1 教科に関する調査結果(紀の川市)の平均正答率について 【概要】 小学校は国語A、算数Aが全国を上回り、国語B、算数Bが全国平均程度、理科が全 国を下回った。また、中学校は国語A、数学Aは全国平均程度、国語B、数学Bは全国 平均よりやや下回った。理科については、小学校と同様全国平均より下回った。 平均正答率(小学校) 71 69.5 70 65 64.5 65.4 75.6 75.6 75.2 44.2 44.9 45 国語A 国語B 紀の川市 算数A 和歌山県 算数B 57.5 59 60.8 理科 全国(公立) 平均正答率(中学校) 73.2 73.4 75.8 61.8 62.9 65.8 63.2 64 64.4 38.5 39.6 41.6 国語A 国語B 紀の川市 2 数学A 和歌山県 数学B 49.7 50.1 53 理科 全国(公立) 教科の概要について ◇・・・相当数の児童生徒ができている点 【小学校国語】 〇国語A(知識) ◇学年別漢字配当表に示されている漢字を正しく読む。 ◆作品募集の案内の中から、必要な情報を読み取る。 〇国語B(活用) ◇目的や意図に応じ、中心となる語や文を捉えること。 ◆文章と図とを関連付けて、自分の考えを書くこと。 ◆・・・課題のある点 【中学校国語】 〇国語A(知識) ◇相手の反応を踏まえて話すこと。 ◇文章から適切な情報を得て、考えをまとめる。 ◆単語の類別について理解すること。 国語B(応用) ◇表現の工夫について自分の考えをもつこと。 ◆複数の資料から適切な情報を得て、自分の考えを具体的に書く。 ◆文章の構成や展開などを踏まえ、根拠を明確にして自分の考えを書く。 【小学校算数】 〇算数A(知識) ◇繰り上がりのある2位数の加法の計算をすることができる。 ◇式で表現された数量の関係を図と関連付けて理解することができる。 ◆示された三角形が二等辺三角形になる根拠となる円の性質を選択することができる。 〇算数B(応用) ◇平行四辺形の性質を基に平行四辺形を構成することができる辺の組み合わせを理解している。 ◆長方形の面積を2等分する考えを基に、分割された二つの図形の面積が等しくなる理由を記述できる。 ◆示された情報から基準量を求める場面を捉え、比較量と割合から基準量を求めることができる。 【中学校数学】 ○数学A(知識) ◇比の意味を理解している。 ◇一次式の減法の計算ができる。 ◆数量の関係を文字式に表すことができる。 ◆あたえられた資料から中央値を求めることができる。 ○数学B(活用)◇問題場面における考察の対象を明確に捉えることができる。 ◆事象を式の意味に即して解釈し、その結果を数学的な表現を用いて説明することができる。 ◆図形に着目して考察した結果を基に、問題解決の方法を図形の性質を用いて説明することができる。 【小学校理科】 ◇めだかの雌雄を見分ける方法を理解している。 ◇打ち水の効果について、グラフを基に地面の様子と気温の変化を関係付けながら考察して分析できる。 ◆顕微鏡の適切な操作方法を身につけている。 ◆析出する砂糖の量について分析するために、グラフを基に考察し、その内容を記述できる。 【中学校理科】 ◇塩化ナトリウムの化学式を選ぶ。 ◆他者の考察を検討して改善し、水の状態変化と関連付けて雲の成因を正しく説明することができる。 ◆露点を測定する場面において、最も高い湿度の時刻を指摘することができる。 【児童生徒質問紙から】 平日の読書時間(30分以 上) 平日の携帯電話やスマホの使 用時間(30分以上) 全国平均 紀の川市中学校 61.8 全国平均 68 紀の川市中学校 紀の川市小学校 20 40 60 80 40 60 80 40 60 80 100 全国平均 93.3 紀の川市中学校 92.3 全国平均 96.2 紀の川市小学校 97.3 100 目標(めあて・ねらい)が示 された授業 0 20 40 60 80 100 自分の考えを発表する機会 ある授業 79.7 全国平均 20 いじめは、どんな理由があっ てもいけない 86 82.1 87.8 81.8 全国平均 紀の川市中学校 全国平均 紀の川市小学校 20 0 100 普段30分以上家庭学習をす る 0 30.3 紀の川市小学校 31.6 0 37.7 全国平均 28 全国平均 30.6 29.2 85.9 全国平均 80.6 紀の川市中学校 全国平均 88.6 86.3 全国平均 86.7 紀の川市小学校 88.2 紀の川市小学校 87.4 紀の川市中学校 0 20 40 60 80 100 58.7 75.3 全国平均 80.3 紀の川市小学校 0 3 20 調査結果から 40 60 40 60 80 100 昨年度学テの自校の結果を 分析し全体で共有する 59.3 紀の川市中学校 20 【学校質問紙から】 学習内容を振り返る活動 全国平均 0 80 100 40.4 全国平均 紀の川市中学校平均 全国平均 紀の川市小学校平均 66.7 48.3 62.5 0 20 40 60 80 〇すべての小中学校において、学力向上短期計画に基づく学力向上推進プランを作成し、実行すること で、学校全体で学力向上の検証改善サイクルを確立することができた。 〇各学校がプランの実行を進めることで、児童生徒の学習に対する姿勢、調査に対する意識が向上した。 〇授業改善により、授業のはじめに目標が示されていたと思う割合が増加した。 ●授業の最後に学習内容を振り返る活動については、小学校では改善したが、中学校は依然課題がある。 ●通話やメール、ゲームをする時間については、依然課題がある。 ●読書時間においては、前年度より全国に近づいている。 100
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