“私が感じた差別”-全女性地方議員アンケートの

“私が感じた差別”-全女性地方議員アンケートの結果について
2015 年 1 月 30 日
新日本婦人の会
昨年 6 月の東京都議会での女性議員に対する性差別暴言問題は、全国各地の地方議会でも共通の課題である
ことを明るみにし、性差別や役割分担意識が根強く残る日本社会の現状、ジェンダー平等の遅れの深刻さを浮
き彫りにしました。ジェンダー・ギャップ指数など国際的な指標が示すように、日本のジェンダー平等度がき
わめて低い要因の一つは、女性の政治参加、意思決定への参加の遅れです。
新日本婦人の会は、地方議会における性差別の実態を明らかにし、その是正をともにめざしたいと、昨年 9
月から 12 月にかけて全女性地方議員を対象に、“私が感じた差別”についてアンケートを実施しました。3826
人に用紙を届け、47 都道府県の 964 人から回答が寄せられました。
1 回答者の属性
回答者の属性は図表 1 から 3
のとおりです。最も多いのは
市議会議員(61.4%)
、年代では
60 代(39.7%)です。無所属や
諸会派を含め、さまざまな会派
所属議員から回答があり、女性
議員が多い日本共産党が 43.6%、
次いで無所属が 15.0%でした。
図表2 年代
図表1 所属議会
数
割合
数
割合
都道府県議
45
4.7% 20代
1
0.1%
市議会議員
592
61.4% 30代
21
2.2%
区議会議員
45
4.7% 40代
84
8.7%
町議会議員
205
21.3% 50代
286 29.7%
村議会議員
26
2.7% 60代
383 39.7%
不明・NA
51
5.3% 70代
74
7.7%
計
964 100.0% 不明・NA 115 11.9%
計
964 100.0%
図表3 会派
数
自民党
29
公明党
45
民主党
16
共産党
420
維新の党
1
社民党
5
諸会派
134
無所属
145
不明・NA
169
計
964
割合
3.0%
4.7%
1.7%
43.6%
0.1%
0.5%
13.9%
15.0%
17.5%
100%
2 差別や不都合の実態について
<54%が「ある」
、議会内外で>
図表4
不快に感じたことの有無
「議員として活動する中で、女性蔑視や差別、暴言など不快だと感じ
図表4
不快に感じたことの有無
たことはありますか」の問いに対して 522 人(54.1%)が「ある」と回
不明・NA
ある 54.1%
答し(図表 4)
、そのうち 515 人が具体的に記述しています。「数え上げ
1.0%
たら『キリ』がなく、
“男社会で生き抜くために”その日のうちに“水”
に流してきたように思う(そうでなければやっていけない)。『いつ、ど
ない 44.8%
こで』と問われる時代が来たことはうれしい」
(県議 55 歳)など、アン
ケートを歓迎する声が寄せられています。
記述された内容を分類してみると、以下のような結果となっています
(判断できるもののみ)。過去から現在も継続している場合(67 人、
13.0%)を含め、現在経験している人が 250 人(48.5%)
、過去が 216 人(41.9%)。自分自身の経験が 386
人(75.0%)
、他の人のことが 90 人(17.5%)です。
議場や議員控室など議会内が 314 人(61.0%)
、視察先・地域の会合や行事など議会外が 178 人(34.6%)
でした。
図表 5 不快と感じたことの内訳
313人
性別役割意識からの言動
<際立つ性別役割意識による差別>
60.8%
記述された事例の中で最も多いのが「女は〇〇である
115人
性的言動
べき」「女のくせに」という性別役割意識にもとづく発
22.3%
言や行為で、60.8%にのぼります。
(図表 5)
45人
会派等による差別
8.7%
◇「子どもを産んでから言え」「家族の世話はしているのか」
31人
都議会での暴言のような結婚や妊娠・出産などリプロ
威嚇や恫喝
6.0%
ダクティブ・ヘルス・ライツ(性と生殖に関する健康・
15人
その他
権利)にかかわるものが目立ちます。未婚の若い女性議
2.9%
員は、
「同僚議員からは『早く結婚をして子どもを産め』、
市民から『こんな小娘には何もできない』
」
(市議 32 歳)、
「地域住民の方から『女性は結婚、出産して一人
前』
」
(市議 40 歳)など、議会でも地域でも二重に厳しさを実感していることが記されています。一方、神
奈川・葉山町議会では「結婚してもいないくせに」のヤジをとばした議員に対し、「全会一致で『猛省を求め
る決議』等を提出」
(町議 47 歳)するという毅然とした対応をとっています。
子育て世代の女性議員では、出産前後に議会を欠席したことで「『税金ドロボー』と言われた」(市議 41
歳)
、
「産休はとってはダメだと男性議員から言われた」
(市議 30 代)など、議員には産前産後休暇や育児休
業制度がないことでの困難もあり、制度上の解決が求められています。
1
また、
「女しか子どもを産めんのだからどんどん産んでもらわないかん」
「母親が子どもをほって外に出てい
てはおかしくなる」
(市議 50 代)という発言や、中学校給食実現を求める質問に対して「母親がつくるべき」
などのヤジや答弁も横行しています。
女性は子どもを産むのがあたり前、子育ても家事も女がするものという性別役割分担意識の根深さがみてと
れます。
「同じ会派の未婚男性議員に早く結婚するよう何度も勧めたことを反省」している(市議 61 歳)との記
述もありました。
◇「女のくせに」と蔑視
「女に何ができる」
「女の下で働けるか」などの女性蔑視もみられます。男性議員から「女性議員はあんま
りやかましく言わないで、にこにことしていたら良いのや」
(市議 53 歳)
、
「あなたは議会のマスコットでい
い。意見など述べずに黙って座っていればいい」
(村議 54 歳)、
「女は福祉の事だけやっていればよい(成り
たての頃)
」
(市議 59 歳)などと言われたとの記述や、
「男性議員と女性議員とで言葉づかいを使い分ける職
員もいる。男性の意見を優先、尊重することもある」(無記名)との指摘もありました。
◇役職につけないなど差別的扱い
議長などの役職につけない、地域の行事等で挨拶させない、席順が当選回数にかかわりなく男性議員のあと
にされるなどの差別的な扱いについての訴えが少なくありません。
「議長決めの話の中には女性は入れてもも
らえず、蚊帳の外」
(市議 59 歳)
、
「女性は期数があっても正副議長職はつけない」
(町議 62 歳)、
「地元の
イベントで挨拶をさせない。新人の男性議員を先に紹介」
(市議 64 歳)、
「着座の際に男性より上座に座ると
『なに様だと思っている』と言われた」
(市議 65 歳)などの事例があげられています。
期数を重ねている女性議員たちからは、当選した当時は現在以上に厳しい状況だったこと、
「1995 年県議に
初当選し、初仕事がトイレを男女別にすることだった」
(県議 68 歳)のように、自ら切り開いてきたことも
報告されています。
<深刻な性的言動>
22.3%が性的言動にかかわる事例を記述しています。女性議員に容姿や性に関する発言をする、視察先や行
事での酒の席でからだにさわる、宴会にコンパニオンを呼ぶ、議員控室で男性議員同士が平然と性的なことを
話題にするなど、セクシャル・ハラスメントや人権侵害への認識が欠如している現状がみてとれます。「宴席
での抱きつきや『がんばれ』と尻を触るなど、民間企業の時には考えられない」
(市議 44 歳)
、
「宴席などで
お尻や胸をさわる。普通に道で会っても胸をさわる。今でも、傷となって残っている」
(市議 58 歳)、
「懇親
会の時、古い経験豊富な議員に胸を鷲掴みにされた」(町議 67 歳)など、まさに議員の資格が問われます。
また、
「抱かせてくれたら(票を)入れたるわ」
(市議 48 歳)、
「握手しながらお尻をさわられる」
(市議)な
ど、地元の男性からの性的言動も指摘されています。
<威嚇や恫喝も>
6.0%が、威嚇や恫喝を経験しています。年上や先輩の男性議員だけでなく同期の男性議員からも、一般質
問で内容に関係ないヤジや、
「質問を早く切り上げろ」「やめろ」など、ある女性議員は「『市長がいいって言
ってるんだろう!! 早く終われ!!』と大声で複数人で威圧」された(市議 50 歳)と回答しました。共通して
いるのは、男性議員に対しては行なわれないことで、根底には女性蔑視・差別があることです。
<共産党、無所属だからのヤジや発言妨害>
所属会派を理由とした差別を記述しているのが 8.7%。その大半(41 人)が共産党議員から、ほかは無所属、
無所属クラブ、新風クラブ、生活者ネット・ふくしフォーラムが各 1 人ずつです。
「常任委員会、特別委員会役員選出では意識的に排除、請願紹介議員を共産党が受けたから反対、一般質問、
本会議質疑でのヤジ」(市議 63 歳)、
「一般質問
中に議長が『暫時休憩』と言い、
『通告と違う』と
図表 6 提案の内訳
言い、質問をさえぎる」(市議 67 歳)など、議
278人
教育研修・意識改革
会の民主主義が問われています。
45.1%
女性議員を増やす
3 解決のために必要なこと
「改善や解決に必要だと感じていること」につ
いての問いには、差別などの経験「なし」と答え
た人も含め、全体の 63.9%、616 人が記述してい
ます。分類は図表 6 のとおりです。
144人 23.4%
力をつけ、がんばる
139人 22.6%
議会のルール・環境整備
137人 22.2%
その場で対応
市民社会との連携
その他
78人 12.7%
65人 10.6%
26人 4.2%
<教育・研修、意識改革を> 意識改革、そのた
めの教育・研修が必要との声が 45.1%を占めています。
「長年の間に差別意識が身についていて、本人の言動
2
を差別と思っていない人がいる。日常的な学習と行動を積み重ねる事」
(市議 69 歳)など、男性議員の意識
を変えることはもとより、職員、地域の幹部や警察なども含めた研修、男女とも子どものときからのジェンダ
ー平等や人権を学ぶ教育を求める声も多くあがっています。また、
「特に議員が憲法や女性差別撤廃条約など
を真剣に深く学ぶ必要がある」
(都議 64 歳)など、議員としての資格、資質を高める必要性も指摘されてい
ます。
実践例として、宮城県議会では都議会問題を受けて女性議員 5 人が専門家を招いての研修の具体化を議長に
申し入れ、議長が全会派に案内し、11 月 25 日にハラスメント(セクハラ、パワハラ等)をテーマで実施、男
性議員の意識性が高まっていると報告されています。
<女性議員を増やす>
次に多いのが、女性議員を増やすことで 23.4%。
「女性議員の数が多くなると暴言等も出にくくなるのでは
ないか。議会の中の雰囲気を変えるには、数が必要」(市議 66 歳)との指摘、さらに「当市議会は 22 人中
女性議員は 8 人。議長はじめ要職も女性が担っている。特に女性だからという偏見はない」
(市議 65 歳)と
の実践例も記述されていました。また、
「地域の役職や公務員、会社役員、議員など女性が積極的に担い、ど
の場所でも男性と同数で話し合いができるようにすること」
(市議 33 歳)など、あらゆる分野での女性の参
加を増やすことが指摘されています。
女性議員を増やす手立てとしてクォータ制導入を求める意見が多くありました。あわせて「クォータ制等の
導入だけでは解決できないので、制度の確立と同時に質の向上プログラムが必要」
(市議 67 歳)、
「各政党が
女性議員や候補者をもっと出すこと」
(市議 52 歳)など、政党の努力を求める意見もあります。
<女性議員が力をつけ、がんばる>
女性議員は蔑視や差別を受けないように常に毅然とした態度を貫き、議員活動を「がんばる」ことで実績を
積み認められるようにするなど、女性自身の努力が必要だとの記述が 22.6%ありました。「『女だからダメな
んだ』と言われない議員として後々の人のためになれるよう自分もしっかりがんばりたい」(市議 66 歳)、
「女性自身が毅然とした態度をとる。必要な学習をきちんとして、自分のやるべき仕事はきちんとすること」
(町議 73 歳)など、自らの決意も語られています。
一方で「女性議員は常に努力して頑張らなくては、評価を得られない」
(市議 69 歳)、
「女性が家庭にいて
家事をやって当然。社会で活躍したければ男並みかそれ以上に無理をしなければならない」
(市議 36 歳)な
ど、女性であるがゆえに負担が大きい現実もあります。「男性並みに」活動できる女性でなければ議員になれ
ないのかという問いかけも出てきます。女性自身が議員としての力量を高めるエンパワーメントの機会やサポ
ートが必要と思われます。
<議会のルール・環境整備を>
22.2%が、議会のルールや環境整備を求めています。「議会自身が議員の資質向上に努める。議会の運営方
法を見直す。開かれた議会にする。中立的第三者機関を設ける」
(市議 59 歳)など、性差別や人権侵害を許
さない議会づくりやヤジそのものをなくす努力のほか、女性議員の連携による改善を求める声もありました。
栃木県では、超党派の「地方議会女性議員連盟」で、女性問題で共通する課題の学習や情報交換をしています。
条例や会則の制定・改定などのルールづくりとして、「議会の会議規則などに、セクハラ防止」(県議 59
歳)
、
「議員の倫理綱領などに差別行為への懲罰規定」を設ける(町議 71 歳)、「委員会の長は期数や性別で
はなく、その人の能力、人格において決めることを全員で申し合わせる」
(町議 53 歳)などの提案がされて
います。
実践例も記されています。東京・多摩市では議会基本条例、男女平等条例が、京都の精華町でも町議会基本
条例と男女共同参画推進条例を定め、議会と議員のあるべき姿や性別による差別を禁止しています。新宿区で
は、議会議員政治倫理条例にセクハラ行為の禁止と、同政治倫理審査会の委員は原則として男女いずれか一方
の性が委員総数の 4 割未満にならないことを盛り込んでいます。
また、産休や育休の制度、子育てしている女性議員へのサポート、男性の長時間労働の改善を含め男女とも
に仕事と家庭責任の両立を可能にする法制度の確立など、女性の政治参加を保障するための「環境の整備」も
求められています。産休や育休は、
「女性が議員として十分に働く保障」としてぜひ必要」
(区議 38 歳)と
切実な声があがっています。西東京市では議会規則を改正して欠席理由に「出産のため」を、北海道苫小牧市
では「出産・育児」に加えて「介護」を明記しています。大阪の島本町は 2013 年に条例を改正し、月経痛等
で本会議での起立採決が辛い時など「挙手採決」が可能になりました。
環境整備としてセクハラ、パワハラに関する相談室や担当者の設置などすぐにでも実現可能な提案や、「女
性の更年期や身体問題などに対する理解を深める機会が必要」
(市議 63 歳)、
「『何でもやる課』みたいに『女
性隊(課)
』
『女性応援課』などを国から提案し自治体に設置をうながしてほしい」
(村議 58 歳)など、女性
が議員活動を続けられる基盤づくりが指摘されています。
3
<その場で対応する>
都議会での性差別暴言問題などについては、その場で直ちに対応すべきとの記述が 12.7%ありました。
「最
初から最後まで毅然とした態度で立ち向かってほしかった。過程も結果もあいまい…」
(町議 50 歳)、
「ひる
むことなく、涙することなく堂々と言葉や態度で示すべき」
(無記名)、「差別発言などがあったときは即座に
抗議し、市民にも知らせ、公式の場で陳謝させる」
(市議 66 歳)
、
「一つ一つの事件について、うやむやにし
ないこと。被害を受けた本人も勇気をもって毅然と抗議する。議長、議会がそれらに対する自浄力を高める必
要がある」
(市議)などの意見が目立ちました。
<市民社会との連携>
記述の 10.6%は、議会の「傍聴」や情報発信、
「メディア」を通じて現状・問題点の「周知」など、市民社
会との連携に関するものです。
「意識啓発、情報公開、有権者によるチェック(傍聴を増やす)」
(区議 51 歳)
や、
「男女平等参画の到達目標を行政だけでなく、市民(住民)の意識となるよう情報提供と住民合意を計り、
運動を推進していくこと」
(市議 55 歳)なども提案されています。
4
調査を終えて-女性の政治参加を引き上げる対策、性差別根絶とジェンダー平等の前進を
今年は日本の女性が参政権を獲得してから 70 年。しかし、政治参加は大きく遅れたままです。昨年 12 月の
衆議院選挙の女性の当選者は 9.5%、前回の 7.9%から 1.6 ポイント増加したものの、世界平均(下院での女
性議員の比率)の 22%に遠く及びません。地方議会全体でも女性議員は 11.6%、町村議会の 35.9%は一人も
いません。
本アンケートに寄せられた声は、性差別が女性の地方議会への進出や議員活動に大きな支障となっているこ
とを改めて突き付けています。セクハラや女性差別が職場や社会で克服が求められてきたなかでの異常な状況
といえます。
また、女性議員が困難な状況の中で悩みながらも日々奮闘している姿を浮き彫りにしました。先輩の女性議
員たちのがんばりや、社会の変化とともに女性議員も少しずつ増えるなかで改善や前進がはかられていること
も示されています。
住民の暮らしに直接かかわる決定と施策推進を担う地方議会に女性が平等に参加することは、身近なところ
から性別役割分担意識をなくし、日本社会全体のジェンダー平等をすすめる大きな力となります。また、多様
な民意を反映する議会にしていくことは、民主主義の問題としても不可欠の課題です。
新日本婦人の会は、ジェンダー平等の前進、地方議会での性差別をなくすために、憲法と女性差別撤廃条約
の全面実施を求める立場から、以下の点を提案します。
〇都道府県市区町村すべての議会で、
「議会における性差別や人権侵害の禁止」
「産前産後、育児及び介護にか
かわる休暇制度の確立」
「議会運営や役職選出のルール化」などを明記した条例や議会会則、倫理規定を制
定し、あるいは改正すること。
〇議会及び自治体は、議員や職員をはじめ公務にたずさわるすべての人々にジェンダー研修を義務付けるとと
もに、市民に対しても広報や講座、ワークショップなど学習の機会を設けること。
〇自治体はジェンダーの視点でさまざまな制度や手続きのあり方を見直すこと。
〇自治体は職員の女性管理職の割合を 2020 年までに 30%に引き上げ、50%をめざして具体的手立てをとる
こと。
〇自治体、女性・市民団体などが独自に、あるいは連携して女性たちのエンパワーメントのためのとりくみを
行なうこと。
〇政党は女性候補者の割合を引き上げるための目標をもつとともに、男女ともジェンダー視点をもつ人を議会
に送るために教育・研修を含め独自の努力をすること。
〇政府は、女性差別撤廃条約の締約国としての義務を果たすこと。とりわけ、民法改正や賃金格差是正、日本
軍「慰安婦」問題の解決、条約の周知・徹底など国連女性差別撤廃委員会から繰り返し勧告されている問題
にただちにとりくみ、女性の人権確立、事実上の平等を実現すること。
〇政府は、学校教育や社会教育を通してジェンダー平等をすすめるとともに、閣僚や政治家など公人による性
差別、人権侵害、ジェンダーバックラッシュに厳しく対処すること。
4
アンケートの回答より
紙幅の都合で「です・ます」を「である」に変え、主旨を変えずに短くしたものがあります。また、個人が特
定できる記述は、〇〇とするなど配慮し、政党名は自党の場合は「わが党」
、一般的には△△としました。記
述に年齢がないのは、ご本人未記入のためです。掲載は順不同です。
<私が感じた女性蔑視や差別、暴言など>
●1999 年に県議に初当選したが、議場での議員の氏名を議長が呼ぶとき、
「〇〇君」と慣例でしていることに
違和感を覚え、せめて女性議員に対しては「〇〇さん」とすべきと議長に改善を要求したが、結局は改善され
ずに今日に至っている。(59 歳)
●議場内で①「その質問は〇〇さんの命令か」のヤジ。②町政初の女性議員(28 年前)だったことから女性用
バッチや女性トイレの不備。③まだ 8 ヵ月の娘を育てながらの議員生活だった頃、審議が延長し「こんなとこ
におらんと母ちゃんしてやれ」
。④「女のくせに」はよく言われた。地域で①女に何ができるか。②子どもが
かわいそう。③イデオロギーへの差別発言(アカ・なんでも反対・党に言わされている)。④女の議員の夫は
哀れ。(59 歳)
●地域行事の参加議員の序列は期数の古い議員から上席に座るのが慣例、ごくたまに私より新しい議員が男だ
からと上座に座ることがあった。これは、主催者側の責任で座席表をつくるのだが、不愉快な思いをした。そ
の男性議員が気を使って主催者に注意してくれた。当市議会では常任委員長職を決して女性には充てない。私
は 6 期目だが、議会広報特別委員会の委員長しか経験していない。他市では、副議長もしくは議長に女性が就
く議会もあるが、当市では過去に一度もそのようなことはない。(63 歳)
●当選してすぐの協議会の中で先輩だが年下の男性に「新人はお茶を入れるんだよ」と言われた(若い男性議
員には言ってない)
。視察研修、その他市職員の送別会など酒席で、
「みんなに酌をしたほうが良い」と言われ
た。若い女性議員のスカート丈や下着の線など話題にしている。(69 歳)
●議会中、議場の外の廊下で「今夜、飲みに行こう」と声をかけられた。1 度ぐらいならあいさつ程度と思っ
ていたが、回数が増えてきた。
「まあ、そのうち」と軽くいなしている。(56 歳)
●「女性だからもっと華やかな服装を」
「女性は化粧をもっときちんと分かるくらいしては?」
「女性だから議
会で、2 問、3 問、くらいついて質問せず、ニコニコ笑って 1 問で終わったほうが印象が良い」等々、再三言
われている。フェイスブックなど、コメント、また残念ながら、日ごろの活動仲間からも華やかに化粧し、も
っとスーツなど女性らしい格好を、と言う男性がいる。
●10 年以上前、議会フロアーのいすに座っているときに突然きて両下腿を両手でさわる行為。あっけにとら
れて、抗議もできずそのままにしてしまった。その議員は女性をさわることは日常茶飯事だったのではないか
と思っている。髪を染めたほうがいい、女性は特に見た目が悪いなど、2 人の議員に言われた、5~6 年前のこ
と。
●公式の場など表立ってはないが、同じことを言っても男性議員だったら対応が違うのではと思ったことはあ
る。(60 歳)
●合併前の町議のとき(15 年ほど前)の常任委員会審議中、私の発言に対して「女のくせにやかましい」と
委員長が言った。すぐに謝罪させたが、根底には女性蔑視があると思った。(61 歳)
●5~6 年前だと思うが、自分の後援会旅行や宴会などで、身体をさわられるセクハラを受けた。何期か先輩
の△△党議員から、頭ごなしに公衆の面前で叱責された。他にもいろいろあったと思うが・・・。(57 歳)
●高齢で子どもを産んだとき、産後 1 ヵ月半ほど休ませてもらったが、「まだ葬式にも出てこないのか」と近
所の支持者が話していたと他から聞いた。地方議員の身分保障というか、当たり前の権利がない場合がある。
しかし 4 年の任期なので、地元の付き合いはとても重要で、妊婦のときでも本当にギリギリまで公務や葬儀に
参加していた。
●△△党議員が議案説明会の時に、
「女しか子どもを産めんのだからどんどん産んでもらわないかん」と発言。
教育問題が話題のとき(これは雑談中)
、
「やっぱり母親が子どもをほって外に出ていてはおかしくなる」と。
従軍慰安婦問題の討論でのヤジ、
「そういうのを仕事にするのもおるんや」
。政治的少数派であるがゆえの嫌が
らせ、いじめなどはよくある(発言取り消しや謝罪を求められるなど)。(55 歳)
●30 年以上議員活動をしているが、1980 年代の頃は社会的活動をすることへの非難めいた言葉を浴びたりし
たが、近年はない。(66 歳)
●宴会の際、昔はコンパニオンを呼んでいた時代があり議会で 2 人の女性だったので「お酒をつげ」と言われ
5
たことがある。一般質問の際、
「早く終われ!」とやじることがあった。
●当市政 30 年でようやく女性議員第 1 号として市民のご支持を得て 3 期目(10 年目)となる。具体的に差別
暴言などは受けたことはないが、目に見えない重圧は日々感じている。一つは、さまざまな場所で女性議員を
増やす活動をしているが、後に続く人がいない。男性議員には、増やすようがんばれと常に言われる。私だけ
の責任なのか。1 年に 1 回、男女共同参画の視点から一般質問をしているが、その理念を議員も市も理解して
いるとは思えない。(66 歳)
●東日本大震災後の原発再稼働を見直す申し入れを「近隣他市に見習ってはどうか」と本会議で市長に向かっ
て述べたら、最古参の男性議員から「女の市長やからや」とヤジが飛んできた。(58 歳)
●①議員全員協議会の中で、女性の農業委員の数を増やすことについて、具体的に名前を挙げ交渉するなど、
長老議員(男性)に相談しないで行なったため、
「めんどり、トキを告げるとロクなことはない。何言ってる
んだ」と一喝され悔しかった。②常任委員会ごとの昼食の時に、若い女性議員がたいていお茶サービスをして
いる。
「ここには女性一人しかいないからネ。いつもどうも○○ちゃんに煎れてもらったお茶はおいしいネ!」
なんて、セクハラ。この頃は少し改善され、早く来た人が煎れるようになった。(73 歳)
●△△党議員の大きな声に驚きと不快感を感じる。(63 歳)
●立候補する際に言われたことはあるが、政治の世界はその場に立てば公平平等。男性も気持ちよく話を聞く
耳を持って接してもらっている。(70 歳)
●合併前のもう 14 年前、初めて議員になり、女性が 4 人に増えた。研修先でコンパニオン(私費で)が呼ば
れたことで女性にとっては居づらい雰囲気だったので、女性議員が全協で抗議し、その後よくなった。議会の
休憩時に、そのつど総務課の若い女性職員がお茶のサービスに来ていたので、女性議員が一致して「お茶は自
分で」と全協で提案。古参議員の反対もあった、が「各自でお茶を飲むこと」が実現した。(67 歳)
●宴席での抱きつきや「がんばれ」と尻を触るなど、民間企業の時には考えられないようなことがあり、政治
の世界が一番男女共生について遅れていると日々感じている。(44 歳)
●歩いているうしろから、
「思ったより足が太いなぁ」とか容姿に関わること。お酒の入った席であるが、
「ア
ホ」などの暴言。(52 歳)
●議会だよりを変えたくて、編集長になった。他市の事例を出すと長年編集長をしていた議員から、
「ここを
やめてそこの議会に行け」とか、事務局の編集委員が「辞めたらどうですか。辞表を書けばいつでもやめられ
ますよ」
「もう何回目ですか。なんでそんなに覚えないんですか。おかしいんじゃない?」などと言われる。
険悪なムードで議員 4 人と事務局編集委員 2 人の 6 人で作っている。(57 歳)
●議員になってから間がないので、議員運営上の規則の軽微な違反、例えば、発言前に議長の許可を得るとか、
質問時には席に立つとか。議論に没頭する余り違反した際、後ろの席の古参の男性議員から「立ってやれ」と
か「議長の許可を得ろ」とかの野次が飛ぶ。全員協議会ではもっとひどく、行政報告を受けて、その内容に対
する質問や意見を述べている最中に、
「おまえ。止めろ、止めろ」とも言われたことがある。初めての一般質
問の時、散乱した原稿を整理しつつ執行部の答弁をメモしつつ、反論を考えている時、ついつい椅子に座って
肘をついて質疑応答をしていた。本会議後の全員協議会で、
「常識がない」
「礼儀に欠ける」と散々罵倒された。
礼儀に欠ける振る舞いは認め、
「以後気をつけます」とは言った・・・。男性議員同士は、常にかばいあうの
で、彼らの間には決してこのような野次は飛ばない。いかに姑息で、臆病で、帰属意識が強いかがうかがわれ
る。異質なものを排除することで、仲間内の安心感を確認しあっている様相。議会とは言論の府。私は個人的
に「言論能力なきものは去れ」と思っているので、押しつぶされるという感じは持っていないが、多くの女性
議員の方には、相当のストレスになっていることは、想像に難くない。議会の体質は非常に古く、日本は依然、
本質的に男性中心社会。もの言う女性は異物として排除される。男性たちの未成熟、女性と対等に向き合い、
意見を交換し合うことで、時間をかけて互いの信頼関係を築いていくという社会的訓練の、歴史的不在から来
ていると、私個人は考えている。彼らには、愛の鞭が必要。それをやらない限り、彼らは決してこの狭い日本
の因習から脱皮できない。私の身近にいる、ごく少数の人間的成熟を感じる男性たちには、野次は必要ない。
女性議員を野次る男性議員は、議員として役に立たないどころか、多大な実害がある。彼らと辛抱強く対話し
続けながら、正しく彼らを査定し、淘汰していくしかないと思う。(58 歳)
●①2002 年だったか、選挙後の常任委員会、保守系新人議員の発言に対して、私が内容の確認を含め、見解
を述べたことに対して、その議員は「だまれ」発言。私は「何がだまれだ。主張の違いを述べてこそ、言論の
府だ」と反論した。委員会終了後、新人議員は陳謝。私は「本来ならば懲罰だ。今後あったら許さない」とき
っぱり言った。②2010 年だったか、常任委員会において、委員長が視察先について、各委員から希望する先
を口頭、文書で提案し、出そろったら諮った上、決定するということだった。無所属 3 期目の議員は口頭でも
文書でも提案せず。自身の会報で視察先ありきで議論していると批判ばかりを述べ、自身も視察に参加してい
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ながらまったく記述なし。あまりにも委員会内容と異なっていること。政務調査費を使っている以上、市民に
事実に基づいた知らせとすることなど委員会で提起し、改善を求めた。各委員も賛同。終了後、その議員は私
に「出るところに出ようじゃないか」と脅す言動。委員長、他議員から「恫喝だ」とたしなめられた。(68 歳)
●1991 年 6 月。当市の浄化センター通水式に議員として参加したときのこと。当時の市議会議長が式典で祝
辞を述べた際、
(国への)
「陳情に女性議員を連れて行った・・・」と発言。当日参列の女性議員らが超党派でただ
ちに口頭で抗議。その後、6 月議会本会議初日に、陳謝の発言を行なった。(66 歳)
●主張などがちがう会派から、発言席のすぐ近くの市長からも、
「そんなこと言ってるから(議席が)少ないん
や」
「反対するんなら、さっさと反対してもろたらよい」など、あけすけにヤジが出ることはたびたび。懇親
会などでは、女性に対する議員の考え方が表に出ることがあり、「こんなことを言ったら怒られると思うけ
ど・・・」と前置きして女性蔑視の時論を展開する方もいる。人権意識の欠いた議員が多いと感じる。(58 歳)
●委員会審議の際に、
「保護者」と言うべきところを、「父兄」と言う男性議員がいる。ご本人はたぶん全く気
づいていないと思う。頃合を見て、ご本人に注意したいと思う。(50 歳)
●2004 年頃、視察先宿泊ホテルの部屋へ許可なく入って、居座ったこと。地元に帰り、定例議会の常任委員
会の席上、事実を明らかにし、謝罪を会議の中で求めた。謝罪なき場合は告訴する、現在弁護士と相談中と言
って謝罪させた。それ以来、暴言行為はなくなった。(71 歳)
●子どもを産み、育てながら議員活動するのは難しいと感じる。(59 歳)
●控え室などで。しかし、議員たるものいろいろな価値観の人と接しなければならないので気にしない。(53
歳)
●(産休規定を)会派で要求したときに、△△系の男性議員が、議員には必要ないと反対した。(41 歳)
●日常茶飯事。当然のように特定の議員から言葉による暴言、差別を受けているが、細かいことは面倒なので
笑ったり無視したりして通っているが、あまりひどい時は指摘する。例えば、意見が合って親しくすると「夫
婦」だとか、発言をすると「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ自分ばかりしゃべるな」とか、実家へ帰る届けを出し
たり、病気で欠席を告げたりすると「もう帰ってこなくていいでね」とか「ずーと休んでいいでね」とか…。
(68 歳)
●子どもがいないとき、高齢女性から「あなたは子どもがいないから学校や PTA などわからないでしょう」と
言われたり、子どもが小さいときは「小さい子を保育園に入れてかわいそう」と男女問わず言われた。(48 歳)
●女性差別的な発言は若い議員に対してあるかもしれないが、(若くないので)ない。(64 歳)
●最近はない。昔はあった。スカーフをまいて議場に入ったとき、マフラーは禁止されている、はずせといわ
れたが、これはスカーフでアクセサリーの一つと反撃して認めさせた。
●議会での発言の際、
「保護者」の表現を「父兄」という男性議員がいる。(63 歳)
●ありがたいことに、当市議会で感じたことはない! 受け止め方の違いではないか? グレーゾーンがある
ような気がするが…。(51 歳)
●議員控え室などで、女だから議長になれないとか、夫のことを「尻に敷いているのか」とかいろいろと。し
かし期数が長くなるにつれて言われなくなった。(68 歳)
●以前は差別的な言葉を平気で発言していた男性議員。現在は、男性の心のなかは、全く変わっていないが、
口にださない。態度に出さなくなっただけで、女性差別てきな考え方は少しも変っていない。本音と建前の違
いだけ。△△党議員の言葉そのものである。指摘されても、改善のない組織としての安倍総理の程度の低さが
なさけない。(68 歳)
●「女性」だからとの差別的質問妨害などは経験していない。しかし、わが党はオール与党に組せず、「住民
の要望を届ける」立場であることから、多数議席を持っている与党会派議員からのヤジ等は何回も受けた。
「ヤ
ジがあっても、毅然とした態度で質問を続ける」態度で臨んでいる。(64 歳)
●私自身についてではないが、東京都議の例の暴言については、△△党議員の中には、「ワシの娘やったら絶
対にあんな質問はさせない。結婚もせんといて偉そうなこと言うな」「誰でも本音そう思っている」と大声で
仲間内でしゃべっていた。これがやっぱり本音。(57 歳)
●議会棟の階段を登っていたら、
「胸がたれているんじゃないか?」と言われた。「結婚すれば!」。議会から
帰る途中、駐車場で「何しているのか?客引きしているのか?」
●最近は私も年齢を重ねて、あまり受けなくなった。ただ与党と野党の違いもあり、多くの攻撃を受ける。そ
のつど、長期にわたって準備をし、その時々、文書で部長に申し入れ、議運で反論している。「市報」が毎月
出ているので「中味を公表します」というと大きなプレッシャーになるようだ。(61 歳)
●(都議会)第 2 回定例会でのヤジ、男女議連の会長発言、自分が直接言われたことはないが、繰り返される
このような発言は、体質としてそのような土台があるからだと感じる。(52 歳)
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●議員になってまだ 2 年少しで、とんでもなく女性蔑視・暴言と思われる経験は幸いなことにない。ただ、議
会全体として「女性議員(わが党 2 人のみ)だから」ということで日々の会話の中で、考え方の根底にチラッ
と見え隠れする言動はある。あとは、
「嫁」
「婦人」などの女性に対して封建的な考えがまだまだ根強いなと思
うことはある。(55 歳)
●4 年以上前になるが、県の町村議員交流会が当町の宿泊施設であり、A 町の議員が従業員の女性にセクハラ
をした。あとで、そのことを B 町の議会事務局からうちの事務局へセクハラではないかと報告があった。私は
その調査をするべきだと議長に言ったが、断られた。私個人がやろうとしたが、私ではどの議員か特定できず、
議長にも止めろと言われた。私もそのときはまだ新人で女性議員は一人で、力が及ばなかった。もう一人女性
議員がいれば何とかなったのにと思う。(60 歳)
●議会中、一般質問及び議案審議での私が質問しているとき議長及び議員から内容について、不適切と言われ
頻繁に停止削除の声がかかる。理由は、議長選で反対した、私の質問が町長の痛い部分を追及している等。通
告書から外れたとか、まとめてくれとか制限をかける。放映された場面をテレビで見た住民でも嫌がらせかと
わかるくらい私にのみ集中している。(54 歳)
●役職決定時の発言(内記・申し合わせをのぞいた協議)。会派代表者会議及び会派会議の中女性は無理や!
