平 成28年 淑 徳SC高 度 等部 入試 問題 (一 般 入 試 ) 数 ・英 ・国 平 成28年 度 淑 徳SC高 等部 一般入試 数 学 (50分100点 2月10日 ) ( 水 ) L 【 注意事項 】 試 験 開 始の 合 図が あ るま で 、 この問 題冊 子 を開 かな い で下 さい。 2 問題 は口 ∼回 まで あ りま す 。印刷 が かす れ てみ に くい場 合 は 、 申 し出 て下 さい。 3 解 答用 紙 に受験 番号 ・氏 名 を必ず 記入 して下 さい。 4 解 答 は、解 答 用紙 の指 定 され た 場所 に記 入 して下 さ い。 5 試験 終 了の合 図 まで静 か に着 席 して いて下 さい。 6 一 す べて 、監督 の先 生 の指 示 に した が って下 さい。 7 問題 用紙 も回収 します 。 回 次 の 問い に答 え よ・ (1) (−4) ×6+30を 計 算 せ よ。 (2) (2x−5y) 一 (x−3y) を 計 算 せ よ。 (3) ( ∪τ「+3)( ∪冨 一2) を 計 算 せ よ 。 (4) 方 程 式 一3x+2=2x−8を (5) 連立方程式 ぱ 解 け。 ≡1猟 (6)2次 方 程 式 κ2−4x−12=0を 解 け。 (7)次 の 表 は , あ る ク ラ ス の 生 徒32人 の 数 学 の テ ス トの 得点 を 度 数 分 布 表 に ま とめ た も の で あ る。 こ の と き , メ ジ ア ン が 入 っ て い る 階 級 を答 え よ。 度 数 (人 ) 階 級 (点 ) 50以 上60未 満 60∼70 10 70∼80 6 80∼90 9 90∼100 4 計 32 /2ぴ (8)右 の 図 に お い て ,2//mと す る 。 2 xの 値 を 求 め よ。 3 80° κ 2η (9) ∠AOB=30° とな る 点Bを 作 図 せ よ。 0 A 回 あ る 中学 校 でJ〔 先 生 が示 した問題 〕を皆 で考 えた・ 次 の 問い に答 え よ・ 〔先 生 が 示 した 問 題 ユ 右 の 図 の よ うに , 正 三 角 形 の 黒 い タ イ ル と 白 い タ イ ル を , 1段 目,2段 目,3段 目,4段 目, …… と交 互 にす き 間 ま く重 な らな い よ うに 並 べ て 正 三 角 形 を つ く る。 並 べ られ た タ イ ル の数 に は , どん な 規 則 性 が あ る か 考 え4段 目 て み よ う。 Aさ ん は , 〔先 生 が 示 した 問 題 〕を も とに して , 次 の 問 題 をつ く っ た。 〔Aさ ん が 作 っ た 問 題 〕 「タ イ ル を8段 (1)Aさ Bさ 目ま で 並 べ る と き 黒 い タ イ ル と 白 い タ イ ル は 合 わ せ て 何 枚 必 要 か 。 」 ん の 問 題 の 答 え を 求 め よ。 ん は , 〔先 生 が 示 した 問 題 〕を も とに して , 次 の よ うな 問 題 を つ く っ た 。 〔Bさ ん が っ く っ た 問 題 〕 上 の 図 の よ う に , 正 三 角 形 の 黒 い タ イ ル と 白い タ イ ル を 交 互 に す き 間 な く重 な ら な い よ う に 並 べ て 正 三 角 形 をっ く る と き ,m段 目 とn段 目に 並 ぶ タ イ ル に っ い て考 え て み よ つ。 (2)〔Bさ ん が つ く っ た 問題 〕に つ い て , 次 の ① , ② に 答 え よ。 ①3〈m<12と m段 目に 並 ぶ タ イ ル の 色 が 黒 の と き ,mの た だ し,mは ②m段 す る。 自然 数 とす る。 目に 並 ぶ タ イ ル の 枚 数 とn段 の と き ,m,nの 値 の うち , も っ と も 大 き い 数 を求 め よ。 値 を 求 め よ。 目に 並 ぶ タ イ ル の 枚 数 の 和 が40枚 で ,n−m=3 回 右 の 図 の よ うに ・ 放 物 線 ツ=ax2上 に 点A・Bが あ り・ x座 標 は そ れ ぞ れ 一一2,6で あ る 。 次 の 問 い に 答 え よ。 (1)a=1の (2)a・Sの と き , 直 線ABの とき源 ツ =4ズ2 yA B 式 を 求 め よ。 点・ を通 り△A・Bの 面積 を 二等分 す る直線 の式 を求 め よ。 (3)(2) の と き , 放 物 線 上A−B間 △AOBと △APBの に 点Pを と る。 面 積 が 等 しい と き , 点Pの 座 標 を 求 め よ。 A … ■ 一2 06 元 巨] 右 の 図 の 平 行 四 辺 形ABCDに お い て ・AB/ /EFと す る・ この と き , 次 の 問 い に 答 え よ。A/ / 一一6cm, /E\D BF・ (1) △AGE。 。△CGFで 【証 明 】 △CGFに おいて AD//BCよ り口 は等 しいので 回 ① 一 ∠FCG… 対 頂 角 は等 しい の で ∠AGE−[∠ウ]…② ① ②より[三 ] なので △AGEco△CGF 【終 】 (2)AB=4で ’4cm/C あ る こ とを 以 下 の よ うに 証 明 した 。 次 の 証 明 の 空 欄 に あ て は ま る も の を 解 答欄 に書 け。 △AGEと 、 あ る と き , 線 分EGの 長 さ を求 め よ。 右 の 図1の 辺BC,CDの 図2は よ うに ・1辺 の 長 さ が12cmの 立 方 体 が あ り・ 中 点 を そ れ ぞ れ1,Jと す る。 図1の 立 方 体 か ら4点C,G,1,Jを − r 図A 回 D 結 んで C で き る 三 角 錐 を 切 り取 っ て で き た 立 体 で あ り, 辺1,Jの 中 点 をMと す る。 ま た , 点Pは 線 分GM上 を動 く点 で あ る 。 こ の と き , 次 の 問 い に 答 え よ。 E (1)図1の 三 角 錐CGIJの 体 積 を求 め よ。 2 ● 図 A (2)図2の 線 分EPの G F D 長 さが 最 も小 さ くな る と き 、 そ の 長 さ を 求 め よ。 C E F G w’28年 度 淑 徳SC高 等 ロ 一 怜 入 試2月10日 ( 水) 数 学角答用 紙 (1) (2) (1) (3) 回 (4) x= (5) X= (6) x: = ’ , γ = 固 (2) (7) (8) (3) (9) ( ア) ( イ) (1) OA ( ウ) 回 (1) ( エ) (2) 回 ① ■ (1) (2) 固 ② (2) 受験番号 氏 名 評 点 w’28度 淑 徳SC高 (1) 6 (2) x−2) (3) ー ]+ .f5 (4) x=2 (5) JV= 5 (6) x=6, −2 一 般 入 試2月10日 ノ −3 回 ’T一 学 角 質 用 紙 γ =4x+12 (2) γ =5x (3) (4,8) 満 x=60 (8) ( 水) (1) γ = 70以 上80未 (7) 回 等音 (9) ( ア) 錯角 (イ) EAG ( ウ) CGF (1) 1段 目か ら8段 (1) 目ま で の 和 な の で 回 1+3+5+7+9+11+13+15 ( エ) 2組 の角 がそれぞれ 等 しい =64 (2) 4 −C刀2 3 黒 の タ イル は 奇 数 段 目に あ る 回 ① 3< 〃】<12な ので tn=ll .(1) 72α (2) (2m−1) +(2n−1)=40 { 固 〃 −m=3 ② (2) 1)1=9,n=12 受験番 号 氏 名 160η2 η3 平成28年 度 淑徳SC高 等部 入 学試 験 問題 英 語 (50分 ・100点 ) 一般 入試 2月10日 [ 注 意 ( 水) 事 項 ] 試 験 開 始 の 合 図が あ る まで 、 この 問 題冊 子 を開か な いで 下 さ い。 問 題 は口 ∼回 ま で あ ります 。印 刷 が か すれ て見 に くい場 合 は 、申 し出 て下 さ い。 問 題用 紙 ・解 答用 紙 に 受験 番 号 ・氏 名 を必 ず 記 入 して下 さい 。 解 答 は 、解 答 用紙 の 指 定 され た場 所 に記 入 して 下 さい。 試 験 終 了の 合 図 まで 静 か に着 席 して いて 下 さい。 す べ て 、監 督 の 先生 の 指 示 に した が って 下 さい。 問題 用 紙 も回収 します 。 一 一 回 次 の 英 文 か ら正 しい もの を5つ 選 び 、 番 号 で答 え な さ い。 (順 不 同 ) (1) HesometimeswatchbaseballgamesonTV. (2) Mymotherhasjustcomeback (3) ShallIopenthewindows? (4) Mymothertoldmehelpingher. (5) ThisisapicturetakeninLondon (6) Winteristhecoldseasonoftheyear. (7) 1’mgoodatplayingthepiano. (8) Maryfinishedtodoherhomeworkbynoon (9) Thereisbigappletreesinthegarden (10) ItmaySnOWtomOn’oWmorning. 