INCONEL alloy 601 ® 化学成分 (%) Ni Cr Fe Al 一般的性質･･････ 58.0 - 63.0 ･･････ 21.0 - 25.0 ･･････残･･････ 1.0 - 1.7 C Mn S Si Cu ････････････････････････････････････････ 0.10 1.0 0.015 0.50 1.0 以下以下以下以下以下インコネル 601 は、優れた高温特性を備えた固溶体の合金です。1260℃までの高温において、耐酸化性と耐スケール剥離に優れた特長があります。高 Cr 量（通常 23%）によって、耐酸化性、耐浸炭性と耐浸硫性を有し、さらに耐酸化性は Al と Ni によって強化されています。また、高温強度も優れています。物理的性質用途例 3 密度(g/cm ) ･････ 8.11 溶融温度(℃) ･･･ 1,360 - 1,411 弾性係数(GPa) 比熱(J/kg･℃) ･････････ 448 ヤング率･･････ 207 キュリー温度(℃) ･･････ <-196 剛性率･･･････ 81 透磁率(21℃､15.9kA/m) ･･ 1.003 ポアソン比･････ 0.27 温度(℃) 20 200 400 600 800 1000 熱膨張係数(10-6/℃) - 14.4 14.8 15.6 16.7 17.8 熱伝導率(W/m･℃) 11.2 14.3 17.7 21.0 24.4 27.8 比電気抵抗(μΩ･m) 1.18 1.21 1.23 1.25 1.25 1.26 熱処理用バスケット・マッフル・レトルト、加熱炉用部品、熱電対保護管、化学処理装置、公害機器、チューブサポート、航空機部品耐食性インコネル 601 は、高温用に特に適した合金で、くり返し酸化と高温酸化に対して優れた抵抗力を示します。従来、高温で広く使用されていた他の高温用材料に比べ、この合金は、常に良い成績を示しています。また、この合金は耐浸硫性が非常に改善されており、耐窒化性も優れています。機械的性質熱間加工材焼鈍後溶体化処理後引張強さ (MPa) 0.2%耐力 (MPa) 伸び (%) 硬さ (HRB) 585-825 550-790 515-760 240-690 205-415 160-380 60-15 70-40 75-40 65-95 60-80 55-95 溶接性インコネル 601 の溶接材料は、溶接方法に応じて次のように選択してください。被覆アーク溶接：インコネル WE117、インコウェルド A ＴＩＧ・ＭＩＧ：インコネル FM82, FM601, FM617 焼鈍温度：1090℃、溶体化処理温度：1150℃ 製造品目耐食性硫酸塩酸弗化水素酸燐酸硝酸厚板、薄板、帯、丸棒、線材、管、鍛造品････････････････････ＢＣＢＢＣ有機酸････アルカリ類････塩類････海水････応力腐食割れ･･ＡＡＡＢＡＡ:良好Ｂ:普通Ｃ:不可高温での性質 (540℃) 耐酸化性････････････････Ａ耐浸炭性････････････････Ａ高温強度と安定性････････Ａ該当規格 UNS N06601 ASTM : B166, B167, B168, B751, B775, B829 ASME : SB-166,SB-167,SB-168,SB-751,SB-775,SB829 Code Case 1500 JIS ： G4901, G4902 (NCF601) Ａ:良好Ｂ:普通Ｃ:不可＊INCONEL はスペシャルメタル社の登録商標です。又当社は、スペシャルメタル社の日本における総代理店です。本データは、スペシャルメタル社の資料にもとづいて作製されたものです。掲載したデータは、参考資料であり、規格ではありません。詳細なデータについては、当社にお問合せください。 Rev.4 http://www.dsml.co.jp 本社大阪支店〒108-0075 東京都港区港南 1-6-35 （大同品川ビル）名古屋支店〒461-0005 名古屋市東区東桜1-1-10（アーバンネット名古屋ビル） TEL (03)5495-7237 FAX (03)5495-1853 TEL (052)963-7580 FAX (052)963-7581 〒541-0043 大阪市中央区高麗橋 4-1-1（興銀ビル）サービスセンター〒455-0855 名古屋市港区藤前 5-513 (藤前流通団地) TEL (06)6202-4951 FAX (06)6202-5414 TEL (052)302-8251 FAX (052)302-8250