日本ドッジボール協会公式ルール(抜粋) ①チーム ●1~2 年生部門:1 チームは 8 名以上 12 名以内です。試合は8名対8名で行います。 ●3~6 年生部門:1 チームは 10 名以上 15 名以内です。試合は 10 名対 10 名で行います。 ②元外野 ●元外野は 1 名以上 7 名以下(1~2 年生)、1 名以上 9 名以下(3~6 年生)の、その中でチームで 自由に選べます。 ●元外野も相手の内野の選手をアウトにしなければ自分の内野に戻れません。 ③ジャンプボール ●試合はジャンプボールで始まります。 ●ジャンパーへの内野からの第 1 投の攻撃は禁止です。(ジャンパーアタック) ④抗議 ●試合中、審判に対し選手又はベンチからの抗議、アピールできません。 テクニカルファール(イエローカード)の対象になります。 ⑤攻撃のアウト・セーフ ●相手のノーバウンドの投球をとれなかったり、当てられた場合にアウトになります。 ●1 回のノーバウンドの投球で 2 名以上当たった場合は、最初の 1 名がアウトになります。 ●顔や頭にノーバウンドの投球が直接当たった選手はアウトになりません。(ヘッドアタック) ●1 度味方に当たったボールを、ノーバウンドでファール無く味方の選手が捕球した場合は、 その当たった選手はアウトになりません。(アシストキャッチ) ●相手が投球した時にファールがあった場合、当たった選手はアウトになりません。 また当たってもボールが床に落ちるか相手選手が捕球する前に、ファールが相手にあった場合も アウトになりません。 ●一度ノーバウンドのボールを床に落とした場合はアウトになります。 ⑥内野同士・外野同士のパス禁止 ●味方の内野同士・外野同士のパスはファールになります。(ダブルパス) ⑦内外野への移動 ●試合中の内外野への移動では相手のエリアに入ってはいけません。(アウトプレイ) ⑧ボールデッドとボールの支配権 ●試合中、内外野の外にボールが出た時、ボールデッドとなります。 ●ボールデッドになった時、そのボールは (1)最後にさわったのが内野選手の場合、相手の内野ボールになります。 (2)最後にさわったのが外野選手の場合、手の平ならばその外野選手になります。(ワンタッチ) ただし、外野の投げたボールが直接ボールデッドになった場合は、相手の内野ボールとなります。 ⑨プレイの再開 ●ワンタッチなどで外野の外からボールを取ってプレイを再開する時は、一度外野の中に入って、 ボールを頭の上にあげてからプレイを再開する。(ボールアップ)外野の外から助走をつけて 投げるのは禁止です。 ●ボールアップをしたのち、主審の短い笛でプレイ再開になります。笛のなる前に投球した場合、 ファールとなり、相手の内野ボールとなります。(フライングスロー) ⑩内野復帰権の放棄 ●外野の選手が相手の内野選手をアウトにしても次の場合は自分の内野に帰れません。 (1)アウトを取ってから、外野の中でボールをさわったとき。 (2)アウトを取ってから、すぐに自分の内野に帰らなかったとき。 (3)アウトを取ってから、外野の中で再び、プレイに加わったと審判が認めたとき。 第 901 条 ◆第9章 ファール 反則(ファール) ファールは次のとおりとし、その場合ボールの支配権は相手の内野または外野に移動する。 第 902 条 ファイブパス パスは、ファール及びアウトがなく連続4回までとし、5回目のパスが成立した時点でファールとなり、 ボールの支配権は相手の内野に移動する。 ①パスが連続している間にワンタッチ(第 809 条 2①)がありボールデッドとなっても再開後のパスは 継続して数える。 ②第 802 条及び第 803 条に規定されたアタック及びパスに対し、相手プレイヤーがボールに触れた 場合、パスカウントは消滅する。 第 903 条 ダブルパス 同一チームの内野プレイヤー同士、または外野プレイヤー同士が、パス及びボールの受け渡しをした 場合はファールとなり、ボールの支配権は相手の内野に移動する。ただし、主審がプレイヤーの投球 をアタックと判定したものを除く。 第 904 条 オーバーライン インプレイ中ボールを保有したプレイヤーはラインを踏んだり、超えてはならない。 この場合、ファールとなりボールの支配権は、相手の内野または外野に移動する。 第 905 条 ホールディング インプレイ中、相手チームのエリア内に転がっているボールに触れてはならない。 ただし、空中にあるボールはこの限りではない。また、空中にあるボールを相手エリア内で ドリブルしてはならない。これらの場合ファールとなりボールの支配権は相手の内野または 外野に移動する。 第 906 条 ヘッドアタック ノーバウンドの投球で直接相手プレイヤーの顔面、または頭部に当ててはならない。 この場合ファールとなりボールの支配権は相手の内野に移動し、その投球は無効とする。 ①相手内プレイヤーの顔、頭にノーバウンドの投球が直接当たった場合はヘッドアタック ファールとなる。 ②故意にボールに顔や頭をもっていったと審判が判断した場合は、イリーガル・スローまたは、 イリーガルキャッチのファールとなり、ヘッドアタックは適用されない。 ③髪の毛のみ、はちまき等にかすった場合は、ヘッドアタックとはならない。 第 907 条 タッチ・ザ・ボディー 試合中相手プレイヤーと体が接触するような行為をしてはならない。この場合ファールとなり、 ボールの支配権は相手の内野または外野に移動する。 ただし、ジャンプボール時に偶然、体が触れた場合を除く。 