→決め付け発言。機会均等を推し進める気風は整いつつあった時期なので互いに自己主張ができるべきと思っ
ていた。しかし、意外な発言にショック。数の原理、男性社会の独特感、共同参画社会のひずみがここにあっ
たことはとても残念。家庭との両立が難しい中、女性の地位向上にまだまだ壁があると痛感。
●当市議会は定数 28 名中女性議員がわが党の 2 名だけである。軍港であったということもあり、多くの議員
は封建的な考え方。
“不快”だと感じたことはないが。(59 歳)
●冗談で少しそのような会話が出るようなことはあっても、
「こういうこと言うとセクハラかな?」みたいに
本人も言ったり、まわりも言ったり…。互いの人間関係の中で不快感を感じることはない。(46 歳)
●議会広報委員として委員会で議論中、男性議員に怒鳴りつけられたことがあった。もちろん、党としての主
張を言っただけであり、広報は主張したことの真実を載せるべきなので、議論となったまで。しかし、冷静に
議論できず感情的な発言は許せないことで、委員長がまとめてくれたが、たぶん男性議員であれば怒鳴られる
ことはないだろう。(51 歳)
●同僚議員などからは面と向かって言われたことは特にないが、逆に女性が議員の中に一人しかいないので、
都議会での性差別暴言後は男性議員は発言にとても気を使っている気がする。ただ、女性の敵は女性だったり
して、議員になる前、当時の女性議員に「小さな子がいて、おんぶして議会に出るつもり」と言われた。(43
歳)
●女性差別は、あまり感じたことはない。今、当市は女性議員は一人である。(61 歳)
●差別とまではいかないが、新人議員当時、市職員の男性議員と女性議員へ対応の差を感じた。(64 歳)
●会の時、いろいろ質問していたら、あとで”だまっちょったらえいのに”
(ようみえる?のに)と言われた。
●途中 2 回落選し、現在 4 期目で、来年 1 月には改選 5 期目に挑戦する。当時は 42 歳。①女が議会に出て何
をするんか。②家のことは何もせんのだろう。③並ぶ順序は男が先だ。④子育てはまともにできんだろう。⑤
酒が飲めなきゃ議員はやれんぞ(私はよく飲むが)
。(66 歳)
●ここに書ききれないほどある。
●登壇中に、せせら笑いをして隣の議員とモソモソ…。慰安婦のこと、夫婦別姓選択肢ありの発言では、異様
な空気を感じる。セクハラヤジではないが、ヤジられるのは私が一番多いと感じている。表現の自由をさえぎ
る、個人のブログまで直接ではなく同会派の人に文句を言う。事実や主観を書くことを制限されたら議員は動
けない。(70 歳)
●少なくとも議会ではない。市役所や市民からもない。私に直接言われたことがない。(67 歳)
●①一般質問中に、
「辞めろ!?」
「やめろ!」と野次られた。②子どもをたくさん産んだほうがいい。③今は 3
人育てているが、
「4 人目」
「5 人目産めるでしょ!と言われる。④子どもを産んで 2 期目に挑戦しようと選挙に
臨んだとき、産休で議会を休んだことを「税金ドロボー」と言われる。いやがらせ?⑤有権者の方に子どもを
産む前に「女性は子どもを産んで一人前」
、頼りにならない。⑥母親の第一義的役割は「子育て」
。自分の家を
しっかり守ることができてから、あるいは子育てを一段落してから政治をやるべき。⑦女のくせに生意気だ。
だまれと発言封鎖か!?(41 歳)
●1995 年、県議に初当選し、初仕事がトイレを男女別にすることだった。トイレに行くたびにイヤな思いを
していたが、当選してすぐ要望し、実現できた。85 年、国政選挙の候補者になり、選挙に立候補した時は、
県職員であった夫が上司に呼び出され、妻の活動をやめさせるよう、きつく言われた。それ以来、夫は退職す
るまで昇進での差別を受け続けた。現在でも議会では「君」で呼ばれる。男社会の名残り。なかなか改められ
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ない。(68 歳)
●女性蔑視はないが、職員に対して、個人攻撃的な質問をするなど品性、資質にかける議員はいる。女性議員
の中で「女のあさはかな・・・」みたいなことを言う女性卑下みたいな人がいる。(52 歳)
●本会議後の懇親会の時、古い経験豊富な議員にビールを持って挨拶に伺った際、胸を鷲掴みされた。唖然と
した・・・。女性は私ひとり。女性議員がいれば相談したり、今後の対策も出来たのではないかと思うが、何し
ろ議員になって初めての会でいきなりのことだったので、何も出来なかった。その手をパチンとたたいたのが
精一杯。期を重ね、今なら何とかできたと思う。その後も「女のくせに」といやがらせがあった。(67 歳)
●「そんなに好きなことを言っていても危害を加えられないのは女だからだ!」と反対運動を展開していると
きに、役所内で他の議員から(当然、男性議員)言われた。(65 歳)
●2014 年 1 月 11 日、町の消防出初式の後、なおらいの会(お疲れさんの懇親会)が毎年恒例で実施されてい
る。来賓として議員や町の関係者等に案内がされてきた。今年は昨年 11 月の町議選で、女性議員が一人にな
ったこともあり、案内が取り止めとなった。私は女性軽視と受けとめている。周囲の関係者はそのことをおか
しいと受けとめてはいない。(71 歳)
●意見書の紹介議員になることが多いが、わが党が提出したものには賛成しないという、政党に対する差別。
議会での取り扱いを決める議会運営委員会の委員長の考えで、最初から反対する立場になる流れをつくると聞
いている。広報委員でもあるが、広報紙の編集後記には政治的発言を載せるなと言われたこともあった。石原
伸晃大臣の「金目でしょ」発言を書いたときのこと。(65 歳)
●予定候補として活動している時、当県のなかでも郡部に位置する町長にあいさつをしたとき、いっしょにい
た男性町議さんが、
「この人はいい人でしょう」と言ったら、
「そんなことは寝てみんとわからん」と言ったの
には本当に驚いた。ざっくばらんな、悪気のない中に、意識の遅れを感じたことだった。もう 15、6 年前で、
その町長も亡くなったけれど、男性同士の会話のなかに、こうした遅れは(特に年配の人のなかに)
、今でも
あるのではないか。(58 歳)
●視察に行ったとき、夕食で飲みすぎた男性議員が女性議員(他会派)に抱きついていた。ふざけていたと思
うが見ていて不快だった。(59 歳)
●今は 2 人ともない。私が当選した 1991 年ごろは、「子どもがかわいそう」
「今日の服装は…」などいう議員
もいたが、今は差別は感じない。(63 歳)
●差別や暴言はないが、男女共同参画への理解は遅れていると感じる。男性議員は、女性に頑張られると自分
たちは不利益をこうむると思っている人が多いようだ。(64 歳)
●①女性職員のセクハラを見ていて(宴会ではあるが)不愉快だったので、某事務局へ℡したら、セクハラを
受けていた当の職員から「自分かああいう事には慣れているので、言わないでほしい」と自宅へ来て言われた
②若い男性議員(33 歳)から私を誤解される電話を住民にし、その事でその住民からしつように誤解された
ないようの電話を受け、又、路上でも「話がある」といわれたり、不愉快な思いをした。同じ議員は、私が長
の時の責任をため言葉で 3 回にわたりいやがらせのメールをしてきた。私は無視した。これらは、私が男性で
あったら、決してやらないと思う。③当議会は無投票が多く、新人の中には議員以前の人間としてのモラルが
疑われる議員が多い。特に、男女共同参画には理解がない様に感じる。女性議員が私一人(4 期目)なので、
依然として旧態依然としている。若い男性議員であっても同じ。発言が一貫していない。④各長や、他団体へ
の推薦など、まず女性議員には、声はかからない。(72 歳)
●中学校給食実施について、委員会での質疑中に男性議員が、
「それは母親の仕事だ。自分でつくれ」とヤジ。
もう 10 年以上も前だが、今だにこういう考えがあるようだ。(65 歳)
●議員 25 人中女性は私 1 人だけで、会議の開会時間など、男性中心で実施される。(67 歳)
●25 年前、区議時代だが、出産で休んだとき「税金どろぼー」といわれたことがある。都議になってからも知
事に青少年健全育成条例の議論の際、
「あんた母親だろう」と、やじられたこともある。(59 歳)
●他の議員から、議員控え室で「今日は昨日の服と違うね。女性は大変だね、服装が」とよく言われていた。
議員活動に関係ないので、
「そうですか」とだけ答えている。(63 歳)
●当市議会は女性が上位で当選していることもあるのか、女性差別的な発言はない。ただ、32 人中女性は 3
人ということは考えていくべきと思う。市政に女性ならではの細やかな視点が生かしきれない。女性の部長級
は 0 人。(58 歳)
●35 年間、市議・県議をしているが、今は差別感はない。30 年くらい前は、女性蔑視のオンパレードだったが
(あまりに前のことで覚えていないが)
。(68 歳)
●以前、選挙活動中に「女性が家を空けるとだんな様は遊ぶでよ!」と言われたことがある程度。(56 歳)
●逆セクハラをしていないか気をつけている。女性議員でセクハラを連発する方がいるが、少し視点が違うよ
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うに感じることがある。意識づけをするのはいいが…。一市民からの要請には、寄り添わなければと思ってい
る。(66 歳)
●当選回数の古い議員が弁当を食べ終わったのを、そのままにしていることがかなりあった。女職員が片付け
る仕事であるかのように考えていたことが気になり、自分で所定の場所に片付けるように約束させた。古い議
員が委員会の議長になりたがる傾向がある。力のない議員ほどそういう考えを持っている。(75 歳)
●20 年くらい前、議員1期目のとき出産したが、高齢の男性議員から「10 年議会に出てくるのは早い」
「亭主
に子どもの弁当を作らせている」
「女のくせに男の同党議員をあごで使っている」など、議会、地域のなかで
も言われた。(59 歳)
●小さいことだが 1 回だけ。ある保守系の県会議員に「女性議員はあんまりやかましく言わないで、にこにこ
としていたら良いのや」と言われたことがあった(行政へ少々、辛いことを日頃言っているのを見聞きしたみ
たいだ)
。(53 歳)
●議員として活動するなかで、議員は男性が多いため、住民から見るとその中で女性が一人で活動することは、
うわさの種になり、思うような活動ができない。女性蔑視や差別を感じる田舎で女性が議員になることは勇気
のいること。
●他の女性議員が「子どもいないの?作り方教えてあげようか?」と長老男性議員に言われ、顔色を変えて怒
っていた、ということは聞いたことがある。その長老男性議員は、冗談のつもりだったと思うが、受けとめる
側の気持ちでひどいセクハラになる、ということがわかっていなかったようだ。(55 歳)
●5 年前、市議に当選したとき、常任委員会の役職を決める際「女には委員長をやらせない」と、何期もやっ
ている男性議員が他の男性議員に言ったことを聞いた。(67 歳)
●数年前、委員会で人格を否定されるようなヤジを受けた覚えがある。
●少子高齢化青少年対策特別委員会で、児童虐待の問題で、〇〇区選出△△党議員が「母親が母子家庭になっ
たら女になって子供を虐待する」と発言。すぐに議事進行をかけて、発言はその後取り消された。(60 歳)
●1 期目の時、男性市議(獣医、のちに議長・死去)が「あの女子(おなご)は、議(ぎ)ばっかり言って、
せからしか奴だ」といったのを友人から聞いた。あえて抗議せず、その後の活動の中で、4市議員大会で慣例
となっている新人議員の発表(約 15 分か 30 分だった・・・)でその男性市議が議長となり、私を指名。市長
が「N 議員で大丈夫か?」と心配したのに対して、
「心配まったくなし。彼女は当市議会でピカ一の議員」と
言ったのが伝わってきた。(68 歳)
●土地柄なのか、判断に迷うこともあるが、言った人も、奥さん、家族も気づいていないか、こんなものと思
っているのか。党に入っていれば「どうせ△△党の人だから」、入っていないとしても「ほかの人(男性)と
意見を合わせて仲良く、穏便に」とか言われたことがある。(36 歳)
●女性というより会派への排除等はしょっちゅう。
「反対討論」すれば「なんでも反対△△党」。常任委員会、
特別委員会役員選出では意識的に排除。請願紹介議員をわが党が受けたから反対。一般質問、本会議質疑での
ヤジ、他会派には拍手するが、わが党は無視。子どもの医療費義務教育終了まで無料化請願に、財源の裏付け
がない「おねだり△△党」
「あれやれ、これやれ財源示せ」と。財源裏づけ対案を示すが、ことごとく批判。
実現したあかつきには「△△党の実績宣伝」していると揶揄する議会や市長。(63 歳)
●昨年 5 月、当選してすぐの議会で廊下と控室でヒールの足音を立てるなと、議長から注意を受け、弁護士を
通じて内容証明を議長あてに出し、謝ってもらったが、21 人のうち、女性が一人なので、そのほかも差別を
受け大変。このごろは負けずに頑張っている。(70 歳)
●他の女性議員が首のコルセットカバーにネッカチーフを使用していたら、
「ルールに反する」と男性議員が
目くじらを立てているシーンに出会い、びっくりしたことがある。(57 歳)
●1 回目の選挙を終え、議員になったばかりの年、反対派の男性70歳以上の方に「あんたが N さんか。こん
な議員になんかなってだんなは何と言っているんだ。だんなの顔見てみたいな」と言われた。夫はしっかり家
を守り、働いている。確かに全面的賛成とはいえないけれど、よく話し合った結果、立候補には多大な力を発
揮してくれ、現在にいたっている。その男性には言われっぱなし、当時は口答えも何もせず、過ごした。今な
ら言い返すこともできたのに。ところが今はそういったことはぜんぜんない。(62 歳)
●言葉ではない。が、地域的に保守的なところなので、"実力、何ができるのか″をきちんと長老議員の方が
たに認めてもらうのに、大変時間を要している。とくに私は、夫の転勤できた核家族。身内も同級生もいない
この土地で、よそ者が受け入れられるのには、大変な時間と努力と労力が必要である。(47 歳)
●一般質問中にヤジが飛んだりする。飲み会等の席でセクハラ発言などがよく聞かれる。(65 歳)
●今から 6 年前の 2 期目のころ、60 代の男性議員から議員控え室で「消費期限も賞味期限も終わった人」と
冗談まじりで言われた。懇親会の席で「女性がこのテーブルに入ると華やかになる」とか、3 月の税集団申告
10
会で、主催者側の席にいた男性活動家が「女性が前にいてくれないと花がないから、前の席にきてほしい」と
言った。本人たちは気を使ったつもりらしいが、不快に感じた。一般質問で「男女共同参画」をとりあげた際、
「これ以上、女が強くなったら、世の中が混乱する」と言われた(質問が終わってからだが)
。(64 歳)
●年配の女性議員を「〇〇のおばさん」というのを飲み会の席で聞き、本人に注意したことがある。今はなく
なったが、昔は視察先の飲み会や地元での懇親会にも、コンパニオンを雇っていた。男社会で、それが当たり
前だったのだろう。(45 歳)
●現在 4 期目。初議会や1期目のとき、議場で一般質問中、与党ベテラン議員よりヤジが飛んだ。子育て支援
の充実を求め、医療費の無料化、年齢引き上げを求めているとき、
「子育て支援と言うな。鳥だって我子はわ
(自分)が育てている」
。いまや「子育て支援は当然」との意見や声が出されるようになったが、当時は非常
な驚きと認識の差に驚いた。活動や主張を一貫してとりくむ中で、18 歳まで無料化を実現するなど、私たち
は議会の中のヤジは、むしろ「反応あり」ととらえることができるように育てられたことも、感じる。(64 歳)
●以前(4、5 年前)は、年輩議員が女性蔑視のような発言もあったが、40 代議員も多くなり、このような場
はなくなった。親しみを込めて…ということもあったと思うが、徐々に社会風潮もあり、なくなっている。(66
歳)
●初めて議会活動をして 2 年目。最初はとくに発言中にも「長い」「くどい」…などのヤジがおきた。反対討
論をしているとき、
「長い」とか一人言い出すと騒ぎ出して、びっくりして原稿を一行飛ばしたことがある。
今は少し落ち着いたが…。自分ではスカーフ、ボータイとしていたものが、議場ではえりまきととられ、はず
した。女性としてだけではなく、党派への攻撃を重ねて感じる。(69 歳)
●6 月 18 日の都議会本会議にて、早く結婚するように要求する大声でのヤジや、出産ができないのか、まず
は自分が産んでから、など女性としてのリプロダクティブ・ヘルス・ライツを理解せず、侵害する発言やヤジ
の連携プレーが続いた。・厚生委員会で「子どもは家で育てろ」等、何度か耳にした。女性蔑視とまではいえ
ないかも知れないが、根深い問題があると感じた。(36 歳)
●2000 年当時、議場で名前を「〇〇君」でよばれた。(60 歳)
●(女性)は福祉のことだけやっていればいいと言われた。反対に女性側より「女性は家事などがあるので、
議論の時間はなるべく短くするべき」の声に、議員としての仕事のあり方、とりくみ方などで疑問を感じたこ
ともあり。女なので出来ないと主張する女性側の意識。(52 歳)
●男性議員が「
『男女共同参画』なんて嫌いや」との言葉が出る。情けなくなる。(58 歳)
●「女性」という点での差別的扱いはないが、「少数者」としての扱いに侮蔑が含まれていたりして不快に思
うことが多々ある。
「他者を尊重する」ということが特に議会内においては薄い。(57 歳)
●当県議会に初の女性議員として出て以来、絶えず感じ続けてきたことなので、具体的なことを書くのが難し
い。子どもがいないので、保育の質問をしても「子どもを産んでから聞け」などのヤジは日常茶飯事。とにか
く、子どもをいつ産むのかの集中攻撃を受けたという実感がある。一定の年齢を過ぎてからはそれはなくなっ
た。(62 歳)
●4~5 年前、健康・福祉委員会の中で、ある年配議員から自分を議運のメンバーに推薦しなかったことに怒
り、
「コノヤロー」
「女のくせに生意気だ」
「コノアマ」など口汚くののしられた。4 年ほど前、酒の席でやや
年配の議員に、酔って恫喝され、自分たちの推していた市長が敗北した腹いせに、悪態をつかれた。しかし、
1 年半前の選挙で 1 名は落選し、1 名は亡くなったので、現在の議員のメンバーはかなり若返り、そのような
ことはない。(63 歳)
●現在は感じることはない。平成 11 年初めて議員になった当時は数多く不快を感じた。(66 歳)
●からかったりした言い方を若い女性議員に年長者が言っているが、本人も上手に流している。これも女性蔑
視。(66 歳)
●1 期 2 年目、当市議会は 17 名中 2 名が女性である。女性だからと言って発言などで差別されるようなこと
は今までなかった。私が感じていないだけかもしれない。他の様子をみていると比較的若い女性議員に対して
の軽視、暴言などが多いように見受けられる。特に年配の男性に若い女性を軽視する傾向があるのではないか
と思います。いまだに女性は子どもを産んで育てるためにある、おとなしく家事をしていればいいというよう
な長年染みついた女性に対する個人的理想像や昔ながらの日本的女性観がそうさせるのではないかと思う。当
市も、若い男性議員が育たない地縁的金銭的要因がはびこっている。一番先進的な考えが必要な議会であるは
ずだが、最も進歩していない場に思える。(52 歳)
●当市議団は現在 14 人中 7 人が女性議員。他の会派は各 1 人、2 人という感じで全体は 69 人中 13 人が女性。
議員間や、議会の中では特に感じないが、市全体として管理職への女性登用の少なさ、アルバイトの方はほと
んど女性などの状況があり、女性の持つ力が十分に発揮できていないといつも感じる。(41 歳)
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●議会の中で独身の女性議員への陰口として、「やっぱり家庭を持って苦労していない奴は人間的に未熟だ」
というような話をする男性議員がいて、不快に感じることがあった。ヤジや暴言はない。比較的表向きは行儀
のよい議会だ。女性議員の常任委員会の所属を決める際に議会事務局長(市職員)が「各委員会に公平にわけ
て」と言ったので、他の女性議員と抗議してやめさせたことがある。女性は華や添え物ではない。(56 歳)
●議会で少子化対策の話題になると、年配男性議員から子どもが何人いるのか、「少子化対策にもっと貢献し
ては」などと言われる。これは男性議員も言われている。不快と感じる場合は事細かに聞かれたり、余計なこ
とを言われるとき。(50 歳)
●「女だ」ということで、軽く扱われることは、たまにあるかもしれない。(64 歳)
●①懇親会(酒有の席)で、握手をしたときに、指で手のひらを触られた(2013 年 9 月、1997 年当時もあっ
た)
。②地域の懇親会席(酒有りの席)で胸を触られた(1997 年)
。③マイクロバスで視察に行くバス内で、
隣に座るとき、必ず体を寄せてくる(1997 年)。④全協の時など、私が発言する時に「チェッ」とか「もっと
地元を知ってから発言しろ」等、抑圧的な態度をとる。(56 歳)
●①1 期目の時、いかにも物を知らないで発言していると、委員会中に名指しで批判された。不快であったが、
言い返して質問を続けた。鼻っ柱をへしおろうとしたのだろう(現在 5 期目)。②2 期目の選挙後離婚したが、
本会議発言中に、いろいろな野次が聞こえたが、
「枕がひとつ」という声が聞こえた。大きい声ではなかった
が、壇上でははっきり聞こえた。△△党の議員だったが、どこから情報を得たのだろうと不気味だった。③最
近の決算特別委員会の終了挨拶が、
「委員長は両手に花で…」発言で、まったくセクハラとも思っていない。
(65 歳)
●東京都議会のように本会議での暴言発言はないが、議員控室では、服装のことなど細かなチェックしたこと
を言う場面が多い。(64 歳)
●非公式の場(議会図書室など)で、△△党議員。私が 20 代から議員になり、その後出産。子どもが 1 人し
かいないことを、会うたびに執拗に「2 人目を産まないのか」「子育て支援に逆行」とか言われ、うるさかっ
た。幹事長をやっているので、いろいろな話を聞くが、一部保守系議員の女性への見方について、女性議員か
ら異論がきたことがあった。(51 歳)
●当市では男性からの暴言や蔑視などはない。長い議員生活の中で、これはと思うことについては改善され、
少なくとも表面的には差別は感じない。職員からの軽視的なことを感じる時があるが、これは女性だからなの
か、人間性をみてなのかわからない。
●△△党の女性議員の発言中に「男にしゃべらせ!」とヤジを飛ばした議員(男性、△△党、議長経験あり)
がいた。全員協議会の場だったと記憶している。ある団体の周年記念の席で隣り合わせた議員(男性、△△党、
議長経験あり)より「主婦には収入がなく選挙費用も夫である男性の収入によるもので家計を支えることなく
議員活動ができる」等延々と話しかけられた。本議会の休憩中、控室で「つるしあげたる」と言われたこと。
私の一般質問に対して△△党の男性議員から(案件は土地開発問題)
。(53 歳)
●握手しながらお尻をさわられる。議会の中では特にない。
●議員同士の会話の中でも女性に対しては容姿について(特に胸やお尻等)の話題が多い。高齢の私たちにも
不快だと感じるこれらの話題は、これからの若い女性議員には議員への出馬意欲をなくすものと思う。(70 歳)
●様々な集会、懇親会、懇談会への女性の参加が少なく、少数でも参加する場合、「少数女性でちやほやされ
て楽しんでいる」
「~楽しそうだね」
(逆説的な意味を含む)を意味する言葉を言われたとき、女性に対する偏
見がまだまだあると強く感じた。地域の決定の場などに参加しない女性がまだまだ多い。男性もそのことを問
題としていない。差別、暴言等の場合はないが、些細なことでも平等でないと感じることは多い(波風立たせ
ずに男性主導を通していることが多い日常の中では)。(55 歳)
●視察旅行で夕食を共にすることがあるが、リラックスしたときに身体にさわられる。ツーショット写真を迫
られる。ダンスを求められるなどのことがあり不快だった。公表するとバカにされていると思われるかと思い、
表には出さなかった。東京都議会でのことがよいきっかけになったのではないかと思う。少数政党であるため
に、あいさつをさせないとか、委員長などの役職はとらせないとかの差別的扱いは数限りなくある。(73 歳)
●同僚の女性議員に対して名前にちゃん付けで呼ぶ男性議員がいること(それを不快と感じない女性議員がい
てじゃれ合っている)
。(73 歳)
●「△△党」
・
「比較的若い」
・
「女性議員」3 つそろっていたので、委員会・本会議で質問すると2党から「バ
カじゃないの」
(これをそのまま言うと議会で問題になるので、そういうニュアンス的な発言)的なヤジはよ
くとんだ。昨年第 1 子出産の際、産前・産後の体調不良で長く休まざるを得なかった。議員には産休・育休が
ないので、報酬は休んでいても全額入る。他会派議員から「給料ドロボウ」的なことを言われたらしい(私に
直接言わず、わが党の同僚議員に言っていたよう)
。(38 歳)
12
●(議会の中では)日常的にはあまり不快だと感じたことはないが、議会の人事(委員長、役職など)は男性
が優先的に決まる。
(市民の中では)
「女のくせに」といった言葉を投げかけられたことがある(駅立ちでビラ
を配布しているとき)
。(56 歳)
●議会の一般質問の中で中学校給食の実現を求めたときに、男性議員から「自分で作るの嫌いか?」
「そんな
質問してる時間があれば帰ってメシつくったれ!」などのヤジがあった。また、女性の議員からも議会の場で
はないところで、
「私ら皆、子どものためにお弁当作ってきた。作るのは当たり前」と言われた。男性議員が
質問で、学校での生徒の名簿を男女共通名簿から男子と女子を分けるべきと質問もしていた(現在の議長)。
(50 歳)
●議員当選時、△△党議員と言う理由で役職からはずされたりした。小中学校の入学式、卒業式、運動会で「日
の丸」「君が代」時着席することへの嫌がらせ・抗議を受けた。思想・信条の自由を訴えても理解されず、こち
らの意志を通してきた。(62 歳)
●20 年程前、市議会議員の時代、男性から女は子どもを産み育て、家のことをしとったらええと、女性議員
としての必要性を全面的に否定された。(64 歳)
●私の母が 45 年前に初めて議員になったころは、議会棟に女性トイレがなかったらしいが…。(52 歳)
●選挙活動しているときに、あいさつまわりをしていて、70 代~80 代の男性の方に「女に何ができる」と言
われた。議場は職員の女性 1 人と女性議員は私 1 人なので威圧感を感じる。(58 歳)
●議員として当然の仕事(夜の会議、懇談など、また視察旅行)に参加していると「子どもの世話はせんでイ
イのか?」
「晩ご飯作らなくてイイのか?」と度々聞かれた。20 年前からの議員生活は子育て真っ最中だった
が、最初の頃は逐イチ反論。
「ちゃんと夫が世話してます。作っています」と。すると次には「アンタのダン
ナはかわいそうだな…」と失礼きわまりない言動。家事育児は女性がやって当たり前ではなくて、男も出来て
当たり前。別にほめてくれとは言わないが。(62 歳)
●議員になって間もない頃(約 20 年前、30 代前半)、子育て支援の質問をしていたら、〝産んでから言え〟
と他の議員から言われた。当時は合併前の自治体で女性議員は私一人だけ、他は 60~70 代の男性議員ばかり。
地元の各種団体の行事に出席すると、私よりも議員歴が浅い男性議員が先に紹介されたり、あいさつの順序も
常に男性議員の方が先になったり、代表してのあいさつになる。(53 歳)
●集合写真をとる時、もう 1 人の女性議員に対して、「ちゃんと化粧してきたか? ほほべにつけてきたかい?」
と言う。あす、1 人 1 人写真をとるという日には、彼女に対し、「しっかりあつく化粧してこないとな」と言う。
彼女はケラケラ笑ってあいそうよく返しているので 2 人は楽しそうに見える。私自身に対しては「いつもお若
くて美しいね。年いくつだい」というので「20 です」と答え、「目が良いですね」と言っておいた。視察に一泊で
行く時へんぴな所に泊まるので、「T さんに芸者やってもらわないと」と言ったが、若い議会事務局の女の子が
行くと聞いて、「なんだ、じゃあ T さんは帰っていいや」と言う。でも不快というより、冗談で言っているのが
わかるので「しょうもない人だねー」と笑ってしまった(他の男性議員が失礼だべやなぁ~と言っていた)。(56
歳)
●議員になりたての頃に、先輩の男性議員に「最近は、女が出しゃばって社会進出なんて言うけど、女は家で
おとなしく、家庭を守るのが一番。ちがうか?」と言われたことがある。一般論として言っている風だったが、
明らかに私に対する嫌味に聞こえ、「〇〇さんの奥様はきちんとご家庭を守るかごの中の鳥なんですね。私は、
かごから飛び出した自由な鳥です」と言い返したことがある。「こんな仕事(議員)をしていて、子どもさんは
大丈夫か? 子育てはちゃんとしているか?」と根掘り葉掘り聞かれて、少し不快な思いをした。(47 歳)
●体形について。今年 9 月に議長から「太りましたか?」。私の返事、返論も聞かずさっと向こうへ行った。…
体のことを見ていたのかな~と。(43 歳)
●議会での発言中〝一般質問のようだ〟というやじ、男性議員が同じように質疑を行なっても、〝一般質問で
ある〟と制しない。女性議員の一般質問中も私語をしている。同じ趣旨の発言をしても私の場合とり上げない
が、後で男性議員が同じような発言をすると議長(男)、委員長(男)はとり上げる。女性の発言を認めたが
らない。
●①議会で常任委員長報告をしているとき、会派としては委員長であっても当然反対を表明することもある。
そのことを指しての言葉だと思うが、「委員長やめるよ!」と△△党系の男性議員にやじられた。②予算特別委
員会の組織会が始まる少し前に向かい側に座った①と同じ議員にわざと戸籍名で〇〇さんと連発された(旧姓
を使用している)。「私はMです!」「いやがらせですか!!」と言ったら、となりの議員(△△系)がその議員を「ま
あまあ」と押さえていた。(41 歳)
●平成 15 年に初当選。当時はまだ子育ての真只中でもあり、社会的にも大きな立場があった訳でもない私自
身だったので、何につけても軽く見られ、発言も同じ内容であっても男性議員の発言が尊重されている感があ
13
った。最近は数も減ったが、懇親会が多く、コンパニオン的な扱いと感じる言動もある。女性議員の中には、
体形のことを言われて傷ついている人もいる。(55 歳)
●酒の入った後、男性議員から「お前は年中年中消費税反対、消費税反対とバカじゃねぇか!」と罵声を! 普
通では言いづらいので、半分酒の力をかりて今迄の分を言ったのかも…と思って返事もしなかった。当市議会
事務局長、反対討論をした時、今迄 3 年間 12 回もしているのに、何にも注意もなく過ごしていたが、それも
酒の席で「あれは反対討論とは言わない。文句というんだ!」と言われた。たぶん女性もあると思うが、△△
党だからかも…と思う。(63 歳)
●議員になったばかりの頃、地域の市民委員会の懇親会で各テーブルをあいさつに回った際、「よっガンバレ
よ」と、いとも気軽に複数の男性にお尻をさわられ、驚いた。(54 歳)
