「日本の信徒発見」百五十周年 主の復活を祝い

「日本の信徒発見」百五十周年
主の復活を祝い キリシタンの復活を想い起こそう
甲府・塩山教会主任司祭 田代 和生
フォルカード神父琉球・那覇上陸 1844 年 5 月 4 日
パリ外国宣教会(略称 M・E・P)のフォルカード神父は那覇に来て、日本語を学びながら
日本の鎖国は解かれることは時間の問題だと察知して M・E・P とローマ教皇庁は琉球と日
本を含む代牧司教区の長としてフォルカード師を任命しました。1984 年 5 月に、那覇教区
ではフォルカード師来日 140 年記念講演とミサが行われました。横浜司教館には故荒井勝
三郎司教様が M・E・P の本部からフォルカード司教のカリス(聖杯)を頂いて大切に保た
れています。当日の講演には濱尾三郎司教様が講師として招かれていました。またミサに
は是非フォルカード師のカリスを使用したいとの希望でした。丁度私が司教館で事務局長
を務めていましたので、濱尾司教様のお伴とカリス持ちとして、私は初めて沖縄に行きま
した。青少年委員会で親しくしていた故中(あたり)神父様が車を出してくれてよく案内
してもらいました。そしてとても印象深い体験をしました。開国前から M・E・P の司祭は
日本への宣教の再開の準備をしていて、那覇で亡くなったアドネ神父の墓に案内されたこ
とでした。1847 年 7 月 1 日帰天在島二年足らずで病死されたと聞きました。そうした歴史
があったことを初めて知りました。
1865 年 3 月 17 日
信徒発見・キリシタンの復活
これまで任意の記念日として典礼暦に記載されてきた「長崎の信徒発見記念日」は 2015 年
より日本固有の「日本の信徒発見の聖母」として祝われることになりました。日本の司教
団が長崎大浦天主堂で信徒が発見されてから百五十周年の節目を迎える 2015 年を機に日本
の固有の祝日として祝えるようにローマに申請していたものが認証され今年から正式に祝
われるようになりました。
サンタ・マリアの御像はどこ
1865 年 3 月 17 日金曜日の午下がり、浦上の信徒十五人がフランス寺と呼ばれていた天主堂
に入りプチジャン神父に会い「サンタ・マリアのご像はどこに」神父は聖母子像の前に案
内した。
「ほんとにサンタ・マリアさまだよ。御子ゼズスさまを抱いていらっしゃる」そし
て「私たちはカナシミ節を守っています。あなたも守りますか」悲しみ節とは四旬節、す
なわち復活祭前の四十日をいう。迫害下に潜伏し一人の神父もいないのにキリシタン達は
断食と祈りの掟を守りつづけていたのである。那覇で二年間日本語を勉強して来た神父に
は彼らの言葉も、またキリシタンたることの心も理解した。そして自分たちもカナシミセ
ツを守っていると答えた。最初の発言者、物静かなイザベリナ杉本ゆりであり、信仰表白
の言葉が“ワレラノムネ、アナタノムネトオナジ”であったことはルノー神父の日記によ
って明らかになった。
“キリシタンの復活”または“信徒発見”といわれる。この事件は、
世界宗教史の奇跡とさえいわれる。しかしそれはあの日の出来事ではなく、二百五十年七
世代、止むことなく励行された弾圧の下で信仰伝承をなしとげた歴史について言われるべ
きことなのである。“信徒発見”といっても神父が信徒を探したのではなく、信徒が神父を
見つけたのであって“神父発見”とでも呼ばれるべきことであった。しかし、信仰弾圧が
停止される明治六年までの間に長崎地方一帯のキリシタンたちは最後の大迫言をしのがね
ばならなかった。
(「日本キリシタン殉教史」片岡弥吉著時事通信社 昭和 54 年)
日本の信徒発見の聖母の祝日のミサ
集会祈願
いつくしみ深い神よ
あなたの恵みに支えられて、日本のキリシタンは
厳しい迫害に耐え、七代にわたって信仰を守り抜きました。
この日、サンタ・マリアの導きによって
長崎でその末えいが発見されたことを
喜び祝うわたしたちも
聖母の祈りに守られて試練に耐え
力強く信仰の道を歩むことができますように。
お知らせ
1.