1 回 次の ( ) 内 に適 語 を入 れ て 、 日本 文 に 合 う英 文 を完 成 させ な さい。 (1) 彼 女 は5時 She( に 帰 宅 し、 母 の 手 伝 い を し ま す 。 )homeatfiveand( (2)2,3分 )hermother. 待 っ て も ら え ます か。 Couldyouwaitfor( )( (3) 今 朝 、 コ ー ヒ ー を2杯 Ihadtwo( (4) 飲 み ま した 。 )( )coffeethismorning. メ ア リー と 由 美 は 公 園 で 走 っ て い ま す 。 MaryandYumi( (5) 彼 は 東 京 に5年 Helived( (6) )minutes? )( )inthepark. 間 住 ん で い ま した。 )Tokyo( )fiveyears. 向 こ うに い る髪 の長 い少 女 は だれ で す か。 Whoisthegirlwithlonghair( (7) ケ ン の お 兄 さ ん は5月 )( か6月 )? に オ ー ス ト ラ リ ア を 訪 れ る で し ょ う。 Ken’sbrotherwillvisitAustralia( )May( (8) 東 京 に は 有 名 な 場 所 が た く さ ん あ り ま す 。 ( )( )manyfamousplacesinTokyo. (9) 何 か 飲 み 物 は い か が で す か 。 Wouldyoulikeanything( (10)2月 )( )? は 一 年 で 一 番 短 い月 で す 。 Februaryis( )( )monthoftheyear. 2 )June. 回 次 の 日本 文 の 意 味 に合 う よ うに ( ) 内 の 語 句 を 並 べ か え て英 文 を完 成 させ な さバ た だ し、文 頭 に くる語 も小 文 字 に して あ りま す 。 (1) 今 夜 は 雪 が た く さ ん 降 る か も し れ ま せ ん 。 We(of/mayhave/snow/10t/a/tonight) . (2) お 年 寄 り に は 親 切 に し て あ げ な け れ ば な り ま せ ん 。 (people/to!kind/01d!you/to/have/be) (3) 私 た ち は 明 朝5時 . に こ こ を 出 発 す る つ も りです 。 (going!at/we/to/are!1eave/five!here)tomorrowmornin9・ (4) あ な た の 時 計 で 今 何 時 で す か。 (time/watch!Youl’ /what/by/is/it)now? (5) 私 は 駅 で 彼 に 会 っ て 驚 き ま し た 。 (tosee/the!1!at/surprised/him/was/station) 3 . 回 由美 は 、 英 語 ク ラ ブ の 部 員 募 集 に つ い て 、英 語 で校 内 放 送 を 行 うこ とに な りま した 。 そ こ で 、 下 の メ モ を も とに放 送 原 稿 を 書 い て い ま す 。 英 文 中 の( ① ) ∼( ④ )に 入 る最 も適 当 な 英 語 を一 語 ず つ 書 き な さ い。 【メ モ 】 英語 ク ラブ の部員 募集 につい て ○ ○ ○ 活 動 日 :火 曜 日 ・金 曜 日 活 動 場 所 :英 語 教 室 ○ 活 動 時 間 :午 後4時 ∼5時 半 (図 書 室 と コ ン ピ ュ ー ター 室 の 間 の 部 屋 ) 来 週 の 予 定 :火 曜 日 … 映 画 を 見 る 金 曜 日 :英 語 の 本 を 読 む ( 英 語 が わ か ら な い と き は ホ ワイ ト先 生 が 助 け て くれ ま す ) Hello,everyone.Wouldyouliketobea( activities( ② ① )oftheEnglishclub?Wehavealotof )4:00to5:30intheafternoononTuesdaysandFridays.NextTuesday,we aregoingtowatchamovieinEnglish.NextFエidaywearegoingtoreadEnglishbooks.Don’t worry.Wehaveagoodteacher,Mr.White.Hewillhelpuswhenwecannot( ③ Everyone,pleasecometotheEnglishroom!Theroomis( ④ computerroo工n. 4 )thelibraryandthe )English. 固 次 の英 文 は 高 校 生 の健 、佳 奈 子 、ア メ リカ か らの 交 換 留 学 生 の ジ ョー ジ との 放 課 後 の 会 話 です 。 これ を 読 ん で 、 問 い に 答 え な さい。 George:Hi,1(ellandKanako.Doyouhaveanythingtodothisweekend?1’mgoingtothe movietowatchanew*sFfilm. ①L _ _ )⊥ __ _一 ? 1(en:Tothemovietheater?11iketowatchmoviesathomebetter. Kanako:Why? 1(en:Atmovietheaters,thereareoftenalotofpeople,soyouhavetowaitforalongtime togetin.IfIrentvideos,Icanwatch② 』athome,andIdon’thavetoworry aboutotherpeople. George:ButIliketowatchmoviesonthebigscreen.It’smoreexciting.Whatdoyouthink, 1(anako? Kanako:Well,Ialsoliketowatchmoviesinmovietheaters,butIneed1,500yentopaytoa ticket.It’salotofmoneyforme. Ken:Iagree.Y( )ucanrentfivevideoswiththatmoney. George:3Whenthereiswatch/to/a/ou/want/new/movie,canyouwaituntilthevideo is*released?Ican’t.SoIgotothemovietheater. Kanako:Watchingmovieinatheaterorathomeonvideo. ,.bothhavetheir*merits.George,I wiUgowithyouthistimebecausewatchinganewmovieonthebigscreenisvery び eXCltlng. George:Sure. ( 注 )SFfilmSF映 画release発 売 す るmerit長 5 所 (1) 下 線 部 ① が 「私 と 一 緒 に 行 き ま せ ん か ? 」 と な る よ うに3語 (2) 下 線 部 ② のthemは (3) 下 線 部 ③ が の 英語 を補 い な さい。 何 を指 して い ま す か ?本 文 よ り一語 で 抜 き 出 しな さい 。 「あ な た が 見 た い 新 し い 映 画 が あ る と き 」 の 意 味 に な る よ う に ( ) 内 の語 を 並 べ か え な さ い。 (4) 本 文 の 内 容 に 合 う よ う に 、 次 の 対 話 文 の に そ れ ぞ れ 適 当 な 一 語 を 書 き入 れ な さい 。 1)DoesKenliketowatchmoviesathome? ,he. 2)Whowillgotothemovietheaterthisweekend? andwill. 6 匡] 次 の 英 文 を 読 ん で 、 あ との 問 い に 答 え な さい 。 