教育実習(事前・事後指導) 公 一

教育実習(事前・事後指導)
TATSUMI Kimikazu

Educational Practice「Beforhand and After The fact」
公 一
■授業の目的
教員免許取得には、工業科及び情報科で「教育実習Ⅰ」
(2週間)
、技術科で「教育実習Ⅰ・Ⅱ」
(3~4週間)が必修であ
り、実習校の都合のよい時期に教育実習を行う。
「教育実習(事前・事後指導)
」は教育実習の指導と一体化し、3年次後期
および4年次前期に実施する。
■授業の到達目標
事前指導では教育実習を円滑に行うための準備を、事後指導では教育実習の振り返りを行うことを到達目標とする。
■授業計画
〔前期〕
1 オリエンテーション
4年次生に対して、前期の講座の目標、授業計画等を説
明し、模擬授業、教材作成等の準備をする。
2 教材作成、学習指導案の作成
教育実習で実際に授業を行う単元における教材作成及び
学習指導案の作成を行う。
3 学習指導の実際1
作成した教材、学習指導案に基づいて授業の導入、展開
について模擬授業を行い、指導法の改善を図る。
4 学習指導の実際2
作成した教材、学習指導案に基づいて授業の導入、展開
について模擬授業を行い、指導法の改善を図る。
5 学習指導の実際3
作成した教材、学習指導案に基づいて授業の導入、展開
について模擬授業を行い、指導法の改善を図る。
6 学習指導の実際4
作成した教材、学習指導案に基づいた授業の導入、展開
について模擬授業を行い、指導法の改善を図る。
7 学習指導の実際5
作成した教材、学習指導案に基づいて授業の導入、展開
について模擬授業を行い、指導法の改善を図る。
8 学習指導の実際6
作成した教材、学習指導案に基づいて授業の導入、展開
について模擬授業を行い、指導法の改善を図る。
9 教育実習研究授業の指導1
教育実習を行う学生の研究授業を参観し、必要な指導を
行う。
10 教育実習研究授業の指導2
教育実習を行う学生の研究授業を参観し、必要な指導を
行う。
教育実習研究授業の指導3
11
教育実習を行う学生の研究授業を参観し、必要な指導を
行う。
12 教育実習研究授業の指導4
教育実習を行う学生の研究授業を参観し、必要な指導を
行う。
13 教育実習報告1
教育実習の事後指導として、教育実習の成果と課題につ
いて研究協議を行う。教育実習を実施しない者は、選択
した課題についてプレゼンテーションを行う。
14 教育実習報告2
教育実習の事後指導として、教育実習の成果と課題につ
いて研究協議を行う。教育実習を実施しない者は、選択
した課題についてプレゼンテーションを行う。
15 教育実習報告3
教育実習の事後指導として、教育実習の成果と課題につ
いて研究協議を行う。教育実習を実施しない者は、選択
した課題についてプレゼンテーションを行う。
〔後期〕
1 オリエンテーション・教育実習の意義
3年次生に対して、後期の講座の目標、授業計画等を説
明する。教育実習の意義について検討する。履修カルテ
(初回に提出)の点検を行う。
4年次生による教育実習成果報告
2
4年次生の代表者が教育実習の事前準備及び教育実習の
成果について報告する。
3 教育実習の心構えと準備
教育実習の準備、実習中の態度、授業やホームルーム活
動に臨む姿勢、教育実習終了後の対応などについて整理
する。
4 訪問校調査
学校訪問する高校について、学校の概要、学校経営、生
徒の状況、教育指導の成果などについて調査する。
5 訪問校調査報告
学校訪問する高校について、学校の概要、学校経営、生
徒の状況、教育指導の成果などについて調査・報告し、
研究協議する。
6 学校訪問
工業高校を訪問し、授業を参観し、授業における指導計
画、指導方法、指導技術について理解する。工業科教育
法と連動して行う。
7 実習校調査
教育実習を行う学校について、学校の概要、学校経営、
生徒の状況、教育指導の成果などについて調査する。
8 実習校調査報告1
教育実習を行う学校の概要、生徒の状況、教育指導の成
果などについて報告し、生徒観や教材観を確立する。
9 実習校調査報告2
教育実習を行う学校の概要、生徒の状況、教育指導の成
果などについて報告し、生徒観や教材観を確立する。
実習校調査報告3
10
教育実習を行う学校の概要、生徒の状況、教育指導の成
果などについて報告し、生徒観や教材観を確立する。
11 実習校調査報告4
教育実習を行う学校の概要、生徒の状況、教育指導の成
果などについて報告し、生徒観や教材観を確立する。
12 模擬授業1
学習指導案を作成し、それに基づいて模擬授業を実践し、
相互評価を行う。
13 模擬授業2
学習指導案を作成し、それに基づいて模擬授業を実践し、
相互評価を行う。
14 模擬授業3
学習指導案を作成し、それに基づいて模擬授業を実践し、
相互評価を行う。
15 模擬授業4
学習指導案を作成し、それに基づいて模擬授業を実践し、
相互評価を行う。
■授業の方法
・教科書、資料を活用しながら指導する。事前・事後指導は、訪問校及び実習校の調査、指導計画、学習指導案等の作成・
発表など、主体的な学習を重視する。
・プレゼンテーションや模擬授業を通して、他者にわかりやすく伝える技術を向上させる。
■予習・復習
実習校調査、実習校の授業を想定した指導計画、教育実習報告書等についての課題を行い、提出すること。
■成績評価の方法
・教育実習は原則として全て参加することを義務付ける。事前・事後指導も出席を重視する。
・実習中は実習校での評価を参考とし、事前・事後指導を含め総合的に評価する。
■教科書・参考書
・教科書:
「新教職論」
(実教出版株式会社)を活用するので必ず持参すること。 ・参考書:関係する教科の文部科学省「学習指導要領解説」も持参すること。
■関連する科目
・
「教育実習Ⅰ」
「教育実習Ⅱ」とともに一体的に学ぶ。
・工業科教育法、技術科教育法、情報科教育法のうち実習に関係する科目は事前に履修すること。