応が可能になると考えます。 この 連 合 政 府 の 任 務 は 限 られたものですが、この政府 歩が踏み出されるならば、そ のもとで、日本国憲法の精神 にそくした新しい政治への一 政を動かすという一大壮挙と れ は、主 権 者 で あ る 国 民 が、 文字通り国民自身の力で、国 疑いありません。 なり、日本の政治の新しい局 面を開 くことになることは 「戦争法廃止の国民連合政府」 で 一致する野党が、国政選挙で選挙協力を行おう うことを心からよびかけると ともに、その実現のために誠 実に力をつくす決意です。 す べ て の 政 党・ 団 体・ 個 人 が、思 想・信 条の違い、政 ての力を行使して、希望ある 日本の未来を開こうではあ りませんか。 う に、 〝 国 民 的 な 大 義 〟が 明 瞭な場合には、政策的違いが この間の 戦 争 法 案 に 反 対 す る 新 しい国 民 運 動の歴 史 治 的 立場の違いを乗 り 越 え て力をあわせ、安倍自公政権 ─ 衆議 来るべき国政選挙 院選挙と参議院選挙で、戦争 的 高 揚 は、戦 後 年 を 経 て、 日本国憲法の理念、民主主義 を退場させ、立憲主義・民主 主 義・ 平 和 主 義 を 貫 く 新 し い政 治 をつく ろ う では あ り あってもそれを 横に置いて、 柔 軟 に 対 応 す る という こと いま 私 た ち が 直 面 してい る、戦 争 法を廃止し、日本の 政治に立憲主義と民主主義 をとりもどすという課題は、 の理念が、日本国民の中に深 く定着し、豊かに成熟しつつ あることを示しています。国 ませんか。 法廃止を掲げる勢力が多数 を占め、連合政府を実現する 文 字 通 りの〝 国 民 的 な 大 義 〟 民一人ひとりが、主権者とし ﹁しんぶん赤旗﹂ を お読みください。 ●日曜版 月 お申し込みは、お近くの党事務所 または党員か、下記まで。 日本共産党中央委員会 [発行] 〒151─8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷 4─26─7 TEL 03─3403─6111 70 を実行してきました。 私たちは、これまで、国政 選挙で野党間の選挙協力を 行うためには、選挙協力の意 をもった課題です。 2015年9月19日 日本共産党中央委員会幹部会委員長 ためには、野党間の選挙協力 が不可欠です。 思とともに、国政上の基本問 「 戦争法廃 日本共産党は、 止の国民連合政府」をつくる の実現をよびかけます ●日 刊 月 3497 円 823 円 題 で の一致 が 必 要 と な る と いう 態 度 をとってきました。 同時に、昨年の総選挙の沖縄 という〝国民的な大義〟 で一致 するすべての野党が、来るべ き国政選挙で選挙協力を行 志位 和夫 ~ 区の小選挙区選挙で 行った、 「 米軍 新 基地建 設反 対」を掲げての選挙協力のよ 8月30日、12万人による怒りの国会包囲 3 4 戦争法[安保法制]廃止 の国民連合政府 1 同時に、たたかいを通じて 希 望 も 見 え て き ま し た。戦 ます。 とは、日本の未来にとっての 大きな希望です。 しい役 割 を 発 揮 しているこ るものでは決してあ り ませ を 促 さ ざるを え ないでしょ う。 安倍自公政権は、 日、安 ─ 戦争法の採決を強 保法制 行しました。 自覚的・自発的に声をあげ、 立ち上がるという、戦後かつ 私たちは、国民のみなさん につぎのよ びか け を 行いま ん。政 権 党 のこの 横 暴 は、平 和と民主主義を希求する国 民のた たかいの 新 た な 発 展 超 す「 今 国 会 で の 成 立 に 反 対」という国民の世論に背い てない新 しい国 民 運 動 が 広 がっていること、そのなかで かったことも、大きな意義を もつものと考えます。 争法案の廃案を求めて、国民 一人ひとりが、主権者として て、憲法違反の戦争法を強行 した安倍自公政権に対して、 とりわけ若者たちが素晴ら す。 私たちは、空前の規模で広 がった国民の運動と、 割を 満 身の怒り を込めて抗 議し 命 を 危 険 に さ ら す このよ う うな重大な違憲立法の存続 を許すならば、立憲主義、民 官 を 含 む かつて ない 広 範 な 人々か ら 憲 法 違 反 とい う 批 戦争法に対して、圧倒的多 数の憲法学者、歴代の内閣法 制 局 長 官、元 最 高 裁 判 所 長 返していますが、昨年の総選 〝 国 会 多 数で 安倍首相は、 の議決が民主主義だ〟と繰り 覆されることになりかねま せん。 