Whenyougetupinthemorning,doyousaytoyourfamily, knows“Goodmorninピ ‘ ‘Goodmomillg” ?Everybody ’isagreeting.Greetingsarewordsoruseorsomethingyoudowhenyou meetsomeoneinthemoming.Ifyouhearawarmgreetinglike“Goodmoming”fromYoul’ friendsonyourwaytoschoo1,youwillstartthedaywith( ① )feelings.Greetings sometimesgiveyougreatpleasure.Inyoui’lifetheyhaveanimportantmeaning. Whenyoulookaroundtheworld,therearedifferentkindsofgreetings.YouknowinJapan, people★bowedeachother,don’tyou?Japanesepeoplealsowavetheirhandswhentheymeet. InNewZealandthereisaninterestinggreeting. ★TheMaortpeople★rubtheirnoseswitheach other.Shakinghands,x’huggingandrubbingnosesareallgreetings.Theseshoweachofthe countrieshasitsowngreetings.Touchingeachothermusthaveanimportantmeaningfor them. Whenyougointoastore,youcanoftenhearcheerfulgreetings.Howdoyoufeelifyouget suchagreeting?Maybeyoucanshopwith( ① )feelings.Afteryouleavethestore,youmay wanttovisititagain.Cheerfulgreetingsmustbeimportantinthebusinessworld. Conversationusuallystartsafterexchanginggreetings.Itmeansthatcommunication startswithagreeting.Greetingsaregoodfol’human’krelations.Soifthedaybeginswitha warmgreetinglike“Goodmorning”fromyourfamilyandyourfi’iends,youmaybeabletohave agoodday.Whydon’tyoualsogivewarmandcheerfulgreetingstothem? 2(ou/thinkabout!ver/f( (注 )bowお rubこ 〕r/it’s/to/oodthemeaninofreetins. じ ぎ を す るtheMaoripeopleマ す るhug∼ オ リ人 ( ニ ュ ー一ジ ー ラ ン ド の 先 住 民 ) を 抱 き し め るrelation関 係 7 (1) ( ① )の 中 に 共 通 す る 語 が 入 り ま す 。 本 文 の 内 容 に 合 う よ う に 適 す る も の を 記 号 で 選 び な さ い。 アhapPyイsadウnervesエangry (2) 以 下 の 日本 文 は 、 ニ ュ ー ジ ー ラ ン ドの あ い さ っ に つ い て ま と め た も の で す 。 英 文 を よ く 読 み 、 (A) ∼ (C) に 当 て は ま る 語 句 を 日本 語 で 答 え な さ い 。 マ オ リ の 人 々 は 、 お 互 い の (A) を こ す り合 い 、(B) 抱 き し め 合 い ま す 。お 互 い に 触 れ 合 う こ と は と て も (C) を して 、 な意 味 が あ る に 違 い な い。 (3)下 線 部 ② を 「 挨 拶 の 意 味 を 考 え る こ とは あ な た に と っ て い い こ とで あ る」 とな る よ うに並 べ か え な さ い。 た だ し、 文 頭 に く る語 も小 文字 に して あ りま す 。 8 平 成28年 2 3 度 淑 徳SC高 等 部 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (1) 一般入試 ( 英語 ) 解 答用紙 We・ . (2) tOmOrrOWmOrnlng. (3) nOW? (4) (5) 4 ● ● ③ ② ① ④ 5 (1) (2) (3) Whenthereis( 6 ), (4) 1) ( ),he( 2) ( )and( ). )will. (1) 一 (2) C B A themeaningofgreetings. (3) 受験番号 氏名 配点 平 成28年 1 度 315 2 淑 徳SC高 等 部 一般 入試 ( 英語) 解答用紙 10 7 /15 2 (1) comes helps (2) of (4) are over 3×5 few a ● 3 (3) cups (5) in for (6) (7) in or (8) (9) to drink (10) runnlng there There are the /30 shortest 3×10( 完 ) (1) Wemayhavealotofsnowtonight. (2) Youhavetobekindtooldpeople. (3) Wearegoingtoleavehereatfivetomorrowmorning. (4) Whattimeisitbyyourwatchnow? /15 (5) 4 lwassurprisedtoseehimatthestation. ① member ④ between 3×5( 完 ) ③ from ② understand /12 3x4( 完 ) /14 (1)3 (2)2 anewmovieyouwanttowatch (3)3 (4)3×2 (George)and(Kanako)will. 6 ア (1) (2) 自 昇 A B 握手 c大 /14 切 (1)2 (2)3×3 (3) lt’sverygoodforyoutothinkaboutthemeaningofgreetings. 受験 番号 (3)3 氏名 配点 平 成28年 度 淑 徳SC高 等部 入 学試 験 問題 国 (50分 語 ・100点 ) 一般入試 2月10日 (水 ) 【 注意事 項】 ﹂ 1 試 験 開 始 の 合 図 が あ る ま で 、 この 問題 冊 子 を開 か な い で 下 さ い 。 2 問 題 は 【1】 ∼ 【5】 ま で あ ります 。 印 刷 が か す れ て 見 に くい場 合 は 、 申 し出 て 下 さ い 。 3 問 題 用 紙 ・解 答 用 紙 に 受験 番 号 ・氏 名 を必 ず 記 入 して 下 さ い 。 4 解 答 は 、 解 答 用 紙 の 指 定 され た 場 所 に 記 入 して 下 さい 。 5 試 験 終 了 の 合 図 ま で 静 か に 着 席 して い て 下 さ い。 6 す べ て 、 監 督 の 先 生 の 指 示 に した が って 下 さ い。 7 一 問 題 用 紙 も回 収 します 。 次 のl l線 部 の漢 字 の読 みを答え な さ い。 ③ ② 惜 敗 した チー ムを拍 手 で送 る。 世界的規 劇 の活 動に成 長 した。 人間 は自 然 の恩恵 を受 け て いる。 は全国各地に及んだ。 ④ 朗ら かな店 員が 接客 す る。 ① 台風の劃 ほ ︻ ⑤ 次 のll線 部 のカタカ ナを漢 字 に直 しなさ い。 ② 後輩 を 課外 クラブ にカ ン ユウ す る。 勉強 にポ ット ウす る。 長期 的な シヤ に立 って話 し合 互 ③ 伝統 を タやさ な いよう努 め る。 ① ④ あ りと あら ゆる 手段を コ コロみた 。 次 の 文章 を 読 ん で、 あ と の 問 い に答 え な さ い。 あ ひ と け ︶ よ う に冷 た い。電 車 の ド アが 開 い て、彼 女 は 正 面 男 は プ ラ ット フ オー ム の中 ほど にた た ず ん で い た。他 に人 気 はな く 、吹 き 3 ︻ 抜ける風は ︵ から彼を艦めた。 電 車 に 乗 る つも り が あ る の は、 一歩 前 に 出 した 足 と 、そ の手 に 握 ら れ た 白 い櫨 でわ か った 。 ︶ に は 、急 に触 だ が 、 男 は白 線 よ りも 随 分 奥 ま った位 置 に 立 って い て、 そ の足 取 り では 、 い と ても こ の電 車 に 乗 る こ と は かな いそ う に も な か った 。 ﹁ 乗 るん です よね ?﹂ 気 が ついた と き に は、 男 に 駆 け 寄 って いた 。 ︵ れ て は危 険 だ と、 以前 聞 いた こと が あ る 。 ﹁ あ りが と う ﹂ 少 し ハスキ ー な 声 が 答 え た 。 ﹁ 車 掌 さ ん が 待 って く れ て る か ら 。 乗 っち ゃ いま し ょう ﹂ 男 の横 顔 に微 か な 笑 み が 浮 か ん だ 。白 い息 を 吐 き な が ら 、そ の横 顔 は 何 の 不安 もな さ そ う に、彼 女 の案 内 に従 って進 む。 二人 が 電 車 に 乗 り 込 ん だ と こ 1 2 ︻ ⑤ ろ で、 ピ ー ッと 笛 が 鳴 った 。 ﹁ 座 ります?﹂ ほか 夜 明 け の電 車 だ と いう のに 、空席 は 思 い の外 少 な い。誰 も が 疲 れ た 顔 を し て 、 男 に も 、 彼 女 に も 、 興 味 を 示 す 者 は いな か った。 ﹁僕 は 、 こ のま ま で い いけ ど 。 あ な た は座 り た い? ﹂ わき ド ア の 脇 に も た れ か か っ て 、 彼 は 静 か に 言 った 。 ﹁私 は 、 次 で 降 り る か ら ﹂ 「国 語 」 一 殻1 平28高 電 車 は 急 行 だ った。 こ の先 、 いく つか の小 さ な 駅 を 素 通 り す れ ば 、次 に は 彼 女 の 目指 す 駅 に着 く 。 ﹁こ んな に 早 く か ら、 仕事 ? ﹂ 彼女 は ﹁ 散歩 ﹂と答えた。 ﹁ 散 歩 か。 僕 は 、 仕 事 。 毎 晩 ピ ア ノを 弾 い て いる んだ ﹂ ﹁朝 ま で ? ﹂ ﹁明 け方 。 電 車 が 動 く 時 間 ま で待 って、 そ れ で 帰 る ﹂ 電 車 が 鉄 橋 に差 し掛 か った。川 を 渡 る のだ 。さ っき ま で薄 いグ レ ーだ った か わ も 空 の 色 が 、 薄 紫 に 変 わ って 、 昇 り 始 め た 太 陽 が 、 川 面 を 金 色 に 染 め て い た 。 ﹁お 日 様 が 、 昇 った わ 。 川 が 光 っ て 、 す ご く き れ い ﹂ ﹁ わ か る よ。 明 る さ は、 わ か る ん だ 。 ま ぶ し い くら いだ ね ﹂ つぶや 彼 は、朝 日を 浴 び た 横 顔 を ほ こ ろば せ て 、 ﹁ あ あ 、あ った か いね ﹂と 眩 い そ た。彼 女 は 少 し の間 、わ ず かに ひげ 剃 りあ と の目 立 ち 始 め て いる 男 の横 顔 を 眺 め て いた。 電 車 に 乗 って ?﹂ 夕 べ、 眠 れ な か った も のだ か ら ﹂ ﹁い つも 、 こ の時 間 に散 歩 をす る の? ﹁た ま た ま 。 思 わ ず 微 か に た め息 を洩 ら し な が ら 、彼 女 は眩 いた 。寝 不 足 の目 に は、朝 の陽 射 し は まぶ し 過ぎ て 、 目 のふ ち が ひり ひり と 痛 んだ 。 ﹁ だ ったら 、 僕 が 弾 いて いる 店 に 来 れ ば よ か った の に﹂ ﹁ 本 当 。 そう す れば 良 か った ﹂ ﹁ 今儂 言 すれば いい・ぼく は三 でも いるから﹂ 急 に 涙 のか た ま り が せり 上 が ってき そう にな った。彼 女 は 口を嚥 み、男 の つか し っか り と覚 え た か ら 。来 てく れ れ ば 、す ぐ に 分 か る。 絶 対 に 気 付 か 言 葉 を 噛 み しめ て い た。 い つで も、 いる か ら 。 ﹁ も・ 鵬 い て 見 せ る﹂ 男 は彼 女 の腕 を掴 む と 、自 分 の方 に引 き 寄 せ、 ﹁ 約 束 す る ﹂と 眩 いた 。電 車 が スピ ー ド を 落 と し 始 め た 。 ﹁残念 だ な ﹂ 男 が 眩 いた 。 ﹁こん な 時 、 や っぱ り 見 え た ら と思 う 。 あ な た の顔 ﹂ ﹁見 た ら 、 が っかり す るわ ﹂ 彼 女 はく す りと 笑 った。本 当 に、 と て も 見 せ ら れ る よ う な 顔 で はな い。 目 は 落 ち く ぼ ん で充 血 し、 化 粧 も し て いな い、 疲 れ 切 った 顔 。 ﹁しな いさ 。 絶 対 に ﹂ 彼 は 断 固 と し た 口調 で 言 った 。 ﹁わ か る ん だ ﹂ ﹁ 何 が﹂ ﹁あ な た は 僕 を 見 つけ て、手 を 引 い てく れ る だ け の柔 ら か さ を 持 って る。朝 日 が 昇 って、 川 が 光 ってた こと も 教 え てく れ た ﹂ ﹁A剰 酬よ ﹂ ﹁偶 然 でも 。 そ ん な 人 と 会 え る こ とな ん か、 滅 多 に な い﹂ 電 車 が 駅 に着 いた 。 彼 女 が ﹁じ ゃ あ ﹂ と 言 う と 、 男 は ﹁ またね﹂と答えた。 申 副掴 縞 親 乞 一 ﹁い い 一 日 を ﹂ 朝 の陽 射 し が 至 る所 に長 い影 を 落 とす 初 冬 の街 を 、彼 女 は白 い息 を 吐 き な が ら 歩 いた 。 や が て 一軒 のア パ ー ト の前 ま で来 ると 、彼 女 は 二階 の 一室 を 見 上 げ た 。朝 日 の当 ら な い窓 に は、 カ ー テ ンが 引 か れ 、 ひ っそ り と静 ま り 返 って いる 。 恋 し い 人 は、ま だ 眠 って い る のだ ろう か。 それ と も 昨 夜 は帰 ら な か った の か。何 度 電 話 を か け ても 、彼 は出 な か った。 そ し て、彼 女 は 眠 れな い 一夜 を 過 ご し た。 い つでも い ると そう 言 って 欲 し い人 な のに 、彼 は い つも 彼 女 を 不 安 に し、 そ し て平 気 な 顔 を し て い る。 あ の男 は結 局 、毎 晩 ピ ア ノ を 弾 いて いる と いう 店 の名 前 も 、場 所 も 告げ な か った。 彼 女 も聞 こう と は しな か った 。 た った 数 分 の間 に 、 2彼 女 が 聞 き た か った 言葉 を す べ て言 ってく れ た男 の話 を、い つか 彼 に も 聞 かせ ら れ る時 が ︵乃南 アサ ﹃恋 物 語 ∼ 早 朝 の散 歩 ∼ ﹄ ︶ 来 る だ ろ う か と 思 いな が ら 、 彼 女 は彼 の部 屋 を 見 上 げ て いた 。 イ 手を切る ウ 首を切 る 工 身 を切る ︶ に 入 る適 切 な 言 葉 を 次 か ら 選 び 、 記号 で答 え なさ い。 線 部 A ﹁偶然 ﹂ の対 義 語 を 漢 字 で答 え な さ い。 ︵ あ 問 一 ー 問二 口を 切 る 目 の 不自 由 な 人 ア イ 手 の 不自 由 な 人 ︶ に 入 る 適 切 な 言 葉 を 次 から 選 び、 記 号 で 答 え な さ い。 耳 の不自 由 な 人 工 ︵ い ア 足 の不 自 由 な 人 問三 ウ 間四 − 線 部 1 ﹁夕 べ、 眠 れな か った も のだ か ら ﹂と あ り ま す が 、なぜ彼 線部2 ﹁ 彼 女 が 聞 き た か った 言葉 ﹂ とあ り ま す が、 彼 女 が 最 も 聞 次 の ー ∼ 5 に つい て、 こ の小 説 の説 明 と し て適 切 な も のは ○、適 切 で き た か った と 思 わ れ る言 葉 を 本 文中 か ら 八字 で 抜 き 出 し な さ い。 − 女 は 眠 れ な か った の です か 。 二十 字 以内 で答 え な さ い。 間五 問六 会 話 を多 く 入 れ る こと で テ ンポ 良 く 物 語 を 進 め 、電 車 の スピ ー ド 感 であ る。 こ の小 説 は 人 気 のな い朝 の 電 車 内 で の男 女 の出 会 いを 書 いた も の な いも の は × で それ ぞ れ答 え な さ い。 1 2 色 彩 や 五感 に う った え る 表 現 が 効 果 的 に使 わ れ 、朝 の風景 が 分 か り を 表 現 し て いる。 3 物 語 全 体 に 感 じ ら れ る女 の寂 しく 不安 な 様 子 が、晩 冬 の季 節 感 を よ い泣 き そ う に な った 。 女 は 彼 に 言 って欲 し か った 言 葉 を 、先 に男 に 言 わ れ た ので 残 念 に 思 や す く 書 か れ て いる 。 4 5 り 引 き 出 し て い る。 ぶ 一 穀1 「1−m… 吾 ミF28高 4 次 の文 章 を 読 ん で、あ と の問 い に答 え な さ い 。 いと いう こと は、本 来、自 分 の も って いる 欲 求 を押 さ え 込 ん で いる と いう 状 がある のですが、冒 頭に取り上げ た問 い 況 と いえ る で し ょう 。 い わば 、 欲求 不満 の状態 です 。 さ て ー こ の よ う な 二 つ の方 向 は、 こ の 二 つが 右 と 左 のよ う に、ま った く 別 の方 向 へ向 か う も のな のだ ろう か と いう こ と に な り ま す。 有 名 な スポ ー ツ 選 手や 人 気 のあ るタ レ ン ト、著 名 人 な ど を 見 て いる と 、強 い個 性 も あ り つ つ、 ﹁ 気 配 り の人 ﹂と も いわ れ る よ う な 人 が いま す 。 つま り、 社 会 化 と 個 性 化 が と も に進 展 し て い て、さ ら に それ ら が 調 和 し て いる よ う な 人 です 。こ のよ う な 例 が あ る と いう こと か ら 、社 会 化 と個 性 化 は右 と左 のよ う に 、 ま った く 出 会 う こと のな い相 反す る も ので は な い こと が わ か り ま す 。 も う 一度 最 初 の言 葉 にも ど る と、 ﹁彼 は 個 性 的 だ か ら 、他 の人 と 一緒 にや る 共 同 作 業 に は向 かな い﹂と いう 言 い方 は お か し い の です 。共 同 作 業 に向 か な い の は個 性 的 だ から で はな く、た ん に 社 会 性 が身 に つい て いな いだ け な の です 。 同様 に、 オ リジ ナ ルな 意 見 を も てな い の は、社 会 化が す す ん で いる か ら で はな い の です 。