平成27年度 廿日市小学校 非常災害時の対応マニュアル 本校では,非常時(地震・風水害・不審者侵入等)の対応について,マニュアルを作成しています。 ○ このマニュアルは,非常時(風水害,地震・津波,不審者侵入等)に適用されます。しかし,学 校の判断・決定がすべてではありません。非常時における保護者の皆様の自主的な判断が大切に なってきます。 風水害等において,警報の発令の有無にかかわらず,児童を自宅待機させることが望ましいと 判断された場合は,その旨を学校に連絡してください。その後,登校させる場合には,保護者同 伴での登校をしてください。 ○ 重要なのは, 「家庭への連絡」です。緊急時における連絡方法は,メールによる一斉連絡を行 います。返信がない場合,再度メールによる連絡をします。 なお,学校は電話回線が2回線しかありません。緊急時の電話対応には非常に無理があります。 メールへの登録を是非,協力して下さい。 ○ なお,大地震発生時など災害の規模によっては,緊急メール(電話)での連絡は一切できないこと が予想されます。その場合は,保護者の判断で,ご自身の安全を確認の上,引き取りにきてください。 ○ 非常時における地域の状況など,学校に情報を提供してくさい。 緊急連絡について (1)より速く,確実に,全保護者への連絡を行うためのものです。 次の4点について使用します。 ① 大雨,台風,地震・津波等による臨時休校,お迎えなどの緊急時の対応に関わること ② 運動会等の学校行事の雨による延期等の対応に関わること ③ 不審者侵入等の児童の安全に関わること ④ その他,学年連絡,PTA行事連絡に関わること (2)定期的にメールによる緊急連絡訓練を行います。 1 大雨,台風等における対応 (1)登校について 警報発令 ◎午前 6 時 00 分の時点で 「特別警報」「大雨警報」「洪水警報」「暴風警報」のいずれか1つでも発令された場合, 発令される可能性がある場合 6 時 30 分に学校から連絡(メール配信で一斉送信) 臨時休業 通常通り登校 風雨が強まる場合や,登校が 午前6時以降に警報が解除される見込みがある場 危険と判断される場合。 合,警報が発令されていても登校に危険がないと 判断される場合。 (中学校区内の小・中学校で協議し,対応を決定) (2)下校について 登校後に警報発令 三校(廿日市小学校,佐方小学校,廿日市中学校),市教育委員会と連携し,次の ことについて判断,決定します。 警報が発令され,児童の下校が危険だと判 警報が注意報に変わった場合や発令時の状況判 断した場合 断から安全に歩いて帰ることができる場合 学校から連絡 (メール配信) 「学校待機」 保護者等が学校に児童を迎えに来ます。 (緊急時児童引き渡しカードで引き渡し) 「一斉下校」 ・職員が立哨を行い,児童が一斉に下校しま す。 「集団下校」 ・下校コースごとに職員が引率し,集団で下校 します。 ◎ 下校時刻を予定時刻より早めることはあり ません。 2 地震・津波への基本的対応 (1) 「震度5弱以上」の地震発生時等の対応について 廿日市市とその周辺地域に大きな地震(震度5弱以上)が発生したとき,次のような対応をすることとし ます。メール連絡が可能ならば緊急連絡をします。しかし,非常災害時には通信手段が使えないと予想され ます。その場合は,保護者の判断でご自身の安全を確認の上,児童を引き取りに来てください。 発生時 対 応 前日 ~ 臨 時 休 業 登校前 学 在校時 ※児童引き渡 し 登下校中 校外学習 集団宿泊行事 (野外活動,修 学旅行) 校 待 機 保 護 者 の お 迎 え に よ る 下 校 直ちに授業等を中止し,児童を安全な場所(運動場等)に避難させます。保護者の迎え による引き渡しとします。 ※保護者もしくは,事前に申請のあった代理の方のみ引き渡すことといたします。 (保 護者が来校できない場合を想定し,事前に「緊急時児童引き渡しカード」に代理の方 の名前及び関係を記入し,提出していただきますようお願いします。 ) ※保護者によるお迎えがあるまで,児童を安全な場所にて待機させます。 ○登校中に発生した場合は,臨時休業 ○危険な場所を避け,安全な場所に一時避難し,揺れがおさまったら,学校 か自宅の近い方に避難します。 児童 ○落下物に注意し,壊れそうな建物や塀から離れ,頭部を保護します。地割れ などに近づかないようにします。 ※ 登下校中に地震に遭遇し学校に来た児童は,安全を確保し,保護者に引き 渡します。 ○通学路を徒歩にて児童の存在を確認しながら,児童を引き取りに 来てくだ 保護者 さい。 (通学路をお子さんと一緒に歩いて,一時避難できる場所を話し合っておい てください。) ○原則としてすぐ帰校します。帰校後,引き取りに来てください。 状況によっては現地で避難します。 ○原則として帰校します。帰校後,引き取りに来てください。 状況によっては,宿泊地等で避難します。 (2) 「震度5弱以下」の場合 ① 震度5弱以下でも,周囲に甚大な被害が出たり,公共交通機関がマヒしたりする場合は,児童を引き取 りにきてください。学校よりメール連絡が可能ならばメールで連絡します。 ② 震度5弱以下で被害がない場合は,状況を確認して,普段通りの生活をします。 (3) 地震発生後の津波への対応 第 1 次避難;強い地震(震度5弱以上)が発生,及び津波注意報・警報が発令された場合,校舎3階に避 難します。 第 2 次避難;津波警報の予想津波高によっては,桂公園(標高31m)へ避難します。 (4) その他 地震や津波に備え,日頃から避難場所や行動について,お子さんと必ず話し合っておいてく ださい。 3 非常時の児童引き渡しについて(判断基準と手順・方法) 廿日市小学校では,次のように非常時(地震・風水害・不審者侵入等)に,安全に児童を引き渡すため,判 断基準並びにガイドラインを設定しました。保護者の皆様におかれましては,内容についてのご理解とご協力 をお願い致します。 (1) 引き渡し判断基準 廿日市小学校 児童引き渡し判断基準 ① 廿日市市において,震度5弱以上の地震が発生した場合 ② 内閣府から大震災に対して「警戒宣言」が出された場合 ③ 通学路や家屋に重大な損傷がみられ,下校が難しいと判断した場合 ④ 学校施設が一時避難場所と開設された場合 ⑤ 学校区が停電し,信号機が消灯した場合 ⑥ JRなどの公共交通機関が停止し,保護者の帰宅に困難が生じる恐れのある場合 ⑦ 警察等から廿日市市内に凶悪犯罪等の犯人等が潜伏中との通報を得た場合(市教委からの指示) ⑧ その他,児童の安全確保のため,市からの指示や学校が判断した場合 (風水害・火災・不審者侵入等) 以上の事態が発生した場合は,児童の保護者への引き渡しを実施します。 (2) 引き渡しの手順及び方法 ①児童引き渡しによる下校と決定 → ②各家庭へ連絡:引き渡しの要請・連絡(緊急メール配信) → ③教室(大雨・台風) ,運動場・体育館(地震等)にて,学級担任が「引き渡しカード」を使って, 確実に児童引き渡しをします。 ※ 引き渡しにあたって ○学級担任が「緊急時児童引き渡しカード」を使って,児童とともに引き取り者(保護者・代理 人)の確認をしてから,児童を引き渡します。 ○保護者へのお願い ・徒歩(自転車)でお越しください。 ・兄弟姉妹二人以上いる方は,低学年を先にお願いします。 <伝達事項> ・児童の健康,怪我等の状況 ・今後の学校の予定 (引き渡し時点) ・引き取る際には,児童名・関係・名前を告げてください。 (災害時は混乱するため,一人一人確認します) → ④引き渡し相手不在児童は集合して待機させます。保護者等の迎えがあるまで一時保護します。 ☆大地震発生時など災害の規模によっては,緊急メール(電話)での連絡は一切できないことが 予 想されます。その場合は,保護者の判断で,ご自身の安全を確認の上,引き取りにきてください。 ・帰宅され,お子さんが下校していない場合は,まずは,近隣の本校に在学するご家庭に確認し てください。 ・近隣のご家庭に,下校していない場合は,学校においでください。
© Copyright 2024 ExpyDoc