骨の健康は子宮で始まる 生涯強い骨をもつためのキーは栄養状態 ニヨン(スイス)、2015 年 6 月 8 日/PR ニュースワイヤー/ -- 10 月 20 日の世界骨粗しょう症デー正式発表に向けて、幼少時から成人期まで一貫して骨を健康に保つ栄養の重要性が 注目されています。 本日、国際骨粗しょう症財団(IOF)が企画する「2015 年世界骨粗しょう症デー」(WOD)のキャンペーンが発足し ます。10 月 20 日当日に向けた今年のテーマは“栄養”に重点が置かれており、カルシウム・ビタミン D・タンパク質を はじめ、骨の健康に不可欠な他の微量栄養素(ビタミン・ミネラル)の摂取不足に関連した人々の健康面での課題に取 り組みます。 大多数の人々は 1 日の必要摂取量のカルシウムやビタミン D を摂取していません。実際、世界で 10 億人は血液中のビ タミン D が不足していると推測されており、どの人種・年齢グループでも欠乏症が見られます。中国では、必要なカル シウムを食事から摂取しているのは中国国民の 10%以下であることが 2002 年の健康状態調査で判明しました。慢性カ ルシウム欠乏症を放置することは、骨減少や骨粗しょう症などの危険な結果につながります。 骨の健康がごく幼い時期、実際には子宮内で形成されるという点から、骨粗しょう症は高齢期に結果の現れる小児科疾 患だと考えられてきました。母親が栄養不良状態にあると、胎児の骨格の最適成長に影響を与えるのです。成人期のピ ーク・ボーン・マスやその後の骨塩含有量減少や、股関節骨折のリスク増加などと関連付けられています。 また、幼児期と青年期は骨の大きさと強さがともに著しく増加するため、骨形成にとって重要な時期です。私たちの骨 の約半分は、後のために青年期に蓄積されます。これは一般的にピーク・ボーン・マス(骨格成長の期間に可能な最大 骨量)に達する 20 代半ばまで続きます。 子どもの骨の最適強度到達を促すことで、より多くの骨が蓄えられるため、その後の成人期のために有益です。若い頃 と違い、大人は失われた骨組織を補うのに時間がかかるのです。骨の強度の基準のひとつである骨密度(BMD)の最大 値が 10%増加すると、骨粗しょう症の進行を 13 年遅らせることができると考えられています。 IOF 理事長、ジョン・カニス教授は「私たちの骨格は家のようなものです。構造の強度を保つために適切な材料を使っ て建てたり、長期的損傷を防ぐため長年にわたり保守したりする必要があります。ですから、乳製品・脂肪分の多い 魚・果物・野菜などを食べることで、強い骨の重要な建築材料である必須栄養素を摂取するのです」と説明しました。 IOF のジュディ・ステンマーク会長は「平均的な体における 1kg のカルシウムの 99%は骨の中に存在しており、その ため骨の生産と維持のための燃料としての推奨 1 日摂取量を摂る必要のあることは明らかです。カルシウムをどれだけ 摂取していて、摂取量をどれだけ上げられるかを調べる IOF カルシウム計算テストを皆さんが受けられるようお勧めし ます」と付け加えました。 無料のカルシウム計算テストは以下から: オンライン計算テスト:http://bit.ly/calcium-calculator-web iPhone アプリ:http://bit.ly/calcium-calculator-iOS Android アプリ:http://bit.ly/calcium-calculator-android 毎年 10 月 20 日の WOD(世界骨粗しょう症デー)は、年間を通じてのキャンペーンを行っています。 http://www.worldosteoporosisday.org#LoveYourBones WOD 公式パートナー:アムジェン、フォンテラ、ファイザー・コンシューマー・ヘルスケア、リリー、MSD、武田薬 品 WOD 栄養サポーター:DSM、ルースロ(Rousselot)、サンスウィート 国際骨粗しょう症財団(International Osteoporosis Foundation:IOF)について IOF は、骨粗しょう症および関連の筋骨格疾患の防止・診断・治療に取り組む世界最大の NGO です。 http://www.iofbonehealth.org メディア問い合わせ先 Charanjit K. Jagait, IOF 電話 +41-79-874-52-08, [email protected] 情報源:国際骨粗しょう症財団(IOF)
© Copyright 2025 ExpyDoc