言語と空間 vol.2 蓮沼執太 「作曲的|compositions: space, time and architecture」 青森公立大学国際芸術センター青森 「知恵の処方」3331 Arts Chiyoda、2015 年、撮影:後藤武浩 展覧会名 言語と空間 vol.2 蓮沼執太「作曲的|compositions: space, time and architecture」 日 時 5 月 30 日(土)-6 月 28 日(日)10:00-18:00 会期中無休、入場無料 会 場 国際芸術センター青森 ギャラリーA、B、AV ルーム アーティスト 蓮沼執太 主 催 青森公立大学国際芸術センター青森 協 力 NO ARCHITECTS、AIRS、ACAC 学生サポーター 【お問い合わせ】 青森公立大学国際芸術センター青森 〒030-0134 青森市合子沢字山崎 152-6 TEL: 017-764-5200 FAX: 017-764-5201 ホームページ:http://www.acac-aomori.jp 担当学芸員:服部浩之 [email protected] 【展覧会概要】 蓮沼執太は、一般的に音楽家として想像される作曲や演奏という活動(CD/レコードの発表、コンサート公 演、他の音楽家やファッションショー等への楽曲提供や音楽プロデュース)以外に、映画制作、舞台作品制作や、 映像、立体、インスタレーションなどの形式で展覧会でも発表を行い、「音楽」とは何かを常に考え実践してい るアーティストです。本展のタイトル「作曲的」が表わしているように、蓮沼にとっては展覧会をつくることも 作曲という音楽家としての行為の一つと考えられています。 本展では、青森で制作される新作と過去の作品を再構成した 14 点の作品がギャラリー内と屋外に用意されま す。青森では、蓮沼が ACAC の敷地内の森の中を歩いて録音した音を用いた作品、また、蓮沼の曲を聞きなが ら青森市民の方が歌っている様子を撮影した映像作品などを制作します。 それ以外には、約 60m の巨大な弓形をしたギャラリーA の特性を利用して、ギャラリーA の端に設置された 装置が発する音が逆側の端にいても聞こえるような作品や、試験管が動くと中に入れられたビーズ状の粒が動い てかすかな音を発する作品、低音の振動によって動くやじろべえのような作品など、様々な音や音を伴う/生み 出す現象を体験することができます。また、屋外の水のテラスには噴水のような水の落下で音を発する作品、ギ ャラリーとは別室の AV ルームではライブ映像を公開し、展示棟全体を周遊するように鑑賞することができます。 「作曲」と聞くと、音符を組み合わせて五線譜に並べ楽曲を作ることを思い浮かべる方が多いかと思います。 蓮沼は本展について、サブタイトルにある「space(空間) 」 「time(時間)」 「architecture(建築) 」を「メロデ ィ」 「リズム」 「ハーモニー」に置き換えています。本展では、それぞれの作品を体験しながら、音符を組み合わ せリズムを取り楽曲を作るのと同じように、一つずつの作品と展覧会を取り巻く環境を組み合わせ、自分だけの 一曲を作曲するように楽しんでいただけたら幸いです。 また、6 月 13 日(土)には、蓮沼にラッパーの環 ROY、タブラ奏者の U-zhaan を加えた即興トリオがライブ パフォーマンスを行います。展覧会と併せてお楽しみください。 「音的→神戸|soundlike 2」神戸アートビレッジセンター、2013 年 「音的→神戸|soundlike 2」神戸アートビレッジセンター、2013 年 【関連イベント】 ○蓮沼執太ライブ:6 月 13 日(土)15:30- ゲスト:環 ROY、U–zhaan ○ギャラリーツアー:6 月 13 日(土)14:30-15:30 ○楽譜ツアー:6 月 21 日(日)14:30-16:30 ※ギャラリーツアーと楽譜ツアーは、チラシに掲載しているものから日程を変更いたしました。 正しくは上記日程となります。 ※関連イベントは全て無料、申込不要です。 【蓮沼執太略歴】 1983 年 東京都生まれ 2014年 アジアン・カルチャル・カウンシル(ACC)の招聘によりニューヨークに滞在 <個展> 2015年 「知恵の処方|Prescription for Coactivity」3331Gallery、東京 2014年 「無焦点|Unfocussed」NADiff Gallery、東京 2013年 「音的→神戸|soundlike2」神戸アートビレッジセンター、兵庫 2013年 「音的|soundlike」アサヒ・アートスクエア、東京 2012年 「have a go at flying from music part3」東京都現代美術館 ブルームバーグパヴィリオン、東京 <出版> 2014年 CD、レコード『時が奏でる|Time plays - and so do we.』(B.L.J/ AWDR/LR2) 書籍『音楽からとんでみる』(蓮沼執太) 2012年 CD『CC OO』(Heads) <パフォーマンス> 2014年 「時が奏でる リリースツアー」スパイラルホール、東京/広島クラブクアトロ、広島/ヴァンジ彫刻 庭園美術館、静岡/元・立誠小学校、京都/猪熊弦一郎現代美術館、香川/札幌地下歩道空間、北海 道 ほか 2014年 「作曲:ニューフィル」KAAT 神奈川芸術劇場・ホール、神奈川 2013年 「HARAJUKU PERFORMANCE+DOMMUNE 2013」ラフォーレミュージアム原宿、東京 2013年 「Music Today on Fluxus 蓮沼執太 vs 塩見允枝子」国立国際美術館、大阪 2013 年 「蓮沼執太フィル・ニューイヤーコンサート 2013」東京オペラシティ・リサイタルホール、東京 「have a go at flying from music part 3」ブルームバーグ・パヴィリオン|東京都現代美術館、2012 年
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