●25 年ほども前、国道関連の期成同盟会の後の懇親会の席でのこと。ある古参県議が「おい、お酒をつげ!」
と。すごく腹が立ったが、新人の私にとっては何も言えず…。以来、私の町の議会ではそういうことはないが、
私が障害者となった時の改選時に「障害者は辞めた方がいい」と言われ、論戦をした(議場ではないが)。人
間として否定された気がした。(61 歳)
●市民の中にはまだ差別意識が残っているが、私自身が議員歴が長いので、議員や議会で感じることは殆どな
くなってきたが、以前には色々あった。現在市民からは、容姿のことなどでは言われる。平成 12 年頃、本会
議一般質問中、傍聴者から女性蔑視発言あり。ただ、これ以外の暴言も、党の男性議員に発せられた。(63 歳)
●議場での差別的な暴言は受けたことがない。議員定数 28 人に対し、女性議員は現在 6 人なので女性の視点
は反映されにくい。議長から指名される際に「~〇〇君」と呼ばれる。よって、議事録にも〇〇君と書かれる。
議場での規則に「背広着用」となっているなど。(43 歳)
●内容は忘れたが、わが党の発言に対し本会議後呼び止めて文句。最初は落ち着いて話していたが、こちらが
反論すると声を荒げ、「きさん(貴様のこと)~…してしまうぞォー」のような暴言を廊下で吐いた。元ヤク
ザか何かでそういう態度はたまにあるらしく、本性らしい。町を牛耳る黒幕の議員。現町長(元議員)と前出
の議員と同じ会派の 1 人の計 3 人の、前町長や職員に対する暴言、イジメ、人権無視は、目に余るものがあり、
聞くに堪えない 3 年半だった。何が何でも町長をひきずり降ろすとの目的のため企てた彼らの作戦。議会とし
て恥ずかしく情けない。△△党女性議員も我が党に対して反論などしようものなら、ヒステリックになり見る
に聞くに堪えない。(57 歳)
●「いつ、どこで」というより「しょっちゅう」です。
「ばあやん」
「おばちゃん」
「大きなケツ」。私の前で下
ネタ話も平気でしている。特に、差別の意識はないので「それはセクハラ」と指摘しても分からないようだ。
都議会のヤジ問題の直後、男性議員が町の人口の急激な減少を一般質問で取り上げた際、「若い女性に町に来
てもらって」
「地元の男性と結婚してもらって」
「子どもを産んでもらって」などの発言が、質問者、町長の双
方から出た。非常に不快だった。これもすぐ抗議したが、「ジェンダー」の意味さえ知らないようだった。女
性は子どもを産む機械ではないこと、
「結婚する・しない」
「子どもを産む・産まない」の選択は個人の自由で
あることが理解されていない。議場でのヤジはないし、「女らしく」とも言われないが、「再婚した方がいい」
「一人じゃさみしいだろう」は日常的に言われる。再婚などしたくもないし、1 人でも別にさみしくはないの
でうっとうしい。(60 歳)
●現在 6 期目だが、1 期目の最初の一般質問で公約である学童保育について取り上げた。質問が終わった後、
議場外で「オレは女房を働かせなかった」といわれたことがあった。当市議会は議場内ではヤジなども無く比
較的穏やかだと思っている。女性議員用のトイレがなく、もう一人の女性議員とトイレ設置を要望した。24
年前は女性が進出するなど思いもしなかった時代。勿論今はちゃんとある。(67 歳)
●庁舎の役職に女性の管理職が「ない」に等しい。職員(特に女性)の自覚が必要だが、目標を持って女性を
起用する町長の考え方を変えるようにしなければと思う。(66 歳)
●1 期目 32 歳で当選した頃、議会で「砂利」の不正問題が発覚。わからないなりに一生懸命とりあげている
と、横の方から「I さんは福祉のことだけ言うてたらいいやん」とヤジがあった。現在 5 期目だが、最近は特
に感じていない。以前は議会の視察の時、議会事務局の職員は男性だけだが、近年は女性も参加するようにな
った。(59 歳)
●女性蔑視というより「男性社会」だなと感じた。本会議での質問の際に、うまくまとめられなかったりする
と男性議員には後ろからのヤジは少ないが、女性議員には「しっかり勉強してこい」
「ちゃんと調べているの
か」等の声が掛かり易いように思う。激励と取ればプラスだが、議場の雰囲気、環境に慣れるには個人差があ
るので、残念に感じる。(47 歳)
●議員控室では、様々な話が出る。前向きな話題もあり、新人 6 人が就任した前とは大分様変わりしたようだ。
しかしある議員が先日話題に上った人に対し、「あれはあそこだよ」と言った。それは被差別部落に対する蔑
14
視の言葉。今でもそんなことを言う人はいるのだと悲しくなった。差別意識は代々引きつがれる。その議員の
娘が嫁いだ家の義息子も同じうような発言をしているのを聞いたことがある。女性は家にいるもの、外で働く
ことに対しまだまだ意識が低いと感じる。13 人の男性のうち少なくとも 3 人の議員は封建的な考えの持ち主。
これは年齢のせいではないと考えたいところだが。(63 歳)
●成人式の来賓席に着席した隣の議員が自身のもっているボールペンで私の胸をさし、「女のくせに」と式典
の始まる前に暴言をいってきた。(55 歳)
●4 期目で、これまであまり感じていなかったのだが、最近になって市長との論戦が激しい状況になり、言い
たいことをはっきり言う私に対して裏で女性蔑視の発言をしているようだ。その場に居合わせた職員からの情
報。
「あの市長はもともとそういう人だよね」とあいまいな表現で伝わってきた。3 期目の市長だが、当初障
害者の親に向かって「あんたらのためにどれだけ金がかかっていると思っているんだ!」と発言している人だ
から推して知るべしというところ。(68 歳)
●控室が全議員合同であり、
「嫁のお茶はうまい」などの発言があり、暗にお茶を入れるよう求められている
と感じる。セクハラまがいの言葉があると感じている。「今日はスカートですね」「独身ですか?」。傍聴者か
ら質問中にヤジがひどい。態度が悪いと指摘を受けたことが何度もある。ごみ処分場や原発など子どもの健康
に関する質問内容、夫婦別姓などにケチをつける否定的な言動(そんなことないヨー大丈夫だヨー)を平気で
発言している。(61 歳)
●日常的にある。特に民間出身の「団塊の世代」はひどい。しかし女性議員も「女性を売りもの」にしている
場合もあるので、お互いさまだと感じる面もある。(45 歳)
●宴会の席で。この顔が A 氏を骨抜きにしたのか「アッこれセクハラかい?」なんて冗談を言う。不快。宴会
の帰り→スカートをはいたのを見たことがない。何かあるのか。役場内で→「またこれを一般質問するんでし
ょ」
「そのことばかりいつも考えてるんでしょ」。議場控室→「いつも低所得者の味方といって質問している。
本人はいい時期もあったのに努力が足りないから保護に頼っている。それを知っているんだろな」
。同じく控
室→本家の中国へ行ったことあるのか。行ってないで籍を置いているのか? 全体として政党所属が 1 名、他
は無所属議員なので圧力を受けているように感じる。女性(1 名しかいない)であること、いつも頑張ってい
ることに対し、足を引っ張りたい気持ちが丸見え。町のトップでさえ、「一度でいいから一般質問を休んでく
れ」という始末。この言動が職員、他議員に蔓延している。(61 歳)
●①発言に対して”女だからって許されると思ってんなよ!”って別レベルでの反論をする。②まあまあ、そ
う固いこと言わないでとか、真正面から云ってることをとらえてくれない。③男同士はお互い気を遣っても、
女だと甘く見下す。(66 歳)
●ある会派は圧倒的に男性が多く、少数の女性は居づらいと言っていた。(60 歳)
●日常生活の中での会話では、セクハラ的が結構あるが、いちいち気にしないで「ア~それセクハラ的だヨオ
~」とさりげなく笑い飛ばせる位の相方のコミュニケーションが必要というか、人間としてのつながりを築い
ておくことだと思う。宴席での下ネタ、カラオケでの“卑猥唄”などなど・・・。(65 歳)
●かつてはあった。当市議会は 18 名定員の内、7 名が女性なので、現在では私は全く(ほとんど?)感じる
ことはない。しかし、15 年程前には、初めて議会に入った頃は、世の中で一番体質の古い所だとがっかりし
た覚えがある。研修に行くと、食事中にコンパニオンを同席させたり、議会が夕方にかかると「女の人は大変
やなあ。晩御飯のことなんか心配やろ」とか、「ご主人、尊敬するわ」など、ほっといて!と言いたくなる言
葉がとんできた。男性は気づいていないが、女性にとっては不愉快。(70 歳)
●かつて(12 年前)女性という理由で地元行事への出席を断られた。一般質問で結婚・カップルをどう増や
すかという質問に対し、同僚議員(男性)から「まずは自分から」と笑われた(現在は結婚したが当時は未婚)
。
同僚女性議員から「子育て」を一般質問で問う資格がないといわれた(未婚だったため)。様々な社会的行事
で、常に男性議員優先である。(58 歳)
●全員協議会室で、反対討論を読んでいたら、古参の男性議員から「声はかわいいのに、かわいくないことを
言う」とヤジ。(40 歳)
●定数 30 名中女性 2 名という状況が長く続いている(2 党)。女性が選挙に出ることの困難さ、また現職とし
て魅力を感じてもらえてないのか・・等々感じている。(54 歳)
●議会の懇談会のなかで、
「女が・・・」と言い始めて、他の議員に止められた方がいた。日頃思っているこ
とがつい口に出てしまったのではないか。(54 歳)
●質問中、人のアクセントがおかしいと真似るなど、ふざけた態度の方もいる。女性だからと感じる。女性蔑
視と特定する発言はなかったように思う。女のくせに・・などはなかった。
「討論を早く終われ」とか「長い」
など、議員の発言を自ら封じるような態度はよくあること。議会の仕事を大切にしなければと思う。(50 歳)
15
●懇親会などお酒の出る会合で特定の議員からいやがらせをされた。1 期目はひどかった。2 期目は相手が副
議長になってからは、ずい分マシになってきた。(64 歳)
●この 8 年間は市議会で「唯一の女性議員」として活動してきたが、自分の実体験としてはない。ただし、定
数 18 の中で立候補者も、私以外女性がいない状況が続いたのは残念。
「女性が前に出る」ことへの抵抗感が強
い市民的な雰囲気があるように思う。(62 歳)
●あったとは思うが、具体的に書けるようなものはない!議員として 5 年目なので、まずは期数が若いという
ことが、そもそも差別の対象。議会の中では、それで上下関係が生じていると感じた。普通に接している時は、
それなりに女性議員への配慮をする男性議員が多くなっていると感じる(ベテラン議員は、1年前に勇退し、
差別言動をする人はいなくなったと感じている)
。(59 歳)
●同じことを言っても(同会派の男性と)
、職員の態度が違うのがよく分かる。前は男性議員と街頭をしてい
ても何も言われなかったが、女性議員 2 人で街頭をしていると、何かを言ってくる人が確実に多いことを感じ
る。(61 歳)
●2011 年の初議会で質問中にやじられたので、その場で即座にやじった議員を注意するよう議長に求めた。2
回ほど注意するよう求めたところ、議長は注意してくれた。それ以降、ヤジられることはない。(65 歳)
●6、7年前(不確か)に各派協議会(非公式)の席上で、私の「李下に冠を正さず」との発言に対し、
「てめ
え、この野郎」と△△党男性議員から恫喝を受けた。(71 歳)
●議員から結婚や妊娠のことなど問われる(男女問わず)。議会の採決で賛成しないと懇親会などの場で女性
蔑視の発言をされる。有権者から「議員なんかやってないで早く結婚しろ」
「女のくせに」など駅頭等で怒鳴
られる。(31 歳)
●女性蔑視や差別など不快だと感じるようなことはないが、議会において、女性議員の人数が少ないせいか、
女性軽視の傾向はあるように感じる。(28 歳)
●28 年間の議員生活の中で初当選した頃、
「若い者が、女に何ができる」という批判が多かった。当県内には
町村に女性議員がいなかった頃だった。当時 34 歳だった私は怒りにふるえ、女性議員のはしりだったことも
あり、
「絶対に負けない」という思いで仕事してきた。あの時の怒りがなかったら、今の自分はなかったかも
しれない。現在は逆に評価の方が高く、信頼度が高くなっているというのが現状。(61 歳)
●議会中、女性議員も「~君」と呼ばれる。夏期のクールビズについて、
「ノーネクタイ」と指示している(文
書で)
。村議会議員 11 名中 2 名女性であるが、2 名の女性を無視した文書である。(71 歳)
●議員に当選してすぐ、70 代の年配女性から「おまえ、偉くなったもんだ」と皮肉っぽく言われた。村は、
地区から選出という考えが根強くある地域なので。男性でも、△△党員であることだけで、選挙時は行動を見
張られたと聞く。老女から、昔は村八分もあったと聞く。議会では、表面では、言われたことはないが、宴会
などで、どう言っているかは知らない。村民から、挨拶をしないと言われた。自分では覚えがない。必ず「こ
んにちは」は言っているつもりだ。車に乗っていても、すれ違ってもいちいち、頭を下げる必要ありと思った。
(65 歳)
●女性は家庭があるから大変だね、などの程度だが複数回。質問へのヤジについては、質問自体の問題なのか、
女性だからなのか分別は不可能ではあるが、同じ問題を扱っても、それに反対する議員のヤジには、女性だか
らということでの風当たりは強いと感じることはある。
●その都度対応する。今までいろいろなことがあったが泣いたことはない。(61 歳)
●女性個々に対してはないが、党派、個々人に対してはある。(53 歳)
●市議 4 期、県議 2 期目、地方議員 24 年目。数え上げたら「キリ」がなく、"男社会で生き抜くために"その
日のうちに"水"に流してきたように思う(そうでなければやっていけない)
。
「いつ、どこで」と問われる時代
が来たことはうれしいこと。①当市議時代、70 代の先輩議員が言えば納得する議員たちが 30 代の私が発言す
ると「動議」が出て、議事が止まる。
「女と思ってバカにして」と繰り返し発言していた時期もある。②当県
議になって「女性議員はニコッと笑っていればいい」と出張先の夕食時、発言した課長に対して、男女平等の
感覚が当県にはないのかと再教育を当時の副知事に求めた。(55 歳)
●議員になって 10 年になる。議場ではないが、初めのころ会話の中で「子どもをもう一人産まな。産めへん
のか」etc.言われたことがあり、つくりたくてもできない私にとっては不快だった。市長から名前を呼ばれず、
「お前!!」と言われた。これについてはすぐに「お前ではありません。〇〇という名前があります」と反論
すると、その後は名前で呼んでいる。これは議員なりたての頃。女性、若い、試される・・・。今はほとんど
ない。(43 歳)
●議会において女性として不快だと思ったことはないが、慣習にそぐわないとして不当な扱いを受けたことは
一度あり。
16
●37 歳で当選してすぐの委員会で、執行部職員である部長が私が質問するときだけ腕を組み体の向きを変え
るというあからさまな態度をとっていた。本会議場でも同期の別の部長が質問中、顔を見合わせて私語をする
など不適切な態度を取られたことを覚えている。とても不快だった。(46 歳)
●日常の中で多々あり。たぶん自分では意識がないと思う。(64 歳)
●現在 3 期目の議員活動。議員 1 年目の質問時に国政問題から市政に影響のある問題を取り上げた際、保守の
長老議員から「できないことを言うな」
「そんなことは国会でやれ」とヤジられた。同僚議員からもセクハラ
的なことも多々あった。(59 歳)
●議員の常任委員会を選ぶときに「産業・建設常任委員会は女性議員では務まらない」
「男性議員がいいのだ」
という発言は差別につながるものではないか。その時は「その発言は問題だと思う」と述べるにとどめた。他
市町議員との意見交換会での飲食の時間に、女性議員に対して「こんど配置された女性事務局員は気が利かな
い。議員に対してどんな飲み物がいいか聞きにも来ない」との発言あり。後日、議会事務局員に質したところ、
これまでも今後も議員に対して接待するという立場ではないということを聞いた。私自身もその通りだと思っ
ている。(62 歳)
●一般質問で震災がれきを受け入れないで欲しいと取り上げた際、全く関係のない反対討論で、「被災地が困
っているのにそれでも日本人か」と言われた。後に取り消しと謝罪を求める抗議文を提出したが、謝罪はなか
った。視察の際、新幹線で手を握られたり、お尻を触られたりもした。(41 歳)
●ヤジがひどい時がある。(65 歳)
●夫の議席を引き継ぐ任もあり、60 歳で初選挙に挑み当選した。初登庁の際、控え室で“今度俺が辞めたら
俺のところも次はかかあ~だな…”と皮肉られた。
“私はそれがいいと思いますよ…”と答えたことがある(平
成 22 年 5 月のこと)
。(64 歳)
●一般質問中、議員よりヤジが出た(女性議員も含めて)。反対派には冷たい。議員控室は他会派に比べ狭く
て設備も悪い。(65 歳)
●【議会で】 特定議員だが、歩き方がどうとか「今日はキレイ」だとか、服のこととかもバーや飲み屋での
女性の話など聞かされる(会えばいつも)
。6 年ほど前まで(3~4 期目のとき)、長老議員(別の女性議員の胸
を以前触ったとのこと)からセクハラの言葉や手を触られた。2 年前まで同期議員だが、年齢はひと回り上の
人から、顔のこと(シワ増えた、お前も年取ったとか)、年齢のこと(年いったとか、還暦だとか)など言わ
れた(日常的に)
。発言をさえぎったり、意識的に発言を攻撃したりはしょっちゅう。もっとも「非常識な人
間」との認識を議員の多くは持っていた人なので、仕方ないかと無視していた。管理職(行政)の中には、男
議員だったらこんな対応(バカにしたような説明の仕方や会釈しないとか。当方はすべての人にしているので)
しないだろうと思うケースはいくつかあった。
【地域で】
「お前」
「バカヤロウ」
(悪意があるわけではないと感
じてはいるが)呼ばわりされることがある。(64 歳)
●委員会で「女性差別」等の発言をしたところ、当時の副議長らが「議会の品位を貶める」等の理由で議事録
から削除するよう、私に言った。まだ議員になって 2 年目くらいで、副議長という立場の人から言われ、不本
意だったが応じた。後で他の町の議員から「従わなければ懲罰にかけられたろう」と言われた。彼女も同様に
発言取り消しを求められ、従わないと懲罰にかけられ、裁判中だった。その後、副議長の所属する会派は 2011
年に「議長選事件」を起こし、地検特捜部に家宅捜索され、議長が辞職。議会が改革派と反改革派に分かれ、
改革派が権力を握り、議会改革が進み、現在、当市議会は全国市区町村で議会改革度 11 位となり、女性差別
は影をひそめた。(52 歳)
●以前、先輩女性議員に対する暴言を聞いたことがあったが、私自身はない。聞いているのがつらく、身の置
きどころのない違和感を抱いた。(66 歳)
●議員間での差別、暴言はないが、市民の中には、会合などで、議員、行政職員、役職にある女性に必要以上
に接近したり、何かと「女性の立場では・・・」と意見を求められたり、明らかに特別な対応をされる方がいる。
(59 歳)
●以前 7~8 年前と思うが、議会内で、
「市長」の発音を保守の議員が取り上げ、私が「市長」の読み方を「シ
ーチョウ」
「シーチョウ」と言っていると発言をたしなめていた(不快な想いをしたことがある)。女性議員と
いうか、△△党の議員ということで、いちゃもんをつけてきたと思う。(67 歳)
●今回の女性議員問題で、私も反省すべき点がある。同じ会派の未婚の男性議員に早く結婚するように何度も
勧めた。(61 歳)
●昭和 51 年 4 月、わが町で初めての女性議員として初当選した当初は、
「おなごのくせに」と議会内外であっ
たが、その後 20 人議員中 5 人が女性議員となり、私を含め、女性議長が誕生しているので、現在はない。(70
歳)
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●①議員として立候補する時、
「女性の応援なんかしたら、女房に何を言われるかわからない。囲りに対して
恥しい。だから応援なんかとても出来ない」とほとんどの男性からソッポを向かれるか、協力はしてもらえな
かった。
「男が女の応援をすることは恥だ」と思っているのが現状。②「男は理論的、女は感情的」と言われ、
女性議員はヒステリックに物を言うだけだと言って最初は決めつけられた。③行政視察に行った夜、食事の時
にお酒が出た。酩酊状態になった男性議員にいきなり抱きつかれ、大変不快な思いをした。④一般質問のある
会議の時に、終了後、町長から「○○さんは女性だからもう少し優しい感じでしゃべった方が良いんでは?」
と変な指摘をされた。(66 歳)
●委員会などで男女共同参画の話題になると、
「だったら女が大型トラック運転してタイヤをかえられるのか」
とか、
「女が先頭に立って肉体労働できるのか」といった発言がある。(43 歳)
●議員として活動する中では、女性として不快だと感じたことはない。しかし女性が議員として活動すること
は、やはり男性とは違う。まず家庭の中で戦い。仕事、家庭のこと、色々やらなくてはならないことがあり、
私は大変だと感じる。家族からの話、自分自身の思うこと、違いがあり、それを納得してもらってから行動に
出なくてはならない。これから女性が地方議員として行動するにはまず夫の理解、家族の協力がなければむず
かしいのが現実。(66 歳)
●他県に会議で行った際に、会場の準備ができていなかったので会場の外で待たされた。椅子が人数分なかっ
たので 1 期目の私は立っていると、同期の△△党議員から「〇〇ちゃ~ん、僕のひざにおすわり」と言われた。
議会で一般質問をしていた時、教育問題ではイデオロギーの対立する△△党議員からヤジがとんでくる。同じ
内容を男性議員が行なってもヤジられないのは、私が“おんな”だからだと思う。(60 歳)
●具体的に何かを言われたのではなく、議会の委員会での話の中で、特に△△党系の男性議員の中には「女の
くせに」といった感情的な思いが読み取れる。(58 歳)
●議会で有機農業促進の質問をしたときに、知事が「○○議員もお母様ですから、お子様の健康のことなどお
気になさって…」と答弁。母親だからということで質問したわけでもないのに、あえてその話をされて特に前
向きな答弁でもなくいやみに聞こえた。(46 歳)
●不快だったこと。①委員会など公務に時間がかかり終了が 5 時以降にずれ込んだとき、他会派の男性議員か
ら「晩ごはんの準備が大変だからね~」などと、早く発言を終わらせるように嫌みを言われた。早く終わって
女は家で晩ごはんでもつくれと言われているような感じがして嫌だった。隣席の議員が聞こえよがしにつぶや
いたひと言。②必要以上にボディタッチをしてくる男性議員。廊下での立ち話や、いつとはなく話をする時に
触られる(背や腕など)のが嫌だ。(53 歳)
●議長選にのぞむが、副議長まではいいが女性はダメとか、頭から拒否される。女性と呼ばずに「おなごは」
とか、平気で呼ぶ。いずれも、その都度主張はしているが、女性の数が少なく意見が通らない。
●私は平成 7 年から現在まで約 20 年、市議会議員をしているので、ずいぶんいろいろなことがあった。当時、
「女のくせに」とか「女やのに」という事はよく言われた。最近の社会情勢の中では、ほとんど言われなくな
った。平成 16 年頃、もう 1 人の女性議員が自分の議会報告に少し事実に反するほかの議員のことを書いたた
め、男性議員から責められたことがあった。その女性議員にも悪い所はあったと思うが、議場で少し、委員会
室ではかなりセクハラ発言もあった。ほぼ、けんか状態になったた。おそらく以前男性同志でコップの水をか
けたり、灰皿を投げたりされたこともあったので、反対に女性だからセクハラ発言で済んだのかもしれない。
女性農業委員について、国からも県からも女性農業委員を出そうと言われている中、男性ばかりが農業委員に
なってしまう。議長の選任なので議長が男性を選ぶ。あるいは、委員会から各 1 人ずつということで、男性が
手を挙げて「自分がする」と言われると、なかなか、そこへ入り込むことが出来なかった。(62 歳)
●NPO 法人の元代表の議員から、不正受給についてのブログの削除要求があり、
「出来ない」ことを伝えると、
「ブログに顔写真なんかのせて売名行為だ。そんなことだから亭主に逃げられたんや」など暴言を吐く(2014
年 10 月 10 日)
。この問題への対応は現在検討中。(66 歳)
●歴史的、文化的建物の保存のための視察で、地域住民と同地区男性市議が乗ったバス内で、性の問題をワイ
セツな言葉を使って楽しんで会話をしていて、大変不快に感じた。この男性議員は、市の「男女共同参画基本
条例」を提案した 2 人のうちの 1 人である。
「若い女性がいい」
「可愛い」と何かにつけて言う議員が大変多い。
(60 歳)
●ないと答えたが、立候補するときに「あなたが出るの?」と心ない男性に言われたことを今も心のバネにし
ている。(52 歳)
●広域連合の議会と理事者の視察の際に、他の市町村の議員からお酒の席で不快なことを言われた。(53 歳)
●宴席などでおしりや胸をさわる。普通に道で会っても胸をさわる。今でも、傷となって残っている。職員に
女性蔑視が見られる場合がある。
「ああ、あの胸の大きな姉ちゃんね」と言われたり、
「なまいき」と言われた
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りすることもあった。(58 歳)
●議会では特にないが、地域住民の方からは「女性は結婚、出産して一人前」とか、若いということに「経験
不足」などと言われたことはある。あまり、気にするタイプではないので思いつくのはこれくらい。きっとも
っと色々言われてたかもしれない。(40 歳)
●現在、6 期目だが、1 期目の頃のこと。
「決算特別委員会」最終日の夜の議員と担当職員の慰労会に出席した。
翌日、市役所ロビーのところで保守議員とバッタリ会ったので、
「昨日はお世話になりました」と言うと、
「昨
日は〇〇さんのホステスで最高に楽しかったよ!」と。
「えっ!ホステス?!!」とびっくりし、その場で「何て
ひどいこと言うんですか!」とギャアギャア、騒然と。すぐに議員控室へ戻り、先輩議員 2 人に訳を話し、2
人に加勢してもらい、その保守議員会派室に抗議に行った。(59 歳)
●議会の中ではない。宴席などがあり、有権者の方からセクハラ発言を受けた。「抱かせてくれたら(票を)
入れたるわ」
「子どもまだか。作り方おしえたろか」など。反論しても無駄なので、笑ってかわす、
「おっしゃ
ってる意味が分かりません」などと返すのみ。(43 歳)
●具体的にと言うよりも、一般的に「女のくせに」
「女だから」
「女○○○」という冒頭の話で耳にすることが
まだある。男女平等という点からいっても遅れているというのを感じることがある。最近、議会では耳にしな
くなってきた感がある。(60 歳)
●視察先での食事中など、セクハラ的な会話が男性議員の中に多くあり、不快感を多く感じる場面がある。セ
クハラ発言が「社会悪である」との認識すらない男性議員が多く、いつも不快感を感じている。また、議会の
役職なども、男性議員を中心にと進められるのが当たり前的雰囲気もどっぷりとあり、変革が必要といつも感
じている。
●26 年前、神社の総代を拒否する人ばかりで決まらない事態が続いた。ある女性がそんなに困るのなら「私
がやりましょう」と名のり出た。神社総代会長が「女性は駄目だ」と受け入れなかった。神社の行事には、日
赤奉仕団など女性が参画しているのに…。極めて女性蔑視ではないか。議会にて、ブラウスなどを着ている女
性議員に対して「もっと薄いものを着て来い」とか、「そんな服で暑そうだ」などと発言する。意識が低すぎ
る。賃金の男女格差、役付の遅延などはなはだしい。(75 歳)
●合併前は特に「女性だから」ということは感じることもなく、3 期目で副議長を経験し、他のポストも順番
みたいにしていた。合併したら、編入された町村議会には「女性議員がいない」「△△党がいない」議会もあ
り、ポスト(委員長、副委員長)配分や、議長、副議長に女性をつける、まして△△党の女性議員は論外とい
った風潮が支配的となり、合併 10 年間ポストについていない。いすや机のサイズとかも男性に合わせている。
(65 歳)
●一般質問を却下されたこと。だれが見てもおかしくない質問であったが、何度か返されることがあった。
「国
のことをここでは取り扱いはできない」とか、「この位のことであるならば、その課に行って聞けばよいので
はないか」とか。同じような質問を他の議員(男性議員)は取り扱っていること等。一生懸命に活動している
が、
「拒み」が多く、質問まで取り下げようとしている。バックの議員等~(女性の研修費を議長が代わった
とたんに出さなくなった)
●議会ではなく、世間の中で、
“女に何が出来る”という冷たい視線を感じることはある(言葉も冷たい)。時々
だが、現実。(50 歳)
●議会内で女性蔑視や差別、暴言等不快に感じたことはないが、私が最初に立候補した 1980 年頃は、有権者
から「女に何ができる」「女のくせに」と言われることはよくあった(もちろん現在はそのような声はないが…)。
(62 歳)
●他党の議員が容姿について発言。(58 歳)
●所属委員会で発言に対して大きな声でどなられる。女性は私 1 人で私にだけよくどなる。おどす。泣かされ
る。女性トイレが少ない。2 年前に出産したが、視察の際に、2 泊行程を 1 泊に変更したり、日帰りを願い出
ると「分かっとって議員になったんだろ!」「理由は子育て!?はぁ?」という反応を毎年うける。「おっ!今日は
久しぶりにスカートだね」…深い意味はないかもしれないが、気になる。相手によるが。他の女性議員に対し
て「あのおばさん」「あのお姉ちゃん」という議員がいる。懇親会等でなんとなくお酒をつげという雰囲気。(39
歳)
●市議団は女性 3 人。
「おんなの園」には行きにくいと男性議員の発言。市議会の予算特別委員会で「この市
議会の中で子どもを産めるのはうちの奥さんだけだ」との発言。(59 歳)
●直接はないが、他の女性議員の容姿(〝デブ〞というようなことだったと思う)について笑いながら言って
いる場面に遭遇したことがあるが…。(58 歳)
●33 歳で 1 期目の時に 1 人目の子どもを妊娠中に、同じ議会のK議員にツイッターで〝出産で議会を休んだ
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ら給料どろぼう。税金どろぼう〞(こんな表現でなかったと思うが)のようなことを書かれたことがあった。
出産は 1 人目は 8 月、2 人目は 7 月と、6 月議会と 9 月議会の間で休むことはなかったが、本当に不快だった。
(38 歳)
●私自身は感じていないが、年齢の若い方は、あるかもしれない。(57 歳)
●期を重ねたベテラン男性議員とのメールのやりとりで意見を申し上げたところ、“アンタ”と呼ばれ威圧的
な発言をされた。離婚の経験があるが、飲み会の席で元夫の話題にふられた。
●12 年前議員になりたての頃、議会棟内での暴言(廊下ですれ違いざまに)
。「まあ、女性だからいきなり予
算の質問は無理だから家事や育児程度の質問からかなぁ~(笑い…)」
「あんたたちの扱いなんか赤子の首をひ
ねるより簡単。そこを考えてやるんだな」