追悼ミサ
4月11日(土)11時より、2014年3月20日に帰天されたマリア・保坂啓子様の追悼ミサが聖堂で行われます。
保坂さまを偲び、皆さんでお祈り致しましょう。
2.
転入
東京調布教会より、3月3日に当教会 (ブロック 峡南)に転入されました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
・ 李 榮濱(イヨンジョル) (霊名 ロベルト)
・李 承鎮(イスンジン) (霊名 ミカエル)
・白 同姫(ペクバンヒ) (霊名 ベロニカ)
3.
聖週間・ご復活祭の典礼等について
3月29日(日)(枝の主日)から聖週間、4月5日(復活祭)を迎えます。
聖木曜日・聖金曜日・復活徹夜祭の典礼は、午後7時から行われます。
なお、四旬節、聖週間中の「ゆるしの秘跡」は、主日のミサの後に受けられます。
その他の日時をご希望の方は、田代神父様に事前にご相談ください。
また、4月5日(日)のご復活の主日のミサの後、祝賀パーティーを行います。
祝賀パーティは、持ち寄り形式になりますので、ご無理のない範囲でのご協力をお願い致します。
(詳細は、別頁掲載の「2015年聖週間と復活の主日の典礼当番」をご覧ください)
4.
2015年信徒総会でのご意見に対する教会委員会協議結果
2月22日に開催しました信徒総会において、皆様から頂きましたご意見、ご質問につきましては、
3月22日開催の教会委員会で話し合いました結果、別頁掲載の「2015年信徒総会での提案・質問事項に
対する教会委員会見解」をご覧ください。
5.
4月の教会学校
教会学校は、3月8日(日)・3月22日(日)のミサの後、和室で行います。
多くのお友達と一緒に参加しましょう!! 今年、初聖体を受けるお友達のお勉強会は、別途 お知らせします。
教会学校の指導シスターが恵シスターから、浦田シスターに代わられました。
恵シスター 長い間 子どもたちと神さまの出会いをご指導いただき、ありがとうございました。
6.
ピーターラビットのつどい(4月例会)
4月の例会は、4月21日(火)13時30分より、センター(1F)のホールで開きます。
つくるものなどは、ホールの掲示板に掲示しますのでご覧ください。
楽しいお茶会もありますので、多くの皆さんの参加をお待ちしております。
(問い合わせ先 東ブロック 三枝もも子さん)
7.
こどもサポートやまなしの行事など
(1)相談コーナーの開設
こどもサポートやまなしの事務所(寿荘)では、子供やご家族のご相談に対応するために毎週水曜日と
金曜日 午前10時~午後4時までスタッフが常駐致します。
お知り合いやご近所の方々で、お悩みの方がございましたらご紹介又は、ご一緒にお気軽に
お立ち寄りください。
(2)学習会
4月12日(日)、26日(日) 13時から「こどもサポート事務所」(寿荘)で行います。
大学生など多くのチュター(講師)による楽しい学習会です。 皆さんのお知り合いの小中学生にご紹介下さい。(無料)
(3)4月の運営委員会
4月21日(火)18時30分 から、甲府カトリック教会で行われます。
子どもさんのことに関心のあるみなさんのご出席を歓迎致します。
8.
