第2学年2組 算数科学習指導案 指導者 (T1) (T2) 1 単元名 長さをはか

第2学年2組
算数科学習指導案
指導者 (T1)
(T2)
1
単元名 長さをはかろう
2
単元について
(1) 単元観
本単元は,学習指導要領の以下に該当する。
B 量と測定
(1)長さについて単位と測定の意味を理解し,長さの測定ができるようにする。
ア 長さの単位 ミリメートル(mm),センチメートル(cm),メートル(m)について
知ること。
[算数的活動]
ウ 身の回りにあるものの長さや体積について,およその見当を付けたり,単位を用いて測
定したりする活動
児童は,第1学年で,直接比較・間接比較・任意単位による比較を通して,量としての長さを理解し,測定
の学習をしてきた。さらに第2学年の「長さ(1)」では,任意単位による長さの比較から普遍単位の必要性
を考え,cm,mmの単位やそれらの関係を学習し,普遍単位を用いることのよさや長さの理解を深めた。こ
のことにより,児童は,長さを適切な普遍単位を使って表すことやcmの下位単位がmmであること,2つの
単位を組み合わせて長さを表すこと(複名数表現)を理解してきている。
本単元では,100cmを超える物の長さを測定することから,センチメートル単位で表現することの不便
さを感じ,上位単位の必要性について気づかせ,測定活動を行っていく学習である。この時,30cm定規を
つぎたして測定する不便さや不正確さから,1m物差しの必要性や有用性をもたせるようにしていく。そして,
単位相互の関係や長さの加法性,長さの加減計算の仕方を学習していく。長さの加減計算については,既習事
項を思い出させ,式の中に単位を表現することで,数のもつ意味に着目させ,同じ単位同士をたせばよいとい
う筋道をとらえやすくするようにする。
さらに,1mものさしを使い,1mの量感を養う測定活動をグループでゲーム形式で取り組ませたり,3m
のテープものさしを自作し,それを使って長いものの長さを測定したりする活動を十分に行うことで,1mの
量感と1mのいくつ分という量感を,確かなものにしていきたい。
《単元の系統》
1年
2年
3年
どちらがながい
長さのたんい
長いものの長さのはかり方
・長さの概念
・任意単位による長さの比較
・長さの測定(巻尺)
・長さの測定の基礎
・普遍単位の必要性
・長さの単位「キロメート
・長さの測定(30cm物差し)
ル」と単位関係
・長さの単位「センチメート
・長さの量感
どちらがおおい
ル」「ミリメートル」と単位
・液量の測定の基礎
関係
(直接比較・間接比較・初
・長さの量感
歩的な任意単位による比
水のかさのたんい
較)
・任意単位による体積の比較
小数
・長さの小数表示
・体積の小数表示
・体積の概念と測定(ます)
・体積の単位「リットル」「デ
シリットル」「ミリリットル」
どちらがひろい
と単位関係
・面積の概念の素地
重さのたんいとはかり方
・重さの概念
・重さの測定
・体積の量感
・重さの単位「グラム」「キ
ログラム」と単位関係
長いものの長さのたんい
・長さの測定(1m物差し)
・長さの単位「メートル」と
単位関係
・重さの量感
・長さの小数表示
・体積の小数表示
・長さの量感
(2)児童の実態
本学級の児童は,2年生になって始まった TT による算数の時間に意欲的に取り組み,毎回行う計算問題演
習や意見の発表等,積極的に学習している。しかし,難しい問題に対して苦手意識があり,すぐに諦めてしま
うところが学級全体としてあるのと,自分の解答に自信がもてず,みんなの前で発表することがなかなかでき
ない児童がいることが,課題としてある。また,問題を解く際に,細かいところまで見ずに,単位をつけ間違
えたり,小さな計算ミスをしてしまったりすることや,問題の文章をよく読まないで,問われていることを正
確に理解しないまま解答してしまうことが多い。
[調査日 12月5日]調査人数 33名(男子15名 女子17名)
反応
観
点
問
題
正答 ○
人数(名)
誤答 ×
意
識
◆情意面・態度面調査
◇算数の学習は好きですか。
①好き
①
19
調
②どちらかというと好き
②
8
査
③どちらかというと嫌い
③
4
④嫌い
④
2
①
11
②初めて習う単元のとき
