第10章 基本計画の実現に向けて(ファイルサイズ:298KB

基本計画の実現に向けて
第10章
第10章 基本計画の実現に向けて
1.基本計画の実現に向けて
(1)基本計画の実現に向けて
・基本計画の実現に向けて、「物流・産業」、「安全・安心」、「交流・環境」の各分野にまたがるリーディングプロジェクトを設定し、段階的、効果的、
横断的に事業を展開していく
基本計画の体系とリーディングプロジェクトのイメージ
≪物流・産業≫
社会経済情勢
の見通し
○世界経済をアジアが牽引
○我が国の基幹産業の自動車関連産業の
現地生産が進展
○中部地域へのものづくり産業のさらなる集積
名古屋港の
役割
自動車や航空宇宙をはじめ多様なものづくり産業
の国際競争力を物流面で支援
・コンテナ機能の強化・拡充
・完成車輸送機能の強化・拡充
基本方針
・バルク輸送機能の強化・拡充
≪安全・安心≫
○大規模災害への対応
• 南海トラフ地震は、いつ起きてもおかしく
ない状況
• ソフト・ハードの取組の強化
安全・安心な港湾の構築
・港湾施設の安全性確保
・津波・高潮等からの防護機能の強化
≪交流・環境≫
○中部地域の交流圏の拡大
○クルーズ人口の増加
○環境意識の高まり
魅力ある交流空間と良好な港湾環境の形成
・水の交流軸の形成
・利便性の高い交流空間の形成
・秩序ある港湾空間の形成
・既存施設の機能転換
・土砂処分場の確保
・円滑な道路体系の構築
・港湾環境の維持・回復・創造
・安全かつ効率的な航路体系の構築
・港湾における環境負荷の軽減
リーディングプロジェクト
名古屋港基本計画検討委員会 最終報告
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第10章 基本計画の実現に向けて
1.基本計画の実現に向けて
(2)基本計画のリーディングプロジェクト
・リーディングプロジェクトは、喫緊の課題を踏まえ具体の展開を整理
PJ1 船舶の大型化や取扱貨物量の増加に対応したコンテナ物流機能の強化・拡充
【関連施策】
【基幹的施策】
≪物流・産業≫
○コンテナターミナルの拡充
○既存コンテナターミナルの改良
○物流用地の確保
○埠頭間臨港道路の拡充
〇港と背後を結ぶ広域幹線道路をはじめとする
周辺道路との連携
〇良好な航行環境の確保
≪安全・安心≫
≪交流・環境≫
○耐震強化岸壁(幹線貨物輸送)の拡充
○港湾緑地の拡充
〇緊急輸送道路の確保
○海浜の拡充
〇港湾BCPの実効性の向上
〇プレジャーボート係留施設の拡充
〇交通流の分散による環境負荷の低減
PJ2 金城ふ頭における完成車取扱機能と交流機能の調和した展開
【基幹的施策】
≪物流・産業≫
○完成車輸送機能の強化・拡充
○物流用地の確保
○産業機械等在来貨物輸送機能の強化
(弥富ふ頭)
名古屋港基本計画検討委員会 最終報告
≪安全・安心≫
≪交流・環境≫
○耐震強化岸壁(緊急物資輸送)の拡充
○旅客船機能の拡充
〇緊急輸送道路の確保
○複合一貫輸送機能(フェリー)の配置
〇港湾BCPの実効性の向上
〇横持ち輸送の解消による環境負荷の軽減
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第10章 基本計画の実現に向けて
2.リーディングプロジェクト
■PJ1 船舶の大型化や取扱貨物量の増加に対応したコンテナ物流機能の強化・拡充
・大型船の受入れにも柔軟に対応できるよう、飛島ふ頭東側で1,400m(水深15m)、飛島ふ頭南側で1,200m(水深16m)、鍋田ふ頭で1,450m
(水深12~14m)の連続バースを配置
・東南アジア航路のコンテナ船の大型化や貨物量の増加に早急に対応するため、飛島ふ頭東側において取扱機能を強化
・岸壁整備にあわせガントリークレーンの機能強化
・物流用地の確保に向けて、利用率の低下した第1貯木場の埋立を推進
・航行する船舶の大型化に対応し、中航路を拡幅・増深
整備展開
物流用地の確保
プレジャーボート係留施設の拡充
物流用地の確保
港湾緑地の拡充
海浜の拡充
埠頭間臨港道路の拡充
交通流の分散による環境負荷の軽減
既存コンテナターミナルの改良
耐震強化岸壁(幹線貨物輸送)の拡充
飛島弥富ふ頭線
コンテナターミナルの拡充
耐震強化岸壁(幹線貨物輸送)の拡充
コンテナターミナルの拡充
コンテナターミナルの拡充
耐震強化岸壁(幹線貨物輸送)の拡充
喫緊の取り組み
その後の取り組み
名古屋港基本計画検討委員会 最終報告
良好な航行環境の確保
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第10章 基本計画の実現に向けて
