平 成 27 年 3 月 5 日 日本原子力発電株式会社 申し入れ 当社としては、 昨年 12 月 10 日のピア・レビュー会合において示された評価書 (案) には63箇所もの問題点があることや、同日の「当社コメント」でも述べたと おり、ピア・レビュアーの専門家の方々から、評価書(案)の根幹に係わる数多 くのコメントが出されています。本件の当事者である当社に改めて説明と議論 の機会を与えていただき、真に科学的、技術的な議論を十分に尽くしたうえで、 評価書(案)の見直しを行うよう申し入れます。 -記- 1.有識者会合及び評価書案の今後の進め方について (1) 平成 26 年 12 月 10 日のピア・レビュー会合でのピア・レビュアーのご意 見及び当社の指摘した「63の問題点」について、当社も参加する評価会 合において十分にご議論させて頂きたい。 (2) 評価書案におけるそれぞれの論点についての指摘や立論について、根拠や 裏付けデータ等を具体的に示して頂き、それについて評価会合において有 識者と当社との間でご議論させて頂きたい。 (3) なお、当社が指摘した「63の問題点」のうち、特に評価書の結論に直接 係わる4つの重要なポイント(地層の堆積年代、K 断層の活動性(D-1 トレンチ北西法面) 、K 断層の活動性(原電道路ピット) 、K断層の活動性*) について当社からご説明させて頂きたい。 (別紙1) 2.当社の指摘した「63の問題点」について 当社が本年 1 月 6 日に公表した文書で指摘した「63の問題点」に関し、 各項目毎にその事実関係の正否等について、事務局及び有識者のご見解を文書 で頂きたい。 3.平成 26 年 12 月 3 日の文書における評価書の「報告」、「参考」扱いとの関 連について 評価書の「報告」、 「参考」の取り扱い※1に関連して、昨年 12 月 5 日の面談 の際お願いした、評価書※2に係わる委員会での了承(平成 25 年 5 月 22 日) 及び委員会決定(平成 25 年 5 月 29 日)に基づく当社に対する報告徴収命令 文書(平成 25 年 5 月 29 日付け)との関係について、法的観点からご説明し て頂きたい。 (別紙2) ※1:平成 26 年 12 月 3 日付け文書「敦賀敷地内破砕帯調査*に関する有 識者会合の進捗状況について」 ※2:当社敦賀発電所の敷地内破砕帯調査に関する評価書 以 上 *:誤記のため、以下のとおり訂正します。 ・「活動性」→「連続性」 ・「敦賀敷地内破砕帯調査」→「敷地内破砕帯調査」
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