②
10
③計算が速くなったとき
③
5
④発表するとき
④
5
⑤わからない
⑤
2
①そうしている
①
18
②できるだけそうしている
②
12
③あまりそうしていない
③
3
④そうしていない
④
0
①好き
①
10
②どちらかというと好き
②
14
③どちらかというと嫌い
③
7
④嫌い
④
2
①
17
②黒板をていねいに写している。
②
11
③黒板をだいたい写している。
③
3
④あまり書いていない。
④
2
○
33
×
0
① 〇
30
◇算数の学習で楽しいのはどのような時で
すか。
①具体物(おはじきや図形等)を動かす活動
のとき
◇問題を自分で考えて解こうしていますか。
◇考えをみんなの前で話すのは好きですか。
◇ノートはどのように書いていますか。
①自分の考えをわかりやすく工夫して書い
ている。
前
提
◆ものさしの正しい測り方を
理解しているか。
テ
ス
ト
◆物差しの目盛りを読み取る
①
ことができるか。
×
3
②
◆ 単 位 と な る 長 さの いく つ
① 4cm=
mm
分,1cm=10mm,長
さの加法性について理解し
② 〇
14
×
19
① 〇
32
×
② 60mm=
cm
② 〇
1
30
ているか。
×
③ 8cm2mm=
mm
③ 〇
×
◆長さの加減計算の仕方につ
① 11cm9mm+6cm
① 〇
いて理解しているか。
×
② 8cm3mm+4cm
② 〇
×
③ 2mm+8cm1mm
④ 16cm4mm4cm
)
理解しているか。
② えんぴつの長さ
事
◆ 単 位 と な る 長 さの いく つ
前
分,1cm=10mm,長
テ
さの加法性について理解し
ス
ているか。
ト
15(
① 1mのものさしで3つ分の長さ
② 1mのものさしで1つ分と,あと35c
mの長さ
③ 800cm=
m
④ 2m60cm=
◆長さの加減計算の仕方につ
)
cm
① 1m80cm+2m
いて理解しているか。
②
5m4cm-3m
30
3
④ 〇
30
⑥ 〇
4(
3
10
×
① ノートのあつさ
30
×
×
◆長さの単位,量感について
1
23
⑤ 〇
⑥ 5cm9mm-3mm
32
③ 〇
×
⑤ 14cm7mm-8cm
3
3
29
4
28
5
① 〇
22
×
11
② 〇
20
×
13
① 〇
15
×
18
② 〇
10
×
23
③ 〇
15
×
18
④ 〇
16
×
17
① 〇
11
×
22
② 〇
14
×
19
(考察)
実態調査の結果からは,
「算数が好き,どちらかというと好き」と答えた児童が81%いた。大半の児童が楽
しく学習を進めている一方で,
「どちらかというと嫌い・嫌い」と答えた児童が19%おり,その理由としては,
「理解するのが難しい」「難しい問題だとやる気がでない」とある。難しい問題に対しての苦手意識が高く,そ
こから意欲低下につながっているようである。
「算数科の学習の中で楽しいと感じる時」には,具体物を操作す
ることや初めて習う単元(導入時)の時等,算数的な活動をすることが多い時という回答が多かった。理解力が
低い児童でも,みんなと一緒に活動し,学び合えるからであると考える。「問題を自分で解こうとしているか」
という問いに対しては,「そうしている,できるだけそうしている」と答えた児童が91%おり,自分の力で解
くことを意識して,新しく出てきた問題に対しても意欲的に取り組めていることがわかる。考えをみんなの前で
話すことに苦手を感じている児童は27%おり,その理由としては,「みんなの前で発表するのが恥ずかしいか
ら」
「間違っていると嫌だから」と挙げていた。
「ノートをどのように書いているか」という問いについては,
「自
分の考えをわかりやすく工夫して書いている」と答えた児童が52%であった。
前提テストから,長さの測り方は十分に理解できているが,実際に測定する際に,目盛りを誤ってしまう児童
が多いことがわかった。また,定規をあてる位置が異なると,測定するテープのはじから正確に1cmずつ数え
ていくことができず,正答率が下がっている。特に,mm単位の細かい目盛りを正確に測ることができていない。
加法性の問いについては,全体を通して90%以上の児童が正答しており,比較的よくできていた。計算問題で