2.リーディングプロジェクト
■PJ2 金城ふ頭における完成車取扱機能と交流機能の調和した展開
・完成車取扱機能の強化・効率化のために、ふ頭南側に集約・拠点化を推進
・ふ頭東側では、交流機能の拡充と連携しながら、旅客船・フェリーなどの機能を配置
・産業機械やアルミなどの取扱いは、弥富ふ頭に、段階的に機能を移転
整備展開
喫緊の取り組み
物流用地の確保
その後の取り組み
交流機能
横持ち輸送の解消による環境負荷の軽減
旅客船機能の拡充(大型旅客船に対応)
フェリー埠頭の整備
耐震強化岸壁(緊急物資輸送)の拡充
旅客船
暫定埠頭
完成車
完成車
取扱機能
物流用地の確保
弥富ふ頭
完成車輸送機能の強化・拡充
耐震強化岸壁(緊急物資輸送)の拡充
産業機械、アルミ
完成車輸送機能の強化・拡充
完成車輸送機能の強化・拡充
物流用地の確保
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第10章 基本計画の実現に向けて
2.リーディングプロジェクト
■整備展開
・喫緊の対応は早急に実施しつつ、その後の取り組みについても遅滞なく対応していく
現在
PJ1
喫緊の取り組み
その後の取り組み
既存コンテナターミナルの改良
耐震強化岸壁(幹線貨物輸送)の拡充
船舶の大型化や取
扱貨物量の増加に
対応したコンテナ
物流機能の強化・
拡充
コンテナターミナルの拡充
耐震強化岸壁(幹線貨物輸送)の拡充
物流用地の確保(弥富ふ頭)
港湾緑地の拡充、海浜の拡充
物流用地の確保(飛島ふ頭)
埠頭間臨港道路の拡充
交通流の分散による環境負荷の軽減
良好な航行環境の確保
プレジャーボート係留施設の拡充
PJ2
金城ふ頭における
完成車取扱機能と
交流機能の調和し
た展開
完成車輸送機能の強化・拡充
耐震強化岸壁(緊急物資輸送)の拡充
物流用地の確保
横持ち輸送の解消による環境負荷の軽減
旅客船機能の拡充(大型旅客船に対応)
フェリー埠頭の整備
耐震強化岸壁(緊急物資輸送)の拡充
産業機械等在来貨物輸送機能の強化(弥富ふ頭)
耐震強化岸壁の整備(緊急物資)
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第10章 基本計画の実現に向けて
3.基本計画の推進に向けて
■基本計画の推進に向けた取り組み
・基本計画の整備展開を推進していくためには、名古屋港への重点的な支援や様々な関係者との調整などに取り組むとともに、情勢変化等に
柔軟に対応していく
名古屋港への重点的な支援
〇要望活動など地元が一丸となった取り組みなどにより名古屋港の重要性を強く訴え、国からの重点的な支援を
求めていく
様々な関係者との連携
〇事業の目的や内容に合わせて、港湾利用者、国、経済団体、関係機関などが連携し、一体となって事業に取り
組んでいく
情勢変化への柔軟な対応
〇社会経済情勢が世界的規模でめまぐるしく変化をしている中で、環境変化を的確に把握し、必要に応じて計画
を見直し、対応していく
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第10章 基本計画の実現に向けて
4.名古屋港の更なる発展に向けて
■更なる発展に向けた対応
・名古屋港の更なる発展に向け、引き続き関係者と連携しながら、取り組んでいく
浚渫土砂処分場の確保
〇港内から発生する浚渫土砂の処分場については、長期的かつ安定的に対応可能な土砂処分場計画や浚渫土砂の
有効活用について関係者で検討していく
良好な航行環境
〇急速に進展する船舶の大型化に遅滞なく対応できるよう、大型コンテナ船の受入が可能なコンテナターミナル
に船舶が安全かつ効率的に入出港できる航路体系の実現に向け、関係者で検討していく
大規模な開発空間の活用
〇約300haの開発空間が留保されたポートアイランドについては、物流、産業、交流、環境などの様々な利用の
可能性やアクセスの確保などについて、関係者で検討していく
臨海部の再編による港湾機能の強化
〇老朽化、低利用の施設、ニーズに合わなくなった施設などについては、利用転換による港湾機能の強化に向け
て関係者で検討していく
リニア中央新幹線や中部国際空港との連携
〇2027年のリニア中央新幹線の開業を見据えつつ、国際交流基盤である中部国際空港とも連携を図りながら、
国内外から人・モノ・カネ・情報を呼び込むことができるよう関係機関と連携していく
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