改めて思い知らされました。 私たち加木屋南小学校の教師も,ぶれない思いをもって,子どもたちとともにさらに成長 していきたいと思いました。 【1年:できるようになったこと】 【3年:町のはかせになろう】 【5年:絆-仲間とともに-】 【2年:スイミー】 【4年:遠い国のおとぎ話】 【6年:ザ・今日は加南でヒストリー】 インフルエンザ対策<(_ _)> このところの寒さで,全国的にインフルエンザが猛威をふるっています。現在のところ,本校では流行の兆しはあ りませんが,今後,患者数の増加によっては学級閉鎖等の措置も考えられます。学校メルマガ・ホームページ等でお 知らせしますのでご承知おきください。 学校でも予防に努めてまいりますが,家庭でもご協力お願いします。なるべく人混みへの外出を避け,体調の悪い ときには無理せず,早めの休養を心掛けてください。
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