大会宣言

大
会
宣
言
社民党広島県連合第22回定期大会は、戦後70年にわたって守られてきた平和と民
主主義が、その根底から崩されかねない「戦争法」の強行成立という中で開かれた。
法案成立に反対する国民の声は日増しに高まり、かつてない運動が全国に広がる中で
も、安倍内閣はそうした声を全く無視して採決を強行した。特定秘密保護法の制定や 武
器輸出三原則の見直し、国家安全保障会議の創設など、まさに時代錯誤と言わざるを得
ない安倍政権の動きに持てる力の全てをもって対峙していかなくてはならない。
同時に、未だに11万人にも及ぶ被災者が避難生活を強いられている 東電福島原発事
故の原因すら明確にならない中、川内原発の 再稼働を強行する一方、辺野古への新基地
建設に固執するなど、安倍政権は国民の声に全く耳を傾けようとしない。
さらには労働者派遣法改悪、残業代ゼロへの動き、消費税増税など安倍政権の進める
諸施策は働く者の生活と雇用を破壊し続け、国民の暮らしを脅かし続けている。
こうした国民生活の危機、平和と民主主義が脅かされる現状に何としても歯止めをか
けなければならない。その対抗軸は、「平和・自由・平等・共生」の理念を掲げた社会
民主主義の社民党であり、その灯を消してはならない。
来年夏には参議院選挙が行われ、その結果によっては明文改憲すら現実になるととも
に、社民党にとってはまさに党の存亡を懸けた闘いとなる。
今大会では、党の姿や運動を県民・市民に知らせるための街頭宣伝の強化を始め、護
憲・原水禁運動、労働組合など大衆運動との連携強化、さらには、支部協議会や支部連
合機能の改善など、党組織のあり方の見直しを進め、何としても、国民の信託に応え得
る党へと成長していかなければならないことを確認した。
私たちは、大会で得た貴重な報告・意見をそれぞれの持ち場で生かすことを決意する
とともに、その活動と党の存在に誇りと確信を深め、党活動のすべてを参議院選挙に集
約していかなくてはならない。
改めて、こうした決意を確認しあい、運動の前進に全力をあげることを誓い大会宣言
とする。
2015 年 9 月 20 日
社民党広島県連合第22回定期大会