アメリカ人元捕虜との交流会 2015 2015 年 10 月 13 日(火) 於 東京麻布台セミナーハウス 10 月 10 日~19 日、第2次大戦中に日本軍によって捕えられたアメリカ人元捕虜 9 人とその家族計 18 人が 来日します。日本外務省による招聘で、今年で 6 回目となります。 彼らはフィリピンや中国、ジャワなどで捕虜となり、その多くが日本に送られました。日本への航海は悲惨を極 め、収容所では過酷な労働を強いられ、多くの人々が飢えや病の果てに死亡しました。 幸運にも生きて祖国に帰ることができた人々も、捕虜生活によって心身に刻まれた深い傷に、戦後も長く苦し んできました。それでも 90 歳を超えて、日本に対する複雑な感情を抱きながらも訪日を決意したのは、その体験 を多くの日本人に伝え、和解の可能性を探りたいとの願いからです。 一方、日本では 9 月 19 日、安全保障関連法案が多くの批判と反対を押し切って成立しました。戦争をしない はずの日本が、いつ戦争に巻き込まれるかわからない状況になっています。戦争が起これば当然ながら捕虜も 発生します。捕虜問題は過去ではなく、現在の問題として私たちに迫っているのです。 私たちは、10 月 13 日(火)にアメリカ人元捕虜および家族との市民交流会を開催します。元捕虜の方々が一 体どんな体験をしたのか、その生の声に真摯に耳を傾け、対話し、今私たちが日本人として何をしなければなら ないのかを考える機会としたいと思います。どうぞ皆様、お誘い合わせの上多数ご参加下さいますようご案内申 し上げます。 ============================================= <日時> 2013 年 10 月 13 日(火)午後 2 時~4 時 30 分(1時 30 分開場) <会場> 大阪経済法科大学「東京麻布台セミナーハウス」 3 階大研修室 (東京都港区麻布台 1-11-5) <交通> 東京メトロ日比谷線「神谷町」駅1番出口から地上 に出て左、道なりに徒歩5分、飯倉交差点手前 <参加費> 500 円 (カンパ大歓迎) <主催> 元捕虜・家族と交流する会 *お問い合わせは下記へ。ご参加の方は事前にご 連絡いただけると助かります。 高田 [email protected] 笹本 [email protected] <協力> POW 研究会 http://www.powresearch.jp/jp/about/index.html <来日する元捕虜の方々> 1. Mr. Leland CHANDLER (92) 米陸軍 フィリピンで捕虜→カバナツアン第 1,2,3 収容所→淀川収容所(大阪市)→大江山収容所(京都府宮津市) 2. Mr. Carl DYER, (91) 米陸軍 フィリピンで捕虜→??→多奈川収容所(大阪府泉南郡)→敦賀収容所(福井県敦賀市) 3. Mr. George ROGERS (96) 米陸軍 フィリピンで捕虜→??→八幡収容所(北九州市) 4. Mr. Arthur GRUENBERG, (93) 米海兵隊 ??で捕虜→二瀬収容所(福岡県飯塚市) 5. Mr. William CHITTENDEN (95) 米海兵隊 中国で捕虜→呉松&江湾収容所(上海近郊)→東京第 5 派遣所(川崎市)→東京第 5 分所(新潟市) 6. Mr. Jack WARNER (93) 米海兵隊 フィリピン・コレヒドールで捕虜→東京第 1 派遣所(横浜)→釜石収容所(岩手県釜石市) 7. Mr. George HIRSCHKAMP (95) 米海兵隊 中国で捕虜→呉松&江湾収容所(上海近郊)→フェンタイ収容所(北京近郊)→歌志内収容所(北海道) 8. Mr. Clifford WARREN (90) 米陸軍 フィリピンで捕虜→カバナツアン収容所→神岡収容所(岐阜県飛騨市) 9. Mr. Joseph DEMOTT (97) ジャワで捕虜→Bicycle Camp (ジャカルタ)
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