な法律を、一刻たりとも放置 するわけにはいきません。 て、自衛隊の海外での武力行 使 に 道 を 開 く も の と なって 判が集中しています。このよ 主主義、法の支配というわが 国の存 立の土 台 が 根 底から 何よりも、戦争法は、日本 国 憲 法 に 真っ向 か ら 背 く 違 います。日本の平和と国民の くことは絶 対にできないも のです。 憲立法です。戦争法に盛り込 法を強行することは、国民主 挙で 議席の多数を得たことを理 由に、 割を超える国民の多 数意思を踏みにじり、違憲立 権 とい う 日 本 国 憲 法 が 立 脚 する民主主義の根幹を破壊 と民主主義をとりもどす、新 させようではありませんか。 はありませんか。安倍政権打 倒のたたかいをさ らに 発 展 私たちは、心からよびかけ ま す。 〝 戦 争 法 廃 止、立 憲 主 ─ この一 義をとりもどす〟 点で一致するすべての政党・ 団体・個人が共同して、 「戦 争法( 安保法制)廃止の国民 連合政府」を樹立しようでは ありませんか。この旗印を高 く 掲 げ て、安 倍 政 権 を 追 い 詰め、すみやかな衆議院の解 散・ 総 選 挙 を 勝 ち 取 ろ う で はありませんか。 この連合政府の任務は、集 団的自衛権行使容認の「 閣議 決 定 」を 撤回し、戦 争 法 を 廃 止し、日本の政治に立憲主義 と民主主義をとりもどすこ とにあります。 〝 戦争法 この連合政府は、 廃 止、立 憲 主 義 を と り も ど す〟という一点での合意を基 礎にした政府であり、その性 格は暫 定的なものとなりま す。私 た ち は、戦 争 法 廃 止 と いう任務を実現した時点で、 そ の 先 の 日 本 の 進 路 につい て は、解 散・ 総 選 挙 を 行 い、 国民の審判をふまえて選択 すべきだと考えます。 野 党 間 に は、日 米 安 保 条 約への態度をはじめ、国政の 諸 問 題での政 策 的 な 違いが 存在します。そうした違いが あっても、それは互いに留保・ 凍結して、憲法違反の戦争法 を廃止し、立憲主義の秩序を 回 復 す る と い う 緊 急・ 重 大 な任務で大同団結しようと いうのが、 私たちの提案です。 この緊急・重大な任務での大 同団結がはかられるならば、 当 面 す るその他の国 政 上の 問題についても、相違点は横 に置き、一致点で合意形成を はかるという原則にたった対 するものです。 9 戦争法廃止で一致する政党・団体・個人が 共同して国民連合政府をつくろう 憲法 違反の戦 争 法を廃止 するためには、衆議院と参議 院の選挙で、廃止に賛成する 政治勢力が多数を占め、国会 で廃 止の議 決を行 うことが 不 可 欠で す。同 時 に、昨 年 月 日の安 倍 政 権による集 団的自衛権行使容認の「 閣議 決定」を撤回することが必要 です。この二つの仕事を確実 にやりとげるためには、安倍 自公政権を退陣に追い込み、 これらの課 題 を実 行 する政 府 をつく ることが ど う して も必要です。 7 2 たな たたかいをおこそ うで %の有 権 者の支 持で 私たちは、心からよびかけ ます。憲法違反の戦争法を廃 止し、日本の政治に立憲主義 ─ そのどれもが、憲法 行使 条を蹂 躙( じゅう りん)し 戦争法(安保法制) 廃止、 安倍政権打倒のたたかいをさらに発展させよう このたたかいは、政府・与 党 の 強 行 採 決 に よって 止 ま 国 民 の 声、国 民 の 運 動 に こ た え て、野 党 が 結 束 し て、 法 案 成立阻 止のためにたた 19 6 まれた「 戦闘地域」での兵站 戦 争 法( 安 保 法 制 )は、政 府・与 党の「 数の暴 力 」で成 ( へいたん) 、戦乱が続く地域 立させられたからといって、 での治安活動、米軍防護の武 それを許したままにしてお 器使用、そして集団的自衛権 1 6 17 1
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