第 908 条 ダブルタッチ アウトになったプレイヤーがアウトコール後、外野への移動中に自エリア内で自ら再びボールに 触れてはならない。この場合ファールとなりボールの支配権は相手の内野に移動する。 第 909 条 インターフェアー プレイヤーが内外野への移動中に、故意に相手の投球したボールに触れてはならない。 この場合ファールとなり、ボールの支配権は相手の内野に移動する。ジャンプボール後の内野から の第 1 投目を、ジャンパーが妨害する行為にも、このファールを適用する。 第 910 条 キープ・フォー・ファイブ プレイヤーはボールを捕球してから5秒以上保持してはならない。この場合ファールとなり、ボール の支配権は、相手の内野に移動する。ただし、転倒などをして直ちに投球することができない場合は、 立ち上がってからの5秒とする。 第 911 条 フライングタップ ジャンプボール時のタップは、ボールが頂点から落下し始めた時点で行う。ボールが頂点から落下し 始める前にタップした場合は、ファールとなりボールの支配権は相手の内野に移動する。 第 912 条 ダブルタップ ジャンプボール時に 2 度以上ボールタップしてはならない。この場合ファールとなり、ボールの支配権 は相手の内野に移動する。ただし、落下してきたボールが偶然触れた場合は除く。 第 913 条 ジャンパーアタック ジャンパーがタップしたボールを捕球した内野プレイヤーは、相手チームのジャンパーを第 1 投目で 攻撃してはならない。この場合ファールとなり、ボールの支配権は相手の内野に移動する。 第 914 条 ジャンパーキャッチ ジャンパーは、自分がタップしたボールを他のプレイヤーが投球するまで触れてはならない。 この場合ファールとなり、ボールの支配権は相手の内野に移動する。ただし、ジャンパーが唯一の 内野プレイヤーである場合、自エリア内でのプレイはその限りではない。 第 915 条 フライングスロー ボールデッド後試合を再開する場合、ボールの支配権を持つプレイヤーは主審のホイッスル前に投球 してはならない。この場合ファールとなりボールの支配権は相手の内野に移動する。 第 916 条 アウトプレイ インプレイ中、プレイヤーは自エリア以外でプレイしてはならない。この場合ファールとなり、ボール の支配権は相手の内野に移動する。 第 917 条 イリ―ガル・スロー 手・腕・足・頭等でボールを弾いてアタック、またはパスをしてはならない。この場合ファールとなり、 ボールの支配権は相手の内野に移動する。ただし、外野のワンタッチと偶然ボールが体に当たった場合 は除く。 ①ボールを弾いてアタックまたはパスをしてはならない。 ②外野プレイヤーはワンタッチの特例が認められているので、手で弾いた時点ではファールにならない。 ただし、その弾いたボールを味方がキャッチするとダブルパスとなる。 またその弾いたボールが、直接相手内野プレイヤーに当たってもアウトにならない。 第 918 条 イリーガル・キャッチ 手・腕・足・頭等でボールを弾いた後、そのボールを捕球してはならない。この場合ファールとなり、 ボールの支配権は相手の内野に移動する。ただし、外野にワンタッチと偶然ボールが体に当たった場合 は除く。 ①ボールを弾いた後そのボールを捕球してはならない。 ②外野プレイヤーはワンタッチの特例が認められているので、手で弾いた時点ではファールにならない。 ただし、その弾いたボールを味方がキャッチするとダブルパスとなる。 ③ファンブルと主審が認めたものはこの限りではない。 第 919 条 テクニカルファール 1)試合中、プレイヤーが次の行為を行った場合、テクニカルファールとし、ボールの支配権が相手の 内野に移動し、テクニカルファールをおかしたプレイヤーは「警告」を受ける。 ①失礼な態度で、審判及びオフィシャルに話しかけたり、触る。 ②無作法にふるまう。 ③相手のプレイヤーを威嚇したり、挑発したりする。 ④ボールデッド時に試合の再開を不当に遅らせ、ゲームの進行を妨げる。 ⑤不当な利益を得ようとしてプレイヤーゾーンを離れる。 ⑥審判及びオフィシャルの判定や指示に従わない。 2)試合中、監督及び控えのプレイヤーが次の行為を行った場合、テクニカルファールとし、ボールの 支配権が相手の内野に移動し、テクニカルファールをおかした監督等または控えのプレイヤーは 「警告」を受ける。 ①失礼な態度で、審判及びオフィシャルに話しかけたり、触る。 ②無作法にふるまう。 ③相手のプレイヤーを威嚇したり、挑発したりする。 ④審判及びオフィシャルの許可なくベンチを離れる。 ⑤審判及びオフィシャルの判定や指示に従わない。 3)試合開始前、及びセット間にテクニカルファールがあった場合は、テクニカルファールをおかした プレイヤー、監督等は「警告」を受ける。 第 920 条 ファール等の重複、重軽 ファール等が連続してあった場合は最初のファール等を適用し、ファール等の判定が各審判員で異なっ た場合は、重い方を適用する。 第 921 条 アドバンテージ 主審はファールを認めても、ファールされたチームが有利になるか判断がつかない場合は、ファールを 確定させずしばらく経過を見る。その結果、ファールされたチームに有利な場合は、そのまま試合を続行 させ、不利な場合は、その時点でファールを確定させる。ただし、テクニカルファールの場合はこの限り ではない。
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