製作について

子どもの様子
子ども自身がシールをはがしたり貼ったりします。クレヨ
ンでなぐり描きをしますがまだタッチは弱いです。
保育士の援助のポイント
折り紙やクレヨンなどに触れる機会をつくり興味が持て
るようにしています。
保護者の援助のポイント
興味を持ったときに興味を持ったもので保護者と一緒
に行なってください。
子どもの様子
指先が発達し、シールは子ども自身ではがすことが上手になります。折り紙を引っ張って切ること
から“ちぎる”こともできるようになります。糊が付いているかみを貼ることから、子ども自身が糊を
指につけ伸ばす動作ができるようになります。クレヨンを使ってのなぐり描きでは、少しずつクレヨ
ンをしっかり握り、力強く描くことができるようになります。
保育士の援助のポイント
動物や果物、また季節を感じることができるものを取り入れたり、感触を楽しめるような素材を使
ったりすることで作ることや行なうことに興味が持てるようにしています。見本を見せたり声を掛け
たりしながらも、子どものやる気や発想を大切にし援助しています。
保護者の援助のポイント
一緒にお絵描きを楽しんだり、新聞などをちぎったりして遊んでください。また子どもが自分でやり
たいと思ったときには見守り、上手にできたことを十分褒めてください。描いたり作ったりすること
の楽しさを感じていくことができます。
子どもの様子
子どもが自分の持ち物を理解して扱うことができる
ようになります。クレヨンの色を理解して絵を描こう
とすることもできるようになり、糊の使い方も上手に
なります。糊の量を意識し始めますが、きちんと調節
することはできず、保育士の援助が必要です。
保育士の援助のポイント
自分用の教材を用意し、糊のふたを開け閉めしたり、教材を片付けたりできるようにしています。糊の
量や折り紙の折り方など、子どもが実際に扱い経験することでりかいできるように繰り返し使っていま
す。
保護者の援助のポイント
シールや絵など目印となるものがあると子どもが自分のものであることを判断しやすいです。家庭でも
様々な素材に触れる機会を作ってください。その中で色や使い方を覚えていくことができます。
子どもの様子
目的を持って作ったり描いたりし、作品を保護者など
に見てもらいたい気持ちが強くなります。はさみを使
って直線を切ることができるようにもなります。友だち
の作品を真似ることが多くなりますが、真似ることか
ら様々な表現方法を学びます。
保育士の援助のポイント
子どもが自分で作り上げたという達成感が持てるよう援助はあまりせず、折り方や切り方などの見本を
見せたり、イメージが膨らむように絵や実物を見せたりしながら行っています。また製作工程を細かく区切
ることで製作手順を理解して取り組むことができるようにしています。
保護者の援助のポイント
子どもが描いたり作ったりしたものを褒めたり、何を作ったのかを聞いたりすることで製作する事に自信
がうまれます。はさみや糊、テープの使い方も繰り返し経験していくことで上手に扱うことができるように
なります。
子どもの様子
教材は上手に使うことができるようになります。最後ま
で集中して取り組むようになり、自分の作品に強い愛
着を持つようになります。友だちの作品を真似ることも
ありますが、子ども自身がしっかりテーマを理解して表
現できるようになります。
保育士の援助のポイント
子どもが自分で考えて自由に作ることができるような製作を取り入れるようにしています。工
夫しているところなどを見つけて声を掛けていくことで、自信を持ってのびのびと表現できるよ
うにもしています。クレヨンと絵の具を組み合わせて絵を描いたり、レストランごっこの品物を
作ったりと目的を持って製作に取り組むことができるようにしています。
保護者の援助のポイント
子どもが作った作品を一緒に見る中で、子どもがどのような思いを込めて作ったのか聞いた
り、家庭で折り紙や糊、はさみの扱い方を子どもに教えてもらう形で一緒に製作を楽しんだり
することで、教材の扱い方も一層上手になり様々なイメージを膨らませながら集中して作品作
りに取り組むことができるようになります。
子どもの様子
様々な教材を扱うことができるようになり、製作の幅も
広がります。子どもなりに色々考え工夫して作品を作る
こともでき、イメージした物を納得のいくまでやり直しな
がら作品作りに取り組むことができます。
保育士の援助のポイント
作った作品を子ども自身が発表する機会を持ち、友だちの作品に興味を持ったり刺激を受け
たりできるようにしています。また友だちの作品から、素材の扱いや色々な表現方法があるこ
とを学ぶことができるようにしています。
保護者の援助のポイント
家庭でも子どもが興味を持った製作にじっくり取り組む時間を作るようにし、思考錯誤しなが
ら取り組む中で、発想力を養ったり教材を扱う経験を積み重ねたりしてください。