「女性で無所属なんてやっていけるわけないさ!」。4~5 年前の OB
議員との新年会で、私の座るテーブルでお酒に酔ってはいたが、「いつまでも女性議員を好き勝手にさせてお
くなよ。俺が現役だったらそんなことはさせない!!」。女性市民、高齢の男性たち「あんたちゃんと家事やっ
てんのォ? まず家のことができてからだよ!!」(61 歳)
●小学校の運動会に来賓として参加した時、まだ席に着く前、歩いていた時、「こらーあいさつせんか」と知
らない一般の男性から言われ、驚き不快を感じた。議会の中では特別、不快に感じたことはない。(63 歳)
●男性同士の会話でペニス等の大小について風呂での経験をいうこと。「議員をよく旦那が許すな」と言う発
言。
「私の意志ですから」
。研修等で隣に座っていると(男以外私一人が女)つがいとけなすことがある。こん
なことで躊躇や赤面等はしてはならない。無視、取り合わないことが大切。男と女がいる限りよくある話。あ
の人はきれい、みとれると他の人のことを言うこと。(64 歳)
●前区長に握手しようとしたら手にチューされた(12 年前)
。△△党議員に「〇〇さん、おっぱいどこにぶつ
けたの?」と言われた。委員会で発言すると「手みじかに」
「簡潔に」と委員長に言われる(女性だからとい
うのではなくわが党に対してか)
。洋服に対して「今日は〇色」だねという人がいる。町会の新年会などでは
お酒が入るので、不快な発言や握手のしかたなどいやな思いは多々あるが仕方ないと思っている。(56 歳)
●議会以外の場所である部長から、部下の前で「女のくせにきつい質問をして、かわいくない議員だ」と発言
された。(61 歳)
●2001 年、初めての一般質問で、町職員のセクハラ問題(被害者は委託事業者女性社員)をとりあげること
で通告したが、議長が事務局長に調整という名目の取り下げの圧力があった。もちろん、一般質問は議員の権
利なので行なった。行政職員が質問に真摯に答弁しない、または日常的に私の意見を軽視するという対応は、
根本的に女性軽視があると感じた。(59 歳)
●もともと日本が男性社会であり、議会のなかでも一般社会でも女性差別はあっても気にしたことはない。そ
れよりも気になるのは、女性が女性蔑視していると思う場面がある。(49 歳)
●2012 年ふるさと祭りの会場で、酔った男性同僚議員から「意外と出るとこはしゃんと出とるがな」と言い
つつ、公衆の面前で胸を触られた。驚いたのと怖かったのと「議員同士で騒いだら恥ずかしい」といった混乱
した気持ちでその場では硬直して何もできなかった。帰って夫に話すと愛編腹を立て、事件を隠そうとする議
員体質に疑問を投げかけられた。
「悪いことは悪いと言える自分でいたい。同僚議員に謝ってもらいたい」と
考え当市議会議員政治倫理条例に基づく倫理審査会を請求し、倫理審査会が開催され、酔って声をかけた部分
のみ「議員として品位を汚す行為」と認定され警告を受けた。しかし本人が先の発言と胸を触った行為を認め
なかったため、議会内での調査に限界を感じ、警察に被害届を出した。同僚議員は書類送検された。
●女性差別はないが、知事の与党でないため、政党差別がある。(62 歳)
●女性差別というより党差別を感じる。同じような内容の請願に、他党の議員が紹介議員であれば賛成しても、
わが党だと反対されたりする。議員の力関係、力量で差別されると感じる。同じような意見を言っても力関係
(ボス的な存在)だったりで無視されたり、何か言われたりする。(72 歳)
●数年前、私ともう一人の若い同僚議員と議長に申し入れたときに、「アマが!」と言われたことがあり、び
っくりした。品も質も悪くはずかしい。その議員は退職した。(63 歳)
●議会で△△の会議員が男性は生まれながら優性だ!女性より何かにつけて優性であり、女性は子どもを生み
育てるように男性は外で働き家を守っている。これはいつの時代でも変わらないとのような発言あり。他党の
若い女性議員を〇〇ちゃんとお人形さん扱い。女性議員の「女の子」という男性議員がいる。(64 歳)
●女性蔑視発言と私に対するセクハラ行為に対する問責決議議案を、私に賛同する同僚議員 6 名と共に、9 月
の定例会に動議として発議し賛成多数にて可決された。当の本人は決議には拘束力はないと開き直り、いまだ
に問責決議の内容である委員長の職をやめていない。そして現在、動議に反対した議員からあらぬ疑いをかけ
られ糾弾会を開きその結果をもって、12 月の定例会にて私に議員辞職勧告を出し、発議に反対した人、又棄
権した人も次々と辞職勧告をだすと、恐喝されている。これは、私が発議した、女性蔑視発言とセクハラ行為
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の動議に対する報復行為に、他ならないと思う。セクハラと言う発言をしなければよかったのか、やはり女性
が声を上げるという事はこういう事なのかととても悔しい思いをしている。わらにもすがる思いで、お便り差
し上げた。(63 歳)
●政党に対する差別は感じることがある。(70 歳)
●議会の質問で中学校給食では「弁当は母親の愛情」、保育所関係では「保育所へ預けている子は愛情不足。問
題行動」など、内容ははっきりしていないがこのような趣旨の発言。女性は家にいて仕事をすることがおかし
いような趣旨の質問発言は不快感をもった。後援会行事などでも女性議員は接待してあたりまえというような
方がいる。(54 歳)
●表立ったところでは紳士的な態度であり、さすがに気をつけている人がほとんど。しかし、市議会議員であ
った頃、県外視察の電車のデッキで抱きついてきた先輩議員がいた。私は護身術を身につけているので、そう
いった事には対処できるが、瞬間的なことではあったが、不快だった。その人が女性にべたべたするのは知れ
渡っていることだったが、そもそもどうしてそういう人が選挙で当選するのか納得できなかった。
●1 期目、新人の 1 年目、3 期目の女性先輩議員の仲間の男性議員より、数多くの〝いじめ〟に合った。私の
方が年齢が少し若かったので「この時間子ども達はどうしているのか」。行ってもいない現場視察の事で「ミニ
スカートで現場視察に行って貴女のその態度が悪いので、私の支持者から電話があった」。委員会で傍聴にき
て委員外質問席から、私の質問に対して男性議員を通じて言葉尻に対して皮肉たっぷりの質問をしてきた。こ
の質問に対して教育長がきっぱり否定した。その他、外の男性議員より質問の内容は「こうした方がいいよ…」
とやさしく言われ、議場でそのように質問したら、管外な質問だったようで市長が「目を丸くして困っていた」
と終わってから同僚議員から「はめられたんだよ」と教えて頂いた。これも私の未熟さからだった。いま 3 期目
に向かうが後輩女性議員にはやさしく接し、質問内容についても、自身で自信を持ってさせて頂いている。
●41 歳で初当選直後、質問席の真後ろ議席の議員から(男性)、「うちの女房もお尻が大きいので、○○さん
のお尻を見ていると親しみを感じる」的な内容の発言が場外であった。(52 歳)
●議会活動においては表立っては感じてない。一般社会においては女性蔑視、差別は多々存在し続けているよ
うに思う。残念ながら。
●議会中、懇親会、その他「女のくせに!」「女の下で働けるか!」発言。コンパニオン等への性的発言。
●身体に触れてきたり(議場外で主に議員待合室)
、研修先で二次会等の参加を強制させられたりしたが、最
近はお断りしている。長男だけに結婚祝い金を出す事になっていた規定をなくす事ができた。議場での迷惑発
言はあるが、ビシッ!と反論すれば次はない。男だから女だからでの差別はない。ただ、女性の権利について
発言すると、反対は多い。
(私以外は男だから)
●女性議員はとかく家事のことなど時間のやりくりをしながら忙しく議員活動をしているにもかかわらず、家
の事は何もしていないかのようなことを言う議員が時々いるので、女性議員の苦労は男性議員には理解しても
らえていないのかと思うことがある。中には女性議員でも議員の活動に集中して取り組める方もあるのかもし
れないが、男性と同等にはなかなかいかない所がまだまだあると思う。(57 歳)
●私自身の意識の中で処理できる程度。昔にくらべたら少なくなったと思う。
●他自治体の女性議員から以前、聞いたことだが、視察等などの飲食、飲酒の席で体の部分(オシリ、オッパ
イ、胸など)についてセクハラに近い言動があった。(58 歳)
●具体的には覚えていない。
●議会で、特に体形の事で、肥った、やせた、もう少しやせた方が良いなど、背中をなぜたり、体にさわられ
る事に不快を感じる。(68 歳)
●12 年前議員になったとき、地元選出国会議員に初めて会うと、第一声が「ポスターで見るより□□□やなぁ」
と言われた。同様に議員以外の人からも言われたことがある。本人は私が喜ぶだろうと思って言っているのだ
ろうが、変えようのない外見よりも、政策・行動等で評価してもらいたい。(59 歳)
●12 年前初めて立候補した時に、「女のくせに何ができるのか」等、女性に言われた。当町で初めての女性議
員で、当時は 30 代だったので「自分の孫みたいな年齢で、しかも女の分際で」と、女性が女性を蔑むような言
葉を投げかけられ悲しい思いをした。
私は未婚者でもあり、「なぜ結婚しないの?」「子どもだけでも産めばいいのに…」等々、男女問わずいわれ、
どうして多様な生き方を認めないのだろうと悲しさでいっぱいの気持ちになった。議員活動する中で、教育や
福祉など子どもに係る施設に取り組むと、若い母親から子どもも産んだこともないくせに子どものことがわか
るのか等とひどいことを言われた。議会の中ではただ一人の女性議員だが、当選した時から 「私がハラスメ
ント、差別と感じたら、ハラスメントですからと」と、どのような行為や発言やハラスメントになるのかを口
に出して伝えているので、周りの男性議員はかなり意識は高いと思う(議会を離れた後はわからない)。議会
21
の中だけでいうと「なぜ結婚をしないの?」との問いに色々な生き方を認めるべきだし、私が不快に感じること
をしっかり伝えることで、議会は改善してきている(進行中)。(50 歳)
●まだまだ男社会、男性の何倍も努力しなければ容易に認められない。
●日本の社会は過去の戦争の経緯もあり、議会の中にあっても男性の社会活動から見ても重要な役所は男性優
位の面が多い。女性の場合、男女平等に論じ合うと勝ることもある。肉体的能力で比較すると、やはり不利な
面があると思う。(76 歳)
●女性と男性を区別し、役職について順番の枠に入れなく別枠になり、いつも男性優先になる。
●36 歳で初当選、その頃は保守優先、年功序列がまかりとおっていて、委員会中あててもらえないことも。
地域町内会の中でも古老の町内会町の中には、
「女が何ができるの」と、最初から無視をした態度をとる人も。
議会がもめたとき深夜まで帰れない時、子育て、保育の段取りで抜けたいと言ったら、議会運営委員に「そん
なのわかってなったのでは!」との声(保守議員)
。地域回りで「スカートはいてこい!」とか、市の職員との懇
談会(お酒の席)等にキスされたことも。(51 歳)
●現在 5 期目だが、議会構成の時に△△党ということで、委員長は外されてしまう。議会・同僚議員や行政か
ら女性ということで差別されたという事はない。(65 歳)
●議会や委員会の休憩中の雑談の中で、私が近くにいて聞こえるのに、卑猥な話を男性議員同士でやっていた。
(45 歳)
●議会内ではないが市民から「結婚して、子ども産んだらもっとわかる」「子ども産みたいんやったら、はやく
結婚しないと限界やな…」など言われた。笑ってやりすごすしかないし、言い合っても仕方ないと思ってきた。
東京都議会の事以降、「はよ結婚しろっていいたいけど、これ言うたらセクハラやな」と言う方もいた。あまり
考えないようにしているが、続けて言われると疲れる。反論というか、話してみても…という所。(42 歳)
●お尻をさわられ、
「この人が一番喜ぶことだ」と言われたことがある。お祭り会場で市民から。
●議会運営委員会で協議中、女性議員に対し「何があるか、言えや!」という男性議員からの発言あり。両議
員年齢同じで、議員歴も 4 期で同じ。若い新人議員に対する言葉使いが議員として対応する言葉ではない。
●議会の一般質問で 6 年くらい前に子ども支援などを取り上げていたが、同じ委員会所属の議員から行政視察
中に「子どもがいない人々が子どものことを取り上げて何が分かるのか」という事を言われた。議長を決める
段階で「△△党、女性だから議長にはなれないよ」といわれた(雑談の中で、1 年くらい前)
。10 年くらい前
議員控え室にて、朝のお茶を事務局の女性が出してくれていたが、同会派の男性から私も手伝った方がよいと
いわれた。そうすることが回りからかわいがられるということを言っていた。(56 歳)
●いつ、どこでというほどの事はない。
●議員の間では、身分など扱いは男女差がないと思われる。しかし、議会質問の中で、他会派の発言で思想に
男尊女卑が根強いと思うことがある。中学校給食に関して「お弁当を作るのは、母親の愛情」となど、他は思
い出せないが、細かいことで常に感じている。(47 歳)
●姉妹都市議会との交流の際、しつこく 2 人きりで過ごそうと迫られた。
(議会の事務局長に)(47 歳)
●現在 2 期目、△△党の女性議員として初めてだったせいか、男性議員の態度のよそよそしさが続き、相手に
されなかった時期があった。そして、一番女性蔑視として不快を感じたのは、議会事務局にレターケースの中
に「年賀状」が 1 枚入っていて、裏面を見た瞬間、恥ずかしくなるような文言が羅列、嫌がらせとでも受け取
れるようだった。当然、差出人名は無く、差出人の幼稚性が浮彫りに。(部外者は、あまりレターケースに入
れることはないので、同僚議員では…との疑いが)
●特別な不都合は見当たらない。一人の議員としてきちんと対応してくれる。なおさら温かい配慮をしてもら
っているように思う。(65 歳)
●選挙がはじめてであったため(特に女性議員だからかはわからない)本当に大丈夫か?という意味での不快
な発言はありましたが、私が奮起するきっかけにもなった。厳しさと感じたことでもあり、内容を具体的にに
はいえない。市議会の中ではほぼ感じない。よく接していただいている。
●他の同僚議員はセクハラを受けたと聞いている。(65 歳)
●議案について、いつも反対しているからと町長、課長が数人、党の機関紙をやめたこと。発言が気に入らな
いのか、無視している人もいる(課長、議会外)
。質問しても変なあげ足をとり答えない(課長)。(67 歳)
●当市議会全体の雰囲気は、トータルでは差別的ではないと感じている。女性議員が後輩の女性議員をいじめ
ることの方がもっと苦しい。私の場合は「女性」として苦しんだことは、宴会時の皿へのとりわけやお酌、お
茶出しなど、決して強要はされないものの、した方が悪口を言われないという経験がある。妊娠について、産
休はとってはダメだと男性議員(職員出身)から言われたことがあり、それはおかしな話だと思う。議員の意
味をご存じない高慢な方だと思う。(38 歳)
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●地域では稀に「女のくせに」
「家族をほったらかして」等、女性が議員活動していることに批判的な方もい
る。(62 歳)
●一般質問の内容について女性だから、子育て、教育に絞って質問した方が良いと言われたこと(議員間)。
逆に子どもがいないのだから、子育て教育は説得力がないと言われること(一般の方)。(51 歳)
●初当選したころは多少あったと思うが、あまり記憶がない。私以外の同僚女性市議が容姿についてひやかさ
れたことはある。酒の席で昔はカラオケやダンスの相手を強要されたり身体をさわられたことがある。しかし
今は全くそんなことは許されていない雰囲気である。理由は 28 人中 6~7 人女性市議がおり発言力や議員とし
ての存在価値が増したことである。(65 歳)
●私が初めて議会に当選した頃は(27 年前)男性議員から「女のくせに」とよく言われた。当時の議員用ト
イレは男女一緒だったので休憩時間になっても男性が多く入るのでトイレに行けなかった。しかし現在はそう
した表立った差別的発言もないし、施設なども事情は改善された。当時女性が議員になることは想定していな
かったと言われた(トイレの事で申し入れた時)
。現在の市議会で差別暴言はない。ただし、調査活動や地元
の活動などで男性議員とは違う扱いを受けたことはある。(58 歳)
●地方では封建的な考えがまだ残っていて、普通の会話に出ることがある。不快と感じるか感じないかも個人
の受け取り方次第だと思う。(66 歳)
●初当選して(36 歳)まもないころ、視察先で初の女性議員であったため夕食会場の席で(女性議員がきて?)
万歳をした男性議員がいて、何のことかわからなかったが、女性差別の一つと思った。また当時は議員野球大
会があり、その打ちあげの懇親の席で「議長にお酌を」とまわりの男性議員からすすめられたり、若い女性だ
からと特別視され居心地の悪い思いをした。今は約 2 割近くを女性議員が占め、私も古株になってきたことも
あり、そういった面での嫌な思いをすることはほとんどなくなっている。一般質問などでは、やはり当選した
当初、保育園などの質問をすると「女、子どもの質問」という女性蔑視の雰囲気もあり、古い体質にまけず質
問せねば…と常に緊張していた。現在までヤジはほとんどなく、その点はやりやすかった。(60 歳)
●34 人の議員のうち、女性は 3 人だけ。理事者や議会事務局で議場に出てくる女性はほとんどいない。委員
会でも数えるほどで圧倒的に男性が多く、1 期目の私には大きな違和感があった。 議会の受付ロビーにはソ
ファと灰皿があり、分煙などまったく関係なし。タバコの自動販売機が議員控え室の前にあり、禁煙または少
なくとも分煙ができないのかと言ったが、難しいようだ。多くの市民が訪れるロビーなのに。特に若い女性や
子どもたちには直接影響があり、とても広く市民に開かれた良識ある議会だとは思えない。男社会の当たり前
なことだけがルールになっている感じがする。議会以外でも、通常は女性は男性の言うことを聞いていれば良
い、反対や納得できないの声は聞いてもらえないこともよくある。(57 歳)
●もちろんある。長いこと(10 期)議員をしていて、さすがにこの 10 数年はないが、若い頃、△△党の議員
が酔っ払ってからんできたり、体をさわってきたりしたことがあった。私が初当選したころは女性議員は 3~
4 名たったが、8 年前に 36 人中 11 人が女性議員になった。議会の中では公然とした女性差別はなくなってい
るとは思うが、街の中、町会とかさまざまなところで有形・無形の差別がまだある。(75 歳)
●会派内で同僚議員によるセクハラが過去にあった。内容としては性表現が激しく、すんなりと受けづらい状
況があった。裁判をして訴えれば、セクハラをする議員は辞職になったと思う。
●直接ではないが、近くで下ネタ話をする。(54 歳)
●当市議会は女性議員が多い方だと思うが、これまで議長が女性ということはない。議長を選出している会派
にももちろん女性議員がいるし、議員を何期もやっている方もいるにもかかわらず、男性が選出されている。
(53 歳)
●女性議員として女性差別の暴言は今のところ感じないが、当市議会では議長は女性がなったことはない。当
市役所職員の女性管理職の登用は比較的多いと聞くが、理事者への登用が少ないのが現実。党議員団を代表し
て質疑している時に、委員長から質疑を途中で止められるなど議事運営の中でまだまだ民主主義が根付いてい
ないと感じる。他の会派は日頃から自分達が二元代表制で市民から選ばれた議員だからと市民運動などを敵視
し、議会最優先の考えがあり、人数の少ない政党や 1 人会派などやりにくいところがある。(63 歳)
●発言を減らしたら議事がスムーズに行くのに…。男性議員に対してピリピリしている感じがあっても私には
「まーえやんか」的な態度が見受けられる。(61 歳)
●視察中、お酒の席で、女性に関する下ネタがひどかった。「○○さんの乳首はどうなってるの?」と言われた。
●定数 35 の内女性 4 であり、これではあまりにバランスに欠ける。ついては女性候補者を増やすために様々
な取組みをしている。その過程で自他共にふさわしい考え、本人も出る意志があり周囲も応援する意志がある
が、家族会議を開いた際、「県会議員だけはやめて欲しい」と夫の反対にあい、選挙に出馬がかなわない例が複
数人いたし、いる。(69 歳)
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●首相のお膝元だが、まだまだ男性中心の議会となっている。議員定数34人に対して女性は5人。首相は「女
性の活躍推進」をかかげているが、実際当市は「女性が政治家になるのは至難の業」
。今まで、インフラ整備
より箱物建築を主体にしてきたことにより、今後のインフラ整備が今になって問題視されている。少子高齢化
がますます進んでいく今、福祉においても問題が多く課題が山積みとなっている。(59 歳)
●女性に対する差別は感じたことはないが、わが党に対する差別はある。(37 歳)
●覚えていない。(54 歳)
●3年ほど前、有権者(女性)から「女性議員はダメだ。男性議員の方が議員に適している」と言われた。最
近、議会休憩中「クーラーが冷えて困る」と言ったら、ある男性議員が「女性は冷えると子どもを産めなくな
っちゃうよね」と、わざとらしい表現で言われた。人をからかうような態度だった。(63 歳)
●ある男性議員を懲罰にするか、しないかの賛否を問うことがあり、私はその議員の言動が懲罰に値するもの
ではないと反対意見を述べた。①休憩時間後、自席につくと、賛否の時、賛成するようにといった内容の書類
が机上に目に付くように置いてあった。
「賛成しろ」と私の意志をコントロールするようなものだった。他の
議員の机上にはなく、私一人だけに置いてあった。「なぜこんなものが私の机上にあるのか?誰が置いたの
か?」と抗議し詰め寄ったが、
「誰も置かない。エアコンの風で飛んできたのだ」という。実地検証を行い、
結局二人掛けの机の隣の議員が「私の書類が隣の席に移った」と謝った。嘘はわかりきっていたが…。私は、
「あなた方にコントロールはされません。自分の考えで決めます」と怒りをこめて抗議をした。②9月議会の
議案の採決で国民健康保険特別会計の決算の認定の時、反対討論をした時、△△党の議員が「毎回懲りずに反
対討論ばかりする○○議員。収支報告を理解していないことを証明しているようなものだ。反対ばかりせず改
善策を示せ」と侮蔑発言を長々と言った。私は「国保税の引き下げと軽減策について」一般質問をしたので、
国保会計については充分勉強し、国保の軽減対策についても執行部に迫っている。議長は議案に対しての討論
の際に、議案の賛否の討論に値しない発言を静止することもなく許していた。議員も議長も許せない!「怒」。
③同議会中に討論の際に、私が原稿を読みながら発言したら、保守系無所属の議員が「どなたの原稿を読まれ
てか知りませんが…」といった。馬鹿にするな!人の原稿を読むほど落ちぶれていない!といいたかったが、
「自分の書いた原稿。発言の時は私はオッチョコチョイ。失敗があってはならないので、なるべく原稿を書い
てそれを読んでいる」と穏やかにいった。今思えば、くってかかったほうが良かったのかな?「誰の原稿を読
んでいるというのか、証拠を示せ!」とか。人をばかにしやがって!自分だって原稿をみているじゃないか。
「怒」
。(70 歳)
●特に女性差別的な発言等はないが、女性議員は常に努力して頑張らなくては、評価を得られないと感じてい
る。(69 歳)
●特に女性であることで不利なこと、不快だと感じることはない。ただ、後援会主催の活動報告会の準備など、
台所仕事や買い物などは、女性の方が得意なため、ついつい裏方の方と行ったり来たりしてしまう。その点、
男性議員が、少しうらやましく思うこともある。(52 歳)
●4 期目のスタートをきったところ。12 年前は女性に議長、副議長はさせないという流れがあった。私が当選
した頃から「女性議員」が増えはじめ、初の副議長が誕生。その後、副議長は女性がなっている。施設組合議
会の方では、議長にも女性がなっている。
「差別」ということだけでなく「民主主義的な選出方法」になって
いなかったり、
「排除の考え方」が多く残っている現場だとはじめて知った。(56 歳)
●5 年前、初当選初登庁の日、保守先輩議員にかけられた最初のことばは「あら、お嬢さん、スーツがお似合
いで」
。私が男性的で強いキャラであるからよけいに、
「女性議員はもっとやさしく、女らしく」はしょっちゅ
う。5 年たってずい分言われなくはなったが。特に宴会の席、二次会などはめを外した場所では、手、胸、尻
などへのふざけたタッチ。
「おっとっ」とバランスを崩したふりで、座っている私の膝の上に座るとか→「セ
クハラだぞ」と手をたたき返す。私のキャラもあるので固い雰囲気にもならずにおさまる。他の女性議員への
同様の事があっても私が間に入ってあげている。
「すぐそうやってセクハラだと騒ぐ。さわられるうちが花だ
よ」
「オメーなんか、さわらねーよ」etc。傍聴者のいる本議会や委員会では言わないが休憩時間などに(これ
は直近の 9 月議会)「
『男女平等とか、共同参画とか言うが、じゃあ男と同じように力仕事や管理職等、全く同
じにできるのか、それができてから発言するもんだ」等と発言し、同世代(60 才―70歳)保守男性議員は
同調する。たとえ雑談でも聞き流さず反論するが、例えば今この事例のあった社会委員会には、たまたま女性
議員が 5 人中 4 人と集中していたので「男女平等の意味を全く理解していない」
「男女の特性をふまえた上で
の権利の平等」
「男性は子どもを産めないでしょう。そもそもが違うのだから」と反論が大きく起こった。若
手の保守議員は苦笑いしてだんまり。男性議員の意識改革が必要だが、研修等では効果はないかと思う。レベ
ルが低すぎて。(60 歳)
●懇親会の席で。
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●「
『セクハラ』と言われるから、気を付けんといかん」と言っておいて「あんたは、かまんと思うけど…」
などと平気で言葉にする。(69 歳)
●5 年前に 3 町と合併してからは、さまざまな不快が生じている。「女性の時代」などと、男性議員は「口先
だけ」で何かあるごとに口にしているが、口と腹は正反対で役職取りのいやしい行動が日常。いなかの議員は
情けないことに、レベルが低すきる。市政報告なし、質疑なし、一般質問なし、議会改革にも耳は貸さない。
何もしない、出来ない人が、根まわしして、代々役職を順番でやっている。あきれている。(70 歳)
●議会の中ではないが、一般の方などとのやりとりの中、(特には、私の場合)地域などの役員(ほとんど男
社会主導…これこそが問題)の集まりなどに出席したり、意見を言う場合に、「各家庭の中でも、奥さんや女
性としてはこれこれ~~と思う方が普通ですよ」と、男性的圧力や古い考えに対して言うと、「だいたいは、
主人の意見に合わせるものだし、一家の総意は男に合わせるものだ!!」と他の男性役員もうなずきました。
「そ
んなこと言うのはあなただけだ!!」と女性の意見を無視する事があり、大変ショックを受けた。
●「おんなのこ」
「お嬢」などの表現が、あらゆるところで使われる。(51 歳)
●①日常、②役員人事、③議員活動で。
●差別、暴言というほどではないが、〝42 才〟で議員になったとき、〝女の子〟の言っていることというふ
うに思われているなとは感じたことがある。地域の中でも、相談事をされるときに〝女の子〟よりも〝男性〟
議員にといったようなフンイキはあった。現在はそれはあまり感じられないし、議会の中でも〝男性 3 人と私
〟の会派だったので、他から何か言われるようなことはなかったように思う。(表立って…)(52 歳)
●市町村合併をする以前の○○町議のころ(1987 年~2005 年 3 月まで)、女性議員は一人だけ、初当選が 32
歳だったので校長から町議となった〇〇議員に、生徒を叱る口調で「貴様何様だと思っているんだ」とか発言
の度に不快に思うことばをあびせられた。市議となってからはない。(59 歳)
●近日、
「あなた、この頃、少し太りました?!」とBさんがAさんにしばらくぶりに会って、思わず声をか
けているシーンに出会った時、
「それは差別用語よ!」とそんなに強くない語気でAさんが言ったところ、
「あ
ら!…そうなの?」と自分をたしなめるような場面があった。つまり、何事も「知らない!」ということは恐
ろしいことだなと感じている。(77 歳)
●県議になってすぐのとき、視察先の昼食の時、古参男性議員同士がワイ談をはじめた。「そういう話はやめ
て下さい」とその場で言って止まった。同じく視察先の夕食会にコンパニオンが来た。「今後こういうことが
あれば私は参加しない」と言ったらそれ以来そういうことはなくなった。その後は特にない。ただ、少数会派
(1 人)への扱いに、正式議運メンバーに入れないなどの差別はある。(67 歳)
●20 年前に市議会議員になり 3 期つとめ現在県議 2 期目。
市議の時代たぶん女だからということもあってか、
男性議員に議場でよくヤジをとばされた。女性差別発言として一番よく覚えているのは「女はうちでままたき
していればいいんだね(女はうちで御飯の支度をしていればいいんだ)」とヤジったことをよく覚えている。
私以外の議員の質問の時、昨年県議会の常任委員会で男性議員が女性の幹部に「あなた女性だからみんなにバ
カにされ、予算とれないんじゃないのか」と質問したことが問題になったようだ。(62 歳)
●議員になる前、選挙活動で農村地区をまわっていたところ、前議員(男性)が私を紹介した時、女に何がで
きるだろうかと面と向かって言われたこと。(73 歳)
●委員会での議論中、防災・避難所運営について「女性の視点」「人権に配慮した避難所運営」を要望したと
ころ、△△党議員から「生きるか死ぬかと言うてる時に何言うてんのや」というヤジがあった。職員から、服
装について「今日の○○議員は色っぽいな」と言われたことがある。
(市役所内で)(58 歳)
●個人としては女性蔑視や暴言などないが、一般市民の女性に対して暴言などの話を聞く。これも年配者の暴
言と受け止め、若い人達の暴言等は聞いたことがない。
●意外となかった。
「新人のくせに」という差別を感じたことはある。(66 歳)
●女性個人の考え方次第で表記の表現になると思う。自分のきらいな人に言われると差別、暴言になり、何で
もない人なら許せると言った事はまわりでも良くあるので、〝さわぎすぎ〞もあると思う。
●様々な会合等でたわいなくかけられる言葉。それが現在の社会の到達点だといやになることが多いが。あま
り1つ1つ問題にしていたらやっていられない。差別、暴言などはもちろん抗議したりするが、そこまでいか
ないものも多い。(38 歳)
●10 年ほど前、私のいる所で「わい談(Hな話)をはじめた男性議員がいた。今も 2 年に 1 回ぐらいは耳に
するが、無視している。しかし、以前と比べて少くなった。
(議会を離れた懇談の席でのできごと)(69 歳)
●議員控室→あんたは女性だからね(多少の失敗は許される)。同僚議員から→スカートはいたら。町民から
