Ⅰ 大学薬学部の現況及び特徴

Ⅰ
大学薬学部の現況及び特徴
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現
況
(1)大学薬学部・薬学科名
岐阜薬科大学・
薬 学 科 ( 6 年 制 ), 薬 科 学 科 ( 4 年 制 )
厚 生 薬 学 科 ( 旧 4 年 制 ), 製 造 薬 学 科 ( 旧 4 年 制 )
(2)所在地
岐阜市三田洞東5丁目6−1
(3)学生数,教員および職員数
学
生
薬 学 科 ( 335 名 ), 薬 科 学 科 ( 164 名 )
厚 生 薬 学 科 ( 1 名 ), 製 造 薬 学 科 ( 5 名 )
教
員
67 名( 教 授 24 名 ,准 教 授 18 名 ,講 師 3 名 ,助 教 17 名 ,助 手 5 名 )
特 任 教 授 1 名 , 特 命 教 授 2 名 , 非 常 勤 講 師 20 名
職
2
特
員
事 務 18 名 , 副 手 4 名 , 嘱 託 職 員 28 名
徴
岐 阜 薬 科 大 学 は ,山 紫 水 明 の 地 ,岐 阜 市 の 最 北 端 に 位 置 す る 全 国 唯 一 の 市 立 の 薬
学単科大学であり,近隣には薬草の宝庫,伊吹山を有し,日本書紀に岐阜(美濃)
が日本における製薬業発祥の地と記されているなど,恵まれた立地条件の中で,教
育・研究・地域貢献の三本の柱を軸としてその活躍の輪を広げている。
教育面では,
「 強 く ,正 し く ,明 朗 に 」と い う 建 学 の 精 神 を 基 に ,
「グリーンファー
マシー」を目指した薬学教育を通じて人類の健康・福祉に貢献できる人材の養成に
努めている。
「 グ リ ー ン フ ァ ー マ シ ー 」と は ,人 と 環 境 に や さ し い 薬 学 で あ り ,安 心・
安全を提供できる薬学を意味している。医療は,人が人を思いやって行うものであ
り,新薬の創製や製薬技術,保健・衛生等に関する業務は,常に環境への配慮が不
可欠である。
本 学 で は ,こ の グ リ ー ン フ ァ ー マ シ ー の 概 念 を 根 底 に 置 い て ,学 生 の 立 場 に 立 っ
た教育を実践している。なお,学生の出身地は北海道から沖縄まで幅広く全国にま
たがっており,その質は高く本学の大きな特徴の 1 つである。
研 究 面 で は ,本 学 は こ れ ま で に 7 種 の 新 薬 を 創 製 し た 輝 か し い 実 績 を 有 し ,日 本
の創薬科学研究および疾病治療に多大な貢献をしてきた。また,近年の教員 1 人あ
たりの論文数は,常に全国で 5 位以内にランクされている。本学では,この高い研
究 力 を 生 か し , 創 薬 (世 界 に 発 信 で き る 難 病 治 療 の 新 薬 研 究 )と 育 薬 ( 患 者 個 々 に 合
わせた正しい薬の使用法の研究)のプロジェクト研究を積極的に推進している。
地 域 貢 献 の 面 で は ,全 国 で 初 め て の 附 属 薬 局 を 設 置 し て お り ,こ の 薬 局 は 本 学 の
学生の教育実習用だけではなく処方箋調剤を行う保険薬局として,あるいは生涯学
習の場として地域に提供している。また,附属研究施設の薬草園については広く一
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般市民に開放しているほか,社会ニーズに応える公開講座等を通して,地域に根ざ
し,地域に貢献する大学を目指し様々な事業を展開している。
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