も し 本 当 に 社 会 化 が す す ん で いれ ば 、雰 囲 気 を 壊 した り 、 反感 を か わな いよ う に、 う ま く 自 分 の意 見 を 言 え る はず な のです 。 人 の人 生 を、 こ の社 会 化 と 個 性 化 と いう観 点 か ら 見 る と 、社 会 化 が さ れ て いて は じ め て 個 性 を 生 か せ る か ど う か が 決 ま ってく る と いえ そう です 。両 方 と も に進 展 し て いれ ば 、自 分 も ま わ り も 満 足。片 方 が 不 足 し て いる と、 自 分 も し く は ま わ り のど ち ら か は 満 足 し ても 、他 方 は満 足 で き な いと いう こと に な ってし ま いま す 。せ っか く の人 生 な のだ か ら 、自 分 も ま わ り も 満 足 でき る よ う な 生 き 方 が し た い です よ ね 。そ こ で、 こ のあ た り の こと を も う 少 し考 え てみ ま し よう 。 時どき、 ﹁ 私 は個 性 のな い 平 凡 な 人 間 な ので す ﹂と いう よ う な 言 い方 を 耳 に す る こと が あ り ま す 。 ﹁ 特 技 もな いし 、し や べ り が う ま いわ け でも な いし 、 蜘 ヨ1言 吾」 三{128高ll三 彼 は個 性 的 だ か ら 、 他 の人 と 一緒 に や る共 同 作 業 に は向 かな い。 彼 女 は ま わ り に 気 を 遣 う 人 だ か ら 、 自 分 の意 見を 主 張 し な い。 こ ん な 言 い方 を 耳 に す る こと が あ り ま す 。そ し て、個 性 的 であ る こと と ま わ り と協 調 で き る こと は 、ま る で相 反す る も の のよ う に 語 ら れ る こと も あ り ま す 。も し か す ると あ な た にも 、 ま わ り に合 わ せ よ う と 努 力 す るあ ま り 、私 ら し さ を 出 せ な く な って しま った り、逆 に個 性 を 出 そう と しす ぎ て、ま わ り か ら 受 け 入 れ ても ら え な く な った り し た経 験 が あ る かも しれ ま せ ん ね。 でも 、 これ は真 実 な ので し ょう か 。 人 が 発 達 し て いく 方 向 に は 大 き く 二 つが あ る と い わ れ ま す 。 そ の ひ と つ は、社 会 化 と い う方 向 で す。 生 き て いく 社 会 に適 応 でき る よう に、 そ こで 必 要 と さ れ る習 慣 や ルー ルを身 に つけ て いく と いう も ので す。ま わ り に 気 を 使 う こ とが で き る よ う に な る と いう のも 社 会 化 のひ と つで す 。 そ のた め、人 が 社 会 化 さ れな いと 困 った こと に な り そ う だ 、と いう こと は 容 易 に想 像 でき る で し ょう 。他 者 が ﹁ あ た り ま え だ ﹂と 考 え る こと が でき な か った り、守 れ な か った りす る わ け です か ら 、信 用 さ れ る こ と はな いです し 、 仲 間 に 入 れ ても ら え な か った り、 は じ き 飛ば さ れ た り し て しま う で し ょう 。 う ま く 社 会 生 活 を 続 け て いく た め に は 必 須 のも のな の です 。 も う ひと つは、個 性 化 と いわれ る方 向 です 。 他 の誰 と も 違 う 、自 分 と いう 人 間 の ユ ニー クさ を 追 求 す る方 向 です。自 分 ら しさ な ど と いう 言 い方 で表 現 さ れ るも のと 考 え て よ いで し ょ う 。こち ら の方 向 性 は、 それ が な く て も社 会 に適 応 でき な いわ け で は あ り ま せ ん 。社 会 で生 き て いく う え で、大 き な 問 題 にな る と いう こ と も 少 な い でし ょう 。し か し何 人 も の心 理 学者 が 、人 間 は自 分 ら しさ を 発揮 し た いと いう 欲 求 を も って い ると 指 摘 し て います 。も し、人 間 が そ の よう な 欲求 を こ ころ の底 に も って い る のな ら ば 、個 性 化 を追 求 し な 一4一 重 視 し な い 場 合 に は ﹁無 駄 口 が 多 い﹂ な ど と 否 定 的 に 評 価 さ れ ま す 。 も って い る人 に は ﹁ 積 極 的 であ る﹂な ど と肯 定 的 に 評価 さ れ ま す が 、そ れ を ︶、何 度 も 繰 り 返す よ う に、 価 値 観 に よ って決 め ら れ る長 所 や 人 の 目を ひく よう な 外 見 で も な いし ⋮ ⋮ ﹂と、個 性 が な いと いう 理 由 が 並 べ ② 短 所 と いう も のは、 非 常 に 不安 定 な も のな の です 。 ︵ られます。 そ んな 話 を 聞 いて いる と 、そ の人 に は 失 礼 な の です が 、妙 に お か し さ が こ み上 げ て く る ので す 。 ﹁あ な た の個 性 は十 分 に 発揮 さ れ て いる よ ﹂と 言 いた 自 分 で自 分 を 評 価 す る時 、 自 分 の特 徴 を よ い方 向 か ら と ら え ら れ な い 人 は、 ﹁私 に は 個 性 が な い﹂ と いう 結 論 に行 き着 い てし ま いま す。 逆 に自 分 の くな り ます 。 あ な た は 、 こ のお か しさ の原 因 が わ か り ます か。 特 徴 を よ い方 向 か ら と ら え ら れ る 人 は 、そ れ を 自 分 の個 性 だ と考 え る こと が ︶ 、 こ のよ う な 自 分 自 身 の とら え 方 の違 いが 、 原 囚 は 簡単 です 。 ﹁個 性 ﹂ と いう 言 葉 の意 味 を勘 違 いし て い る から です 。 ③ で き る ので す 。 ︵ 自 分 は ﹁お し ゃ べり であ る ﹂と 思 って い て、 それ を あ ま り よ い こと だ と 思 ま た 、な ぜ 勘 違 い し て しま う かと いう こ と も よ く わ か り ま す 。 ﹁ あ な た の個 間 の長 所 や 望 ま し い面 を 指 し て使 わ れ る こと が 多 い から だ ろう と思 い ます 。 って いな いと す れ ば 、 口数 を 減 ら そう と努 力す る で し ょう 。逆 に 、 ﹁積極 的 さ ら な る違 いを 生 み 出 し ま す 。 一度 、 辞 書 を ひ いて み て くだ さ い。 そ う す ると よ く わ か る と思 い ます が、 であ る ﹂と いう よ う に肯 定 的 に 評 価 し て いる 人 であ れ ば 、そ の特 徴 を も っと 性 を 発 揮 し て⋮ ﹂ ﹁個 性 を 伸 長 す る 教 育 が ⋮ ﹂な ど と、 個 性 と いう 言 葉 は 人 個 性 と は 、 ﹁そ の人 のも つ特有 の性 質 ﹂ ﹁ あ る 人 を 別 の人 と 区 別 でき る 特 徴 ﹂ 利 用 しよ う と す るに 違 いあ りま せ ん。 こ のよ う な 違 い は、何 年 か 先 に は も っ だ から 、 ﹁私 に は 個 性 が な い の です ﹂ と い った 表 現 を 聞 く と 、 お か し いな 個 性 が あ る の か ど う か に こ だ わ る こ と は 、 あ ま り 意 味 が な いよ う に 思 いま ﹁ 個 性 と は何 か﹂ と いう 問 題 を考 え る こ と は お も し ろ い の です が 、自 分 に 用 し て み た い。 3 そ う 思 う 時 は ど う す れ ば よ い の で し ょう か。 先 に個 性 を 生 か し、 社 会 に も 受 け 入 れ ら れ て い る人 の例 を あ げ ま し た が、 測 5一 な ど と 書 かれ て います 。こ のよ う な 特 徴 を も た な い人 間 と いう も のは存 在 し あ と 思 って し ま う の です 。 個 性 が な い理 由 を いく つも 並 べ ら れ る と い う の す 。誰 が 何 と い っても 、あ な た は個 性 を も った あ な た と いう 存 在 な の です か と 大 き な 違 いを 生 み出 す で し ょう 。 は、そ のよ う な 点 で 他 の人 と 自 分 は違 って い る と いう こ と が わ か って いる と ら 。 そ の特 徴 を 、 これ か ら ど う 活 用 し て いく か を 考 え る ほう が 、ず っと前 向 ま せ ん 。 一卵 性 の双 子 で も、 お 互 いに違 った と ころ を も って います 。 いう こと です 。 つま り 、自 分 の個 性 に気 づ い て いる と いう こと で す よ ね 。自 き な こと だ と思 います 。 ︶ 、個 性 に ﹁長 所 や 望 ま し い面 の こと ﹂と いう 意 味 を 含 め て 自 分 も ま わ り も満 足 で き る よ う な 自 分 に な り た い。自 分 の特 徴 を 理解 し 活 分 の個 性 に気 づ い て いる の に個 性 が な い と 言 って いる。こ こに 2剤 周 が あ る ① ので お か し いな あ と 思 って しま う の です 。 ︵ 考 え てし ま う と 話 はや や こ しく な り ます 。な ぜ な ら 、ま た こ こ でも 価 値 と か し て 頑 張 って いる のに 、 ﹁ 変 な ヤ ツ ﹂ と か ﹁変 わ った ヤ ツ﹂な ど と レ ッテ ル こ のよ う な存 在 が ひ と つの モデ ルと な ってく れ る で し ょう 。ま た個 性 を 発 揮 ﹁ 長 所 と短 所 は[川 川川]﹂と いう 言 い方 を 聞 いた こと は あ り ま せ ん か。た を 貼 ら れ、受 け 入 れ ても ら え な いよ う な 人を 反 面教 師 的 な モデ ルと し て考 え 価 値 観 と い った 問 題 が 顔 を 出 し て く る か ら です 。 と えば ﹁お し ゃ べり であ る ﹂と いう こ と は、 そ のよ い面 を 重 視 す る価 値 観 を 「国 語 」 平2}1筒 て み る と いう こと も 大 切 な こと を 教 え てく れ ます 。 も納 得 す る よ う な方 向 と な り ま す 。こ のよ う な バ ラ ン スに注 意 しな が ら自 分 自 身 を コ ント ロー ルし て いく こと が 自 分 を 生 かす 秘 訣 かも し れ ま せ ん。 自 分 を 知 る 、個 性 を 知 る と いう こ と は 、ひと り にな って自 分 のこ とを 深 く 間 一︵ ︶∼ ︵ ④ もちろん ウ と こ ろが エ つま り ︶ に 入 る 適 切 な 言 葉 を 、次 か ら そ れ ぞ れ ︵ 浦 上 昌 則 ﹁“学 生 ” に な る !1 進 学 が 決 ま った 時 に読 む本 1 ﹂ ︶ ① イ 線 部 1 ﹁こ のよ う な 二 つの方 向 性 ﹂ とあ り ます が、 そ の二 つを そ そして 選 び 記 号 で 答 え な さ い。 ア ー 線部 2 ﹁ 矛 盾 ﹂と は どう いう こ と を指 し て いま す か 。適 切 な も の れ そ れ 答 え な さ い。 問ニ − ア ﹁ 個 性 ﹂ の意 味 を勘 違 いし て いな い のに ﹁ 個 性 が な い﹂と いう こと 。 他 人 と 自 分 の違 いを 把 握 し て いる のに ﹁ 個 性 が な い﹂ と いう こと 。 自 分 の特 徴 を よ く 把 握 し て いな い のに ﹁ 個 性 が な い﹂ と いう こと 。 を 記 号 で答 え な さ い。 問三 イ 人 間 の長 所 を ﹁ 個 性 ﹂ と いう のに ﹁ 個 性 が な い﹂ と いう こ と。 ウ 工 般 ユ 言吾」 28高1国 こ の 二 つの モデ ルを 対 比 さ せ て み る と、や は り 社 会 化 と いう 側 面 の重 要 性 が 浮 か び 上 が り ま す 。ど ん な に 特 徴 的 な 個 性 を 持 って い て も、ま わ り と う ま いろ な 人 と 出 会 い、 ﹁ 自 分 自 身 の こ とや 社 会 のこ と を 教 え ても ら う ﹂と い っ 考 え てみ る こと だ け では 答 え を 見 つけ る こ とが でき な い問 題 な ので す 。いろ け 入 れ ても ら え な いと いう こと で す。ま ず は、社 会 性 を 身 に つけ る こ と が 必 た 気 持 ち でち ょう ど い いと 思 い ます 。 く や って いけ るだ け の社 会 性 を 身 に つけ て いな け れ ば 、そ の個 性 は社 会 に受 須 と いえ そう です 。 ま せ ん 。次 の章 でも お話 し し ます が、 怒 ら れ た り 、失敗 した ら 直 せ ば よ い の も ち ろ ん 、 5他者 の目 を 気 に す る か ら と い って、ビ ク ビ ク す る 必 要 はあ り し か し、 そ れ は、 さ ら に伸 ば し た り 、抑 え た りす る こ とが で き る よ う な 可変 です 。 学 生 時 代 に は 自 分 のか か わ る 世 界 を 大 き く 広 げ る チ ャ ン スを 活 用 し 次 に、個 性 と いう も のは 、人間 が 生 ま れな が ら に し て も って いる も の です 。 的 な も のです 。 そ し て 、特 徴 が 望 ま し いも のと 見ら れ る か ど う か は、 そ れ を て、ぜ ひ いろ いろ な 人 に 自 分 を 見 ても ら い、 これ か ら ど う す る べき かを 教 え ︶、 よ い方 向 と いう も のは 、 あ な た 自 身 も 納 得 でき 、 社 会 ても ら い ま し よう 。 見 る人 、 つま り 4ネ 会 の目 に よ って変 化 し ます 。 つま り社 会 と自 分 の関 係 に 対 す る感 性 が 重 要 な ので す 。誰 も が も って いる 自 分 の特 徴 と いう も のを 理 解 し、活 用 で き そ う な 方 向 を 探 る に は、他 の人 に 自 分 が ど のよ う に 見 ら れ て い る の か、ど のよ う な こと を 期 待 さ れ て い る の か を 知 れ ば よ い の です 。 他 者 に自 分 が ど う 見 ら れ て い る か に 敏 感 に な る の で す 。 それ も 、さ ま ざ ま な 立 場 や 役 割 の人 の目 か ら 自 分 と いう も のを 探 って み る の です 。 い つで も、誰 に で も肯 定 的 に 評価 さ れ る絶 対 的 な 特 徴 な ん てあ り ま せ ん 。見 る側 の立 場 や 状 況 、役割 に よ って評 価 の観 点 が 変 わ ってく る の で す 。そ の た め、あ な たが 自 分 で 長 所 だ と 思 って いた と ころ が 短 所 と し て 見ら れ た り 、逆 に短 所 だ と思 って いた と ころ が 長 所 と し て評 価 さ れ て いた りす る こと も 出 てく る で し ょ う。他 者 の 目を 通 し て自 分 を 確 認す る こと は、自 分 で は見 つけ る こ と の で き な か った 自 分 の側 面 に 気 づ か せ てく れ る のです 。 こ のよ う な 経 験 を 重 ね る と 、自 分 の特 徴 に つい て の 理解 は かな りす す む と 思 い ます 。 そ し て、 そ れ は変 化 さ せ る こと が でき る の で、 ど のよう な 点 を、 ④ ど のよ う な 方 向 に 変 化 さ せ て いけ ば よ い のか も は っき り し て く る と 思 いま す。 ︵ 一6一 間四 間五 問六 イ 一目 置 く ウ 一枚 か む 工 紙 一重 線 部 3 ﹁そ う 思 う 時 ﹂と あ り ます が、 こ の場 合 ま ず 何 を す る こと 一役 買 う 空 欄 に 入 る最 も適 切 な 言 葉 を 、 次 か ら 選 び 記 号 で答 え な さ い。 ア − 線部 4 ﹁ 社 会 の 目 に よ って変 化 し ま す ﹂と あ り ま す が 、 そ の こ と が 必 要 と 述 べ て いま す か。 本 文 中 から 十 一字 で 抜 き 出 しな さ い。 − 線 部 5 ﹁他者 の目 ﹂を 意 識 す る こと で、筆 者 は何 を 理解 で き る と し、 最 初 と 最 後 の五字 を答 え な さ い。 ︵ 句 読 点 を 含 む。 ︶ に つ い て具 体 的 に 述 べ て い る 一文 を 本 文 中 か ら 三十 五字 以内 で 抜 き 出 − し て います か。 本 文 中 か ら 二十 五字 以内 で抜 き 出 し て 答 え な さ い。 次 の ー∼ 5に つい て、本 文 中 で 書 か れ ℃ いを ごピ は σ、書 か れ ℃ いな い こと は × で答 え な さ い。 気 配 り が で き る 社 会 化 と 強 い個 性 を 持 って い る個 性 化 が 両 方 と も 調 5 ︻ 次 の文 章 は 、 ﹃伊 勢 物 語 ﹄に つ いて書 か れ た 文 章 であ る。あ と の問 い に 答 え な さ い。 日 本 文 学 史 上 最 大 の ベ ス ト セ ラ ー は 何 か 、 いや いや 、 ベ スト セ ラ ー と いう も っと も 広 く親 し ま れ た 古 f 品 は 何 か 、 と いう 風 に 設 問 し た ほ とち ょ っと 批露 が あ る 、実 際 に売 れ た 部 数 と いう よ り は 、も っと も 長 期 間 に わ た り、 う が 誤解 が な いか も しれ な い。そ れ は 、疑 いも な く ﹃伊 勢 物 語 ﹄ であ る 。