→女性議員が 1 人、2 人おらんとね(1 人、2 人でいいのか) →女じゃからね(町長選挙立候補後)(58 歳)
●地域の行事の中で会話している際に、いわゆる下ネタの内容を言われた。しかもその方は元市議(保守)を
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務めた方。(63 歳)
●具体的に直接差別や暴言の発言を受けたわけではない。ただ当市議会も 22 名定数中 5 名しか女性議員がい
ない事や市当局の理事者(部長級)も女性職員は 2 名だけ。女性議員の課長級は少々に増えてきているが、ま
だまだ女性進出に遅れがあり、差別と感じる。(51 歳)
●正式な発言の許可を得ずに発言(言葉を発する)するのが「ヤジ」だとすると、男性からの差別的なものは
なくても、女性からも男性からも私が発言している最中に受けたことが何度かある。(56 歳)
●議員の最初の頃は感じたことがあるが。(64 歳)
●具体的にいつどこでとは言えないが、いつも女だからと思われているような接し方は感じる。女の言ってい
ることなんか聞けるかという思いはあるように思う。(50 歳)
●議員団としての活動において―主要な役割が男性議員中心、女と性議員はあくまでそれに従うというような
主従関係が長年当たり前のようであったこと。ベテラン男性議員に「私の言うことが聞けないなら勝手にしろ」
と恫喝。みんな仲良くやっていたのにあなたは何でできないのとそれを擁護する女性議員。日常の党活動にお
いて―党のトップに男性議員が配置されており、組織全体が指示に従う形が長年の運営となってお り、みん
なが対等とは言えない実態があり、改善に至っているとは言えない状況。会議において給仕役が女性が当たり
前となっている実態が見受けられる。
「今日は白なんだ」「今日はなにかあるの」とか服装について言われる。
「議員のくせに常識がない、挨拶もできない、人のいうことを聞かない」など、組織内のしかるべき立場にあ
る人が暴言を吐く。抗議すると言ってないとウソを平気でつく。会議において「あんた」呼ばわりする男性幹
部党員。○○がいるから議員団との話し合いには応じないと市長に言われたと議員団長が会議において報告す
る のみならず、さらに幹部の長が「あなたの言い方が悪いんじゃないの」と。組織内での差別、排除、いじ
め構図がある。議会、公務において―「バカ」「よそ者のくせに」議場での他会派議員の暴言、発言中にヤジ
で妨害が常態化、しかしながら、 東京都議会での問題後は静かに。若手女性議員に対し下の名での「○○チ
ャーン」と平気で男性議員(我が党の議員も!)みんなが呼ぶ。長が議員の質問を封じる→「もう手をあげて
も指名しないぞ。委員長はあなたに質問させないこともできるんだぞ」や、一般質問の発言途中に議事を止め
ずに発言の制限を加える・審議会初日、委員各位にごあいさつを行なったところ、地元の権力者たる男性委員、
名刺を受取らず、 無視。(53 歳)
●①一般質問などでいやがらせ的なヤジが来る。たとえば〝ジェンダー〞などと発言すると、早くやめろ!と
か。②常任委員会でも同じ。(72 歳)
●議員になりたての頃(15 年程前)
「女のくせに」
「女のくせに生意気だ」等言われたが女性議員が4人いた
ので改善させた。今はこういう発言はない。(64 歳)
●未だに「父兄」と表現する議員。毎回注意するが直らない。当議員団は女性2人。それについて党員、支持
者から「男がいなきゃ」との声がある。(67 歳)
●今年3月、退職部長の送別会で、1期目の 60 代の男性議員が身体に触った。今年6月の常任委員会で、男
性議員の委員長のやり方に不満をもった年配男性議員が、「女の腐ったような…」との表現をした(委員会の
終了後)
。(53 歳)
●37 歳から議員活動を行っているが、女性蔑視等は特にない。男性2人を含む3人の会派構成だが、控室で
のお茶出し片づけ等は、女性である私が多くやる。2人とも農家(兼業)の長男なので、口を酸っぱくして云
っても何のその…。会派の会費の管理等を含め、雑務はすべて私。ちなみに同僚議員は 69 歳(8期目)、62
歳(3期目)
、今の3人の会派になって10年、今では割り切ってやっているが、男女共同参画社会にはほど
遠い話だ。(65 歳)
●酒の席で女性なんだからもっと動けといわれた(酒をつげの意味)。○○さん(私)はなんでもできるけど
子どもは一人しか産めなかったな、といわれる(不妊治療をし、やっと授かったことをいつも話をしていたに
もかかわらず)
。(40 歳)
●10 年前はたくさんあった。
(議会内で。議会外はあまりなかった) 今はほとんどない。
●自分自身で受けたことはない。(60 歳)
●女性蔑視というより軽視のほうが良いと思うが、議会の役職について、こちらから声を発しないと、尋ねて
さえもらえない。男性議員の方は、次は○○委員長とか、○○副委員長とか決まっていて、まわってくるよう
だが…。特に正・副議長人事となると明白だ。
●役選のとき、男性のやり方は根まわし。役職に就きたいなら「誰に頼むのや?」との発言。議会は男性が動
かすものと決め込んでいる。(77 歳)
●妊娠中で議会中に、選挙のたびに一人ずつ増えるなあーと、選挙に子どもを利用しているかのように言われ
たり、気分を害した経験はある。(44 歳)
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●「感情的である」と思う発言はよくある。それが、女性であるからなのか、年齢が下(議会のなかで一番下)
なのに委員長(議運や常任委員会)であることへの不満なのか、その他への感情かはわからない。
「この議案
をあげたことに対し、議運でどういった意見があったのか、議運の委員長の見解は?」など、いちゃもん的な
ものも多い。しかし、あきらかに‘女性である‘ということでの差別といった発言はない。(47 歳)
●女性としての差別は感じたことはないが、△△党ということで、
「党をやめれば」ということや、党を頭か
ら認めていない方には「蔑視」するような目でみられたことはある。(73 歳)
●地元の懇親会などにいくと、女性が地元組織の代表となっている例が少なく、男性のみの場合が多い。お酒
が入ると理性を失う人が出て、体を触ろうとするしぐさがあった。人前に出ることの多い女性なのだから、こ
れくらいの対応をされても慣れているのではないかとタカをくくられてしまっている。女性であるが、男性よ
りたくましい女性像を女性議員に対しイメージしている。(36 歳)
●市長が広報誌に「大胆引き眉の女性議員が私の発言を詰問した」と載せた。私のことであると一般質問で明
らかになった。広報担当者へも校正時点で「不適だと感じなかったのか」確認した。他にも市民との対話のな
かにも女性蔑視と感じることは多くある。(57 歳)
●1990 年代の中頃、市の「女性計画(当時)
」に関して質問している時「これ以上どんな権利がほしいんだ」
とヤジられた。単発だが、多くの男性議員が男女平等に対して無理解、内心敵意を持っている者もいることを
知った(67 歳)
●特に感じていないが、お酒の席などでは会話の中で「エッ」と思うこともある。しかし、これは許せないと
思うか聞き流すか、本人しだいなのではないかと思う。(55 歳)
●5、6 年前、研修会ホールの中で(?)
「あなたはもう子どもが産めないだろうけど…」といわれた。表彰式
で全く同期の男性議員の名前が先。あいうえお順にしても私が先なのに…?当時得票数は私が多かったのに…
と思った。(57 歳)
●日常会話の中でパワハラ的なきつい表現。宴席で、女性が議員になっていることがおもしろくないと言った
表現。しかも、夫の転勤で移り住んだところ(地元でない)なので、それもおもしろくないと思っている様子。
●私自身へのは経験ない。しかし、20 年位前、県議会本会議場でのこと、県教育委員着任の挨拶の場面で、
女性委員の服装(パンツ着用)に対し「スーツはもってないのか」「スーツを買ってやるか」というニュアンス
の暴言を吐き、それに対しても他の議員たちから笑い声で、本人はどれほどのショックを覚えたことか。それ
を聴き、強い憤りを覚えた。当時県内の女性議員で超党派の会をもっており、すぐに、記者会見を開き、暴言
を吐いた議員たちや県議会に対し、抗議を表明し、本人への謝罪と猛省を促した。
●過去に一度あったが、他の議員のことばで、不快ではない出来事になった(1991 年)。ある先輩議員に「お
茶いれて」と言われたが、他の議員の「議会に来たらみんな一緒なのだから、自分で入れた方がいい」といわ
れ、その後、議会事務局がお茶セットを準備し、各自いれるようになった。(64 歳)
●議会代表で「都市計画審議会」に昨年12月ごろから出るようになったが、席順で男社会を感じた。議員の
席順はほとんど議席番号の高い方から上位順に決まることが多いが、この審議会では私は議員の中では末席と
なった(本来なら末から2番目)
。大学の女先生は上位席ですが、他の一般の方はお二人末席。これは配慮した
ということでしょうかね(?)
。私はこの審議会は初めてなので未だ事務局に何も言っていないが男女差別を
感じた。(62 歳)
●控室で同室議員より肩をだかれそうになった。多分1期目の時。(64 歳)
●お酒の席での発言でセクハラめいた事を言われる。(57 歳)
●6月に初当選し、現在の活動では特にないが、前議員(女性)の時、同僚議員(他会派)よりセクハラを受け
た事がある。特に懇親会の席でアルコールも入っていることもあり(相手)、言葉によるものであったとのこと。
議会事務局も相談し、謝罪したが、本人(相手)はアルコールも入ると「何を言ったのか分からなかった」との
事である。前議員から特に酒のある席では、注意する事と指導を受けた。又、今後このようなことがあるなら
議会全体で問題にしてゆこうと思っている。(44 歳)
●会派の控室に出入りする他会派の議員が自分の女性関係などを冗談交じりだが自慢気に話していく。男性議
員にも同じように話しているのだろうが不快に感じる。こういう話で何か親しくなっているように思う(表面
上)ことが男性議員の品位をおとしているといつも感じる。(57 歳)
●女性議員として活動する上では、常にその様な場面は多いと感じる。(46 歳)
●「あなたはどうして議員になったか?」
(はい、女性の声を町政に届けたい)「フーン、男の一番頭の良かっ
とおなごの一番最低とつりあうもんなー」
(???ムッ) (何々が削減されていますがその要因は?)
「要因ば
てたい」
(議会で) 「先日研修に行かれたが何の研修か」
(はい、二元代表制の中において町長提案で報酬が
上がったところに)
「○○議員!二元代表制とは何ですか」(ムッ) (議長もされた人に説明する必要はあり
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ません)とは言ったもののあきらかに馬鹿にした言い方でそれも数名の議員がいた中でのでき事であった。(68
歳)
●①女性は元々よくしゃべるという概念があるのか。それとも私個人がいつも質問等を行うからなのか。某議
員「本日の会議終了予定は(時間)?」に、某議員「○○さんが喋らんとけばはよ(早く)すむ」と、私の方を向
いた議員が数名。②議員全員協議会において、質疑の手を挙げているにも関わらず、議長「他にありませんか」
、
某議員「ありません」
、私「先ほどから手をあげておりますが」と発言権を与えられる。個人に対してか、女
性だからかは断定できないが非常に不快感を感じる。③某女性議員のケース 本会議一般質問、再質問の発言
に「それは下衆の勘繰りや」と首長1、2名の議員がそれに拍車。④職員の場合 男性議員に挨拶しても女性
議員にしない時がある。こちらが挨拶している時に男性議員が挨拶をすると、後回しになったことがある。男
性議員と女性議員とで言葉づかいを使い分ける職員もいる。女性に対しての態度も同様に軽い。見方によって
は親近感ともとれるが…内容、案件によっては、男性の意見を優先、尊重することもある。
●「議員として」は一切ないが、
「働く女性」としてはたくさんある。議員に必要なのは勇気と奮起と言われ
る。鼻先で笑い飛ばす程度に気にしないが、議会中断してトコトンやるか。たまたま前者を選んだ方が口火を
切ったたが、後者の方が多いと思うので、そろそろ解決していくのではないか。(44 歳)
●私自身が差別を受けたということではなく、他女性議員に対し保守系の議員が「風俗みたいだな!」という
発言があり、女性議員7名で、その方に抗議をし謝罪をしてもらったということがあった(10年位前)。(55
歳)
●家庭での配慮は大変だった。家事から子どものこと、親の介護、そして勉強とお世話活動が大変だった。女
性議員は、男性の議員よりも本当に大変。だからとても強くなった。気にしない性格が良かったのかも知れな
い。(69 歳)
●①議長は定例会で議員を君付けで呼ぶ。全員~さんづけでいいのではないか。②私は総務常任委員長と広報
特別委員会委員長という役目を頂いているが(能力的に男性議員に劣っているとは思わないが)発言を軽くみ
る男性議員のほとんどが態度や発言の節々に女性に指図されることに対して「女に言われたくない」意識が見
え隠れしている。事務局でさえ同じで、私と同じ立場が男性なら、こんな発言は返してこないだろうと思うこ
とがたびたびある。私が委員長であるにもかかわらず、新しいことを提案してもなかなか通らない。下手に出
て「こういうことをやりたいが協力してほしい」とお願いをするというやり方にするとしぶしぶ「やってやる
か…」となる。セクハラの意識はなくても根底に女性軽視の意識が消えないので「やってやる」発言になって
しまうんだと思う。不快だ。(53 歳)
●議員の役員選挙は声かけをして料亭で決めている(議長になる人が料金を支払った)。若い女性議員(54 歳)
も、議長選挙で女性議長も大切と私が話し、票を入れた(結果・2 票)が、私には「頼まれたから入れた」と
いう。私はそんなことでなく、自分の意思で票を入れてくださったらよかったと、残念に思った。女性蔑視や
差別などでなく地元出身の人は同級生や親類関係の地縁や血縁古い人間関係、新しく入居した人は無関心であ
る。結果として、保守が勝つ。変わるには時間が必要。よそ者が当選するだけで珍しい私だが、有権者は「頼
まれなかった」からの声を聴く。(74 歳)
●現在 6 期目だが、1 期の議員の頃、議会の県外視察でトンネル工事を視察したとき、工事担当者から「女性
議員さんは、遠慮してほしい」といわれた。同僚議員が「そんなら全員が視察しない」との思いをした。議員
として受けた差別というより、女性への差別といえるものだが、国民健康保険証が世帯主名で発行されている
こと。保険料は私の所得にかかり、最高額の保険料なのに、保険証も保険料の納付書も夫の名前。手続きをす
れば、私の名前に変更できるが、
「特殊な場合のみ認める」という趣旨で、変更の理由を書かねばならず、抗
議の意味で手続きはしてない。夫は社会保険に加入していて、国保加入は私だけなのに矛盾を感じる。(66 歳)
●仕事上で今までできていなかったことを、自分ががんばってできるようになったことに対して、対応した人
が女性だから OK してくれたんだろうなどと、面と向かって言われたことがある。女でも男でも仕事の上では、
結果がすべての評価につながると思っていたので、そういう言葉は言った相手を情けないと感じたことがある。
家事もこなし、議員活動をしていても「ご主人は偉いなあ。よくおくさんにさせてるよな」なんていわれるの
で、不快に思っている。(59 歳)
●自分自身は、子育てがすでに終わってから、議員になったが、子育てしながら議員活動をするのは、ほんと
うに大変なことだと思う。(55 歳)
●男性議員から、私の発言など会話に関して「チャベ、チャベと…」と言われた。「チャベ、チャベ」とは、
女性に対して使われる方言のようで、よく話すとか…必要もないのに、チャベチャベと~というニュアンスで
使われる(!?) 女のくせにというニュアンスもあるようだ。服装に関しても本会議で麻のズボンをはいていた
のに、
「ジーパンをはいている」と非難された。本会議場内での服装規制については、男とか、女とかを問わ
28
ず、ジーパンはダメであるとかということ自体おかしいと思うが。シマ入りのズボンをはいていたときも、ゴ
ルフをするときの服装だといわれた。いっしょにいるのは、恥ずかしいから服装を変えていこうと言われたこ
ともあった。(58 歳)
●懇親会の酒席で、何回も体中をさわられた。はじめ我慢をしていたが、あまりしつこいので強く怒ったらや
めた。元女性議員にもやっていたと街中で評判になっていても、一部の人しか知らないのでどうしようもない。
同僚の男性議員も「こらえてやってくれ」と言ってかばいあう。(71 歳)
●非公式な場や政策議論、地域で男女問わず「早く結婚したほうがよい」
「子どものいない人にはわからない」
など頻繁にある。議会に議員のためのお茶くみなどのために、女性が雇用されていることに居心地の悪さを感
じる。(50 歳)
●具体的にはないが、意識の中にあるなと感じることはある。しかも、男性じゃなく、女性の中にあるのが問
題だと…。例えば会議のときにわざわざ遠回りして女性が私に最後にお茶を出すとか、名前を一番最後に書か
れる、席がうしろの方など。議席順ともアイウエオ順とも当選回数とも取れない順の時、女だからかなと感じ
る。組合で請願の時の連盟の時とか、席があとにされたときには言ったけど…。そんな所からも見直さないと
…、一般の人からして差別してると思う。(58 歳)
●女性が発言したり、一般質問をしているときにはヤジが飛んだり、意見を制圧するような発言がある。前市
長においても「おなご議員はやかましか!おなご議員がいるとお金がかかる!」などの発言を聞いた。(福祉
や教育問題の提案が多いので)女性というだけで、軽視されたり、卑下した見方をされる。議長決めの話の中
には女性は入れてももらえず、蚊帳の外である。(59 歳)
●女性が議員になったのは、はじめての事であり、求められていた。男女問わずに意見を言える環境は平等で、
理解のある議会である。(59 歳)
●飲み会などで、女性の容姿を話題にし、同席している女性としては不快。議員としての自覚がない、その辺
のオジサン的な感覚がまず問題かもしれないが、配慮がなさ過ぎる。議員、地域の役員などに女性を当てよう
という意識が全くない!全く男性のなり手がない場合のみ、やむをえず女性を当てることがあるが女性に失礼
だ。国の政策が、女性に子を産めと暗に迫っている。何もかも女性の責任のようで、不快だ。子を産み育てる
ことがハンディとなり、経済力を持てず、社会的に男と対等になれないのを女性は分かっている。その解決策
を国は講じるべき。(64 歳)
●3、4 人の議員(男性)が、私と他 1 人(女性)が発言している時、とくに私の発言中は、
「そんなことは国
会で言え」とか、数人でいつもガヤガヤということが多々あった。そんな時は議長が注意すべきだが、言わな
いので、私が「今は私の発言中です。皆さんも意見があったら、私が終わってから議長の許可を得て発言して
下さい。だから、静かにしてください」と数回言ったら、それから少し、おとなしくなった。女性と思ってバ
カにしていると思う。他の女性議員の時も私が静かにして下さいと注意したことがある。(73 歳)
●選挙の際には、
村民の声を行政に届けるといいながら、4 年間で 1 度も一般質問もできない地方議会の現状。
親戚がいれば誰でも議員になれるからだ。(63 歳)
●ある議員、視察中や委員会室等のことば含め、セクハラがひどいため、議長に席替えを要望した。ただ、全
体の中では、
「問題にするようなことではない」
「本当にあったと証明できるのか」など、厳しい声で対応して
くれなかった。女性 2 人なので、結束して対処し、席替えは議場での議決なので実現した。これ以来、他の男
性議員も、ことば等対等になったように思う。(60 歳)
●議員になるにあたり、夫の理解はあるのか、複数の男性より聞かれた。男性議員に妻の理解があったかとわ
ざわざ聞く人は少ない。女性には夫の理解というより、承認がないとダメだというニュアンスに取れた。自立
した個人として行動しているのであり、夫の理解は得るが、承認で行動はしないので女性ならではの性差によ
る質問に思われる。セクハラの意味を全く理解していない新人の議員がおり、事あるごとにセクハラ発言をす
る。バスの中での猥談、○○さんと同じ部屋で泊まりたいなど、きれいな女性議員に対して度重なるセクハラ
が見られ、その都度「今のはイエロー、今のはレッドカードですよ」と事をあらだてず注意してるが改善見ら
れず。セクハラ以前に、議会を意味なく欠席、早退する。本議会中退席する。資料に目を通さない、意見を言
わないなど、議員としてふさわしくない方が多すぎる。有権者の皆様に実態を知って欲しいと思っている。選
挙中に行方不明の男性から呼び出しがあった。早朝、非通知の電話が鳴るなど数知れない妨害にあうなど、女
性なので自分の身を守るのは難しいので恐い思いをした。常識的でない方が、政治に関わっているということ
を議員 1 年目にして知った。
●議場では発言に対して制限される(解った~もういい等々)議員室での休憩中、雑談の中では様々なことを
言われる。もうあがっている(生理)から感じない!」。ショートヘアで短く切りすぎた時「もう女でないか
らイイカ」など、いつも言われていることが沢山ある。女性は一人なので、特に言われるのかと思う!(64 歳)
29
●議員に当選して初議会の昼食休憩中、同僚議員より「あんたはまだ生理があるのかね」と言われた。議員全
員で昼食を食べている最中のことで、驚いた。私は発言した議員に「これはセクハラですよ」と抗議し、近く
にいた議員に「これはセクハラですよね」と同意を求めたが無視された。バストが小さいとか、お尻が大きく
なったなど、日常茶飯事にセクハラ発言がある。こうしたセクハラ発言をする議員は少数だが、共通している
は、当選回数が多い言わば古株議員。30 代、40 代の若手議員からはそうした発言はない。(49 歳)
●初当選してから、ほぼ日常的に、他会派の男性議員から、
「今日は化粧してる」
「太った」
「やせた」
「俺の恋
人やな」など、親しくなろうとしてなのか、日頃から女性にはそんな対応なのか言ってくる。 これはまだ耐
えられるが、
「調子にのっとんなや」
「うるせぇ」「だらんねぇが」など、ただの悪口はあきれる。これは、女
性、若い、少数政党とそろっているせいもあると思う。(33 歳)
●現在 6 期目、初当選後 1 年目に県外視察へ行った時、某議員(男性)より夜「部屋に来ないか」と電話を受
けた。酒飲みの会で町内会長のおじさんより「酒をつげ」と命令された。(55 歳)
●年配の男性議員から「○○ちゃん」などと呼ばれると、見下されるような気がするが、とくに性差別的発言
は記憶にはない。しかし役割や立場で女性として軽んじられていると感じる場合もあり、自分自身も女性とい
うことに甘えているという場合もある。長年社会的環境の中で培われたものであり、克服していかなければ…。
むしろ△△党という政党の議員であることに差別・区別を感じることが多い。それは逆に誇りにもつながって
いるが…。(59 歳)
●女性蔑視とは思わないが、ある議員に対して最後まで発言を聞かなかったり、大きな声で発言を遮るような
ことがある。(66 歳)
●とくに女性差別は感じないが、同僚議員に元職がいて、過去は「あーだった こーだった」と昔話(少しは
参考になるが…)を繰り返す。その中で、女性の存在など無視したような発言、行動についての話があり、今
の他の議員にはそういうことはなく、格段の差(改善)を感じる。しかしその彼は、それが当然だという感覚
であることはうかがえる。こういう方々に現代女性との交流を促したい。さらに、日本には「奥ゆかしい」
「控
え目」という表現がある。男性側の立場に立った形容詞で女性を美化し、自己表現する女性や表に出る女性を
見下げる意識が根強いことを感じる。(60 歳)
●議会内ではないが、一般区民の方から体を触れられたり、お酒の出る席で「コンパニオンかと思った」など
と言われたことはある。(49 歳)
●若い男性議員から「姉さん」と言われること。その議員にはパワハラであると反論した。(70 歳)
●①男性議員の(その場にいない女性議員に対する)セクハラ発言、ミニスカートをはいてほしいなど。 ②
一般市民、後援会員(男性)などによる、一方的な恋愛感情による嫉妬、嫌がらせ、お酌の強要、相談にかこ
つけて会うことを求める、メールや電話を頻繁にするなど。こちらがはねつけられない立場を利用して、様々
な形でレスポンスを求めてくることが多く疲れる。特にネット時代になり、写真や連絡先が公表されているの
で、自分の選挙区外からもメールや電話がしつこくされたりすることもある。ストーカー被害はかなりあるの
では?また後援会のあくまで一部の人だが、他の人と話していたとか、夫に対する嫉妬とか、
「応援している」
から自分のものだと思うのか?勝手に怒っていたりする人もいたことがあり、手が付けられなかった。(44 歳)
●委員会の質問のとき、口汚くヤジをとばし、発言を妨害されているようなことがあった。現事者にたずねて
いるのに、議員席から「答弁不用」のようなヤジを飛ばし、答弁に圧力をかけられた事あり。いずれも、特定
の一部の議員。(63 歳)
●2001 年当選以来 14 年議員をしているが、2012 年頃迄ずっと「あんたはエエな。ダンナが稼いでくれて(養
ってくれて)
」議長職はじめ、経歴の長い議員が度々述べ 5 人くらい嫌みを言う。女性議員自ら「宿泊付の出
張は男の方に行ってもらった方が」と言う。
(議長経験者)男女問わず、△△・△△・△△で 3 役の独占や、
議会運営を自分の都合の良いように行う。政党や少数派への差別のほうが著しいのが当町の特徴(執行部も同
様である)
。(50 歳)
●女のクセに「なまいき」だと言われた(他の議員に)委員会の休憩中だったがとても不快に思った。(47 歳)
●現在はまったくない。今から考えると、平成3年当選後はセクハラ、女性差別、不快と感ることはよくあっ
た。その頃は訴えることも、問題にされず、自分でうまく立ち回るしかなかった。自分の本来の仕事はしっか
りとやらなければと思う気持ちと、夫の支えと、同じ議員仲間も救いの手を差し延べていただいたことで、今
日まで続けてこられたと感じている。委員会中ではないが、宴会の席が多かった。当時はコンパニオンも多か
った。(65 歳)
●男性のベテラン議員の中に1人女性が入れば、どうしても女を使うという感じを受けた。新人の時は誰でも
こうなのか?女だからしょうがないのか、自分自身もわからないが、どうしても女だから使われるのではない
かと感じてならなかった。アレをしろ、これをしろと仕事を回してくる。例えばコピーをするのも新人だから
30
やむを得ないのかと思ったことが度々あった。世の男性の生まれながらの性格なのかとあきらめている。
●女性議員ということより、国政問題にかかわる内容で「△△党は」という横やりの発言をされることがある。
(64 歳)
●我が身に降りかかった経験はほとんどないが、先輩女性議員が、役職やポストに就こうとすると、かなり激
しいバッシングがあったと聞いている。(59 歳)
●宴会の席での女性についての性的な課題は改善されたとはいえ、まだまだ残っている。各種審議会委員等の
選出において、女性の比率が低い。以前は男性ばかりの委員会もあった。農村部においては、男中心社会が以
前としてあり、農業委員選挙においても、一度も女性が選出されたことはない。(65 歳)
●議員の懇親会で(3~4年前)
、お尻をさわられたことがある。他には、思いあたらない。現在、当市議会
は定数28名で、その内、女性は5人。(58 歳)
●発言中(した事)に対して横やりを入れられた時に、男性議員ならそんな事を言われないだろうと思った。
「発言が多すぎるから、もういいだろうetc」など、2~3回ある。宣伝などの準備物はいろいろあって重
いが、男性と同じ様に準備するのは体力的に大変。体力の違いの配慮が欲しい。 さまざまな人の相談にのる
が、親切が、誤解を生みセクハラまがいとなる雰囲気が時たまあるので困る。(63 歳)
●しょっちゅうある。具体的には控えさせていただきたい。(55 歳)
●10 数年前の事だが、
「男女平等というのなら宿泊も同じ部屋なんでも同じ、風呂も一緒に入ったらええんや」
などという低俗な事を言われた事があった。最近はそういうのはないが、もしあればその時にしっかり相手を
して対応したいと思う。(59 歳)
●男性中心の町議会では、飲み方と称する夜の会合が多い。主婦であったり、母親であったりする女性にとっ
て、その参加には問題があることが多いが、その席にしか本音の部分が出てこず、正式の議論の場では根まわ
し的一致ができているという状況が多々あった。公に堂々と議論をする、できる土台がまだまだできていない
ように感じる。町議会は、年配の男性が主の場であり女性の発言を求める、聞くということは難しいのかもし
れない。(63 歳)
●町議歴 15 年になるが、東京都議会のような暴言は日常的に行われていたように記憶している。議員になっ
た頃、医療職を経験していたこともあり、看護介護問題をとりあげ質問する事が多くあった。特にも介護保険
料の値下げ等国保税が高い等質問するたびに「また、それしかないのか」とか「しかたがない」「チェ」とい
う暴言がくり返す男性議員がいた。暴言について4~5年前から議会改革委員会で話題になり少なくなった。
他議員の方と交流するごとに「議員になって家庭はどうなっているか」とか「主婦できないのか」とか「だん
なは大変だろうなあ…よく辛抱しているなあ」とか心にしみる発言もある。しかし慣れるとはおそろしいもの。
言わせておけばいいかぐらいに思って行動している。(62 歳)
●直接に暴言などはないが、議会は圧倒的に男性議員が多くて男社会だと感じている。なぜ女性議員が少ない
のか?日本はまだまだ男社会で、働いていても家事の負担は女性の方に比重がかかっている。(57 歳)
●公衆の面前は避けていたとは思うが、身体に触れる行為をさり気なく?された。議員控室出入口等空間の少
ないところでの早技タッチであった。まさか議員の身でそのような行為をする人間が存在するのかと思い心外
だった。対処法として、近くに寄らぬことを心掛けた。また同議員と視察研修等に同行した折、ホテルの部屋
に引きずり込まれそうになり、驚き瞬時に平手打ちし難を逃れた。議員として「性」をあまりにも意識するこ
となく超越した中での活動をしていただけにショックとくやしさがあった。しかし、泣き寝入りはしないこと
と考え、毅然とした態度と言葉をくり返し、相手の好意を封じ込めていった。数年を要したが、今ではよき同
僚の域に近づいたやに思っている。女性もいろんなタイプが在ることを認識してもらえたものと思う。
●懇親会などの酒席、他市町村の年配の男性議員から「おい」と呼ばれたことがある。女性は接待するものだ
と思っているようで、議会事務局の女性職員に対する態度は、それ以上セクハラまがいのものがある。女性は
社会経験の少なさなどで、男性のほうが一目おかれた対応をされているように感じることがある。主義、主張
の中で△△党に対する差別はあると感じる。他の議員には言わないことも言われる。また、話を聞いてもらえ
ない事もある(どうせ△△党の言うことだから…等)。(61 歳)
●60 代の女性議員が日常的に仲間の男性議員から「ババア」と呼ばれている。愛称として。当人は「いちい