は,同じ単位同士で計算するというやり方を理解していても,式中のcmとmmの単位をよく見ずに,異なる単
位同士で計算し,誤っている児童が多かった。長さの単位,量感を問う問題では,①の正答率が67%,②の正
答率が61%であった。mmとcmを逆にとらえてしまう児童もおり,1cmがどれくらいで,1mmがどれく
らいなのかという量感が身についていない児童も多くいることがわかった。
事前テストでは,1mがどれくらいの長さなのか,また,mとcmの関係についてはまだ理解できていない児
童がほとんどである。1m=100cmであることがわからず,加法性の問題も半数以上ができていない。計算
問題では,既習内容を活用して解けている児童もいたが,ほとんどの児童が,mという新しい単位に混乱し,式
中のどことどこの数字を加減すればいいのかわからず,解けずにいた。
(3)指導観
導入時において,体の部分を使った長さ当てクイズを行い,自分の「あた」や「つか」などを知って,学習へ
の関心を高めるようにする。特に,自分の「あた」や「つか」を知っておくことは,概測の力を高めることにも
役立つ。そしてその中で,長い部分(両手を広げた長さ)の長さへと目を向けさせ,測定へとつなげていく。友
達と協力しながら30cmものさしをつぎたすなどして測定させ,自分が実際に測定していったうえでつぎたし
て測ることの不正確さやcm単位で長さを表現することの不便さに気づかせ,m単位の導入を図るようにする。
このときに,一方的に知識として知らせるのではなく,上位単位の必要感をもたせるようにしたい。そして,m
単位の導入後に,1mという長さを自分の体と関連づける活動や,グループごとに予想したあとで実際に測定し
どれだけ予想があたっているかを競う測定活動をすることで,1mの長さを身近にとらえさせ,量感を養ってい
くようにしたい。また,3mの長さのテープものさしを自作し,グループ活動として,学校内を回らせ,色々な
長さを調べさせていく活動を取り入れる。
「予想し実測する」という繰り返しを大切にし,児童の長さのイメー
ジと実際の測定結果を比較させていきたい。児童の周りには,長さを表しているものがたくさんある。そこで,
単にそれらの物の長さを測るだけではなく,測定したことを測定前の見当をつけるときに生かしたり,見当をつ
けたことを測定結果の妥当性を考えるときに生かしたりして,長さの量感を養っていくようにしたい。
このように,本題材の指導にあたっては,一斉指導と個別指導を行い,個に応じた指導と基礎基本的事項の習
熟を図りたいと考える。特に本単元は,多様な方法で活動したり,活動の場が広がったりすることが予想される。
このため,単元を通して TT の指導体制により,定規の使い方や測り方を正しく理解できているか見直し,子ど
も一人一人の測定能力を正しく把握しながらきめ細かな支援を行えるようにする。そして,その活動を見守りつ
つ,個に応じた適切な支援を行えるようにし,児童が安心して楽しく学習できる環境作りに努めたい。
3
単元の目標
◎長いものの長さの測定などの活動を通して,単位の意味と測定の原理を理解し,長さの測定ができるように
するとともに,長さについての量の感覚を身につけられるようにする。
・身の回りにあるものの長さに関心をもち,量感を基に見当をつけて測定しようとする。
(関心・意欲・態度)
・上位単位の必要性に気づき,既習の学習を基に長いものの長さを表す単位について考えることができる。
(数学的な考え方)
・1mの物差しを用いて長さを測定することができ,その長さを適切な単位を用いて表すことができる。
(技能)
・長さについて単位と測定の意味や,単位の関係を理解する。
4
(知識・理解)
指導計画 9時間扱い (本時 1/9)
時
目標
1
(
本
時
)
学習活動
評価規準
〇上位単位の必要性に ・体の部分を使った長さの言い ・昔の人の長さの測り方を知
ついて考える。
方を知り,自分の体の長さは
り,長いものの長さへの興
どれくらいかしらべる。
味・関心をもとうとしてい
・体の部分を使ってより長い長
る。(関)
さを測るにはどうしたらい ・上位単位の必要性に気づき,
いかを考える。
・両手を広げる人と測る人でグ
