権禰宜 早川 - 久里浜天神社

平成 27 年8月 1 日発行 第 129 号
八
月
葉は
発行所 久里浜天神社社務所
〒239-0831 横須賀市久里浜 5-19-1
℡046-835-3703 Fax 835-3503
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tenjinsha.or.jp
月 づき
本日はよくお参り下さいました
蝉しぐれの降る季節となりました。7月 19 日に梅
雨明けが発表されて以来、連日のように熱い日が続
いていますが、体調など崩されたりしていませんか。
さて、今年の8月は、終戦 70 年の節目を迎えます。
現在日本国内には、英霊となった方々の遺骨収集が
全く進んでいない場所があります。
小笠原諸島の南端近くに位置する硫黄
島です。行政上は東京都に属していま
すが、許可された人しか入ることが出
来ません。本土への空襲を1日でも遅
らせるため、命と引き換えに島を守り抜いた二万人
以上の方々のうち一万人以上の方のご遺骨が今も地
下壕に残されたままです。命がけで日本を守ろうと
した方々のご遺志を、私たちは受け継ぐことができ
ているでしょうか。戦争は恐ろしいものです。しか
しそこから目を背けることなく向き合わなければ本
当の意味での平和が訪れる日はないでしょう。その
1日・15 日 つきなみ祭 月に二回の恒例祭祀。
8日 久里浜天神社例大祭一日目
天満宮祭 湯立て神楽齋行
今年も夏祭りの時期がやってきました。天神社の夏祭りは一
日目に御神楽が行われます。15:00 から、境内にて行いま
す。参列した子どもたちには最後にお楽しみがありますの
で、皆さまふるってご参加下さい。
9日
二日目は、神輿渡御です。午前 9 時に神輿が神社を出発しま
す。神社周辺の氏子さん宅を周り→10:00 頃すずらん通り
→10:30 頃仲通り商店街→11:50 頃明浜アパート→12:
50 頃内川町内会館。午後は舟倉方面を周り、最終的に神輿
が神社に戻るのは 21:00 頃の予定です。
◆例大祭限定のおふだについて
例大祭では夏場の体力が弱りがちな時期に
邪気を払い英気を養い、開運招福を願いま
す。ご利益を頂いたおしるしとして例大祭
限定の御神札を頒布します(二枚一組 600 円)
第一歩が戦没者の慰霊であると思います。8 月 15 日の
終戦記念日に行われる政府主催の全国戦没者追悼式は
11:50~12:05 まで NHK テレビやラジオで中継され
ます。是非各御家庭で黙祷を捧げて頂ければと思いま
す。今月も皆様がご多幸でありますように。権禰宜道子
)
)
で
す
。
か
つ
て
は
「
蟻
の
熊
野
詣
」
と
い
わ
れ
た
ほ
と
、
そ
の
御
子
神
さ
ま
で
あ
る
須
佐
之
男
命
さ
ま
ま
の
ほ
か
に
、
伊
邪
那
岐
、
伊
邪
那
美
の
命
さ
ま
れ
て
い
る
熊
野
大
神
と
は
、
こ
の
須
佐
之
男
命
さ
れ
て
き
た
も
の
で
す
。
熊
野
三
社
に
お
ま
つ
り
さ
れ
は
和
歌
山
に
あ
る
熊
野
三
社
を
中
心
に
分
か
【
熊
野
さ
ま
】
も
全
国
に
多
く
あ
り
ま
す
が
、
こ
神
社
は
関
東
周
辺
に
多
く
見
ら
れ
ま
す
。
有
名
で
す
。
八
坂
神
社
は
西
日
本
に
多
く
、
氷
川
【
氷
川
さ
ま
】
は
埼
玉
県
大
宮
市
の
氷
川
神
社
が
る
と
言
わ
に
七
百
社
ま
す
。
全
し
く
平
和
的
な
側
面
づ
く
り
の
時
、
海
を
照
ら
し
て
来
ら
れ
た
神
さ
し
た
。
神
話
に
よ
る
と
、
大
国
主
の
神
さ
ま
の
つ
の
影
響
で
、
金
毘
羅
大
権
現
と
も
呼
ば
れ
。
こ
れ
が
本
地
垂
迹
説
ほ
ん
ち
す
い
じ
ゃ
く
で
、
古
い
イ
ン
ド
の
仏
教
の
守
護
神
を
い
い
ま
の
神
さ
