災害等の非常時に備えた電子カルテシステムデータの 遠隔地へのコピー

災害等の非常時に備えた電子カルテシステムデータの
遠隔地へのコピー保管と被災時の本院以外でのデータ参照について
東京大学医学部附属病院
本院は災害等非常時に備え、国立大学病院医療情報システムデータの遠隔バッ
クアッププロジェクト(通称 Gemini プロジェクト:42全ての国立大学病院が
参加)に参加し、電子カルテシステムに記録された診療情報の主要部分の電子
的なコピーを、厳しく管理された2ヶ所の遠隔地データセンター(北海道およ
び九州)に保管しています。
これにより万一本院が被災し診療ができない事態になり病院長が非常事態対
応を宣言した場合に限り、患者さんが別の医療機関や救護所等で臨時の診療を
受ける際、医療者はこの遠隔地保管された診療データを他医療機関で参照する
ことがあります。また、この遠隔地保管された診療データを被災後の当院医療
情報システムの復旧に使用することがあります。
大災害時に備えて患者さんの大切な診療情報を守るため、国立大学病院が共
同で実施しているプロジェクトですので、何卒ご理解をいただきますようお願
いいたします。