ループを作り,測定活動を行
既習の学習を基に長いもの
の長さを表す単位について
考えている。(考)
う。
・測定活動についての感想を発
表する。
一
・測定した方法や結果,測定で
次
困ったことなどを話し合う。
1
1
〇1m=100cmの ・1m物差しの存在を知り,1 ・長さを表す新しい単位「m」
関係を理解すること
m=100cmであること
を知り,「1m=100c
ができる。
を理解する。
m」の関係を理解する。
(知)
〇mとcmの単位を用 ・mやcmを用いて,長さを表 ・mやcmを用いて,長さを
いて,長さを表すこと
ができる。
す練習をする。
表すことができる。
(技)
・単位相互の関係やmとcmを ・m,cm単位で表された長
使った長さの加減の計算に
さの簡単な加減の仕方がわ
ついて理解する。
かる。
(知)
・指定された長さについて,適 ・適切な単位の選定ができる。
切な単位を選ぶ。
1
(知)
〇測定活動を通して,1 ・1m物差しをグループごとに ・量感を基に,見当をつけて
mの量感を養う。
配り,色々なものの長さを見
長さを測定しようとしてい
当をつけてから測る。
る。(関)
・測ったものを発表し合う。
・1m物差しを使って,長さ
を正しく測定することがで
きる。
(技)
4
〇算数的活動を通して ・適当な長さのテープから,3 ・意欲的に測定活動に参加し
学習内容を深め,長さ
mを測定する。
についての興味を広 ・測りやすくなるよう,1mや
げる。
ようとしている。(関)
・学習内容を適切に活用し,
10cmごとに色を変えて
活動に取り組もうとしてい
印をつけさせる。
る。(関)
二
・学校内を自由に回らせ,いろ
次
いろなものの長さを調べて
いく。
・記録用紙に,予想と結果を記
入する。
・グループの測定結果を発表
し,予想と結果について話し
合う。
1
5
〇学習内容の定着を確
・「しあげのもんだい」に取り
・基本的な長さについての学
認し,理解を確実にす
組み,学習内容を振り返り,
習内容を身に付けている。
る。
理解を確実にする。
(知)
本時の指導(1/9)
(1) 目標
・昔の人の長さの測り方を知り,長いものの長さへの興味・関心をもとうとしている。
(関心・意欲・態度)
・上位単位の必要性に気づき,既習の学習を基に長いものの長さを表す単位について考えている。
(数学的な考え方)
(2) 授業観
導入時には,自分の「あた」
「つか」を測る活動を行い,測定能力を高めるとともに,長さの学習に意
識が高まるようにする。そして,より長い長さへと目を向けさせ,グループで協力し合いながら,両手
を広げた長さを測定していく活動を行う。30cm物差しをつぎたしたり,両手を広げた長さに合わせ
てテープに写しとったりする算数的活動を通して,
「30cm物差しでは不便だ。
」という実感をもたせ,
「長い長さを表したい。
」
「長い長さを簡単にはかれる道具がほしい。
」という上位単位及び長い長さの測
定器具の必要感をもたせていくようにする。
まず最初に,長さの測り方や単位についての既習事項を確認するようにし,本時の授業で測定する際
には,誤りがないようにする。そして,グループでの測定活動を行わせることで,定規を上手く使えな
い児童や目盛りの読み方に苦手を感じている児童でも,全員が授業に参加し,意欲的に取り組めるよう
な環境をつくっていきたい。TTによるきめ細かな指導をし,授業の流れのなかで,定規の使い方や測
り方を正しく理解できているか見直すとともに,子どもの実態に応じて個別に支援できるようにしてい
く。
(3) 展開
時
配
学習内容と学習活動
指導・支援 ○評価(方法)
資料
・30cm物差しの拡大図を掲示し,目盛りの
30cm
(分)
2
1 既習内容の復習をする。
読み方や測り方等を確認する。
(T1)
物差しの
拡大図
8
2
体の部分を使った長さの言い ・定規の使い方や測り方等,間違えずにできる
「あた」
方を確認し,自分の体の部分
や「つか」
よう机間指導をする。
(T1,T2)
の 長 さ は ど れ く らい か調 べ ・一人で測定することが困難な児童は,隣同士
る。
で協力して測っていいことを伝える。
(T1)
・ぼくの「あた」は15cm5
○意欲的に測定活動に参加しているか。