ちそんなこと気にしてらんないわよ」とむしろ喜んでいる口ぶりだが、聞いている方はいい気分はしない。40
代の女性議員が敵対する会派の男性議員から平手でバンと肩をたたかれた。委員会終了直後執行部もみている
場で。当人は「かまってもらえるだけいいの。無視されるよりも」とこれも気にしない態度。同じ議員が「私、
3 人いる子どもの父親が全部違うんだろう?」とからかわれたことがあると言っていた。別の女性議員(50
代)が、同じ○○市議の夫との仲を「登録してる住所は同じだけど、本当は別居なんだろう?」とからかわれ
ていた。(56 歳)
31
●数年前、本会議前の議員控室で同僚議員(70 代・男性)に、
「あなたは議会のマスコットでいい。意見など
何も述べずに、ただ黙って座っていればいい」と言われた。お茶や昼食の配膳など、年配の議員は何も手伝わ
ない。女性がやるのが当然と考えている(40 代、50 代の議員はよく手伝ってくれる)
。(54 歳)
●現在 9 期に入った。随分以前のことになるが、1~2 期目、女性は 2 人。議会の審議が遅くまで行われる毎
に「子どもが家で待ってるでしょう。早く終わってご飯作らな」とよく言われた。発言もしない議員に言われ、
腹が立った。
「うちは夫がやってくれているからいいんです」と反撃。現在女性は 4 人。今はそのようなこと
はない。(67 歳)
●よそ者、女、という差別はあると感じているが、私自身は、そのことをあえて取り上げて考えることをしな
いようにしている(性格的なもので、切り抜けられる)。しかし、一般的に当村には男社会だと感じることが
多い。(65 歳)
●特にはないが、
「ヤジ」など新人の時、全くなかったわけではない…。(48 歳)
●視察・研修などで出かけた先で懇親会を開くとき、コンパニオンを呼ぶ。その理由が○○さんや議会事務局
員(女性)に忙しい思いをさせないため。…接待は女性がするものと決めている。(56 歳)
●①11 年前、初めて議会に出たときA議員が「議会に出て来なくても、エプロンはめて家にいた方がよく似
合ってるのに」
。②2014 年議会・常任委員会の企業説明の場で、私が述べた意見に対し、B 議員が「女は、心
配性だから。心配しなくても任せといたらいい」
。私がすぐ「セクハラ発言です。取り消して下さい」と言う
と黙ってしまった。③いきなり髪の毛を触られ「きれいな髪やなあ」と。私の周りで卑猥な話をするので「し
ないで欲しい」と言っても「面白い」等、他にもいろいろあったが、細かいことなので。④一番いやなのが懇
親会という名の酒席。お金は自分達で出すので問題ないのだが…。コンパニオンを呼んで触り放題。広域での
議員研修では、手を握られたり…。
「女性議員は無料のコンパニオン」といわんばかりの雰囲気になる。私は
3 回に 1 回くらいしか参加しないし、途中で抜けることが多いが、
「つきあいが悪い」とはよく言われる。(66
歳)
●(多分女性蔑視)ヒアリングをしていた時、担当課長に「あなたがさっき□□と言ったからこっちもこう言
ってるんだよ。あなた言ったでしょ」とすごまれた。たぶん女性でなかったら首長野党でもあなた呼ばわりさ
れなかったと思う。男性議員は確かに言い方が柔らかく遠慮がちだが、首長に反対の議員として言うべきこと
を言ってすごまれるのは不快。(62 歳)
●体型が太っているので「食欲がやっぱり体型を物語っているな」など不快感を感じる。性的差別は受けてい
ない。(64 歳)
●表だって差別とはっきりした事象はない。しかし、女性は議長や委員長など長のつく役職にはつくことはな
いというような雰囲気を感じる。いくら上位当選をしても“副”止まりかと。女性は倍の努力をしなければ認
められないのかもしれない。私は 57 歳で初当選だったので、ある程度すくっと立っていられる年齢だろうが、
若くてこの政界に入っていたのなら差別は感じられたかもしれない。他の女性議員が宴席でお酌に回るのが不
愉快ではある。(65 歳)
●当町議会では女性議員は 13 名中 2 名。議員も行政職員管理職にも女性の活躍が少ない。(49 歳)
●議員として 24 年目になるが、議会人という点では待遇面においての男女差がないところだとは思う。ただ
し、当市議会には、37 人中女性議員は 6 人しかおらず、女性が議会へ出ていきにくい環境があると感じる。
(51 歳)
●本会議場で一般質問をしているとき、議長が暫時休憩と言い、通告と違うといい質問をさえぎる(かげで事
務局が)後からはヤジが飛ぶことがある。最大会派に対しては一度も行わない(全く争点が違う質問をする議
員がいる)
。毎月 1 回の協議会でも、私が質問すると必ずぶつぶつ否定的な事を言う議員(同地区)がいる。
この議員はほとんど質問をしない人である。会派が違うということで、昼食も一緒にする事もなく、中には電
話をかけても出ない議員がある。(67 歳)
●後援会や〇〇団体などの交流の場で、アルコールなどのお酌を強要されること。女性の方が司会に向いてい
るなどと役割を押しつけられること。更年期障害などと言われたりすること。(52 歳)
●10 年前はあったので、あるとしたが、最近はない。しかし、女性が少数なるが故に、多数な男性の動きが
主流となってしまう。(67 歳)
●女性議員だからという意味ではない(意見に対しての暴言、ヤジはあるが)。(62 歳)
●比較的女性議員の多い市議会のため、それほど気になることはないが、小さな子どものいる女性議員は、私
1 人であるため、日々、やりづらさを感じている。議会の最終日に、いつも議員たちで(会派を超えて)食事
に行くのだが、
「子連れでもいいよ」と言われて、ある時期連れて行ったところ、一部の男性議員が“下ネタ
で盛り上がれない”ことに不満をもらし始め、次第に周囲も「仕事の一貫だから…」といった言葉で難色を示
32
し始め、結局、子どもを連れて行けなくなった。議会中、夫に無理をさせており、ベビーシッターを頼む経済
的余裕もなく、結局は私が食事会への出席を断念している。それどころか、あるときは、出席できない私が食
事会の幹事をさせられたこともある。もちろん、
「私は出られないので…」と断わったが、
「日程を連絡するだ
けだからできるだろう」と。感情的になるのも大人気ないので引き受けたが、ここまでくると「ハラスメント」
の領域だと思う。私はこの一連のことを「子連れハラスメント」と呼んでいる。
●一般質問等、本会議の登壇での保守系議員のヤジは、発言を妨害するほどうるさいときがある。しかし、私
の場合は、女性だからというよりも、△△党だからということでの意見の対立する事案について、多いと思う。
この間の「議会改革」の議論と、傍聴者の名指しでの意見(ヤジや私語、中座することへの指摘がありました)
が議運でも問題になり、改善がはかられた。(57 歳)
●いつどこでと記憶に残るような例はない。また、議会内では、経験していない。(58 歳)
●①いいからだまって私の言うこと聞きなさい。②私の言うこと聞けない人は可愛くない。③私に反発するの
か、
「女のくせに」
「女なんだから」と続く。①所属会派の中で…、②所属するボランティア団体の中で…、70
歳前後の男性・女性からも言われる。(59 歳)
●選挙期間中に、ウグイス、街頭演説、電話がけのほとんどのことにおいて「女性のほうが声がキレイだから」
というイイワケで男性は動かず、女性がほとんど動いていたこと。(35 歳)
●6 年前市長選に立候補した際、対立陣営の確認団体が、不快きわまりないポスターを張り出した。
「無節操」
という言葉の意味を知っていて、わざと使ったと思っている。尻軽女、誰とでも見境なく性行為をする女、そ
ういう意味で、
「無節操」という言葉は、女性に対しては使う。男性に使う場合と女性に使う場合と、明らか
に意味が違う。その言葉をあえて使ってきた。女性候補者のイメージを穢すことを狙ったのだと思われるかっ
た。このポスターは、あまりにえげつないので、かえって同情された。このポスターをつくった政党、政治団
体を、実名で、もっとひろく知ってもらうことが必要だと感じている。(52 歳)
●2 期目の時(現在 3 期目)自分にかけられた言葉ではないが、他派(現在は引退した議員が、同じく現在落
選している女性議員に)で、親しい訳でもないのに、すぐ肩に手を回したり、背中をなでながら話しかけてい
た。私は見かけた時に、柔道の「教育的指導」の動きをしながら「相手が嫌に思ったらセクハラですよ」とよ
く声をかけていた。(63 歳)
●私自身に対する不快な経験はないが…。無所属として、初めての女性市議として、男性ばかりの会派に入っ
た。皆さん紳士。唯、
「男ばかりの時と勝手が違う」という話も聞いた。女性が入ったことでお行儀がよくな
ったという意味だそうだ。議会の中でというよりも一般社会で潜在的に意識や地域の中で男の領分、女の領分
という固定観念が多く残っている。そちらが問題。
●与党の男性議員がよく服装等について「ステキだね」とか「きれいな色だね」とかいちいち言うことがあっ
た。議員になる前はそういうことを言われる環境になかったが、ほめ言葉だと思っている“フシ”がある。女
性は“きれい”とか“美しい”とか“似合う”とか“ステキ”とか言ってあげれば喜ぶものだと思い込んでい
る男性保守系議員の言葉であるが、そんな事で評価されたり、喜ぶものではなく外見を評価されることの不快
さを言いたい。委員会で若い男性議員がベテランの女性議員に「無能なんだよ!」と叫んだのを聞いた。女性
に対してでなければ言わないと思った。幹部職員の部長(当時)から「好きです」と言われたことがある。一
体どういうことなのか、セクハラなのか、何なのか、未だによく分からないが、女性議員も大変だし、気をつ
けなければと思った。(64 歳)
●10 年以上前にもなるが、当時は男女共同参画社会について国や県、各地方公共団体がトップダウンで国民
が果たす役割を指導していた。当県でも女性の意識を高めようと基礎講座、専門講座など学習機会や場を用意
してくれたが、一方男性がともに学ぶ企画はなかった。議員となった年に男性議員から「女性が強くなれば今
までの社会のバランスが崩れてしまう。男女共同参画で役割分担をなくすことの方が日本の文化がおかしくな
る」と、話し合いもしようとしないことがあった。最近の議会議員は面と向かて差別的な言葉や女性蔑視はな
いが、10 対 1 の構成比では力不足。(70 歳)
●約 20 年前、議会に出てみたら、そこは「貴様、お前!」の罵声が飛び交うとんでもないパワハラ議会だった。
初めて出席した議員全員協議会で、議長から「きさま、だまれ!」と怒鳴られた。「公費で議員の名前を宣伝
することになるから、今後議会だよりに発言した議員の名前は書かないことにする」と言ったので、
「議会を
ガラス張りにすること、議員が議会でどんな意見を言っているかを市民に知らせるのは大切なことではないか
…」と私一人が反対意見を言ったからだ。他の議員も議会事務局も誰も暴言を注意しなかった。これが日常茶
飯事だったのだ。地方議会の異常な実態を知って、大きな衝撃を受けた。いじめは、いじめる人間だけでなく、
黙って見ている傍観者によってつくられるのだ。議長や利権の代表のような建設産業委員会の委員長の議員、
圧倒的多数の地域のボスのような△△系議員から、何か意見を言うたびに怒鳴られ、ヤジられ、それは職員へ
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の暴言とも相まって罵声と怒声が乱れ飛ぶパワハラ議会だった。合併後、中間管理職の男性が「議員の暴言に
耐えられない」との言葉を妻に残し自殺した。市と議会があらゆる妨害をする中で私は遺族を支援し、弁護士
と協力して過重勤務による過労死との公務災害認定を勝ち取りました。いま遺族は損害賠償の裁判をしている。
利権にかられた議員たちは私だけでなく、職員をも恫喝していたので、あのような自殺という悲劇を招いてし
まった。合併後はムダな大型公共事業が財政難の中次々と進められるなか、私が議会で取り上げると、土地区
画整理事業などの利害関係者の議員から激しい攻撃を受けた。改選前の昨年は「懲罰、辞職勧告、広報による
誹謗中傷、議員団が発行しているニュースや私のブログを名誉棄損で訴える」などのあらゆる攻撃を受けた。
しかし今年の 2 月、私が 5 期目に当選し、同党の新人で大変能力のある同僚議員が当選してからは力関係も変
わり、議会の雰囲気はずいぶん変わったが、今も一部議員らによる職員へのパワハラは続いている。私は今、
議員 17 年目にして初めてこころ穏やかな議員活動ができるようになり、私が広報やチラシで誹謗中傷されて
も、どんなときにも、私を信じてくれた市民に、何より感謝している。(57 歳)
●議会開会中の審議の中での差別発言はない。控室などで、
「もっと太りや」などの体型に関する言葉はある。
80 歳の引退した議員。悪気がないところが悪い方だった。年配の引退したある党の女性議員はよく「おばち
ゃん」と呼ばれていた。 卒園式で、起立しない私に対し、地区長に「立ちなさい!」と、手に持った式次第
で叩かれた。
(軽くだけれど)式後、本人に抗議。早々、町長に対し申し入れをし、厳重注意を求める要望書
提出。その後、その区長さんは、入学式も卒業式も来なくなった。(51 歳)
●直接的に女性を対象にした差別・暴言はないが、議長を女性にしたことはない。(65 歳)
●直接暴言を浴びせられたことはないが、
「女性だから理解できなくても仕方がない」などの差別的な言葉を
かけられたことがある。(66 歳)
●小さな言動ではあるけれど、クリアできることだ。(63 歳)
●地域活動の中で(街頭宣伝中などに)
「女は引っ込んでろ、女に何ができるんだ」などの暴言をかけられた
ことは何度かあり。
「結婚はしていないのか」
「子どもはいないのか」
「彼氏はいるのか」などは、よく聞かれ
る。その相手の言い方、聞き方によっていやらしく感じることは時々ある(いやらしく感じない時もある)。
(34 歳)
●立候補した際に地域から旦那を尻にしいて家庭のことをしないで生意気だといった発言がありショックだ
った。
「女に何ができる」といった空気はいまだにいたる場面に感じることが多い。一般質問で男女共同参画
に関した質問などを繰り返しすると、
「またそんな質問して何になる」といったやじが発せられた。また、着
座の際に男性より上座に座ると「なに様だと思っている」といったことを尾鰭をつけて話したてるといった、
日常生活の中で男性優位の慣習が根強く残っている。(65 歳)
●県外視察時に夕食などを一緒にすると、男性同士で性に関する話をし始め、不快に思った。(51 歳)
●女性が主導した施策で不都合が生じているものがある(介護保険制度の導入、認定こども園 etc)
。
●役員選挙等で長は男性、副は女性でも良いような発言。女性優先、女性優先とやたらにとってつけて言うこ
とが見受けられる。(65 歳)
●議会中に女性議員が質問している最中に「同じこと聞くな」
「今質問することではない」とのヤジが飛んだ。
●平成 15~17 年議員になり、△△党女性議員とともにパワハラ・セクハラを受ける。ある党の女性議員に二
人で相談するも軽くあしらわれる。△△党女性議員から一緒に訴えようと誘われ訴状とともに記者会見を予定
するが、直前に△△党の同僚議員からの反対にあい、私だけ個別に会見することになった。その後女性議員は
セクハラ・パワハラについて一切答えず、同議員と△△党を中心に「そのような事実はなかった」のようにふ
るまう。警察の調査に対して議会議員は「知らぬ、存ぜぬ」を決めた。
●差別発言に関しては受ける側の思いと発言した側の思いから発生すると考えている。年齢とかその人自身の
生い立ちとか、現在の生活環境からも違ってくると思う。私自身が年齢的に若くもなく、年をとりすぎている
のでもなく中間的な年齢であるため、心広く受けられる部分もあるのではと思うが。男性が女性に対して今の
社会で軽視されることは多くあると思う。(50 歳)
●男尊女卑の扱い方を感じるときはある。地域で 2 人が議員として当選したが、ある行事で自治会長が私一人
残してあいさつをさせてもらえなかった。疎外感を持った。言葉に出すことはないが、知名度のない私が議員
というだけで“女のくせに”といわんばかりの目線を感じるときはある。特に年配の人。(59 歳)
●議会内ではないが、他市の市議と同席した場所で、私に向けてではないが、女性議員に軽口のセクハラを言
っていた。受けた女性議員も笑っていたが(2 人の間は信頼関係があったのかもしれない)
、その男性市議が
「ホンマのことを言うてるから、これはセクハラやない!」と。(52 歳)
●数年前、新人で初当選された女性議員が未婚であることから、本人の前でなく他党派の議員が「結婚しない
のか」という内容のことを話していた。
34
●議員として活動する中で特にということではないが、お酒の席では女性としては聞きたくない、男性のみの
場合にしてほしい話が出る。(52 歳)
●本会議中のヤジや暴言はいっさいないが、議会人事の役職などについては男性優位の中で水面下で行われ、
取引のようなことがあるので不快感がある。また女性ということで期数があっても正副議長職はつけない。正
当な評価がないと思っている。常任委員会や特別委員会などは役職配分で行われている。(62 歳)
●暴言等はないが、からかい程度は多数ある。不快といえば不快。
●議長は、私的な場でセクハラっぽい発言があるが、以前からのようで、本人の資質によるものらしい。(62
歳)
●議員控室で男性議員の数人が喫煙をする。やめてくれといってもきかない。他の女性議員も嫌がっているが、
言うのは私だけ。何期しているかで序列がある。それによってものの言い方も差があるようだ。特に革新だっ
たらきびしいようだ。保守なら圧倒的が保守派ですから、優しくしてもらえるのだろうけど。(65 歳)
●少子化対策の委員会質問の時、
「ほしい子どもの数が 3 人に対して実際の子どもの数(合計特殊出産率)が
少ない」と言ったら、
「じゃあ○○ちゃんももうひとり産まなきゃ!」とのやじが複数とんできたのを記憶し
ている。(53 歳)
●社会的にはまだまだ当県は封建的な風習が残っている。(62 歳)
●地域の区長や農業委員の集まりの中で公民館などの要望をするときに、同じ立場の議員が 3 名いる中、2 名
の男性議員には相談するものの、
「女の議員さんには決まってから話す」といった雰囲気がある。面と向かっ
ては言わないので、よけいわかりにくく参画できない。(52 歳)
●当議会では 10 人中 3 人が女性議員。女性議員は勉強熱心で発言も男性議員に比べ多いが、一部の男性議員
が勉強する女性議員に対して“無視”の態度をとられることがあり不快な思いをすることがある。
「名誉の無
視」ととらえがんばっている。セクハラを受けたという体験はない。(65 歳)
●男性の中にまだまだ本音と建前の大きな違い、差がある。一般的には理解しているが、そのことが自分に及
んでいないと理解を示せるのに、自分にかかわると差別の意識や態度が出る。(66 歳)
●議員として 1 年半のため、感じ方が的確でないこともあると思うが…。一般質問の際のヤジ(私の発言に対
して)はある。新人のためということもあるが、やはり女性議員そして△△党という視点からだと思う。同じ
新人議員、△△党であっても男性であればまた違ったのではと…。そこには差別、女性への蔑視も感じられる。
視察先での食事(アルコール入り)での会話の中で、年齢的にはセクハラなど無関係だが、行政職の独身男性
の○○○子とからかい半分の口調は許せなかった。
「それってセクハラでしょ」と言ったところ、黙った…。
(64 歳)
●幸いなことに、市議会の中ではない。1 期目の頃、一部事務組合の議会で視察があり、その時の食事会場で
のこと。他の自治体の市長と同じテーブルだったが、そこで「子どもはどうしているの?」と聞かれ、「保育
園に言っている」と言うと、
「かわいそうだね。お母さんがめんどうみた方がいいよ」という趣旨のことを言
われ、
「かわいそうということはないです」と言ったが、きちんと反論できず悲しく悔しい思いだった。私の
場合、子どもたちが小さかったので、そのことにかかわって市民の方からも「子どもがかわいそう」
「もう少
し大きくなってからやればいいのに」
「即戦力じゃないのでは」などと言われることが多かった。また、子ど
もの不登校についても「お母さんが忙しいから」ということをささやかれたこともある。(49 歳)
●初めて議員になった時(27 年前)は議会が“男社会”で、様々な暴言、女性蔑視があった。たとえば、
「女
は福祉の事だけやっていればよい」とか、質問を妨害した上に「あほ!」と委員会で言われ、委員長に発言の
取り消しを求めたこともあった(新聞沙汰になり後に取り消し)。また、視察に行った際にお酌するよう何度
も求められたが、ずっと拒否してきた(最近若い女性議員などは抵抗がないのか、平気でしている)
。(59 歳)
●地元のイベントでの議員挨拶をさせない。新人の男性議員を先に紹介したりする。議会内では自分自身も警
戒しているため、特に公の差別はない。(64 歳)
●夫婦別姓にしているのは子ども手当がほしいからだと選挙に立候補した時に中傷があった(他議員が中傷し
たのかも?)
。当市議会の中では、不思議(?)なことに不快を感じたことはないし、暴言等もない。(60 歳)
●2011 年議員控室で女性議員が 2 人で昼食中、63 歳男性議員「顔は多少悪くても色白だと得をする」
「胸が大
きく魅力的だ」と。2013 年の 6 月議会で庁内でのセクハラ対策について一般質問をしたら 70 歳の男性議員が
「自分たちもセクハラをしているようだ」と発言取り消し動議を出し可決→発言取り消し動議には応じなかっ
た。(63 歳)
●議員の経験が浅いこと、議員になってすぐに都議会のセクハラやじ問題が起こったことで、区議会の中での
差別や暴言を感じたことはない(今のところ)。それよりも「民主主義は多数決だと堂々と議会で発言してい
る議員がいること、それがあたりまえだと考えている議員が多いことが非常に問題だと思う。会派の人数によ
35
って発言人数や時間に大きな差があることは多様な人の考えを反省されるべきはずの議会において差別と考
えられるのではないかと思う。(52 歳)
●「女もんはちょっとだまといてもらおか」→昔の△△党議員。わが党の男性議員からもここには書けないほ
どいっぱい暴言を吐かれている。国体の時、女性の参加者はエプロン、男性にはネクタイだった。そのことで
物申しに行くと議員団で提案したら、
「だから△△党の女の議員は嫌われる」と言われた。(52 歳)
●他の議員にはやじを言わないのに、私の一般質問に対してヤジを言う。役職決めの際、候補者として名前が
あがらない。(48 歳)
●現在 4 期目。1 期目の時、3 人の女性議員だったが、現在7人に増えた。男女共同参画推進の立場で市議会
で発言しているのは、わが党の 3 人(男性1人、女性2人)以外に、ごく一部の女性議員しかいないのが現状。
今年、当市内の弁護士が連名で「秘密保護法の廃止を求める陳情書」を市議会に提出したが、初審査で陳情者
の趣旨説明が行なわれ、委員会を傍聴した私に、ある保守系の男性議員が「おー、今日はアネゴが来ているの
か」と声をかけてきた。私は現在、当市議会の女性議員の中では一番期数が多いからかもしれないが、こうい
う場面は初めてのことではない。ごく一部の男性議員が、女性議員に対して「○○ちゃん」などと、よく声を
かけている場面をみかけるが、本当に不快だ。私が 5 年ほど前に、「従軍慰安婦問題」で市長の政治姿勢を質
したとき、私の質問にではなく、市の答弁に対して、発言の取り消しを求めるという前代未聞の議事進行があ
った。市の答弁は現状の政府見解から逸脱するものではなく何ら問題はないとの結論になった。この時、「従
軍慰安婦問題」と聞いただけで異常な反応をするような歴史認識を持った議員が少なからず当市議会に存在す
る現実を見た時、女性蔑視という体質の根深さを実感した。(60 歳)
●男性のみならず、女性の中にも「出産」に関して差別と思われるような発言もある(どうして一人しか産ま
ないのか、二人目は?など)
。
●保育の充実を訴える質問に、他党男性議員から「子どももいないのに、保育の質問なんかするな」等のヤジ
があった。(58 歳)
●議員としての中ではない。地域の中では感じることがある。男性が悪気がないので困る。(50 歳)
●2007 年 4 月、はじめて当選した時、保守の男性議員より「思ったより顔がよくない」と言われた。(63 歳)
●私自身はないが、10 数年前だが、他市の女性議員が下水道工事の現場視察に行った際、
「女性はトンネル内
に入っては困る」と言って断られたことがあった。現在はそんなことはないと思うが…。(71 歳)
●私の一般質問の場で「国会じゃネエンダ!」
「そんなの関係ネエ!」と男性の保守会派議員からヤジがとぶ。
わが党の男性議員にはやらない。議会運営委員会の場でも女性が 1 人のためか、わが党だからか、大きな声で
「オドシ」とも受け止められる発言が時々ある(一部ではあるが)
。女性が筋を通すことが厳しい世界と感じ
ている。保守会派に属す女性議員で、男性議員がバスから降りる時には先に下車し、
「お手をどうぞ!」等と
サービスする姿には、五体満足の男性議員にこんな形で気を遣う。私にはできない。(67 歳)
●10 月の補選で市議になったばかりなので、まだ不当な扱いを受けたことはないが、男性議員の中には「男
女平等・同権」の意識が低いと感じる方もいる。(41 歳)
●当区選出の△△党国会議員がパワハラ発言をしたことが問題になった時、当区議会女性議員有志(3 会派)
で抗議した。(65 歳)
●意見の相違があった時の雰囲気の悪さ。それによって議論しづらくなる。
●私自身が体験した例を挙げれば、同じ議員が口にした軽い言葉が、実は自分自身の現状、身の上と相まって、
とても不快でありかつ屈辱的な気持ちがしたという経験が何度かあった。私は母子家庭で二人の子どもを育て
ながら議員活動を行なっている。私の度重なる落選や議員活動による子どもの地元でのストレスやいじめによ
る不登校を経験し、子どもを地元の中学に通わせるのは困難と考え、二人の子どもは共に県外の私立の中高一
貫校に通わせている。この状況を男性の同僚の議員からは「親が市長だった時(私の父は市長をしていた)に
業者からワイロをもらっていたから、孫二人を私立に通わせられるのだ。女手一つでできるわけがない」と陰
口をたたかれている。決して生活は楽ではなく、教育費が生活を圧迫しているが、まったく親から援助を受け
たこともなく、別世帯で生活をしているのが現実である。常任委員会の中では、同性の女性議員からでさえ、
何か問題を起こすのは母子家庭の子どもであるとの発言や、非行に走るのは母子家庭だからとの決めつけた発
言は何度もあり、情けない気持ちになったことは一度や二度ではない。残念ながら、
「父子家庭」だからとい
うことばは聞いたことがない。(51 歳)
●不快だと感じたことはないが、何気なく(あえてわざとという場合もあると思うが)出た言葉に“性差”を
感じることは日常的にある。特に議会自体がこれまで“男社会”という認識を持たれてきたのは事実だと思う
し、その中で女性が活動するのはしんどい部分があると感じる。当市議会では、私が 2013 年 2 月に議員にな
ってからは女性に対するあからさまなやじはない。(53 歳)
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●10 年程前、議場での市長答弁を聞いていて「えっ!」と思ったことがある。内容は、他の議員への答弁で、
「好き好んで障害者として生まれてきたのではない。女性として生まれてきたのではない」のような発言。ス
ーっと流れた発言で、後で同僚議員に言ったが、問題にならず経過した。市長は障害者問題の答弁をしている
ときで、本人の人権に対する自覚がない。女性の役割として家事・育児があたりまえの中、男性と同様の活動
をすることの困難さを感じている(1 日に 3-4 時間以上は家事にとられている)
。議員として男女差なく同様
にみられている、同レベルの仕事をするのが当たり前。これが負担になることもある。(60 歳)
●ある議員が私に数名の議員がいる前でサルが 100 匹いたとうそをついたので、私は「それは 20 匹弱だ」と
言ったら、その議員は「口答えをするのは 10 年早い」と言った。私の顔を見れば嫌がらせを言う。グループ
をつくり、自分は先輩議員だと威張りくさっている。黒を黒とも言えない。自分は立派な町会議員だと思い込
んでいる。家族の自慢話を議場で言ったり、一般質問の時、大笑いしたりして、研修会は欠席したり、途中で
いなくなる。結局私が町民から人気があるのでねたんでいる。私の一般質問を議会広報に改ざんして載せたの
で、訂正文を出させたら、また嫌がらせを受け、広報の議場内の写真から私の顔を入れなくしようとしたので、
私は止めた。
●最近保守派の議員から「のび太の母」と言われた。人の容姿でランクづけしたいのだろうが、いかがなもの
か。酒の席のことだが、日頃からの考えがわかる。(56 歳)
●懇親会でわいせつな会話は不快。
「お嬢」
「姫」
「○○ちゃん」など呼ばれることは不快。少子化対策として
多く出産を促す政策は、男性の偏った考え方であり、女性は不快。(60 歳)
●あからさまなセクハラや暴言は見られないが、独身女性議員に対し、結婚や異性関係などの話をされること
は、雑談や飲み会の場で時々ある。本人は意識的に触っているつもりはないのかわからないが、家族や恋人同
士でやるような軽いふれあい(スキンシップ?)のように体を触られることが度々ある。
●女性という差別はないが、少数会派ということで、馬鹿にしたような態度をとられることはよくある。
●過去の事例で現在のではない。業者婦人からの「自家労賃」を認めてほしいという請願の審議の時、私が主
旨を紹介する中で「人間らしく」という表現に対し、男性議員から「業者婦人は人間らしくないのか」と動議
を出し、
「こんな請願はおかしい」と結局不採択となった。一見、業者婦人の味方をしているような発言をし
ながら、
「もっと人間らしい扱いをしてほしい」という業者婦人の訴えを受け止めるどころか否定する態度に
差別を感じた。
「中学校給食を全員喫食で」という請願にも、
「親が楽をしたいから」とか「弁当を作りたくな
いのは愛情が足りないから」など女性に対する決めつけが堂々と発言される。(62 歳)
●私自身ではないが、△△党の 40 代の女子議員が議会または委員会で発言中、△△党の男子議員から「結婚
してもいないくせに」とヤジがとんだことがある。この議員には全会一致で「猛省を求める決議」等が提出さ
れている。(47 歳)
●6 月の都議会一般質問において、女性議員の妊娠・出産に関する質問の際、議場内の男性議員から結婚や出
産を迫るヤジが飛び、社会に大きな波紋を広げ、都議会議員の人権意識の欠如を世界中に露呈することとなっ
た。この問題を解決する場として、5 年ぶりに再開された「東京都男女共同参画社会推進議員連盟」で就任し
た会長の発言が物議をかもし、その後議員連盟も止まったまま。
(※同会派、3名連名で回答)
●具体的中身覚えていないが、その都度声に出し対応してきた。(61 歳)
●同期の男性議員は恫喝してくる。肩で風を切って歩いたり、女性蔑視で発言を「早く切り上げろ!!」と話が
始まって間もない時に言ってくる。私が役職に早くついたことや、当選上位が気に入らないよう。男の焼きも
ち?
