先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業に係わる

先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業に係わる
平成 27 年度利用課題の公募について
東京理科大学総合研究院
赤外自由電子レーザー研究センター
平成 27 年 4 月
1.先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業について
「先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業」は,大学,独立行政法人等の研
究機関等が保有する先端研究施設・設備について,産業界をはじめとする産学官の研
究者等への共用を促進するとともに,多様なユーザーニーズに効果的に対応するプラ
ットフォームの形成を促進し,もって科学技術イノベーションによる重要課題の達成,
日本企業の産業競争力の強化,並びに研究開発投資効果の向上に貢献することを目的
とする事業です.
東京理科大学総合研究院 赤外自由電子レーザー研究センター(FEL-TUS)は本事業に
採択され,その概要は以下の通りです.
支援事業名:赤外自由電子レーザー共用による先端計測分析技術研究拠点形成
事業の概要:赤外自由電子レーザー光の安定的な供給と,研究戦略・産学連携センタ
ーを通じた産業界の有するものづくりや先端計測に関する知識と技術の
積極的な共有により,赤外自由電子レーザーを光源とする次世代分光分析
手法の開発等を目的とした共用利用を支援する.
当 セ ン タ ー は ,先 端 的 技 術 力 お よ び ノ ウ ハ ウ を 有 す る 産 業 界 が 赤 外 自 由 電 子
レ ー ザ ー を 共 用 し ,分 光 計 測 分 析 シ ス テ ム の 設 計 ,整 備 ,試 作 等 の 開 発 お よ び
測 定 ,解 析 等 を 行 う こ と を 人 的 お よ び 技 術 的 側 面 か ら 支 援 し ,技 術 開 発 に 必 要
な共用環境を提供します.
2.総合研究院 赤外自由電子レーザー研究センターの概要
当研究センター(FEL-TUS)の中核となるのは,線形加速器と光共振器を組み合わせた
5 ~ 14m の波長範囲で高出力ピコ秒パルスを発生する,中赤外領域に特化した自由電
子レーザーです.研究センター棟は鉄筋コンクリート地上 1 階の建物で,実験室が 3
室,光分配室,研究室,会議室が各 1 室ある A 棟と,FEL 装置室,制御室,電源室等
がある B 棟から構成されており,総床面積は 593 m 2 ,使用可能な実験室合計面積は約
160 m 2 です.現有設備として,各種レーザー装置, 赤外波長測定システム,FT 顕微
赤外分光システム,デジタルマイクロスコープなどが設置されており,FEL-TUS と組
み合わせた各種分光計測が実施可能です.
FEL-TUS は科研費・学術創成研究による研究プロジェクト「赤外自由電子レーザーの
高性能化とそれを用いた光科学」(1999-2003 年度)の拠点として本学野田キャンパスに
設置された. FEL-TUS は分子の指紋領域である中赤外領域における周波数可変・高出
力光源としての特徴を有しており,FEL を利用する「光科学研究」を重点的に推進す
る施設としては,わが国で最初のものであります.現在は本学の教員および学生をは
じめとして,全国の大学・試験研究機関の研究者が光利用実験に参加しており,主に
光化学,分光学,分子科学,材料科学,生命科学の基礎研究を実施しています.
ホームページ
http://www.rs.noda.tus.ac.jp/fel-tus/
赤外自由電子レーザーのより詳しい説明(原理や特徴等)やそのポテンシャル,これま
での研究成果等につきましては,パンフレットや参考資料がございますのでお問い合
わせください.
3.利用課題の募集および選定
3-1. 利用課題の募集
利用課題については
・平和利用を目的としてもの
・FEL-TUS の特長を利用する当研究センターで実施可能な実験研究
であれば,研究分野に一律の制限はありません.
利用課題の申請に先立ちご不明な点,ご質問等がありましたら,
「6. 問い合せ先」に
記載してあります連絡先までお問い合わせください.
3-2.
利用課題の選定
当研究センター内に設置される課題選定委員会において,以下の 2 段階選考を実
施します.
1.
書類選考
2.
書類選考を通過した利用課題について,必要に応じ代表者等と利用課題
に関する質疑等を行います.
選考結果は,研究戦略・産学連携センターを通じて採択の可否等の結果を通知します.
4.課金制度
4-1. 利用料金
利用時間に応じた課金が実施されています.標準単価は 1.成果公表の有無,2.利
用機関の種別(企業,大学,公的研究機関等)によって異なりますので,「6. 問い合せ
先」に記載してあります連絡先までお問い合わせください.
4-2.
トライアルユース
利用料金が一定期間減免されるトライアルユース(お試し実験)を設定していま
す.トライアルユースに関しては,1 利用単位を以下に記載する a あるいは b のうち短
い期間の方とします.
a. 第 1 回目の実験日より 6 ヶ月
b. 実験日数が 5 日
ただし,利用成果報告書を提出し利用成果を公開することとし,事後評価を実施しま
す.
5.申請書類の作成・提出方法
5-1.申請書類
添付した所定書式をご利用ください.申請書類は利用課題の選定に関する資料とし
てのみ使用し,内容に関する秘密は厳守致します.なお,申請書類は返却いたしませ
ん.
5-2.提出方法
提出方法は,事前に電子メールで提出いただき,捺印したものを郵送願います.
申請先 E-mail アドレス:
[email protected]
・ 添付ファイルには,「企業名(○○(株)△△研究所等)を付してください.
・ 申請書は,Word 形式あるいは PDF 形式にて送信してください.
・ 参考となる資料がある場合は,PDF 形式にて送信してください
送付先
〒125-8585
東京都葛飾区新宿 6-3-1
研究戦略・産学連携センター
TEL: 03-5876-1534
角田
東京理科大学
勝則
FAX: 03-5876-1676
5-3.申請締め切り
平成 27 年 5 月 20 日(水)
6.問い合せ先
本件に関するご質問等は,電子メールにて以下までご連絡ください.
【自由電子レーザー関する技術的問い合わせ】
〒278-8510
千葉県野田市山崎 2641
東京理科大学総合研究院
赤外自由電子レーザー研究センター
[email protected]
TEL: 04-7121-4290
FAX: 04-7121-4298
【申請書類・契約等に関する問い合わせ】
〒125-8585
東京都葛飾区新宿 6-3-1
東京理科大学
研究戦略・産学連携センター
リサーチアドミニストレータ
角田勝則
liaison@rs.noda.tus.ac.jp
TEL: 03-5876-1534
FAX: 03-5876-1676