キッズスマイルクラブ会報 NO.8 長いと思っていた夏休みですが、過ぎて

キッズスマイルクラブ会報
NO.8
長いと思っていた夏休みですが、過ぎてしまえばアッと言う間でした。早朝から大騒ぎだっ
た蝉の大合唱も静かになり、夜には秋の虫たちの鳴き声も聞かれるようになりました。
日中はかなりの暑さですが、かすかに秋の気配を感じます。
皆様、お変わりございませんか。秋には、学校、園行事も多く忙しくなりそうですね。
私たち主婦はしっかり食事をとって(最近の私たちの合言葉なのです)元気に秋を
のりきりたいですね。
・何でも食べられる子どもを育てよう!
東京都大田区保健衛生部の編集による「みんなでよい歯の町づくり・実践事例集」という冊子が
あります。保健所の3歳児健診時に、ムシ歯のない子がいたら兄弟のムシ歯を調べさせてもらい、
兄弟全員「ムシ歯ナシ」のときは改めて家庭を訪問し、日常の生活の様子を聞かせてもらう、
というものです。
(ムシ歯のない子どもたちのご家庭の特徴)
*3度の食事優先で、好き嫌いなく何でも食べている。
・ 子どもたちが一番最初に出会う食べ物が、離乳食です。何事も最初が肝心です。この時期に
野菜を繰り返し食べさせれば自然に野菜好きな子になり、魚についても同様です。
例えばトマトを丸かじりしたり、煮た大根を食べさせる。1歳前から積極的に食べさせて、
本当に好きな食べ物にまでしておき、それを定着させる。このようにして、良好な味覚を形成しても
「甘い味と出会う」という邪魔が入ると、一気に良好な味覚が崩壊することもあります。
結論から言えば「甘い味を覚える」ことを後回しにすれば成功するようです。
・ 基本的に間食は、食事の延長と考えています。間食には、うどん、おにぎり、野菜類
(さつまいも、とうもろこし、トマト、ゆでたインゲン豆など)をよく食べます。
甘いお菓子が登場することは、ほとんどないようです。
*歯磨きの励行については、熱心ではない。
これらのご家庭では、歯を一生懸命磨かなければならないほど甘いお菓子を食べていないと
いえるでしょう。
つまり、好き嫌いのない食事をとることが、ムシ歯予防に大きく貢献しています。もちろん補助的手段
として、歯磨きやフッ素の応用(ホームジェル、フッ素洗口、フッ素塗布など)がありますが、やはり
大きな柱としては、食事が基本なのだなとしみじみ思いました。
小さな子どもをお持ちのお母様、ぜひ実践してみてください。大きな子どもをお持ちのお母様、今から
でも遅くありません。世は健康ブームです。高学年の子どもたちも、最近は学校でさまざまな健康教育
を
受けています。まずは、おやつをおにぎりにしてみませんか。
・キッズスマイルクラブからのお知らせ
キッズスマイルクラブも創設5年、卒業するお友達がでてきました。
中学生になると、部活や習い事で忙しくなかなか定期的な通院が難しくなります。そこで、夏冬春の
長期休暇に健診を勧めています。せっかく身についた習慣です。健康な毎日を送ってほしいと
願っています。
(文責 宮本美砂)