関連団体の主な予定
(1)山梨ダルクを支援する会
①運営委員会 5月13日(水)18時30分より 日本キリスト教団 甲府中央教会で行います。
②映画「トークバック」(沈黙を破る女性会)の上映会を4月19日(日)13時30分から県立大学
飯田キャンパスで行います。(詳細は、センター内のチラシ棚のチラシをご覧ください)
③2015年山梨ダルクのセミナー「女性の回復」を4月25日(土)13時から ぴゅあ総合で行います。
(詳細は、掲示板をご覧ください。)
(2)NPO法人 やまなしライフサポート
①炊き出し 毎週木曜日 午後2時より準備、午後4時30分から食事を行います。
ご参加いただける方は、定刻までに甲府カトリック教会にご集合下さい。
(4月2日の聖木曜日は、炊き出しを中止し、おにぎりのお渡しになります。)
②4月の市内パトロールは、4月26日(日) 午後2時から行います。
ご参加いただける方は、定刻までに甲府カトリック教会にご集合下さい。
③3月15日に臨時総会が開かれ、次のことが決まりました。
・役員変更(4月1日)
理事 退任 木村輝三氏(事務局長) 米山広明氏
新任 芦澤 信氏(事務局長) 小澤久子氏
・会費の改訂
個人会費 現 3000円/年を 5,000円/年に増額
団体会費 現 5,000円/年を10,000円/年に増額
(3)自殺予防ネットワーク山梨
①ほのぼのサロン 4月4日(土) 13時より 甲府カトリック教会で行います。
(以上)
フィリピングループ黙想会
フィリピングループリーダー
鶴田 美里
去る 2 月 21 日、神奈川県藤沢市の藤沢カトリック教会にて神奈川と山梨のフ
ィリピングループの黙想会が行われました。ロヘリオ神父、クリスチャン神父、
ロイド神父、ジェイ神父、マリノ神父の 5 人の神父様のご指導のもと、藤沢教
会フィリピングループのお手伝いの方々も一緒に黙想会に参加して下さいまし
た。
まず最初に、クリスチャン神父さまが黙想会のテーマに沿って霊的講話をされ
ました。
① The Evangelii Gaudium=フランシスコ教皇さまの『福音の喜び』
教皇様の使徒的勧告、『福音の喜び』は、霊的成長・霊的強化について教え
てくれます。私たちが自分自身の信仰において成長すること。そしてその信
仰は私たちの心に深く根を下ろし、私たちの手を通して世に広められなけれ
ばなりません。教皇様の使徒的勧告『福音の喜び』の目的は、すべての人に
福音をもたらすための宣教の確固たる方法を発展させることです。
② あらゆる人々に寄り添うこと…あらゆる層・状況の人々に寄り添う
キリストをもたらし、教える(宣教する)ためには、どんな状況にある人に
もよりそうことが出来るように準備しておく必要がある。私たちは個人的に
キリストを必要とする人々との出会いに巻き込まれなければならない。なぜ
なら私たちは洗礼を受けた者であるから。洗礼を通して私たちは神の愛に結
ばれている。
③ 派遣される弟子
信者は一人一人が宣教師(のような者)です。そして宣教師(のような者)
となることにより彼女・彼はイエス・キリストの内に神と出会うのです。
a)弟子とは、学ぶ人・キリストに従う者のことです。
b)宣教とは、神の愛を分かち合い、互いに仕え合うために遣わされることで
す。神が示して下さった手本を通して私たちの信条を証言するために呼ば
れること、伝道することです。そしてなによりも教会そのものが宣教する
弟子であるのです。
クリスチャン神父の講話の後、参加グループ全員で日本での信仰生活の体験
について分かち合いをしました。そして午後 1 時より告解(ロヘリオ神父様)。
午後 3 時からクリスチャン神父とジェイ神父によるミサがあり、その後みん
なで記念撮影をしました。
私個人はもとより、甲府カトリック教会のフィリピングループは、この四旬
節の行事の開催を教会委員会の皆さまが援助してくださったことに心より
感謝いたします。そして行き帰りの道のりを安全に運転してくださった国母
バスの運転手の岩村さんにも感謝しています。最後になりましたが、田代神
父さまロヘリオ神父さま、ありがとうございました。神様の祝福が私達みん
なの上にありますように。
こぴっとプロジェクトです
(山 梨 地 区 東 北 被 災 地 支 援 プロジェクト)
〇 ボランティア行 ってきました。
