第4回 「下書き」のミニマップ 著作:島津 加末也 監修:倉橋 竜哉 発行:アイネスト株式会社 MindMap Column マインドマップを描くようになってから、たくさんペンを買いました。 コレまでに、買ったペンを並べてみると、 ピュアカラーF 三菱色鉛筆 24色(三菱鉛筆) 36色、 クリーンカラーⅡ36色(呉竹) パイロット チューズ15色(ゲルインキボールペン) 3色ボールペン(パイロット) 6色ボールペン(無印良品) HIーTECHコレト(4本・12色) 蛍光ペン 5色 マルチ8(ぺんてる) 水性サインペン5本(極細・細・中) あまり使わなくても、文房具屋さんでみかけると、つい「便利そう!」 「コレは欲しいぞ!」 って、ついつい買っちゃうんですよね・・・ これだけ持っているのに、 「4色ボールペンが欲しくてたまらない病」を発病中です(^^ゞ あまり、使わないに欲しくなる。 これはきっと、マインドマッパー特有の悩みですかね? では、「MMコラム」のはじまりです。 【MM コラム】第 4 回 「下書き」のミニマップ 前回に引き続き、ミニマップの活用方法を紹介していきます。 今回の目的は、(下書きの為のミニマップ)です。 まずは次ページのミニマップで描かれたマインドマップとその下に掲載されている、完成 したマインドマップを見比べて下さい。 [2] Copyright(c) Kazuya Shimazu 2009 All Rights Reserved. MindMap Column 「脳の仕組み」についてまとめたマインドマップです。 [3] Copyright(c) Kazuya Shimazu 2009 All Rights Reserved. MindMap Column 完成されたマインドマップの方を見ていると、 この一枚のマインドマップの中に脳の役割や構造がバランス良く描かれていて、 イラストや図を配置しているので、とても見やすく仕上がっています。 僕はこのようなマインドマップを描く際に、 ミニマップを併用して使います。 マインドマップを描く時、こんな事で悩みませんか? 「言葉が出てこない・・・」 「どうやって、まとめればいいのか分からない・・・」 「イラストやアイコンのイメージが浮かんでこない・・・」等、あると思います。 僕自身、何度もそんな事を考えて、余計な時間を過ごしてしてきました。 こういった事で悩む場合の多くは、そのまとめる内容を理解していないので、 言葉が思い浮かばなかったり、マインドマップをどのように描けばいいのか? そのような悩みが起こるので描けないのでは?と思うようになりました。 ミニマップはそんな問題解決に対して大きく役立つと考えます。 では、これよりミニマップで下書きする事のメリットを説明します。 ○〈ミニマップを使うと頭の中にある情報を、整理する事ができる。〉 それは、通常のマインドマップでも出来ることです。 しかし、その内容を理解出来ていないと、 マインドマップを描く時、バランス良く描くことが難しく感じると思います。 ですから、まず内容を理解する為にミニマップを描きます。 ○〈言葉を紙に書き出す事で、今の理解度を知る事ができる。〉 マインドマップを見ていると、頭の中身が反映されているのを、よく感じます。 だから、自分で描いたマインドマップを見て、 ゴチャゴチャする時は、自分自身が内容を解出来ていないんだなと解釈しています。 自分自身がある程度理解出来ている内容は、 ミニマップの段階で、キレイに速く描けています。 [4] Copyright(c) Kazuya Shimazu 2009 All Rights Reserved. MindMap Column ○〈セントラルイメージやイラストのアイデアが浮かんでくる〉 通常マインドマップを描く時、言葉を思い出す作業に意識が向いていますので、 言葉をイラストで表現するといった作業を難しく感じます。 しかし、ミニマップを描いていると、その時点で(言葉を思い出す作業)をある程度 終えていますので、次のマインドマップを描く段階では言葉の整理がメインとなります。 そして、言葉が既に出ていますので、考え方に余裕が生まれ、想像力が働きイメージしや すい状態になります。 すると、セントラルイメージやアイコンのアイデア浮かんでくるようになります。 以上が、ミニマップを使うメリットの一例です。 下書きの段階では、完成を目指して描くのではなく、とりあえずこんな感じかな?と 頭の中にある情報を紙に書き出し、まずは、全体の雰囲気を掴む事がポイントです。 僕自身、この「脳の仕組み」のマインドマップを書く前は、何となく分かった程度でした。 ですが、ミニマップを描く事で、理解が深まりましたし、自分の満足出来るマインドマッ プが描けました。 ミニマップを描くときは、キレイにまとめる。キレイに描く等、全く考えなくても、いい です。知らない言葉でも、適当にどんどん描いて下さい。 間違っても良いですし、配置を変えたいと思ったら、矢印を延ばしておけば、本番で訂正 も出来ます。 ミニマップは、思いついた事、気になる言葉等、とにかく描いて見る事が大切です。 まず描いてみる事で、知らなかった言葉を認識し、頭の中身が少し整理されます。 すると、今度は書き足したい部分や、必要の無い言葉も見えるようになります。 それから、完成したミニマップを見直したら、本番のマインドマップを書く前に、少し休 憩を挟んでください。実はこの「休憩」も重要なポイントです。 このように、下書きのミニマップを描いてから、通常のマインドマップを描くと、通常の [5] Copyright(c) Kazuya Shimazu 2009 All Rights Reserved. MindMap Column マインドマップだけで描く時と比べると、速く描けるようになってきます。それに、内容 も整理されて、バランスの良いマインドマップを描けるようになると思います。 (下書きのミニマップ)の目的は、まとめたいことを頭の中で整理するのではなく、 紙に書き出して、目に見える形にしてから、整理する事です。 《ヒント》*(これは押し入れの中の整理する手順とよく似ています。) また、(ミニマップ)→(通常のマインドマップ) と 2 回描くので、普通にマインドマップを描いた時と比べても理解は深まっていると思い ます。 十分に理解している事に関しては、このような方法を使わなくても、バランスの良い、マ インドマップは描けると思います。 この方法は(マインドマップを書き慣れていない方)や、 (マインドマップを描いたのは良 いけど、ちゃんと理解出来たかどうか不安)という方にオススメです。 よかったら、参考にして下さい。 島津 加末也 【今週の MM】 今回のコラムで紹介したマインドマップの説明です。 「タイトル」脳のしくみ 「セントラルイメージ」トニー坊やの晩ご飯 「感想」これは、潜在能力開発教室で習った脳の仕組みについて、まとめたものです。 こうやって、脳の仕組みをマインドマップにしてみると、何だか自分が賢くなったような 気がしてきます(笑) [6] Copyright(c) Kazuya Shimazu 2009 All Rights Reserved.
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