●平成 19 年、当町で初の女性議員が誕生した。当初は男社会に女性の参入ということもあり、
「女に何ができ
る」というような雰囲気があった。研修旅行中のバスの中で、酔った男性議員が軽いノリで「キスすれ」と言
った。思わず「ふざけんな」と怒ると冷たい風が通り過ぎたが、その後そのような発言は一切ない。何事も最
初が肝心だと思う。
「女だってやればできる」そう認めてもらうため、女性は努力していると思う。(66 歳)
●町会などでの席順が期数の少ない男性議員が上席になる(どうでもいいと思うが、差別が見えるところで気
になる)
。(54 歳)
●「早く結婚をして子どもを産め」と議員に言われた。「こんな小娘には何もできない」と市民の方から。常
に女性蔑視や差別を感じる。議会中も女性が登壇しているとなんだかうるさい。(32 歳)
●①一般質問中後ろでブツブツとヤジをいう議員がいる。集中しているときにプッツンと切れる。②登壇した
時に「ポスターはずせよ」と関係ないことを言われた。③宴会で「お酌をしてまわれ!」と旧村議時代に言わ
れた。④コンパニオンは呼ぶべきではないと主張したが通らなかった(③と④は旧村議時代)
。(58 歳)
●本会議場一般質問中に人権侵害的な野次。(59 歳)
●区が推進するスーパー堤防事業に関し、反対の立場で質問をした際、区長が答弁の中で「○○議員は専門家
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ではないから、信用していない」と発言した(2010 年 10 月)。その際、複数の議員が政策的議論ではなく、
区長に同調する発言をした。区長をはじめとする答弁者(男性)の答弁の仕方が、男性議員には言わないよう
な、失礼な表現の場合がよくある。議員間においても、女性職員の制服廃止や男女混合名簿などの質問の時に
は「制服がなければどんな格好をしてくるかわかったものじゃない」など、男性議員からの蔑視発言があった。
発言に対しては、できる限り、その場で反論している。(58 歳)
●かなり前だが、△△会派に女性議員がいたとき、当区議会初の女性議長誕生かという状況の時、この党の中
でないことにされていった。ある意味「女性を議長にできない」的に受け止めた件だった。議会委員会質疑の
時に「低所得者に対する適切な対応」を求めて質問をした時に「あんたのまわりは貧乏人ばかり、おれのまわ
りはみんな金持ちだよ」というヤジを受けたことがある。△△党には…という受け止めとあわせて女は…とい
う二重に不快なヤジ、許されないヤジと受け止めた。(55 歳)
●自分自身は、ほとんどない。10 年位前に△△党のたった 1 人の女性議員が年功順などでは当然議長になる
人なのに、議長にしなかったことがある。表向き「女だから」と言わないものの、差別があるのだと思った。
(58 歳)
●地域で活動している団体の女性幹部(年配の方)から「女が議員なんて、私嫌いなのよ」と言われた。区長
なども参加している消防団の新年会で同席となり、料理を取り分けている時に。(38 歳)
●初当選した 1991 年には女性1人だったが、祭りのそろいの浴衣をつくろうというときに男性用しかなく、
女性は市職員と同じものしかないとなった。女性議員が4人になった頃に、執行部の答弁の中で「女性に花を
添えてもらう」というくだりがあったことについて、直後に女性4議員で執行部に申し入れをして撤回させた。
女性消防団の処遇について、1月の出初式のときに男性の団員はズボンなのに女性団員は厳寒の中でもスカー
ト。数年前からあらためさせて、女性もズボンになった。議員の活動の中では、視察の懇親会の時に、男性議
員が絡んできたこともあるが、他の議員が止めてくれた。(54 歳)
●立候補時には「港に沈めるぞ」と電話で恫喝。
「母子ともに命はないと思え」と言われ、子どもの実名であ
ることないことを言ってまわられた。DV が原因のバツイチだが、選挙区民からは「タタミとダンナは新しい
方がいいわなあ」
「3 人の子持ちだから 3 発やったんか」etc。本会議登壇中、市長より良い答弁を引き出し始
めた際、
「市長がいいって言ってるんだろう!! 早く終われ!!・・・」と大声で複数人で威圧。いじめ問題で
実例を挙げているのに、
「どうせ自分は見て見ぬふりしていたんだろう!!」などヤジ。本会議質問にいたる以
前に、職員がダメ出しで取り合ってもらえず、挙句の果て、私の提案そのものを他党が堂々と質問し、新聞報
道されたことが何度も。登壇 5 分前にパネルの数値の出処があやしいとパネルを取り下げるよう言われたり、
再質問をカットされたり、良い答弁をすり替えられ、全く異なった答弁をされたことも。職員も出世の力学が
働き、男性ベテラン議員のいいなりはおかしい。(50 歳)
●当町議会では女性蔑視、差別、暴言など不快な思いをしたことや女性が軽視されることもないが、このアン
ケート用紙をみて、今から 20 年以上前、平成 4 年に近隣町村の議員と海外視察(3 都市)に行った時のこと
を鮮やかに思い出した。今思い出しても嫌な気分になるほどあきれたものだった。総勢 22~23 人(内女性議
員 2 人)くらいだったか、その中の数人が会話のことごとくに下品でセクハラ的なことを言い、ウェイトレス
に対しても恥ずかしいことを言い、お皿の上のソーセージを見ては男性性器を話題にし、別の何かを見ては女
性性器を思わせることを言い、性行為のことをしゃべり、とにかく何を見ても、性的なことになぞらえて、所
構わずそれを口にした。ある都市ではバスからストリートガールをながめ、現地の添乗員もわざわざその通り
を紹介し、挙句の果ては夜ストリップ劇場に行った人もいた。注意すると、
「お前のダンナだって、
(ストリッ
プが)好きだろう」という始末で、公費で視察をしているという自覚がまるでない。ある議員は行く先々で若
い女性の写真ばかりを熱心に撮り、撮った女性の連絡先まで聞いていた。私は途中で 1 人でも帰国したくなっ
たが、それもできず、その議員たちとは途中から口を利かないようにした。同行した他の大多数の議員は紳士
的だったが、その 3~4 人には本当にあきれ果てた。帰国してから、他の町村のことを知る機会も多くなり、
このようなワイセツと思われる議員の存在は、何もその議員だけの事ではなく、その地域の風土的なことだと
わかった。彼らにしてみると、それらの言葉は生活の一部であり、何が悪いのか、全く分からないのだ。相手
が不快な思いをしているなどと思ってみたこともないだろう。今はその意識も環境も違ってきているかもしれ
ないが、東京都議会のヤジ発言を聞いても、
「日本の男性のレベルはこんなもんだ」という感想しかない。す
べての男性がそうだということではないが、まだまだ多くの男性の意識の底には女性軽視があり、時々それが
表に出てくるのだと思う。なお現在は、議員の海外視察は行なわれていない。私は昭和 62 年から議員をして
いる。(69 歳)
●女性ゆえにいたわられることなども多く、不快とはいえないのだが、男女の違いから、政策的期待を抱いて
いる市民が多く、
“女性らしい政策”といわれると違和感を覚える。(45 歳)
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●禁煙を守ってもらえない、誰も注意しない。不愉快なやじはある。女性だからというわけではないかもしれ
ないが、尊重はされていないと感じる。(50 歳)
●地方議員としての活動ではないが、一般社会において感じることは多くあった。たとえば審議委員会などで
は女性の割合が少数であったりと、社会参加をしにくい土壌は大きいと思う。(51 歳)
●①議会に入ったばかりの 52 歳のころ、市役所の管理職は自分より全員年上だったころのこと。議会事務局
の局長が、男性議員には○○議員さんと呼ぶのに、私には○○さんと呼んで、明らかに区別していた。議会事
務局の局長から「あんた」と呼ばれたので、
「あなたに、あんたと呼ばれる筋合いはない。あなたは市民の皆
さんにも、あんたと呼ぶのか?」と落ち着いて問うと、
「いえ」という答えだったので、
「ではなぜ、市民の代
表でもあるのに、私に向かってあんたと呼ぶのか」
、
「市長の奥様に向かってもあんたと呼ぶのか?」ときいた
ら、
「僕の場合は呼ぶこともある」という答えだったので、
「私はあんたと呼ばれていい感じはしなかった」と
いって謝罪を求めた。②議会に出たばかりのときは、一般質問で市長に向かって鋭い問いかけをすると、市長
与党の議員団から盛んにヤジを飛ばされた。自分にとっては、パワーハラスメントと感じるようなヤジだった。
③市長選挙に立候補したとき、
「女じゃないか…」と面と向かって市民に言われた。(59 歳)
●議会の中で女性の意見に対して妨げる。能力のなさを言動で押そうとする。(64 歳)
●先日終わった決算特別委員会で、駅や空港、劇場等で女性トイレに長い列ができるため、解消に向けて防災
用トイレの数にスフィア基準(男 1:女 3)の導入を提案した。すでにある劇場ではホールの改修で 4 か所のト
イレのうち 3 か所を女性用にした…との提案の最中に、△△党席から「男女平等だろ、男女平等!」とヤジが
飛んだ。こんな状態だから、男女共同参画条例なんて議論できない。(62 歳)
●△△党の議員に対し、本会議場で禁煙ステッカーを提示したことや予算特別委員会終了後の自分を写した写
真を委員長の許可を得る前にブログに掲載したことを大問題として「謝罪」させるということが、以前あった。
議会のルールを守らなかったという点はあるが、女性議員へのイジメのように感じられる。(59 歳)
●自分の一般質問の前に年配の男性議員から「今日は念入りに化粧もしてきたな」。議場の発言ではないが「も
う全部すんだ女」
「女じゃなくなったか」
「もう女を卒業したか」など言われることがよくあり、不快。(59 歳)
●25 年議員をやっているが、議場に女性部長が 1 度も登用され出席したことがなかった。(69 歳)
●20 人の議員のうち、1 人だけ女性。ふだんはヤジの少ない議会だが、私の発言の時にヤジ、大声の私語が増
える。男性議員が同じように発言してもヤジは飛ばない。委員会での発言の削除を多数決で強行された。集団
の健康診断で男性議員が「おっぱいの大きさはどれくらいかなー」と近寄ってきた。
「セクハラで訴えますよ」
と言ったら、それ以来、言わなくなった。別の議員は、委員会の視察で全員で夕食をとった後、「2 次会に行
こう」とコンビニまでついてきてホテルに帰ろうとするのを邪魔した。2014 年 7 月に○○競艇で、女性の着
替えを客に見せる企画があった。
「女性への侮辱、人権侵害」と議会で取り上げたが、
「社会通念上、問題ない」
という答弁だった。(54 歳)
●議会本会議場で議員の海外視察の反対討論に立った後、席に戻る途中、△△党の議員から「○○ちゃん、ほ
んなら今度2人で視察に行かんか~」と言われ、すぐに△△党議員会や議長に抗議をし、謝罪させた。おかし
いと思う事は日常的にある。女性議員が一人しかいないこともあってか、なにかにつけ「女性としての意見を」
と、求められることも多く、それ自体がおかしいのでは?と思ってしまう。特に今、少子化対策の条例検討を
議会の中でやっているが、慰安婦問題の意見書など簡単に通してしまう事なども含め、古い凝り固まった結婚
観や家族観、国家観の中に女性差別の根本があることを感じる日々である。(48 歳)
●現在は全くない。議場で 20 年くらい前のことである。
●1 年生議員ということもあるが、△△党だということで、不愉快なことがある。(65 歳)
●定例会、委員会等終了後、同僚議員から「あんたは」とか「今の発言はおかしい」
「あなたはだまってなさ
い」
「だまりなさい」とか、上から目線で、女性は黙っていろという感じで話しかけてくる。議場で、後ろの
席から、大きな声で威圧的に発言する。地域の中でも、女性だから軽くあしらわれる場合がある。委員会(推
進会議)で発言を求められて発言し、違った意見を述べると、威圧感をいつも感じる(会派が違う)
。(59 歳)
●酒の席で、
「あんた太りすぎ」デブ発言。会議の席で「女はこまかいから」
「女だからだめだ」「男女共同参
画なんて、男と女同じトイレに行くんだろ」
「おもちゃを与えておけばいい」など。(59 歳)
●暴言はないが差別は感じる。男社会の中で女は後になってしまうことは役所の中でもあると感じる。いつ、
どこで…ではなく、社会の中全体にそういった流れで行われてしまっていると思う。(64 歳)
●議場や公のところではないが、選挙活動で地域の組織(区の総会)での演説が、地域代表ではないというこ
とでできなかった。地域代表と思われていた元区長との差別があった。現在 3 期だが、最初だけで、現在は公
平である。(66 歳)
●日本軍「慰安婦」への完全賠償を求める意見をまとめようと調整した時、パンフを配り、真実を伝えようと
39
したとき、読んだうえで「気持ちが悪い」と△△党の女性議員に言われた。
「商売女なんでしょ」と△△党の
女性議員に言われた。女性議員だけで提案者になるわが党の案には誰も賛同しなかった。(54 歳)
<改善や解決策について>
●女性議員の比率をもっと増やすべきと思う。(59 歳)
●男性議員の意識も少しずつ変化が見られる。女性議員の参画が大きいと思う。(59 歳)
●情報の共有が大切だと思う。
●女性ももっと声を上げるべきだが、現実には議会活動と家庭生活の両立も難しく、できれば“長”などには
なりたくないと思っているのも本音である。(63 歳)
●男性議員の意識の向上、ジェンダー意識を発信し、教育していくしかない。多数の支持を得て議員になり、
多年歴の議員ほど差別用語が多いのは、思い上がるベースが地方議会にあるのだ思う。(69 歳)
●市役所全体の女性の地位の向上。女性職員を増やす。現在、当市の正職員のうち、女性は約 3 割。女性の声
が市政に反映されづらいのではないかと思う。(56 歳)
●(言った)本人に直接その場で反論。その場で正せる勇気を持つ。私は、その場で反論し、その後もフェイ
スブックでも自分の思いを述べ、賛同者を増やしている。
●自分自身あまり女性を意識していないので、どのような場面でも対等平等だと意識して振舞っている。ただ
自分の立ち位置は弱者の立場に立って物事を発言したり成すことだと心に決めている。(65 歳)
●女性議員に対して、発言を尊重する姿勢が弱い。女性自身も毅然とした態度で対応し、相手の発言もおかし
いときは「おかしい」とはっきり言うこと。
●職員にも議会にも市民にも「男女平等」の意識啓発が大事だと思う。(60 歳)
●東京都議会の事件はマスコミが大きく取り上げたので反響が大きく、我が市の議員も「下手なことを言うな」
と戒めあう姿があった。きちんと報道がされれば、マスコミはいいツールだと思う。(61 歳)
●女性議員が増えて欲しい(5 期目)
。そのためにはかねてから積極的に社会に進出して特に高齢者や子ども
たちに目を向けるべきである。女性の立場、母親の立場からの視点から課題はたくさんあることを学んだ。(70
歳)
●教育現場で幼い頃から男女平等意識を植えつける。政治の現場では早くクォータ制を導入し、せめて 3 分の
1 以上は女性議員(国も県も市町村も)が誕生できるようにする。女性自身の意識改革も大いに必要なのでそ
のための対策。地域の役職(自治会役員・PTA 役員・子ども会役員 etc、特に会長職)など全てにおいて女性も
3 分の 1 は参画することを常識感覚にする。(57 歳)
●議員の仕事は 24 時間体制(火事、災害)があるため、覚悟が必要だと思うし、男の人たち(特におじさん)
には教育すべきだと思う。
●女性議員が増えること。女性有権者が女性蔑視を持つ議員を落とすくらいの運動をする。(55 歳)
●女性は結婚して子どもを産み育て、家庭を守るものだという社会通念にとらわれず、それぞれの生き方を許
容できなければ差別的な発言はなくならないと思う。男女平等の認識が不十分とも思われる。議員活動を始め
た当初(1980~)から比べると、社会は大きく変わってきた。当市議会ではヤジが飛ぶこともなく皆、品行方
正である。(66 歳)
●男女平等に限らず、個々の生き方、人権を尊重することが基本、重要と思っている。個人個人の研鑽が重要。
(56 歳)
●時代の流れが変わってきた。若い議員が入ってくることで変わっていくのではないか。差別感を持っている
議員は、しみついたもので治らないのでは…。気にしないようにしてきた。
●首長も議会も男女共同参画の理念である平等(男女、人間皆)であることを強く意識し、考え方が違っても
相手の立場、気持ちを理解しようとする努力をしなければならないと思う。固定観念を捨てなければ同等の立
場で話すことができない。年をとっても若くても、常に自分と考えの違う人のことを理解しようとすれば差別
はなくなる。(66 歳)
●男性への啓発の講座は必要だと考える。大政党が率先してクオータ制を導入するよう市民のロビーイングが
必要。女性議員が 50%を占めるような議会にするべき。行動の「べからず集」を作成して男性議員に配布す
るのもよいかも。(58 歳)
●男女共同参画等の研修は特に男性議員や警察の幹部、地域の区長会などに行なってほしいと思う。公務員の
女性職員並みに一般のパートの方や自営業の方も産休・育休が取れるようになるのが一番よいと思うが、ここ
40
にも差がある。(73 歳)
●非難されないような行動を自らがとるべきと考えている。
「口ばかり」と非難されたこともあり、反論でき
る態度を心がけているつもり。(70 歳)
●議員の資質向上が必要と思う。何のために自分が議員になったのか、目的を見失っている議員が多いのでは
ないか。そこには向上心もなく、慢心が起こるのではと思う。(59 歳)
●女性議員を増やして協力して、女性の立場を守ることが必要だと思う。きちんと抗議すれば理解を示す男性
議員の方が多数だと思う。(67 歳)
●女性に対する差別的な発言があった場合、その場で相手にその真意を聞くことが大事ではないか。そして人
格をまもっていく権利の主張が大切。私も日々そのことも思い、対応して行こうと思っている。2 期目になる。
住民の暮らし第一にがんばりたい。(56 歳)
●女性議員を増やすこと。(44 歳)
●それぞれ自分で襟を正すしかない。(52 歳)
●設問の趣旨とは違うが、私は議員になってから第1子を出産。議員の産休制度がないので、必要ではないか
と思う。私は労働基準法の産前 6 週産後 8 週の期間休んだ。議員の場合、報酬制なので、休んでも給与は変わ
らないので、問題はないかもしれないが、全国的に産休・育休を設けている議会があるなら、統一するべきだ
と思う。(31 歳)
●その場で、反論したり、議長、仲間にも言う。任期はあと1年なので、無駄な努力をしないで、淡々とこな
し、任期が全うしたら編集委員を辞めるつもりでいる。(57 歳)
●私は 8 期(32 年)になろうとしている。総じて言えることは、選挙で選ばれた責任とは、議員とは、議会
とはの自覚が不足していると思う。政治活動を経験しないで当選するため、アドバイスをする仲間もいない。
政治的姿勢に欠ける(特に無所属、△△党でありながら無所属)。女性にも言える。議員平等原則に徹し、男
女とも議会全体として、議論すべきと考える。(68 歳)
●差別発言などがあったときは即座に抗議し、市民にも知らせ、公式の場で陳謝させるなど、機敏な対応が必
要だと思う。(66 歳)
●公式の場での不適切発言は、議会運営委員会などで訂正を求めることができるが、その他の場面では、議員
の責任で改めることになるが、議員の質を上げていく機会が少ないと思う。新しく議員になった場合、議会の
ルールなどの説明はあるが、それ以上のことはなく、個人まかせにされている。最低限の人権学習を積むこと
になるが、そんなことをしなければならない方が議員になっていることのほうが問題とも考える。議会では女
性が少数なので、半分ぐらいに増えればもっと意識が変わると考えます。(58 歳)
●女性の視点を発言しながら、お互いの良さを生かして住みよい社会を作っていきたいと思っている。
●女性議員として論戦力や問題の起きたとき素早く反応して、差別発言、問題発言と言い返せる勇気が必要。
女性議員も研修を積むことが大切。(71 歳)
●女性議員が増える対策をし、土台をしっかり整えることが必要だと思う。(59 歳)
●女性側の毅然とした態度。しかし、生物的にはある程度しかたがないこと。(53 歳)
●産休規定がないのでつくらせたい。(41 歳)
●傍聴者を増やし、町民に見られていることを自覚させる。少なくとも公の場での女性蔑視差別や暴言はなく
なると思う。(68 歳)
●男性の意識を変えることが必要だが、女性の意識も変わらないと世の中全体が変わらないと思う。同性から
言われるほうが嫌な気分になる。(48 歳)
●わが党に対して女性蔑視的な発言をしたら、それこそ政治生命を失うという雰囲気でそうした事は今まで感
じたことはない。(64 歳)
"●①男性に理解してもらうこと。②女性は確たる信念を持って推し進んでいくこと!変えていこうと常に考
え、思うこと。何を変えなければいけないのかを自身として明確にしておくこと。
③男女共同参画社会とは言うものの、現状では男性社会であると思うが、いつか必ず女性社会となっていくと
信じること!(65 歳)
●公人による差別発言は、憲法上も人権条約上も公人としての資格そのものが問われる重大な差別行為であり、
日頃から議員としての資質、研鑽がなされていない方々なのではないか。性差別は根が深いと思われるが、日
本社会の民主主義が育っていないのでは? 人権意識も問われている問題である。(65 歳)
●家父長制度化の下での物言いの慣習がしみついていて、無意識に言っているとはいえ、今回の新婦人のこの
取り組みで発信し、気づいてもらいたいと思う。(63 歳)
●クォータ制で女性議員を増やす。(68 歳)
41
●解決に向けては、国の施策としての改善が必要である。現在のように本音と建て前がまったく別物では、い
くら△△党が女性を重視すると言っても根本的な解決にならない。△△党は反省せよ!そして真剣に考えるべ
き!(68 歳)
●202030運動の中で一握りのエリート女性のみの引き上げであってはならない、底辺にいる貧困の中で
苦しむ女性たちこそ引き上げることが大切。そのために力を尽くしたい。(62 歳)
●本会議、委員会、各種審議会に都民の方々が傍聴に来ることが、議会を改革していく力になると思う。議員
は、選挙で選ばれた重みを自覚すべき。特に、議員が憲法や女性差別撤廃条約などを真剣に深く学ぶ必要があ
ると痛感している。私自身も、差別的言動については、敏感に対応できる力をつけたいと思っている。(64 歳)
●まず、そのつど指摘することか? すぐには意識は変わらないが、粘り強く啓蒙することだと思う。(57 歳)
●女性の地位向上。政治の世界は男性中心なので、女性の国会議員を増やして欲しい!
