2015 年運輸マネジメント(計画、実施、評価、改善の流れ) ■ 考え方 ・ 安全運転においては 2014 年度の反省点を踏まえて「事業所点検」「新人定期同 乗」 「事故惹起者に対するセーフティーレコーダー(以下、SR)診断」「2 年目以上のベテラ ン社員同乗」の 4 点に力点を置きます。活動内容は出来るだけシンプルにしてしっ かり行動が出来る内容にしました。2 年前から取組みを開始した新人定期同乗 については結果が出ていますので継続し、弱点であるベテラン社員に対しての同 乗指導を強化します。 ① 事業所点検 ・ 統括部担当者にて年4回実施、点検後の是正指導から、点検前に事前に営業所管理 者と統括部担当者が問題点を抽出して一緒に是正します。2015 年度から○×では なく点数方式で行います。法令順守運営を構築し管理監督者、運行管理者の意識 を高めます。 ② 新人定期同乗 ・ 取り組み成果が顕れている、安全運転指導員による定期同乗は継続します。今年 度は、独り立ち後 4W、10W、16Wを同乗週として、調布自動車学校の指導内容、 適性診断と初任診断結果を参考に運転面の弱点、慣れを指導します。また、新人 研修レベルの標準化を目的に独り立ち後 2 週間前後に統括部担当者が同乗し、営業 所間の独り立ち後の運転レベルのばらつきを是正します。指摘項目があった場合、 当日もしくは、翌日に再度、同乗し修正まで後追いをしていきます。 ③ 事故惹起者に対するSR診断 ・ 現状の課題である事故惹起者への対策として、SR 診断の集中巡回を行います。 事故惹起者には診断結果が低い共通する傾向が見られ、特に「ハンドル」と「スムース」 など丁寧な運転指標が低いのが特徴です。その傾向を自覚させて矯正することが 効果的と考えています。 ・ 過去 1 回以上の事故惹起者である約 170 名、運輸事業部の社員、営業定時社員(東 金) 、配送定時社員(立川)、約 65 名も合わせて計 235 名を対象に年2回以上の SR診断を実施します。 ④ 2 年目以上のベテラン社員同乗〔生活物流事業部〕 ・ もう一つの現状の課題であるベテラン社員への対策として、安全運転指導員による 同乗指導を実施します。ベテラン社員には技術面よりも油断や慢心、そして他人事。 心構えの指導が重要と考えて同乗指導が効果的と考えています。2 年目以上社員 である約 265 名を対象に年間 1 回以上の同乗を行います。 ⑤ OD式安全テストの実施∼同乗〔運輸事業部〕 ・ 運輸事業部の社員に対して、性格や適性診断を受診後、安全運転指導員による同 乗指導を実施します。運輸事業部の社員は社歴だけでなくドライバーとしての経験 が豊富な方が多く在籍していますので、客観的に性格や適性を診断して、その結 果をもとに同乗指導での弱点矯正が効果的と考えています。運輸事業部の全社員、 約 50 名を対象に年間 1 回以上の同乗を行います。 ⑥ 安全運転指導員または出向、他部門からの異動所長への指導員研修 ・ 新任の安全運転指導員、または出向、他部門から異動所長への指導方法について 学べる指導員研修を開催します。模範運転の確立、指導スキルアップを目的として調 布自動車学校に 9 名(生活物流事業部の各課 3 名)を派遣します。 ⑦ 乗務員教育 ・ 法令順守項目の読み合わせ、各営業所の安全運転指導員、安全運転委員が各月 の指導カリキュラム内容を決めて実施(※KYT、事故事例の伝え方、死角の確認(実技講 習)、安全運転 DVD) ⑧ 安全運転セーフティーラリー ・ ボトムアップ型の安全運転の取り組みとして 8 月と 10 月(予定)に実施します。幹 部社員もチームリーダーとして参加して、期間中は一体感を持って取り組みます。 以 上
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