(観察)
mmだ。
・私は16cmだ。
・これを覚えておくといろいろ
なものの長さがだいたいわか
るね。
3
3
もっと長い長さを体をつかっ ・窓枠の幅や黒板の横の長さのように長い長さ
て測るにはどうしたらいいか
を調べる時にはどうしたらいいかを考えさ
を考える。
せ,体の長い部分の長さに目を向けさせるよ
・足の長さはどうかな。
・身長も役に立つね。
うにする。
(T1)
・実際に体を動かして考えさせるようにする。
・両手を広げた長さが使えそう。 (T1)
○昔の人の長さの測り方を知り,長いものの長
さへの興味・関心をもとうとしているか。
(観
察・発表)
【見出す】
3
4 課題を確認する。
りょう手をひろげたときの
長さをはかりましょう。
・自分の両手を広げてみて,長さ
・どれくらいの長さか全員が見当できるよう
の見当をつける。
に,発表したものの中から予想し,挙手する
・100cmぐらいかな。
ようにさせる。
(T1)
・150cmくらいかな。
・はかってみないとわからない。
2
5 学習問題を設定する。
りょう手をひろげた長さを,長さのたんいをつかってあらわそう。
の写真
【調べる】
5
6 測定方法について話し合う。
・できるかぎりたくさんの方法を考えさせ,グ
・物差しをつなぎ合わせる。
ループごとに一番いいと思う方法を選べる
・ひもやテープをつかって写し
ようにする。(T1)
取り,あとで物差しで測る。
・使える材料として紙テープを提示し,紙テー
・両手を広げた長さと同じ長さ
プをどのように使うのがいいか考えさせる
のものを探して,その長さを
定規で測る。
ようにする。(T1)
・話し合いで出た測定方法を実演し,測定方法
をイメージしやすくする。
(T1,T2)
10
7
両手を広げる人と測る人との ・机間指導をしながら,児童のつぶやきをとら
グループを作り,測定活動を
えて共感し,あとの話し合いで取り上げるよ
行う。
うにする。
(T1,T2)
・体に直接30cm 定規をあて ・ワークシートを用意し,記入させるようにす
て,30cmずつ何度か測り
つぐ。
・テープに写し取ってから,3
0cm定規をつぎたして長さ
る。(T1)
・測り方が正しくできているか見て回り,必要
に応じて個別に指導を行う。(T1,T2)
○意欲的に測定活動に参加しているか。
(観察)
を測る。
・両手を広げたまま色々なもの
と重ね合わせて,同じ長さの
ものを探してそのものの長さ
を定規で測る。
【深める】
3
8 測定結果を発表する。
・30cm物差し4つ分と5c
mで125cm
・30cm+30cm+30c
m+26cm=166cm
6
9
測定して困ったことを発表す ・数値が大きくなることや、測りつぎの難しさ
る。
・30cm物差しで何度も測る
のは面倒だった。
・思っていた以上に時間がかか
って大変だった。
・A さんは私より短いのに,測
った長さが長くなるのはおか
しい。
をしっかりと出させることで、上位単位の必
要性を感じさせるようにする。
(T1)
○上位単位の必要性に気づき,既習の学習を基
に長いものの長さを表す単位について考え
ているか。
(観察・発表)
・cmだと数字が大きくなりす
ぎる。
2
【まとめあげる】
8 本時の学習のまとめをする。
長いものの長さをあらわす時は,cmをつかってはかると数が大きくて
たいへんになる。
・話し合ったことをもとにして,本時のまとめ
をする。
1
9 次時の予告をする。
(4)板書計画
長さをはかろう
そくてい方ほう
30cm物差し拡大図
・30cm定規を体にあてて,はかっていく。
あた
・テープに写し取ってから,30cm定規をつ
つか
かって長さを測る。
・りょう手をひろげた長さと同じ長さのものを
さがして,その長さを定規ではかる。
りょう手をひろげたときの長さをはか
りましょう。
両手を広げた長さの測定結果
自分のりょう手を広げた長さのよそう
・100cm・・・16人
・120cm・・・10人
・150cm・・・7人
学
ま
長いものの長さをあらわす時は,cmをつ
かってはかると数が大きくてたいへんに
なる。
りょう手をひろげた長さを,長さのたんい
をつかってあらわそう。
新しいたんい(メートル)をつかえばいい。