仕様書(PDF:430KB)

平成28年度白神山地世界遺産地域モニタリング計画の評価・見直し支援業務
仕
様
書
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業務の目的
白神山地世界遺産地域モニタリング計画は、白神山地世界遺産地域(以下「遺産地域」
という。)のブナ林生態系及びその価値を後世に引き継いでいくため、平成23年度から
10年程度において、関係行政機関等が実施するモニタリング目標、モニタリング項目、
評価指標について規定するとともに、モニタリングに関係する各種調査の内容、その実施
及び結果の評価などの基本的な事項を明らかにすることを目的に策定された。
この計画においては、
「モニタリング成果の評価は、概ね5年に1回程度を基本とする。」
また、「モニタリング計画はおおむね5年ごとに見直しを行うものとし、モニタリングの
評価やこれを通じた遺産地域への保全管理に関する白神山地世界遺産地域科学委員会(以
下「科学委員会」という。)からの助言を踏まえ、地域連絡会議において、変更すること
ができる。」と定められている。
本業務では、平成23年度以降5年間のモニタリング成果のとりまとめと評価、モニタ
リング内容の不足・不要事項の洗い出し及び追加調査の必要性の検証を行うとともに、科
学委員会の助言を受けながら、モニタリング計画の評価・見直しをすることを目的とす
る。
2
業務内容
別添
「白神山地世界遺産地域モニタリング計画」に基づき実施された調査結果について、
評価指標ごとの担当委員(別紙)による仮評価と洗い出し結果をとりまとめ、科学委員会
における助言を踏まえ、評価書の確定と改定モニタリング計画を作成する業務を行うもの
とする。
(1)打合せ
契約後と報告書提出前には、東北森林管理局にて業務の進め方及び取りまとめにつ
いて打合せを行うものとする(合計2回程度)。
また、契約後と各回の科学委員会開催前等に、科学委員会委員長と打合せを行うも
のとする(合計4回程度)。
なお、評価指標ごとの各担当委員とは、電話及びメールで打合せを行うものとする。
(2)概要シートのとりまとめ
評価指標ごとに調査報告書及びカルテ資料を基に評価に必要なデータをとりまと
め、担当委員と調整の上、概要シートをとりまとめること(A4、2ページ程度)。
(3)仮評価案の作成
概要シートの内容を踏まえ、仮評価案を担当委員と調整の上、作成すること。
(4)不足・不要事項の洗い出し
評価指標に照らし、調査項目、データ量(地点数、頻度等)について、不足して
いる事項、不要な事項の洗い出しを行い、担当委員と調整の上、不足・不要事項を
とりまとめること。
(5)第13回科学委員会資料作成及び説明等
概要シート及び不足・不要事項を第13回科学委員会資料としてとりまとめ、科学
委員会で説明等を行うこと。
(6)評価書(案)及び改定モニタリング計画(案)の作成
第13回科学委員会委員の指摘事項を受け、概要シート及び不足・不要事項につい
て修正を行い、各担当委員と調整の上、評価書(案)と改定モニタリング計画(案)
を整理・とりまとめること。
併せて、新規モニタリング項目については、関係機関との調整を図り実施主体を明
確にすること。
(7)第14回科学委員会資料作成及び説明等
評価書(案)及び改定モニタリング計画(案)を、第14回科学委員会資料として
とりまとめ、科学委員会で説明等を行う。
(6)評価書及び改定モニタリング計画の確定
第14回科学委員会委員の指摘事項を受け、評価書(案)及び改定モニタリング計
画(案)の修正を行うとともに、各担当委員と調整しながら評価書及び改定モニタリ
ング計画を作成すること。
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業務履行期限
契約締結日の翌日~平成29年3月24日までとする。
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成果物
報告書 30部(A4版両面 200頁程度)
白神山地世界遺産地域モニタリング計画 30部(A4版両面 25頁程度)
報告書の電子データを収納した電子媒体(CD-ROM)3式
報告書・電子データの仕様及び記載事項は、別添によること。
提出場所 東北森林管理局
5 著作権等の扱い
(1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以
下「著作権等」という。)は、林野庁が保有するものとする。
(2)成果物に含まれる請負者又は第三者が権利を有する著作物等(以下、「既存著作
物」という。)の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。
(3)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作物
の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うものとす
る。
6
情報セキュリティの確保
受託者は、本業務により知り得た全ての事実について、契約期間中はもとより契約
終了後においても外部に漏らしてはならない。
7
貸与品
平成23~27年度のモニタリング調査報告書及び平成23~27年度のモニタリング調査
カルテ(エクセルデータ)を貸与する。
8 その他
(1)受託者は委託者との連絡・調整にあたる主任技術者を定め、その氏名その他必要
な事項を契約後14日以内に委託者に通知すること。
主任技術者は、監督員が科学委員会委員長と打合せを行う時には同行すること。
(2)受託者は、業務着手後直ちに「着手届」を提出するとともに、契約後14日以内
に「業務工程表」及び「緊急連絡体制図」を提出すること。
(3)受託者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたとき、
あるいは本仕様書に記載のない細部については、監督員と速やかに協議しその指示
に従うこと。
白神山地世界遺産地域モニタリング計画の評価・見直しの進め方(作業フロー)
【概要シート】の取りまとめ
評価指標ごとに、報告書及びカルテ資料を基に評価に必要なデータをとりまとめ、
【概要シート】を作成する(A4、2ページ程度)
※概要シートは評価書のたたき台的なもの
不足・不要事項の洗い出し
仮評価案の作成
評価指標ごとの担当委員に概要シート
等を確認していただき、仮評価案を作
成いただく
評価指標に照らし、調査項目、データ
量(地点数、頻度等)について不足し
ている事項、不要な事項があるか意見
を作成いただく
第13回白神山地世界遺産地域科学委員会
 担当委員が作成した概要シート(仮評価案、不足・不要事項)について議論
 評価指標について、変更・追加・削除の必要性を議論
関係機関調整
概要シートを修正し、
【評価書(案)】を作成
【計画改定(案)】の作成
新規モニタリング項目に
ついては実施主体を明確
化し、実行体制(予算、
人員等)を踏まえて実施
について検討する。
第14回白神山地世界遺産地域科学委員会
 評価書(案)を確認し、評価書を確定
 モニタリング計画改定案を確認、次期モニタリング計画を確定
評 価 書 ・ モ ニ タ リ ン グ 計 画 改 訂 版 の 公 表