・日 程
: 3月 16日 (月 )~19日 (木 )
・担 当 教 会
: 甲府 / 塩山
・参 加 者
: 宮澤 由美
〇 ボランティア行 ってきます。
・日 程
: 4 月 16日 (木 )~18日 (土 )
・担 当 教 会
: 韮崎
・参 加 者
: 中 田 澄 江 (韮 崎 ) 後 藤 允 子 (塩 山 )
〇 ボランティア先 の石 巻 ベースのある一 日 を紹 介 します。
ミーティングに間に合うように各自の自由。
起床
朝食はシスター方スタッフが準備
朝食
08:00
ミーティング
朝 食 後 ベースの清 掃
09:00
~
ベース横 の歩 道 の
花 壇 へ花 の苗 を植 込 む
したものと、語り部の武田氏(震災被災者)の体
09:30
09:40
奥村氏運転の車中より移動中の街並みを撮影
スタッフ奥 村 氏 撮 影 の
験談を撮影したものを鑑賞しました。
DVD 鑑 賞
12:00
昼食
昼食はシスター方スタッフが準備。
13:00
オープンスペースにて
オープンスペースに来訪者が無かった為(雨が
~
来 訪 者 の応 対
降っていた為ではないかと Sr 細谷)、Sr 重村よ
りエコクラフトの指導を受けました。
17:00
17:30
ミーティング 分 かち合 い
18:00
夕食
夕食を委託している協力者の皆さんが準備。
夕食後 自由時間
この日は歩いて 5 分位の「天然温泉 元気の
湯」へ行き、疲れを取りました。
2015年聖週間と復活の主日の典礼
教会暦
聖木曜日
(主の晩餐の夕べ
のミサと洗足式)
聖金曜日
(主の受難)
日 時
4月2日
19時~
4月3日
19時~
復活の聖なる徹夜祭
(火の祝別、洗礼式)
4月4日
朗読箇所
先読み
第一朗読
第二朗読
朗読当番
芦沢
宮澤
今井(勇)
備考
北ブロック
先読み
第一朗読
第二朗読
受難の朗読
宮澤
今井(勇)
池田
A:今井(勇)
C:宮澤
峡西
先読み
第一朗読
大木
宮澤
池田
高原
中央
第二朗読
御荘
先読み
第一朗読
第二朗読
(共同祈願)
英語
タガログ語
韓国語
ポルトガル語
スペイン語
ベトナム語
ポーランド語
日本語
松住グエンタン
平田
平田
19時~
復活の主日
(洗礼式と初聖体)
4月5日
10時~
峡南
**聖週間の先読み、朗読の方は、申し訳ございませんが、30分前にはおいで下さい。
**聖週間の典礼は一応担当ブロックが決まってはいますが、夜ですので
どうぞあまり無理なさらないで下さい。
✞
日
今月の典礼奉仕表(4月)✞
先読み
第一朗読
第二朗読
聖堂案内
ブロック
5日
松住
平田
平田
池田
峡南
2日
今井勇
志村
鄭金津
平瀬
山城
19日
山田
山下
木村
椚
東
26日
芦沢
宮澤
西村
平田
西
5月 3日
高原
田村
南
✞
こどもと共にささげるミサ
今月のこよみ(教会暦、行事等)✞
・主日のミサ
日曜日10:00~(聖堂)、土曜日18:00~(イエスのカリタス甲府修道院)
・平日のミサ
金曜日09:30~(聖堂)
4月 2日(木)
3日(金)
4日(土)
5日(日)
聖木曜日(主の晩餐) 19:00
聖金曜日(主の受難) 19:00
聖土曜日(復活徹夜祭)19:00
~
~
~
ミサ(聖堂)
ミサ(聖堂)
ミサ(サンタルチア講堂)
復活の主日
10:00
~
15:00
~
ミサ(サンタルチア講堂)
ご復活祝賀パーティー
スペイン語ミサ
( Español)
~
~
ミサ
ポルトガル語ミサ (Português)
12日(日)
復活節第2主日
10:00
15:00
19日(日)
復活節第3主日
10:00 ~ ミサ
12:00 ~ 韓国語ミサ
26日(日)
5月 3日(日)
復活節第4主日
4月 5日(日)
10:00 ~ ミサ
14:00 ~ 英語ミサ
復活節第5主日
清
掃
当
番
(
10:00
15:00
表
~
~
ミサ(女性会)
スペイン語ミサ
한
글
)
(English)
( Español)
(4月、5月 各ブロック輪番制)
ペルーグループ
4月26日(日)
フィリピングループ
4月11日(土)
東・西
ブロック
5月
3日(日)
ペルーグループ
4月12日(日)
ブラジルグループ
5月
9日(土)
峡西・中央ブロック
4月25日(土)
北・南・峡南ブロック
5月10日(日)
ブラジルグループ