血管撮影室

血管撮影室
血管撮影室(通称 アンギオ)は放射線内視鏡看
護の看護師が働いています。
血管撮影室は心臓カテーテル検査や治療を行う部
屋が 3 室、その他の血管のカテーテル検査や治療を
行う部屋が 2 室です。
H26 年 10 月から血管撮影室内にハイブリッド手術
室が増設され心外手術が行われています。
心臓カテーテルは冠動脈の造影、動脈硬化などで狭
くなった冠動脈にステント(金属が網状になった筒)を挿入する治療、不整脈を起こさないようにする治療、
ペースメーカーや除細動器を挿入する治療などを行っています。
その他の血管撮影室では腫瘍を栄養する血管に抗癌剤を注入し血管塞栓を行う治療や、多発外傷時の出血
に対して血管塞栓治療、脳動脈瘤をコイルを使用して塞
栓治療、血管内血栓吸引治療、血管拡張治療などを行
っています。
ハイブリッド手術室は、動画の透視映像が見
える部屋で血管内の治療と手術が同時に出来る
部屋です。胸部・腹部大動脈瘤にステントグラ
フト(金属が網状になった筒に人工血管用の膜
が張っている)を挿入する治療などを主として行
います。今後は大動脈弁の治療も行う予定です。
このように今まで胸部を切開して血管や心臓を直接見ながら治療しなければならなかった疾患
もカテーテル挿入部の切開だけという低侵襲の治療が
可能になり、高齢者も対象となります。
当院ではハイブリッド手術室を血管撮影室に増設し
た事で、周手術期の看護は手術室看護師が直接介助を
行い、アンギオ看護師は間接介助を担当します。私達
血管撮影室看護師は心臓血管外科医師・循環器科医
師・麻酔科医師・放射線技師・検査技師・臨床工学技士・手術室看護師・消化器内科医師・腎臓内科医師・
呼吸器内科医師・脳血管外科医師・放射線科医師とチームを組んで患者様により高度で安全な血管内治療
を提供しようと日々頑張っています。