ペンネーム かっけるんオヤジ 【エピソードのタイトル】 娘と走る海響マラソン 【エピソードの内容】 昨年は初めてのフルマラソン。走ろうと決めたのは申し込みの 1 ヶ月前のことだった。 結婚して 2 年、待望の第1子を妻が妊娠していることが分かり、自分が父親になる覚悟を試す何かに挑戦した い、何かに向かって頑張っている姿を子供に見せられるそんな父親でありたい、そんな気持ちからだった。また マラソンには神様がいて完走したら願いが叶うと聞いたことがあった。挑戦と安産祈願に自分の頑張る汗を染 み込ませる、そんな想いで地元山口の海響マラソンの挑戦を決めた。 マラソンは小さい頃から毎年家族で箱根駅伝をテレビで見るなど馴染みも多いスポーツでいつも感動と勇気、 そして私を奮い立たす何かがあるスポーツだった。 申し込んで以降、初めて 10km 走れたのは 8 月の中旬、20Km 走れたのは 9 月の中旬だったと手帳に記録して ある。毎月合計で 100Km 近くを走り、それはまさしく自分の覚悟との自問自答だった。 そして海響マラソン当日、私は安産祈願を短パンに縫い付け走り、結果 5 時間半近くかかったが初めてフルマ ラソンの完走ができた。妻には何にも替え難い想いの詰まった安産祈願だと言ってもらえ、出産時にもずっと近 くに置き、妻は大切にしてくれた。 昨年は安産祈願を持って走ったが、今年は妻と無事に生まれた娘がゴールで待っていてくれる。昨年はスター ト前に撮影した妻との写真を年賀状に使った。今年はサブ 4 に挑戦し、ゴールして妻と娘と家族写真を撮り、そ れを年賀状にする、それを目標にしている。 海響マラソンは家族を感じ、父親としての自分と、娘の成長を感じられる、そんな自分にとって意味のある大会 であり続けたい。
© Copyright 2024 ExpyDoc