「特定個人情報保護評価書(全項目評価書)(案)」の概要 1.特定個人情報保護評価の目的と特定個人情報保護評価書(全項目評価書)(案)の趣旨 ● 「番号法 ※ 」による社会保障・税番号(マイナンバー)制度については、国民の利便 性の向上、行政運営の効率化などをめざし導入される制度ですが、制度導入により、個 人のプライバシー等に対する懸念が生じることが考えられます。 ● 制度の導入に伴い、長崎県の住民基本台帳ネットワークシステムにおいて、 「特定個人 情報ファイル(「個人番号」をその内容に含む個人情報ファイルのこと)」を保有するこ ととなるため、当該システムの改修を予定しております。 ● 「番号法」では、特定個人情報ファイルを保有しようとするときは、事前に、特定個 人情報保護委員会規則で定めるところにより、特定個人情報保護評価書(案) (以下「評 価書(案)」という。)を公示し、広く意見を求めることとされています。 そのため、住民基本台帳ネットワークシステム改修前に、評価書(案)を作成し、個 人のプライバシー等の権利利益の保護に取り組むことを宣言するとともに、特定個人情 報保護等の内容を公表して、パブリックコメントを実施し、広く意見を求めることとし ています。 ※ 番号法とは、 「 行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関 する法律(平成25年法律第27号)」のことです。 2.「特定個人情報保護評価書(全項目評価書)(案)」について (1)特定個人情報保護評価の対象事務 住民基本台帳ネットワークに係る本人確認情報の管理及び提供等に関する事務 (2)特定個人情報ファイル 都道府県知事保存本人確認情報ファイル (3)特定個人情報保護評価の実施主体 長崎県 (4)特定個人情報保護評価の項目 下記のとおり(詳細は全項目評価書記載のとおり) 評価書の項目 Ⅰ 基本情報 主な記載内容 ・特定個人情報を取り扱う事務の内容 ・使用するシステムの機能 など (別添 1)事務の内容 ・事務における特定個人情報の流れ Ⅱ 特定個人情報ファイルの ・特定個人情報ファイル名、記録内容 概要 ・特定個人情報の入手・使用 など ・特定個人情報ファイルの取扱いの委託 (別添 2)特定個人情報ファイル など ・特定個人情報ファイルに記録されている項目 記録項目 Ⅲ 特定個人情報ファイルの ・特定個人情報の入手、使用、取扱いの委託、 取扱いプロセスにおける 提供・移転、情報ネットワークシステムとの リスク対策 接続、保管・消去等についての「リスク」及 び「リスクに対する措置の内容」を記載 Ⅳ その他のリスク対策 ・監査 ・従業者に対する教育・啓発 Ⅴ 開示請求、問い合わせ など ・特定個人情報の開示・訂正・利用停止請求 ・特定個人情報ファイルの取扱いに関する 問い合わせ先 Ⅵ 評価実施手続き ・基礎項目評価 ・国民・住民等からの意見の聴取 ・第三者点検 3 など 今後の予定について ○ 2月12日 ∼ 3月13日 ・「評価書(案)」のパブリックコメント(意見募集)実施(30日間) ○ 3月中旬∼4月中旬 ・パブリックコメント実施結果のとりまとめ及び結果の公表。 ・「評価書(案)」の見直し ○ など。 4月下旬 ・第三者点検実施。(長崎県個人情報保護審査会) ○ 5月 ・特定個人情報保護委員会への評価書の提出、評価書の公表。
© Copyright 2024 ExpyDoc