「教室はまちがうところだ」

篠山東中学校1学年・学級通信
第 8
号
2015(平成27)年4月30日発行
情熱☆感動☆成長
発行者 松田淳二
「教室はまちがうところだ」
4月16日に中学校で初めての道徳の授業をしました。内容は、授業についてでした。中
学校に入学をして本格的に授業が始まり、意欲的に授業に臨むためにいい授業とはどんな授
業なのか、発表する時の気持ち、そして、どうしてそのような気持ちになるのかを考え、こ
れからの授業で意識することを決意として挙げました。みんなが意欲的に考え、積極的に発
言し、素直な気持ちで授業を創り上げることができました。
いい授業とは
・クラス全員が発表しあい全員でつくる授業
・自分なりの答えを出し、交流し合う授業
・全員が集中している授業
・話している人を見て聴ける授業
・積極的に手を挙げて意見を出す授業
・みんなが楽しみ、教え合ってわかる授業
・静かで落ち着いている授業
・お互いを高め合える授業
・書く時は書くなどメリハリのある授業
・出た意見に対してみんなが考えられる授業
・発言者の意見を大切にできる授業
発表する時の気持ち
・分かる問題は、自信を持っていられるがわからない時は、当てて欲しくない
・緊張する
・合っているかわからない時に恥ずかしい気持ち
・答えが合っているか不安になる
・そわそわする、変な答えだと思われたらどうしよう
・合っていてもまちがっていてもドキドキする ・焦る気持ち、間違えたらどうしよう
・合っているかどうか心配
・おろおろした感じ ・わくわくする気持ち
・みんなの前で意見を言うのが好きなのでうれしい気持ち
・当てて欲しいが答えが合っていなかったらどうしよう
どうしてそのような気持ちになるのだろう
・答えたあとのことを考えてしまう
・まちがっていたらまわりに笑われるかも知れない
・クラスが変な空気になると怖い
・まちがっていたら恥ずかしい
・みんなと違う答えを言うのが嫌
・笑われるととても嫌な気持ちになる
・授業が止まってしまうとみんなにも迷惑がかかる
・答えが合っていないとはずかしい
・違っていた時にまわりからいろいろ言われる ・違っていると変に思われるのが嫌
みんなの意見を聴きながら、誰もがまちがっていたらどうしようという不安を持ちながら
ドキドキした気持ちで発表をしていることがわかったはずです。そして、その不安は、まわ
りから変に思われないかや笑われないか、正しい答えを言わなければならないなどの気持ち
から起こっていたことにも気づけたと思います。その不安を取るためにどうすればいいのか
をみんなで考え、これからの授業での決意を固めました。
授業への決意
・自分の意見も友だちの意見も大切にし、自信を持って発表する ・積極的に手を挙げる
・失敗を恐れず、自信を持って意見を言う ・自分の意見を積極的に言う
・他人の間違いを笑わず自分が発表する時もまちがってもいいから発表する
・誰かが間違えても笑ったりしない
・発表している人の意見を真剣に聴く
・いい授業をつくるために自信を持ってどんどん発表する
・1つの教科で1回は発表する
・結果を恐れずポジティブに考え、人一倍発表する
・発表を聞く時は笑ったりせず相手の気持ちを考えて聞く
・まちがうことを恐れないようにする ・先生の言われたことに反応をする
・1人ひとりの意見を大切にして1日1回は発表する
・人の意見を大切にしてどんどん間違いを言っていく
・人の意見をしっかりと聴き、発表する人が発表しやすいようにする
・積極的に授業を受ける大切さを知った上で、自分の考えをみんなにも知ってもらって自
分たちで授業を創り上げる
今までの自分の姿勢や気持ちを振り返り、これからどのように授業をつくっていこうとする
のかについてよく考えられていました。大切なことは、まちがってもいい雰囲気をつくるこ
とです。それは、正解を答えなくてはいけないという授業ではなく、思ったことや考えたこ
と、感じたことを素直に発言できる授業です。そのためは、1人ひとりを大切にして、認め、
発言を否定せずに理解をしていく姿勢が大切だと思います。否定することで人の気持ちはマ
イナスに働くことが多く、そこから生まれるものは少ないです。しかし、肯定することによ
って、そのような考え方があるのかということに気づくことができ、新たな発見につながる
ことも多いです。まちがっていても発表した勇気が認められ、理解が得られる雰囲気をつく
っていこう。それができれば1人ひとりが輝けるあったかいクラスができるはずです。クラ
スが一丸となってすばらしい授業づくりのために個々の決意を実行してください。それが自
分の理解を深め、3年後の進路の実現に大きな成果となって現れるはずです。ここに揃った
我ら1の1の38人ならできます。全員ですばらしい授業を創り上げてください。