が 、 こ の物 語 は 作 者 も 不 明 な ら 、成 立 年 代 も 確 定 し て いな い。お そ ら く は 十 世 紀 頃 に 、長 い時 間 を か け て でき 上 が ってき た も の であ ろ う 、と いう こと く ら い しか 分 ら な い の であ る。 文 学 的 に、 日本 小説 史 上 最 高 のも のは ﹃源 氏 物 語 ﹄ であ る こと は疑 いな い け れ ど、 しか し、 ﹃源 氏 ﹄ は 長 す ぎ る のと 、難 しす ぎ る のと で 、実 は そ れ ほ ど広 く読 ま れ た わ け で は な か った 。今 だ って、漫 画や 映 画 にな った り し て は いる け れ ど、 原 典 の ﹃源 氏 ﹄ を 読 破 し た 人 の数 な ど は 、限 りな く ゼ ロに 近 い 数 で あ ろ う 。これ は な に も 現 代 人が 古 典 を 読 む 力 が 低 下 し た か ら そ う な った ので は な く 、 ﹃源 氏 ﹄ は 昔 か ら ず っと 読 み にく い作 品 であ った。 そ のた め 、 歴 史 的 に 、 ﹃源 氏﹄ の読 者 が ご く 限 ら れ た イ ン テ リだ け で あ った こ と は、 動 か ぬ 事 実 であ る。 と ころ が 、 ﹃伊 勢 物 語 ﹄ は、 ご く ご く 短 い話 の集 積 で あ って、 一つ 一つの 話 は 単 純 で分 りや す い。 こ の ︵1︶ 分 りや す いこ と 、 ︵2︶短 い こと 、 の 二 つ の条 件 は、 広 く 親 し 一7一 問七 問八 1 他 の誰 と も違 う 個 性 を 生 か せ る か ど う か は 社 会 化 が さ れ て いる か で 和 し て い る人 は い る。 2 個 性 と い う 言葉 は ﹁人 間 の長 所 や 望 ま し い面 の こと ﹂と いう 意 味 だ け 決 ま る。 3 ひ と り で 自 分 の こと を 深 く 考 え る時 間 を も つだ け で、自 分 の個 性 を 知 こ と が あ る。 個 性 は 人 間 が 生 ま れ な が ら に し ても って い るも ので あ る が、変 化 す る を指す。 4 5 ることができる。 ま れ るた め の必 須条 件 であ った け れ ど ︵﹃伊 勢 物 語﹄ に 次 ぐ 人 気 古 典 は ﹃徒 {几 ’1フ 「国 語 」 平2日 高 然 草 ﹄ で あ る が 、 こ れ ま た 一話 ず つ は 短 く 、 文 章 は 平 易 で あ っ て 、 こ の 二 条 ︵3 ︶ 恋 の お 手 本 で あ った こ と 、 で あ る 。 件 を 備 え て い る ︶ 、 ﹃伊 勢 ﹄ に は そ の 他 に 、 も う 一 つ、 忘 れ て は な ら な い 性 格 が あ った 。 そ れ は 、 ん おと こ に問 ひけ る。ゆ く さ き 多 く 夜 もふ け に け れば 、鬼 あ る 所 と も 知 ら ふ 河 を 率 て いき けれ ば 、 草 の上 にを き た りけ る4露 を ﹁かれ は何 ぞ ﹂ と な で、 神 さ へい と いみ じ う鳴 り 、 雨 も いた う 降 り け れ ば 、 あ ば ら な る蔵 に、 女 を ば 奥 に を し 入 れ て、 お と こ、覗 搬 鎌 を 負 ひ て 戸 口に・ り、 はや 挺 も 晩 け な ん と 思 ひ つsゐ た り け る に 、鬼 はや 一口に食 ひ て け り。 ﹁ あなや﹂と じょくんしょ のな か に、 こ の ﹃伊 勢 物 語﹄ を 付 録 す る も のが 非 常 に た くさ ん あ る。 ど れ く いひ け れ ど 、神 鳴 る さ わ ぎ に え 聞 かざ りけ り。5や う や う 夜 も 明 け ゆく に、 ニ ら いあ る か は 、余 り に多 す ぎ てそ の全 貌 は 分 って いな いく ら い で あ る。女 子 見 れば 、 率 て来 し 女 も な し。 足ず りを し て泣 け ど も か ひ な し。 訓 す る のが こう し た 書 物 の きさ き に ょうこ おん つこ 白 玉 か な にぞ と 人 の問 ひ し時 露 と こ た へて 消 え な ま し も のを こじ よう た ま へり け るを 、か た ち の いと め でた く お は しけ れ ば 、盗 み て負 ひ て出 で これ は、 ゴ 条 の 后 の いと こ の女 御 の御 も と に 、 仕 う ま つるや う に て ゐ な る女 だ 、 と思 う と ころ が あ った のだ 。そ こ で、古 く 艦 び や かな 恋 物 語 を 教 た り け るを 、織 殿 ぷ 脇 泌 の撞 民 盃酷 では ﹁ 心 な し﹂ え て、恋 文 のや り と り 、恋 心 の持 ち よ う な ど を 、 そ れ とな く教 え た も のと考 ま い り た ま ふ に、 い みじ う 泣 く 人あ る を聞 き つけ て、と ぶ め てと り か へし ﹁ あ 芥くた 川 がわの 段 ﹂ と か 、 わこ き さき 嬉 昔 り﹂ ﹁ 擢 ユと隔 の 段 ﹂ と か 呼 ば れ て 、 ﹁ と並 ん で よ く 知 ら れ て いる 。 こん な 話 であ る。 こ の段 は 、 恕 郎 睡 緻 のだ 絶 議 、 まだ 和ら う に て醜 へ え ら れ る。 そ う いえ ば 、 あ の ﹃百 人 一首 ﹄ だ って、昔 は娘 た ち の必 須 の教 養 た まう て け り。そ れ を 、かく 鬼 と は いふな り け り。ま だ いと 若 う て、 后 の であ った け れ ど、 そ の内 容 は、 ほ と ん ど が あ ら れ も な い ︵ A であ った。 まず は、 ち ょ っと だ け 読 ん で みよ う 。次 に掲 げ る のは 、 こ の物 語 のな か で も、と りわ け有 名 な 一節 で、教 科 書 に も よ く 取 り 上 げ ら れ て いる と ころ であ る。 へ あ くたが わ 昔 、男 が あ った 。 こ の男 は 、身 分 違 いで と て も 手 に 入 る は ず も な い高 貴 き む か し 、 お と こ あ り け り 。 3閲 の え 得 ま じ か り け る を 、 年 を 経 て よ ば い の女 に 、も う 長 い こと 求 愛 し つづ け て いた のだ った。 そ う し て、な ん と か ロ ブ たぶにおはしける時とや。 ︶ の歌 な の 日本 の文 化 のふ擬 ろの深 さ が あ る 。 つま り 、鼻 面 印 一方 羅 教 材 と し て掲 載 さ れ て いる のを 誰 も怪 しま な か った 、と いう と ころ に 、わ が あや 日 的 な のだ が 、 に も か か わ ら ず 、色 好 み の男 の恋 物 語 ﹃伊勢 物 語 ﹄が そ の 一 と も か く 女 に 対 し て 異 常 に 2倫 理 的 な 意 識 を 用 の教 訓 だ か ら、 ﹁ぼ 奏 ⊃暴 にま み え ず ﹂ と か ﹁ 女 は盃 障 ゴ 徳 ,﹂ だ と か 、 江 戸時 代 に 出 版 さ れ た 無 数 の女 子向 け 教 訓 書 ︵﹁ 女訓書﹂と いう名前 で呼ぶ︶ ∫1{ ミ1 平28£ 吉〕1[…1巨言 」 ひわ た り け る を 、 か ら う じ て 盗 み 出 で て、 いと 暗 き に来 け り。 芥 川 と い 一8一 か ん と か 彼 女 を 連 れ 出 す こ と に 成 功 し て、 真 っ暗 な 闇 を押 し て逃 げ てき た。 つか にじよう きさき た か こ ︵こ の ﹁ おん な ﹂と いう のは、 二条 の 后 高 子と いう方 で、彼女 が ま だ若 く て いと こ の に エうご 女 御 のと こ ろで お 仕え して いた ころ のこと 、 な に し ろ こ の二条 の后 と いう方 はた いそ う美 し か った ので 、男 が 盗 ん で、 背負 って逃げ た の であ ったけ れ ど、 彼 女 のお 兄さ ん よ つゆ 芥 川 と い う 川 のあ た り を 、 連 れ て 逃 げ て い く と 、 折 し も 夜 露 が 草 の葉 い 通 の身 分 で いら した時 分 の こと であ る︶ 食 った 、 な どと 伝 え て い る ので あ ろう 。 まだ 若 く て、 后 な ど にお な り にな る前 の、 普 高 子を 発 見 し、 さ っそく 取 り 返 し て連 れ て帰 った の であ った。 そ れ を こ のよ う に鬼 が た かニ の低 か った青 年 時 代 に、 内 裏 への道 す が ら、 女 の泣き 声 がす る のを 聞き つけ て、 妹 の だいり は、 棚 醜 の獲 民 瞭 わ 聴 魁 緻 、だ 繊 翫 蹴わ嬬 麟 鑑 と い った方 々であ る が 、彼 ら が まだ 身 分 ふ っぱ い に 降 り て い る 。 女 は 、 あ の キ ラ キ ラ す る の は 何 だ ろ う 、 と 思 っ て 、 ﹁ あ れ は、 な に ? ﹂ と 男 に尋 ね た。 