平成26年度 静岡県 大手企業知的財産マッチング事業 技術シーズ集 シーズ提供:ヤマハ発動機株式会社 耐熱・耐食性に優れたナノ膜コーティング技術 技術シーズ ●技術内容(背景) ・スパッタリング装置による耐熱・耐食性に優れたナノ膜コーティング ・ヤマハ製バイクのエキゾーストパイプ、テールキャップへの採用実績 〈今まで〉 激しい赤錆 変色 排気管の変色・錆により 外観性が低下する ・変色⇒酸化皮膜の成長⇒干渉色 ・錆び⇒不動態皮膜の損傷⇒鉄イオンの溶出 走行15000km使用後 短期走行後 〈開発技術〉 酸 素 窒 素 塩 素 光学特性の制御膜 水 可視光 自然の酸化膜 バリア膜 めっき・金属母材 干渉色 膜の屈折率と膜厚により 干渉色が決まる 緻密性の高い膜(アモルファスSiOxNy膜) ガス・水分を遮断し、バリア性に 優れた膜 ・膜厚の変化がなく、変色しない ・鉄イオンの流出せず、錆びない ●成膜技術の特徴 ・生産性が高い 薄膜のため、1バッチあたりの処理時間が短い 冶具の工夫により3次元形状への均一コーティングも可能 ・コーティング温度 成膜は50℃以下であり、コーティング後すぐに触ることができる ●活用分野 ・ナノ膜は無色透明で唯一の耐熱性膜。耐食性、高硬度、耐摩耗性を合わせ持つ。 低温処理のため、母材の温度上昇を気遣うことなく様々なメッキ・金属類に適用可能。 ●特許情報 特許第4521382号
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