在日大韓基督教会東京教会堂会 貴中 要 望 書 主にある信仰の兄弟姉妹である東京教会堂会員の皆様に主の豊かなお力添えと、慰めと励ましが豊か にあるように祈ります。長老という職責は神から信徒をとおして与えられたものであり、それゆえその 責任の重大さを共に分かつ者として、皆様が今日おかれている状況に心の痛みを共感しつつ要望書をお 送りいたします。 東京教会がここ数年大きな困難に置かれていることを知り、いつも祈りの中で東京教会が平和を回復 し、在日大韓基督教会の母(オモニ)教会としてこれまで果たしてこられた働きが豊かにされることを 願わざるを得ませんでした。特に、昨年12月29日に東京教会担任牧師に対して、総会治理委員会が「停 職」という判決を下して以降の東京教会の現状は、憂慮の域を超え私たちが属する在日大韓教会の存立 の危機とさえ思えてなりません。 金海杢牧師に対する総会治理委員会の判決は総会の憲法に基づくものであり、その内容は、文言が与 える印象はどうあれ、懲罰というよりは東京教会の和解と再生を促すものであると私たちは受け止めて います。ところが、今の東京教会ではまるで総会と東京教会が対立するものとして誤解されて受け止め られており、総会治理委員会の判決が示し、期待しているところから離れていっていることに憂慮を覚 えます。特に今年1月18日の東京教会定期公同議会で、総会との被包括関係廃止の決議がなされたこ とは深刻な事態を引き起こしているといっても過言ではありません。 1947年に制定された現行憲法は、東京教会の呉允台牧師を委員長とする9名の起草委員が作成し、総 会長・呉允台牧師の名で公布されました。その後この憲法は6回にわたって改正されましたが、その改 正の議論の中に東京教会から出された常任委員(任職委員)がいつも中心にいました。憲法改正の議論 導きその実務を担当された総会の総幹事(総務)が2名も総幹事の任期終了後東京教会の担任牧師とし て招聴されたことからもそのことは明白です。つまり東京教会は現在日大韓基督教会憲法の生みの親で あり、育ての親であるのです。東京教会が、在日大韓基督教会にある信仰の兄弟姉妹であり続けること を願い以下の要望をいたします。 一 記 − 1.総会治理委員会の判決を受け入れ、それが示す方向で問題解決を図ってください。 1.この世の権威が定めた法に基づく宗教法人法上の責任役員会でなく、神様が立てられた堂会による 治理を行ってください。そのために関東地方会が選任した臨時堂会長を早急に受け入れてください。 1.今年1月18日の公同議会での被包括関係廃止の決議をもってその手続きを性急に進めるのではなく、 在日大韓基督教会内の関東地方会、総会、全国長老会、全国女性会、全国青年会等の諸機関との対話 を進める中で検討を加えてください。 大阪教会堂会は、東京教会堂会の皆様と主にある兄弟姉妹としてこの問題についていつでも話し合う 用意があることを最後に申し添えます。 2015年3月15日 鳶工三二㌦.. 在日大韓基督教会重義羞 堂会員一同
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