ハ コ な お も 逃 げ て い った が 、 な に し ろ 道 は 遠 く 隣 し く 、夜 は し ん し ん と 更 け すみか 渡 る 、 雷 は ゴ ロゴ ロ い う 、 そ こ へさ ら に 雨 ま で ザ ア ザ ア 降 っ て き た の で 、 こ の 後 半 の ︵ ︶内 にく く った 部 分 は、 物 語 の本 質 か ら は ず れ て い て、 一 男 は、鬼 の 栖 だ と も 知 ら ず に 、そ こに あ った 空 家 の中 の蔵 に 雨宿 り し て、 女 をば 奥 の方 に押 し人 れ て隠 し、 自 分 は 弓矢 を 持 って戸 口を 守 って いた 。 種 の注 釈 のよ う な 形 で あ る 。お そら く物 語 が伝 承さ れ て いく う ち に 、後 か ら 恋 の気 分 な ど を 感 得 す べ く も な い の であ るが 、 し か し、 そ れ だ け に ま た 、誰 ﹃伊 勢 物 語 ﹄ は 、ま あ こ の程 度 の、 た わ いも な い話 であ る 。 そ こ に痛 切 な 合 理的 説 明 と し て 付 け加 え ら れ た も のだ ろ う 、 と 考 え ら れ て いる。 も う じ き 夜 も 明 け る か、と 思 って いる と ころ に、鬼 が 現 れ て、女 を た だ 一口に食 って しま った 。 女 は、 ﹁あ あ あ っ!﹂ と 叫 ん だ け れ ど 、折 し も 鳴 り 渡 る 雷 鳴 に か き 消 さ れ て、男 の耳 に は届 か に で も読 みや す か った の であ る。 それ は、今 日 で も、 子 供 向 け のお 伽 話 が た わ いも な い話 であ り な が ら 、な ん と な く 受 け 入 れ ら れ や す い、と いう のと 一 な か った 。 よ う や く 一夜 が 明 け て、男 は 奥 に 入 って みた け れ ど、連 れ てき た 女 は ふ 般 で あ る 。 そ う し て、 お 伽 話 に は教 訓 が つき も ので あ る が 、 こう した 話 は、 じ だ ん だ っ つり と 姿 を 消 し て いた。男 は 足 を 地 面 に す り 付 け 地 団 駄 を 踏 ん で泣 いた ︵林 望 ﹃恋 の歌 、 恋 の物 語 ﹄︶ ※ 一部 省 略 が あ り ま す た 理 由 でも あ った の であ る。 ※−毬 樫 し て いる わ け で、 つま り そ れ が ﹁恋 のお 手 本 ﹂ と し て広 く 親 し ま れ 親 の許 し も な く 女 を 盗 み 出 す よ う な 恋 は 鬼 に 食 わ れ る よ 、 と いう 教 訓 を そ れ と も 他 の何 か な の ? け れ ども 、 ど う に も し か た が な か った 。 そ こ で こん な 歌 を 詠 ん だ。 あ れ は真 珠 ? と彼 女 が 聞 いた と き 、 ﹁ 露 ﹂ と 答 え て 、 そ の露 みた い に お れ も 消 え て し まえ ば よ か った ※ 1 包摂 ⋮あ る事柄を包 み込 むこと。 ヅ . 1㌔ 畏i 「国 語 」 平28高 問 一 − ー 線 部 1 ﹁も っと も 広 く 親 し ま れ た 古 典 作 品﹂ とあ り ま す が、 そ の 線 部 2 ﹁倫 理 的 な 意 識 を 教 訓 す る﹂ と あ り ま す が 、 ﹃伊 勢 物 語 ﹄ 条 件 と は ど ん な こと で す か 。 本 文 中 か ら 三 つ抜 き 出 しな さ い。 問ニ ウ 涙 工 恋 問六 − 線部 5 ﹁ や う や う ﹂ と いう 語句 が使 わ れ て いる 別 の作 品 に ﹃枕 草 ︶ な り ゆ く 山 際 、 少 し 明 か り て、 紫 子﹄ が あ り ま す 。次 の ﹃枕 草 子﹄ の冒 頭 部 分 ︵ 春 ︶ の空 欄 a、 bを そ れ そ れ 埋 めな さ い。 エ ウ イ ア ﹃栄 花 物 語﹄ ﹃落 窪 物 語 ﹄ ﹃宇 治 拾 遺 物 語 ﹄ ﹃大 和 物 語 ﹄ え な さ い。 ﹃伊 勢 物 語 ﹄と 同 じジ ャ ン ル の作 品 を次 の中 か ら 一つ選 び 、記 号 で答 十 五字 以 内 で答 え な さ い。 古 文 の四 角 で 囲 った 部 分 は 、 ど のよ う な 役 割 を 果 た し て いま す か。 春 は ︵ a ︶ 。や う や う ︵ b 旅 間八 問七 で の教 訓 を 本 文 中 か ら 三 十 一字 で探 し、最 初 と 最 後 の五 字 を 抜 き 出 しな イ ︶ に入 る言 葉 を 次 の中 か ら 一つ選 び 、 記 号 で答 え な さ い。 だ ち た る 雲 の細 く た な び き た る 。 春 線 部 4に つい て、女 が 男 に 問 か け た のは な ぜ で す か 。適 切 な も の 線部 3 ﹁ 女 ﹂ と は誰 で す か 。 本 文 中 の言 葉 で答 え な さ い。 ︵ A − ア さ い。 問三 問四 問五 暗 いと ころ で不 安 だ った 女 が 、何 か 話 を し て 気 を 紛 ら わ せ た か った た か ら。 高 貴 な女 だ った の で、露 を 見 た こと が な く 、何な のか 分 か ら な か っ た か ら。 問 いか け に う ま く 答 え る こと が 出 来 たら 、男 と 一緒 に な ろ う と 思 っ を 次 から 選 び 記 号 で答 え な さ い。 ア イ ウ 男 が 歌 を 詠 む のが 聞 き た く て、歌 の題材 に な る よ う な 話 題 を 出 そう か ら。 工 と 思 った か ら 。 い コ 脚 仁 語 唱 晴 口 平成 二十八 年度 淑 徳 S C高 等 部 ③ 入学 試 験 ② ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ 間三 d ︻ ① 間二 ③ 間 五 問 四 問一 ② 釧 ︻ ⋮ ⋮ 4 ⋮ ⋮ 3 ⋮ 2 ⋮ ② ∼ ⋮ 間 五 ⋮ 4 問六 1 ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ 3 ④ 2 ⋮ ⋮ ⋮ ③ ① ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ② ⋮ 勾① ︻ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ① 間一 問二 問五 問 四 問二 問一 間 八 1 問七 勾 問六 ︻ 日 ︻ 問 七 5 ⋮ ⋮ 国語 解答用紙 ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ 問 八 ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⑤ 問 四 ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮⋮ ⋮⋮ ⋮⋮ ④ ⋮ ③ ⋮ ⋮ ︸ 間 三 ⋮ ⋮ ⋮ ⋮⋮ ⋮⋮ ⋮⋮ ⑤ ⋮ ⋮ ⋮⋮ ⋮ ⋮ ⋮⋮ b ④ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ 問 六 ⋮ ⋮⋮ ⋮⋮ ⋮⋮ ⋮ ⋮ a 受験番号 ⋮ 間三 5 2月10日 ⋮ ⋮ ⋮⋮ ⋮⋮ ⋮⋮ ⋮ ⋮⋮ ⋮⋮ ⋮⋮ ⋮ ⋮ ⋮ らか ⋮ ⋮ ⋮ ③ ③ ⑧ ⑧ ⑩ ③ ③ ⑥ ⑩ 2×42×42x5 2x32×5 ! : 一 … の . . の 注 后 釈 … 許 ・ __ _・ し も の 豊 … ∼ や す い こ と ② ’●・ イ う 異 役 … ’ あ 割 .. o う ____ a け ’・・’・.・’.… 畏 ア 白 く × 4 短 い こ と ○ 5 × で る 側 会 性 は の を 見 立 身 つ ∼ る つ る の け こ で る と す こ o 社 会 化 と 化 璽 翼 ① 1 ウ ○ ② 2 工 × ③ 3 に ” 個性 ア け の 訓 ○ ④ 4 イ × 6 い 彼 つ と で 連 も 絡 い が る 取 か れ ら ず 璽 工 ③ で 恋 の お 手 本 で あ き : 工 竺 ご … ず .… 工 璽 ひ が い ② ② 没 頭 お ん け い ③ ③ 勧 誘 き ぼ ④ ④ 絶 せ き は い ⑤ ⑤ と 待 な つ ●■■・・■・垣・●・・ て ・’.■匂・●’・●・・ つ い た た 自 か 分 ら ・・ .・・一・・.■.■ の o 一 2月10日 圏 .・・卓 つ た こ と 三 視 野 つ ..・..・..・ ..・ か 必 然 ① 5 × イ 璽 ・… の b 3 分 見 竺 試 ほ が 象 解答用紙 ぼ 教 ○ 面 自 三 【1】 ① 国語 竺 . ー一 い 2 側 璽 社 【2】 入学 試験 ■● ○ り と よ ■ の … ’ … 1 覧 ‡ 果 【3】 淑徳 sc高等部 種‥ 二 条 【4】 三 竺 ① 親… 分 ⑳ 2×10 平成 二十八年 度 【5】 ⑥ 斑 ③ ⑤ Ω ④ ⑧ 2x22×4
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