各曲への思い(★印の唄はごいっしょに歌ってください。歌詞は裏表紙に) ■灰色の瞳 ティト・ベリス作詞/訳:加藤登紀子 ウニャ・ラモス作曲 フォルクローレを基に作られた。軽やかな、しかし哀愁を帯びたメロディーが特徴。1974 年に加藤登 紀子が訳詞し、長谷川きよしとのデュエットでリリース。心の唄では昨年に続き二回目になる。 ★朧月夜 高野辰之作詞 岡野一作曲 春になると平塚金目川の河原にも菜の花が咲き乱れる。僕の原風景の一つで、一番好きな唄の一つ。 ★あざみの歌 横井弘作詞 八洲秀章作曲 朝鮮戦争の頃、ラジオ歌謡で一世を風靡した。僕は高校の頃、唄声喫茶でこの唄を覚えた。 ■花は咲く 詞 岩井俊二 曲 菅野よう子 by ひだまりの会 「叶えたい夢もあった 変わりたい自分もいた」。災害も事故も病気も人生を一変させてしまう。 でも、生きていく勇気を分かち合い、互いに支えあいながら、色とりどりの花を咲かせていこう。 ■世界に一つだけの花 槇原敬之作詞・作曲・編曲 by ひだまりの会 ■とびっきりレインボーズのテーマ 青木良作&とびっきりレインボーズ作詞 とびっきりレインボーズ作曲 ■奇跡のいのち とびっきりレインボーズ作詞作曲 ■この街で 新井満作詞 新井満・三宮麻由子作曲 2007 年 11 月、鞆の浦コンサートの前日に、宿の女将さんからこの唄を紹介された。鞆の浦さくらホ ームで歌うときは、「鞆のまちでいつか・・・」と僕は歌っている。 ■Jupiter 吉元由美作詞 G.ホルスト作曲・坂本昌之編曲 中越大震災の翌年、長岡で平原綾香が歌い、人々は涙を流して奮い立った。震災も事故も病気もほんとう に大変だけれども、ご一緒に、がんばって生きていきましょう。僕たちは誰も一人じゃない。 ■Home sweet home ビショップ作曲 H. Farmer 編曲 by 能條孝世 ■さとうきび畑 寺島尚彦作詞・作曲 淡々とした風景描写の中で、70 年前の沖縄の悲しみが伝わってくる。9 月6日、首都防災ウィーク最終 日に、両国の東京都慰霊堂で初めてこの唄を歌った。場の力が強く働くのを感じた。 ■群青( 「連合艦隊」主題歌) 谷村新司作詞・作曲 二つの家族が描かれる。沈みゆく大和に乗る父親を息子が空から見送る場面と、大和と共に沈んだ息子を 想い、父親が浜で佇む場面でこの唄が流れる。息子を失う悲しみは、僕には想像もできない。 ■涙そうそう 森山良子作詞 BEGIN 作曲 「涙そうそう(涙があふれて止まらない) 」は、森山良子の依頼を受け、沖縄出身のBEGINが作曲し た。森山はこれに、若くして亡くなった兄を想う詞をつけた。僕たちが歌い始めた頃、必ず歌っていた。 ■昴 谷村新司作詞・作曲 2011 年5月、南三陸は瓦礫の荒野だった。 「悲しくて目を開ければ荒野に向かう道よりほかに見えるも のはなし」 。でも、震災があったから、この方々に僕は出会うことができた。自分にできることをしよう。 ★勇気100%(忍たま乱太郎主題歌) 松井五郎作詞 馬飼野康二作曲 2013 年 7 月、後遺障害者と家族の会「わかば」の15周年で初めて歌った。予想をはるかに超えた強 い反応が返ってきた。 「今日が今年初めての外出」という方もおられた。素晴らしい唄と人に巡りあった。 ★故郷 高野辰之作詞 岡野貞一作曲 南三陸で「悲しくなるから歌わないように」と助言されたが、一番好きな唄だからと歌った。被災者は立 ちあがって一緒に歌ってくれた。バンドが泣いた。故郷は人のつながりだから、きっと作り直せる。 ■Amaizing Grace ジョン・ニュートン作詞 岩谷登紀子訳詞 作曲者不詳 奴隷商人のニュートンが、深い悔悟の後にこの詩を書いた。 「何も知らずに生きてきた。ろくでなし の僕をあなたは見捨てずに、探し出してくれた」。この唄を歌うと、僕は同じ思いに駆られる。 今日は、ありがとうございました。ぜひ、またお会いしましょう。良い年をお迎えください。
© Copyright 2024 ExpyDoc