ま
で
す
。
も
と
も
と
金
毘
羅
と
は
梵
比
羅
宮
で
す
。
ご
祭
神
は
大
物
主
お
お
も
の
ぬ
(
と
も
い
わ
れ
て
い
ま
す
。
で
大
国
主
の
神
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和
魂
に
ぎ
み
た
ま
…
魂
の
(
の
神
さ
ま
は
海
上
交
通
守
護
の
神
さ
ま
で
、
海
(
奥が大物主神
「私を手厚く祀るなら国造り
は、無事完成するでしょう」
照
ら
し
て
人
々
に
明
る
い
光
明
と
幸
福
を
与
)
ら
れ
る
神
さ
ま
と
し
て
仰
が
れ
て
)
考 て
い
文 ま
す
献 。
)
参 れ あ 国 い え を こ 優 ま 国 ま せ す 語 し 刀 金
毘
羅
さ
ま
の
ご
本
社
は
、
香
川
県
琴
平
町
の
金
こ
れ
ら
は
も
呼
び
ま
す
。
※
久
里
浜
天
神
社
の
例
大
祭
で
も
、
園
さ
ま
の
こ
と
を
「
お
天
王
て
ん
の
う
さ
ま
」
と
一
名
「
牛
頭
ご
ず
天
王
」
と
称
さ
れ
た
た
め
、
祇
の
八
坂
神
社
が
有
名
で
す
。
須
佐
之
男
命
さ
ま
は
、
【
祇
園
さ
ま
】
と
は
八
坂
神
社
の
こ
と
で
、
京
都
神
話
に
登
場
し
ま
す
。
で
、
や
ま
た
の
お
ろ
ち
退
治
の
ヒ
ー
ロ
ー
と
し
て
す
。
須
佐
之
男
命
さ
ま
は
、
天
照
大
御
神
の
弟
神
皆
、
須
佐
之
男
命
さ
ま
を
お
ま
つ
り
す
る
お
宮
で
「
祇
園
さ
ま
・
氷
川
さ
ま
・
熊
野
さ
ま
」
社
◆ と
い
「
金 わ
毘 れ
羅 ま
さ す
ま 。
に
鹿
島
さ
ま
は
九
百
余
社
、
香
取
さ
ま
は
五
百
余
と
し
て
信
仰
さ
れ
る
の
も
こ
の
た
め
で
す
。
全
国
精
神
を
持
つ
神
さ
ま
で
す
。
古
く
か
ら
武
道
の
神
で
、
外
に
温
和
な
態
度
、
内
に
鉄
の
如
く
不
屈
の
も
強
い
神
力
を
表
す
よ
う
に
、
力
の
強
い
神
さ
ま
断
を
意
味
し
、
ま
た
「
タ
ケ
ミ
カ
ヅ
チ
」
と
い
う
名
で
す
。
「
フ
ツ
」
と
い
う
言
葉
は
太
刀
の
見
事
な
切
の
建
国
に
大
い
な
る
功
労
を
残
さ
れ
た
神
さ
ま
る
よ
う
に
説
か
れ
た
神
さ
ま
で
、
い
ず
れ
も
日
本
牛
頭
天
王
さ
ま
が
お
ま
つ
り
さ
れ
ま
す
。
【
こ
ん
ぴ
ら
さ
ま
】
」
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ど
◆ 、
多
「
香 く
取 の
さ 人
ま 々
が
・
鹿 熊
島 野
さ に
ま お
」 参
り
し
ま
し
た
。
)
)
)
ふ
つ
ぬ
し
の
か
み
、
千
葉
の
香
取
神
宮
・
茨
城
の
鹿
島
神
宮
に
ま
つ
ら
(
(
け
み
か
づ
ち
の
か
み
れ
て
い
る
神
さ
ま
で
す
。
(
香
取
の
神
さ
ま
は
経
津
主
た 神
(
(
『
お
宮
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私
た
ち
』
全
国
神
社
保
育
団
体
連
合
会
発
行
鹿
島
さ
ま
は
武
甕
槌
神
(
ん ら で
す
に の
先 神 。
神
立 さ 話
っ ま に
て は
、 、 よ
天 天 る
つ 孫 と
神 降 、
の 臨 こ
ご
の
命 て 二
令 ん 柱
を そ
受 ん ふ
け こ た
て う は
出 り し
久里浜天神社例大祭二日目
八雲祭 神輿渡御(とぎょ)齋行
◆
雲
の
国
に
下
ら
れ
、
大
国
主
の
神
さ
ま
に
国
を
譲