●男性・女性というよりも一人の人間としての原点に返って考えるべきと思う。(47 歳)
●男性の差別は一方で女性に対するやさしさを持っていたりする。女は守るものと思っていたり、女が自分よ
り上であってはいけなかったり…。女性の頑張りは男性にも納得のいくものでありたいと思っている。うつく
しい、きれい、立派な服、以上に必要なものそなえていきたい。(61 歳)
●私たちは発言者を特定することも含め、音声分析等の調査をするとともに、人権侵害の発言を禁止すること
を議会ルールに明記することを求めている。(52 歳)
●性別に関係なく、やるべきことはしっかりやり、言うべきことは主張する。そのことで「女性だから」とい
う蔑視などは払拭されるのかと思いがんばっている。私はひどい差別を受けたことはないが、たぶん議員の中
にはつらい思いをしたり不快な思いをした方がいると思うので、そういう声をしっかり掘り起こし、共通認識
にし「おかしいんじゃないの?」の思いを束にして発信していくことが大切だと思う。(55 歳)
●意識改革とクォータ制の導入(60 歳)
●自分が学び強くなること。(54 歳)
●①条例と規則づくり。②問題提起と情報発信。③審議会、議員等への女性参画率の向上。④まちづくりフォ
ーラムにおいてミーティングを推進。⑤悪意的な発言においては罰則規定もやむをえない。若い女性がもっと
もっと参画しやすい環境づくり、学習会の開催や資質向上に向けた取り組み。
●それぞれの会派から女性議員が誕生しないともともとの“封建的な体質”の改善は難しいのかなと感じてい
る。(59 歳)
●自分の思いと考えに自信を持って対応すること。その事実を市民に知らせていけばよいと思う。議会の情報
公開は遅れていると思うし、近寄りがたい所に感じてしまうと思う。特に保守的な男性議員の中には、子ども
は自分の力で育てるべき、母親が育てるのが当たり前と思っている人が多いと感じる。たぶん、自分が子育て
や家事にかかわってこなかったのだろう。(51 歳)
●女性蔑視をするのは男性だけではない。年配の方、それも同性が足を引っ張るケースを多く感じる。差別を
なくして改善していくには、相手の違いを認める心の余裕がな無ければできない。年齢や性差、障害の有無な
どいろいろな差は、あるのが当たり前。そのことを言葉や態度に出して攻撃していくことがいかにおろかなこ
となのかを小さなうちから教育する。10 年 20 年後に期待していきたいと思っている。(43 歳)
●女性議員としての考えを積極的に発言し、差別意識を持たないこと。(62 歳)
●女性議員の人数を増やすほかはないと思う。(61 歳)
●まずは家庭の中で啓発していくべきだと感じている。(52 歳)
●問題が生じたときに見過ごさずに的確な対応も必要に思う。(64 歳)
●自分の実力をしっかりつけていくことが大事だと思う。もし不当な差別や暴言があれば、町民に明らかにし
ていくことで改善されるのではないか。
●やる人の意識の低いのが問題だ。
「昔は…」ではないので、それで片付けてはいけない。みんながちゃんと
した意識を持てば変わる!と思う。変えなくてはならないことなので、どんどん取り上げて問題意識を高める
ことではないか?(63 歳)
●国の男女共同参画局が各自治体や議会に研修講師を派遣するのはどうか。家庭内での差別がなくならないと
うわべはつくろっても東京都議会のようなことになると思う。(59 歳)
●議員活動には、男も女もない。生きていく上で男と女のミッションに違いはない。ことさら差別等を意識す
る必要はないが、とかく男の議員、しかも保守系の議員の中には、意識も低く能力も低い男が多い。何のため
に議員になっているのか、誰がこんな男を議員にしたのか、腹立たしい人は多くいるのが現実である。それに
比べれば、女性の議員は正義感が強く、少なくとも金と男で悪いことはしない。議員の半分は女性であるほう
が世の中はもっとよくなるだろう。(66 歳)
42
●自分がしっかり、自分の信念を持つことだと思う。
●良識に欠ける質の悪い人を選んだ市民が、議員の言動を知らずに次の選挙も同じ人を地域から出してくる。
議会のことを広く発信するようにし、傍聴を促すこと。(70 歳)
●ただ女性議員や女性の市役所での部長や課長がもっと増えないとと思う。女性議員として男性以上に頑張ら
ないと認められないという問題があり、負担は大きい(地域では女性議員のほうが気軽に相談や話しかけられ
ることが多いように思う)
。議会での男女平等問題を常に取り上げることが改善や解決に必要である。市民へ
の啓発や学習なども日常的に必要だと思う。教育でも差別しないことを子どもの頃から学習させていくことが
必要。(67 歳)
●現職の女性議員が安心して出産できるような制度が工夫できないか検討中である。私自身は、現職議員とし
て出産したが、前向き、好意的に受け入れられたと捉えている。(41 歳)
●定数 20 の市議会で唯一の女性議員。市町村合併前の町議会でも最初で最後の女性議員で、市議 1 期 2 年目
である。女性として差別や不快に感じたことはないが、議会改革や議員活動として保守的な所での困難さは
日々感じている。(58 歳)
●男性も女性もすべての人が人として対等に尊重される憲法の精神を義務教育、社会教育、すべての場で意識
的に学び、とりくむことを重視し、意識改革を進める必要があると思う。決定権がある議会で、女性議員が増
えるようなとりくみも意識的に進める必要があると思う。(68 歳)
●差別意識は人権学習の積み重ねによって自己を見つめる事でしか改善されないと思う。人権意識の低さが問
題であって、公の仕事をする者にとっては、特に学習を積み重ねる他に無いと思う。(64 歳)
●長い歴史の中で女性が蔑ろにされた期間が長い。今だに保護者会や父母会を、父兄の方々という方が多い。
女性差別だけでなく、感じていない差別をなくすことが大切と考える。「今、貴方がしていること、言ってい
ることが女性差別に繋がる」と言うことを、本人が気づいていない問題だと思う。(67 歳)
●当市は女性議員 3 名に増えたので、女子トイレ(増設)、姿見をつけてくれたり、女性に対してよくしても
らっている。(53 歳)
●その都度しっかり抗議することではないか。当市の女性議員 2 人(2つの党)で、都議会議長に対し抗議文
を送った。(64 歳)
●行政の意思決定の場への女性参画が進まない要因として次の 3 点。①行政の長や組織のトップの男性の意識
が、言葉では女性の出番を軽く上げへつらうが、現実になると女性の出番は少ない。指導的立場の男性の意識
改革が必要。②女性が男性と表に出て動くためには、組織等において男性と同じ位置で教育や訓練をすること
が重要。③女性自身の意識の向上と改革。女性特有のしなやかさとしたたかさで舞台裏で動くこともいるが、
自身の経済力と向上のための場や修練が必要。(71 歳)
●保守系の議員は人権意識の低い人が多いので、選ぶほうの民意も反映されているような気がする。政権与党
を変える大きな運動が一番必要。(65 歳)
●議会だけではないと思うが、飲酒マナーが悪い。
「酔ったうえでのこと」で済まされることがあまりにも多
い。私は視察に行ったときは、断って飲まない。(59 歳)
●女性議員が増えること。(63 歳)
●議会では「議会基本条例」をつくったり、
「男女平等条例(的な)」などをつくり、家庭での話し合いも重要。
今は、副議長、4 人の委員長中 3 人が女性、議運の委員長も女性。男女差別がないのは、議会全体が民主的に
すすむ。(63 歳)
●男女共同参画社会の正しい理解の普及が大事である。(64 歳)
●①男女共同参画についての行政も含めた研修。②議員としての品格、教養の必要性を含め、基本的な研修。
政治も動いているので毎年行なうべき。③議会基本条例、自治基本条例、男女共同参画条例などの制定をすべ
きである。(72 歳)
●社会的地位の向上か。町会や自治会に話を伺う時など、役員の方は圧倒的に男性。女性の積極的な政治参加
も重要と思う。なにより働く場での格差をなくしたいものだ。(65 歳)
●生活者の視点を入れて開会時間を決めるように要望している。男女平等(共同参画)を実施するためには、
クオータ制は必要だと痛感している(管理職・各種審議会委員など)
。(67 歳)
●男女平等後進国だというリアルな現状・実態を真摯に受け止め、改善が早急に求められているという共通の
認識をもち、議論することが大事だと思う。議会としては、
「あらゆる人権侵害は許さない」というルール化
も必要かと思う。(59 歳)
●コミュニケーション能力、及び投稿。(56 歳)
●常に毅然とした態度を心がけること。(61 歳)
43
●当市議会では平成 27 年度に DV 支援センターを設立する。(66 歳)
●都議会の発言は許されるものではない。しかし、なぜその場で議長に発言を正すよう毅然とした態度で異議
申し立てをしなかったのか。私たちは選ばれた議員として、その場その場で自治法に基づいて解決していくこ
とが、女性として質をあげていくことになると感じる。議会のあり方を考える機会にもなると思う。(68 歳)
●新しい議員でも力のある議員が議長になるべきだと思うが、どうか。(75 歳)
●日本は男性上位社会で、女性のなかでも、男性上位に問題意識を持っていない人もいるが、職場、家庭、議
会、あらゆる場で男女の構成比率を半々に近づけること、賃金格差をなくすこと、家庭では家事負担、子育て
は女の仕事という観念を、子どものうちから変えることなどが必要だと思う。(59 歳)
●議会における女性議員の数をふやすべきだと思う。現在、当市では 24 名中 6 名の女性議員がいるので、大
変心強く、日常において女性蔑視的なことはあまりない。議会における常識は世間の非常識、という事例がい
くつかあると思うが、内部からの改革は難しく、やはり外圧で市民団体等から、世間にわかる形で是正するこ
とが早道かと思う。(53 歳)
●議員になる人には(なった人には)
、性差別含めて差別や人権を学ぶことをする場を、研修などで義務づけ
るくらいしないと解決しない。
「少子化」と言われているが、しっかりと男女平等など人権意識を持たないと
日本は子どもを産む人が増えないと思う。(62 歳)
●まわりのサポートが必要。
●女性議員が増えること。女性議員が機会あるごとに啓発していくこと。(55 歳)
●直接言われれば対応するが、間接なのでむつかしい。(67 歳)
●①都議会における人権意識の低さを改めて認識した。②議会会則の中に「人権を傷つける発言」は禁止と明
記する。③議員の啓発啓蒙活動が必要。講演会や研修会など。
●自分自身、小さい時から男性の中で活動していることが多かったせいか、男性、女性とあまり意識せずに生
きているので、相手から言われているとしても気にしない。一議員として発言、態度を貫くこと、ではないか
と。自らの境地を議会活動や生き様の中で反撃(?)するべきでは? ただし、明らかな女性蔑視、セクハラ
発言があればその場で注意、抗議している。(68 歳)
●①女性議員が増えること。②役場や教育の現場で余裕ができる人数まで人をふやすこと。(36 歳)
●①予算分析、評価を十分しつつ、住民サービス向上に向けた政策提言と草の根住民運動が必要。②議会改革
するうえで、政策点で他会派と共同していくことも必要。(63 歳)
●差別の解決は、私は女性だからと黙っているのではなく、何事にも男性議員より先になってやっているので、
1 年半にして半数の男性議員を抑え込んでいる。女性一人なので、そうでもしないとやっていけない。(70 歳)
●同僚議員のちょっとした色話は、体育会系感覚で「ブッブー、イエローカード!」とか、目に余るものは「ブ
ッブー、レッドカード!」と指をさす。(62 歳)
●とにかく、女性を増やす(女性なら誰でもよいわけではないが)
。女性の団結力や生活力は男性にはないも
の。クオーター制を逆差別という声もあるが、自分でチャンスをつかめない女性にもチャンスを与えるという
意味では、女性をふやすためには必要だと私は考える。(47 歳)
●当市議会は、26 人の議員中女性は 2 人、当局の職員でさえ、名前を間違えたりする。もっと大勢の女性議
員がいれば少しは解決できるのではないかと思うので、クオーター制を取り入れることも意義があると考える。
(64 歳)
●現在、当市議会においては△△党、無所属、わがクラブの3人の女性議員がいる。市女性団体の代表として
議会に送り出してもらってから、まだ5ヵ月なので、とくに不快な対応をされたことはないが、やはり女性議
員の数が少なく、なかなか意見を出すことに勇気が必要である。県内に志を同じくしている仲間が必要である
と痛切に感じている。(61 歳)
●現在、当市議会は 34 人中 2 人が女性で、あまりに少ない。合併で市域が広くなり、
「地域代表」ということ
で、小選挙区のような感じになっている。これでは女性が選ばれにくい。クオーター制導入も必要なのではな
いか。(45 歳)
●他国のように男女議員の比率も考えたりすることも大事だと思う。安倍政権も女性の輝く社会と言う成長戦
略を打ち出し、女性登用率を高めてきているので、真の意味の男女共同参画が実現できることを願っている。
(66 歳)
●議会改革をすることだと思う。議場が討論の場であること、市民の代表者であること等、議会改革。議員が
学び、質を高めあうこと。(69 歳)
●まずは、党や会派での厳重注意。セミナーの定期的な開催と受講。ワークショップでのロールプレイも大切。
この繰り返しが実を結ぶはず。世論も大切。メディアにもこの問題を継続して取り上げてほしいと思う。(36
44
歳)
●「〇〇議員」と呼び名変更を文書で求め、改善されている。(60 歳)
●基本的に女性〇〇(女性議員など)の女性を付けての表現自体に疑問を感じる。女性を無理に前に押し出す
方法ではなく、個々の特性や能力に応じた対応ができる社会構造を。(52 歳)
●「男女共同参画」の言葉にアレルギーを感じている様子。自分たちが攻められるように思うらしい。(58 歳)
●セクハラ、パワハラとは何かの基本的な認識を一致させるための議員間の学習が必要と感じている。防止法
の運用をもっと積極的に進めるべきだが、親告罪なので被害者自身の自覚的取り組みが求められたりするので、
難しさもあると感じている。基本的人権を尊重しあう社会のため醸成が必要であり、根本には憲法を生かす政
治の実現があると思っている。(62 歳)
●男女それぞれに与えられた務めがあるはず、特徴も異なる男性・女性、本来の持つ特性が異なるのであるか
ら、それを超えよう超えさせようとしても無理が生ずるのではないか…。よって改善をいうよりも自己の持つ
特性を自覚し、それを生かし伸ばして行けば良いのでは…。(59 歳)
●当市は工業地帯として発展し、外からの人口がかなり増えているが、農業も盛んで地元の人たちはまだまだ
かなり保守的だ。男性の意識を変えてゆかなければなかなか女性が表に出られないのが現状。当市の市会議員
も私が女性で一人。△△党の支援で当選はできたが、一般の中では(女性議員を)出せる状況ではない。女性
たちの意識も低く、表に出る女性の足を引っ張る傾向がある。女性の登用 3 割をめざすものの、意識はもとよ
り教養も含めもっと女性のレベルを上げ、裾野を広げなければ人材も登用できないと思う。(63 歳)
●クォータ制の導入など女性を意識的に増やす施策も必要ではないかと思う。(61 歳)
●私自身が感じたことはないが、ただ当市では女性議員が私一人しかいないので、今後女性議員が出てこられ
る雰囲気作りが必要だと思っている。(55 歳)
●議会はクォータ制で女性の数が多くなれば、女性への差別はなくなるのではないかと思う。(66 歳)
●東京のベッドタウンとして、〇〇都民と言われるくらい都市化が進んでいる。地方選挙より国の選挙のほう
が投票率が高い私の住む市において住民のマナー意識も高く、アンケートに問われるようなことを感じたこと
はない。(52 歳)
●現在当市議会は定数 20 人に対し、女性議員が 4 人(他の2党 3 人、わが党 1 人)。もっと女性の比率が上が
ればと思う。議会としても、議員のモラルや民主的な議会運営について学習会等を開くことが必要だと考える。
(72 歳)
●まずは自分自身でも「女らしさ、男らしさ」ではなく「人間らしさ」を念頭において活動している。今が大
丈夫だからと思わずに対等に物が言える環境づくりには今後も努めたいと思う。
(62 歳)
●言われたときは毅然と反論するべき。言わせない雰囲気と姿勢を。(66 歳)
●これからの地方議会は、女性差別の問題だけに限らず、地区推薦の自治会長の延長、退職金をもらってから
の第二の人生のような議員でなく、志のある若い議員(男女共に)が選挙に出られるような地方議会に変わっ
ていく必要性があると思う。(52 歳)
●結婚、出産、子育て、介護など、男性も女性もともに関わるものであり、家事などの負担が偏ることはおか
しい。男性の長時間労働の改善、女性の労働条件の改善が必要。(41 歳)
●何かあるたびにきちんと抗議していくことが大切だと思う。(56 歳)
●公の場で女性蔑視発言があった場合は、その都度きちんと対応する必要があると思う。不快な言動をする人
は、女性に対してだけではないので、そうした発言があったときは、同調する人が出るなどエスカレートしな
いようにきちんと判断できる人がその場で指摘し、謝罪してもらうのがよいと思う。それには、女性が学習し
向上することが必要だと思う。(50 歳)
●私は差別や暴言は受けたことがないが、地方議員にもっと女性が出なければいけないと思う。男女共同参画
社会の中で、もっと女性の意見が反映されなければならない。
●①絶対に握手しないようにしている。②お酒は自分は飲まないようにしている。酒の席より、勉強会や議論
の場を持つようにすすめる。③バス内では 1 人席に座るようにしている。④直接「パワハラですのでやめて下
さい」と言ったら「議員は対等、議員間でパワハラなどない」「別の女性にも同じで、おまえだけではない」。
「それはセクハラですね」と言った。
「パワハラ」
「セクハラ」の言葉自体、理解できていないのがほとんどの
男性議員。パワハラとは、セクハラとは、男女共に研修を受けることを議員の義務とすべき。議員研修で必須
に!!(56 歳)
●全議員にジェンダーバイアスについての学習会が必要である。改選後の教育で議員の資質の一つとして教育
すべき。小・中・高で女性差別や男女平等思想がきちんと(教育)なされることが必要である。(65 歳)
45
●すぐの解決策になることではないが、民主的な女性議員がもっと多くなればと感じる。5 万人の市では、な
かなか女性議員が立候補できる環境ではない。(64 歳)
●当市議の方々は、私が新人でもあり、市議の中で 1 人の女性であり、アドバイスや助言もいただき、活動し
やすいよう配慮してもらっている。できれば、他の市町村もそうだとよいが。(46 歳)
●行政は行政なりの努力をしている。大企業はどうなのか。男性の意識改革こそ必要と思う。(70 歳)
●ただひたすら、自らがよい仕事をすること。議会と議員の活動の意義と成果と現状(負も含めて)を情報公
開し、人気投票にならない選挙を実現すること。市民とともに歩むこと。(53 歳)
●当町は議員定数 12 人中 5 人が女性議員が占めている。私はそういう地域性もある中で 8 年目(2 期目)の
議員活動を町民のみなさんに助けてもらいながら行なっている。今振り返ると、女性の差別、ジェンダー問題
で嫌な思いをしたことがないので幸せだったなと思っている。女性の地位向上は、私たち女性が自分たち同性
同士が励まし合ったり高め合う努力こそが大切であるとしみじみ思うこの頃。物慣れていない女性は男性の数
倍以上の血のにじむ努力が求められることはたくさんある。学習したり、自己を高めたりするような機会を女
性に保障する取り組みもあったらよいと考えている。(68 歳)
●勇気を出して不快に感じてる旨を伝えること。議員の立場として代弁していきたいと思っている。男性の立
場からすると、
「何が(女性は)不快と感じるのか」わからないところもあると思う。具体例をことあるごと
に発言し理解してもらうこと。発言することにより交流の場から(次回から等)、なんとなくはずされてしま
うことがよくあるが…。根気強く訴えていこうと思う。
●小さいこともきちんと相手に女性蔑視や差別、暴言について指摘してやめるよう発言することが必要だと思
う。(66 歳)
●女性議員の数が多くなると暴言等も出にくくなるのではないか。議会の中の雰囲気を変えるには、数が必要
かもしれない。(66 歳)
●男性がそのような話題を女性へのサービスだと考えている。その意識を改めるしかない。(70 歳)
●女性の立場や労力(能力)を理解してもらうことが第一だと思う。女性に対する固定観念を捨てて広い視野
で接することが大切かと思う。当町議会の議員は農業、自営業、介護などしており、家庭において家事を自ら
手伝う方も多く、女性の労力を理解しており、女性目線の意見も真剣に聞いてもらえる。女性にすべてを頼ら
ず、気になったことは進んで自らすることで大変さを知っているのかなあと思っている。(48 歳)
●当村は全国から集まってきた村民のせいか多様な価値観があるので、特に女性蔑視という点などはない。女
性自らが実力をつけて男性以上に議員活動に努力していくことが必要だと思う。(65 歳)
●①女性議員の割合を増やすこと。②議員(男女ともに)が男女平等、役割分担意識解消について正確に学び
意識改革をすること。(66 歳)
●せめて、誰がでなく、自分がと思い、立候補し男女の性別に関係なく自分流で地域に参加している。行動で
まわりに感じてもらうことを実践する。1 人で参加して 2 人、3 人と女性の参加者を増やし、集会で発言する
ことの必要性を実践する。議会の中では複数人数の女性議員、女性のリーダーを誕生させること。小さくても
サークル活動など活動グル―プを多くつくること。女性蔑視は女性全員の敵とのムードをつくることが大事と
考える。(55 歳)
●明らかに差別的事例があったら、問題にすること。(73 歳)
●私の方から指摘したことはないが、いつか何かの形で…と思っているところ。(73 歳)
●ぜひ、女性議員の産休育休制度が必要。女性が議員として十分に働く保障がない。
(有権者からも制度がな
い中で、出産のため休んでいるとはいえ報酬を丸々もらうというのは説明がつかないし、理解を得られないこ
とだと思う。
)(38 歳)
●議会の中ではやはり女性議員の数を増やすこと。何かパワハラなどの事例があったら、ただちに抗議したり、
社会的な問題にすることが重要ではないかと思う。(56 歳)
●男女共同参画社会を進めるとともに、皆様の意識改革をもっと進めるべきである。まだまだ高齢者の方々に
は、意味が(知れ)渡っていない方々が多くいる。色々な形で社会を変えていかないとダメである。(64 歳)
●「日の丸「君が代」は国の右傾化もあってか、特に△△党議員には受け入れられない。地方自治法も地方分
権の名の下で形骸化の方向ではないかと感じている。議員の質の向上が大切と痛感する。(62 歳)
●女性が議員になれる土壌が育っていない小さな町なので、これからは今後を見つめて町中で女性議員が出馬
できるよう、また、若い女性も選挙人になれるよう、考えてほしい。女性も甘え心はキンモツ。いつも明るく
平等に物事を考えていれば改善につながると思う。また、少々のことは気にせず、ケ・セラ・セラのおおらか
な気持ちを持つことも大切。差別、暴言ともに気にとめず受け流すくらいの余裕も解決のひとつかも。(74 歳)
●人権を勉強しなくてはならないと思う。男性・女性かかわらず、人間として差別とか蔑視をしない、お互い
46
に意識改革が必要。議会には女性議員が増えることを望む。(64 歳)
●女性として、毅然とした態度でのぞむことが大事。調査研究をしっかり行ない、筋を通した考え方を持つこ
と。男性は慣習として「〇〇は女の仕事」と決めつけることが多いので、意識改革が必要。(71 歳)
●当議会は長い間わが党の女性議員ががんばってくれていたので、特に不快と感じることはない。現在常に思
うことは、女性議員の比率があまりにも低いということ。当市でも 20 人中女性は 4 人、うち 2 人がわが党議
員。2 分の 1 とはいかないまでもせめて 3 分の 1 は必要と思う。市当局においては理事者には女性は一人もい
ない。答弁の中で視点の違いを感じる。(52 歳)
●職員も含め、女性の登用をするべきだと思う。村はまだまだ女性の立場を理解できない方が多いように感じ
る。女性が活躍できる場所を行政の方も設置し、
「何でもやる課」みたいに「女性隊(課)
」とか「女性応援課」
など、国から提案して自治体に設置を促してほしい。(58 歳)
●女性に対して差別的な発言や態度をとる人はもともと個人の品位の問題であると思う。社会において、誰に
対してもそのような言動は慎むべきであり、議会では議長が制するなど、きちんと対処すべきことであると考
える。いじめ問題と同じで、放置・黙認は加担することと同じ。また、市民も普段から議会に関心を持ち、そ
のような言動をする議員を選んではいけないと思う。(55 歳)
●先ずは公的機関(特に管理職)
、議員のクォータ制を導入する(本来ならハーフであるべきだが…)
。勿論、
いずれも適材適所が原則。(56 歳)
●女性議員の数が多くなる事ではないか。議会の中で 1/3 くらい女性がいると女性に対する差別などの声はな
くなると思う。(58 歳)
●蔑視や差別を口にしたり、態度に出るのは、その人の人間性の欠如しかないと思う。同じ議員としての立場
で、そういう考えしかできない人が心から注意を受けたり、意見をすなおに受け入れることができるか難しい
と考える。しかし、どんな思いをしているかは、きっちりと話していき、対話の中で、自分の立場をしっかり
と認識してもらう以外ないと思う。男性の卑怯な態度は許せない。(57 歳)
●議会の場に女性がもっと多く参加する事が必要と思う。議会の中では全く平等な立場なので、女性であって
も委員長、議長の任を担うことが必要と思う。(67 歳)
●世間の指摘が議員にとって最もよく効く。マスコミその他、様々な分野から議会、議員の〝ヘン〞をどんど
ん出してほしい。(62 歳)
●「議会基本条例」を作っているので、議会と議員のあるべき姿を定めており、差別はまったく感じない。条
例がまだ定められていない所は至急とりくまれるべきだと考える。
「男女共同参画推進条例」も作られており、
性別による人権侵害を禁止している。(71 歳)
●小さいころから教育をしっかりしていく事。議会改革の中で十分論議していく事。女性議員を増やしていく
事。特に△△党の発言を聞いていると「子どもを育てるのは女性」の考えが奥深くあることを感じる。△△党
など民主主義がわからないところに住民と共に世論と運動でおしていくこと。来年の一斉地方選挙で審判下す
こと。(56 歳)
●意識改革。行政など公的な団体が率先してとりくむ。(53 歳)
●当町議会の男性議員の方々は自分では悪気はなく、コミュニケーションのつもりで(冗談・ユーモア?)言
っている場合が多いように思う(差別の意識なし?)。もう少しランクアップした上品なユーモアを身につけて
ほしいと思うが、こちらとしては「かわいいなー」ぐらいに思って接している。(56 歳)
●広く人々(特に男性)の意識を変えるために、ジェンダー平等、女性の人権問題について、いかに日本が世
界の中でおくれているのか、テレビ等身近なメディアを通して積極的な広報活動を行なうことが有効と考える。
私たち女性自身が勇気を持って自分の立ち位置を示していくこと、多様な女性の生き方を認め助け合い、協力
しあい、より住みよい社会の構築を目指すことが大切ではないかと思う。(43 歳)
●女性も毅然とした態度がとれるよう心掛ける点もあると思うが、子どもの頃からのジェンダー教育が必要だ
と思う。(69 歳)
●当市は 18 人中 7 人が女性議員と、女性議員の比率が高いので心強い。(47 歳)
●すぐ反論や、相手を厳しく諭す。大事なのは自分の姿勢だと思っている。女性の都議会議員の件が今回とり
上げられたきっかけかと思うが、微笑むのではなく、きつく指摘してほしかった。改善…プロの指導は必要か
もしれないが、根本、議員の質が低い、社会を知らない人達だと思う。女性自身の凛とした態度が必要だと思
う。(43 歳)
●くり返し主張していく。とにかく調査、研究をつづけ、行政への提案、提言ができるようにすること。実績
をつくること。態度で示すこと。
●毅然とした態度で応じること。こちらが少しでもひるんだりすると、つけあがる。
(解決にならないが、基
47
本的にそういう人とは接しない。相手にしないのが一番だと思う。(41 歳)
●人間関係の潤滑油という気持ちで発せられる言葉も、受け手にとってはその方の人権を傷つける場合もある。
男女問わず、人権意識を持ち一人ひとりを大切にする姿勢が大切だと思う。(55 歳)
●議会事務局長から忠告してもらいたいが、議会事務局への忠告も欲しい。もっと親切な言い方で注意してほ
しい。(63 歳)
●女性議員はコンパニオン(?)とでも思われているのか、男性の意識を変えることが必要。(54 歳)
●議員とは何か、というそもそも論が分かっていないと思う。そこがしっかりと座っていれば暴言など出てこ
ないと思う。人間としての本来の平等とは何かと言うことさえ分かっていないのではないか? 解決策と言っ
てもよく分からないが、個々人が持っている性格もあると思うし難しいことだ。(61 歳)
●女性の議員数が圧倒的に少数であるため、女性の立場が反映されない。女性が自ら奮起して第一ステップと
して議席の 3 割確保を目指しネットワークを構築して活動することである。(63 歳)
●当市議会は、私が議員になってから女性差別はない。現在 18 定数で女性議員は 6 人。以前、定数 24 の時、
女性議員は 8 人いた。女性比率が高いこともあり、女性蔑視や差別、暴言などはない。(70 歳)
●総合防災訓練等の機会に消防団員の妻に対し、
「内助の功賞」を授与する。議員にも来賓として出席要請あ
り。この件は少しずつ改善中だが、まだ途中。県議にもとりくみを要請した。市の担当職員が男性の場合が多
い。その際、取り組む姿勢が本腰でない。正しく問題の本質を理解できてないのではないか。以前、女性管理
職が担当していた時にはもっとこの分野が前進した。(63 歳)
●議会と行政との合同での勉強会、学習、研修しかないのだと思うが、それらを行なっている本人たちは、自
分たちはそうではなく正しいことをしていると思っているに違いないので、あまり効果も期待できないのかも
しれない。学習することが大事であり必、要である。本人の資質というか性格によるところもあるかとも思う。
具体例を挙げての研修がいるのでは?(57 歳)
●女性議員の数が少なすぎる。
「定数の過半数を女性にする条例」を制定したい…というのは冗談だが、女性
議員セクハラ研究会のような全国的な組織があればいいと思う。もちろん下部組織として男性議員セクハラ研
究会も。ちなみに私は男性議員に対してチビ、デブ、ハゲは決して言わない。「男のくせに」も。新日本婦人
の会からの請願や陳情があったとしても革新系だというだけで、内容は関係なく否決されるのが殆どで、これ
も差別だと思う。(60 歳)
●当市議会は△△党議員には委員長ポストなどを与えない。反対するからという理由と残念ながら現在 1 人な
ので黙っていれば無視される。3 人いた時もそうだったが、こういう状況を他の女性議員は当たり前と思って
いる。数は力だから、大きくならないとダメ。(67 歳)
●女性の働き方がパート、非正規雇用が多く、改善をしなければ。安く使える労働力として、社会にいつまで
も認識しないところがある。(66 歳)
●議員同士が話せる環境を築き、実践していくことが必要だと思う。女性蔑視や差別…を頭に置き、自分自身
も男性に対してそういう言葉や、態度を取っていないか気を配っていく(思いやり)ことが必要だと思う。(47
歳)
●男性に比べて正規職員の割合が低く、解決のカギは結婚、出産しても働き続けられる雇用環境、保育の充実
が必要不可欠。正社員があたり前の世の中(女性の政治、社会進出)にする事。仕事と家庭の両立できるため
には男性の長時間労働に止めをかけ、家事労働は女性という旧来型の意識改革も大切である。(70 歳)
●「女性の登用を」と安倍首相は言うが、ほんとうの能力を認めていないから、問題のある方でも重要ポスト
にする。それはイエスマンを集めているからでは? ほんとうに活動している人、勉強している人、意見をし
っかり言う方を周りに置かないから暴走しているのだと思う。要するに「自分に反対の意見は良く聞く」「そ
して修正する」
「反省する」→「結果を得る」と言うことが大切と考える。(63 歳)
●政治倫理条例の改善を要求している。(55 歳)
●はっきり確認できる場面ではその都度反撃しているが、裏での発言には対処の仕様がない。来年 9 月の市長
選で降りてもらうこと、その前に来年 4 月のいっせい選挙で 3 人(定数 22)全員当選を図ること。(68 歳)
●憲法や地方自治法などの勉強が必要だと思う。(61 歳)
●一人ひとりの女性が目標を持ちがんばる。
「男性も変わってほしい」と思うのはムダ。(45 歳)
●わが党は特に女性議員をふやしたいと努力しているが、立候補者をつくるのが難しい。(55 歳)
●常に無視して頑張る。言われたらすぐに言いかえし、アッまずかったと思わせることが大事。(61 歳)
●女性議員が増えるとよい。女性の視点は大事である!(63 歳)
●差別発言だと感じたとき、すぐ発言した人に対して抗議することが大事。男女平等は中学生までは不平等と
いう意識は少ないが、女性が社会進出するにつれて不平等を感じるというデータがある。大人の女性に対する
48
マスコミなどの取り扱いも性の対象としかとらえていない事が多い。その部分も変わっていかないと女性を一
人の人間として見るという意識が育っていかない。(62 歳)
●女性の枠をつくっても、それは男性から分けてもらっているだけなので問題の解決にならない。やはり女性
自身が勝ちとっていかなければ本当の意味での地位向上につながらない。女性がもっと発言し、厳しい社会に
飛び出さないと思う。女性を武器にする人もいるので、女性にも問題があるとも思う。(66 歳)
●民主政治における議員の責務と役割の自覚がないままに議員になっている人が多いからではないか。したが
って、議場や委員会という公の場においても、非公式の場の感覚でセクハラ暴言を言うことができるのではな
いか。討論・議論を充実させる議会改革が待ったなし。そのような議会改革を進めようとする女性議員を増や
すこと。(62 歳)
●むずかしい問い。セクハラだけでなく差別的発言、品性が問われる発言は、傍聴者がいるだけでもかなりセ
ーブされると思う。当区議会は「政治倫理条例」の論議が始まるが、このなかでもセクハラ問題への条項を入
れている。(68 歳)
●男性に限らず、女性も一人の人間としての意識の持ち方だと思う。教育現場での小さな心遣い、心配り、言
葉の使い方等でジェンダー意識が変わると思う。(65 歳)
●当市議会は女性議員に対して議場でのセクハラヤジはない。東京都議会の問題が出てから、男性議員の方が
つつかれないようにピリピリしている。普通のヤジ自体が減り、女性議員の方が問題行動を起こしているくら
い(1 人だけセクハラヤジもないのに、あるようなニュアンスでニュースを出して騒動をおこした。△△党推
薦から、今年△△党に入党した女性議員)
。(45 歳)
●女性蔑視や差別等感じるどころか、逆に女性ということで良くしてもらっている。逆に女性側が過剰に騒ぎ
すぎているのではないか?女性には子どもを産むことができる、男性にはないすばらしい機能が備わっている。
それ以外にも男性と女性ではもともと備わっているものに多くの違いがあり、まったくの平等というのは難し
いのではないか? 近年、差別と区別をはきちがえているような気がする。差別は良くないが、区別は必要な
のだと思う。それぞれ備わっている機能を充分に発揮できるような考え方、仕組みづくりが必要なのだと思う。
(40 歳)
●女性議員を増やすこと。女性もはっきりモノをいうこと。男女それぞれの特性がある。お互いに人間として
尊重しあう空気をつくることが必要と思う。(70 歳)
●議員の中で女性への言葉の使い方に、とても注意しているのがわかる。人によってとらえ方、感じ方が違い、
私はセクハラとはとらえなかったと言える場面があったかもしれない。私は議会内というより、地域での暴言
を強く感じてきた。特定の心ない発言は、議員として歩む気力さえなくしてしまわせる強い力を持っているこ
とを感じる。(67 歳)
●議員になる時、女性をアピールすることもなく、政治にかかわる姿勢をもって、議員になったことを踏まえ
て、女性・男性かかわりなく議員活動をしていきたい。(71 歳)
●①女性議員を増やすこと。②議会で、女性のために役所ポストをつくること。③全国でこれまで以上にこの
テーマについて議論すること。テーマをオープンにすること。以前よりも男性議員も平等性もしくは性差につ
いての感覚が良くなってきている。(58 歳)
●議員一人ひとりのモラルの問題もあるが、本会議場だけでなく、すべての委員会など、インターネット中継
をするなど市民に知らせることが必要。(40 歳)
●女性の地位の向上は、女性の社会的責任を負うことへの意識改革が必要だと思う。(62 歳)
●人権について学んでもらうしかないと思う。意識を変えることは難しいことで、学んで理解するしかないと
思う。男性も女性も同じであると思う。基本的には、男性だから、女性だからということはないと思う。違い
を認め、すべての人が平等である社会であるよう努めていきたいと考えている。(54 歳)
●やはり議会とは議場でしっかり意見を述べ、討論、決まったら従うという当たり前のことを学習しなければ
と思う。先駆的な議会の事例などを知る機会も必要であり、それを当議会に反映させていきたい。議会でヤジ
等の問題があったとき、その場で他の議員が反応しなければならない。それができていれば、大きな問題にな
る前に防げると感じる。(50 歳)
●差別を受けないよう、自分の言葉、意見に責任を持つべきである。女性だからという甘えがあるのではない
か。受けとめ方の問題でもあり、セクハラを受けないような行動が求められると考える。
●こちらも、強気で対応している。口でも言うし、気を付けている。(64 歳)
●「女性が産む道具」という認識の議員は多いと思うが、今はそのような発言ができるような時代ではない。
国民全体の意識を変えるべく、マスコミも変わらなければならないはず。(59 歳)
●着実に実績を積み、女性議員であっても男性議員であっても市民に認められる力を付けていく努力が必要。
49
(61 歳)
●遠慮をせずどんどん物を言うことと、他の議員と仲よくすることが大事だと思う。会社の同僚と同じ様なも
のだと思い、飲み会にも参加するようにしている。(65 歳)
●議会の透明性を高め、委員会等を公開し、第三者(区民等)に情報を明らかにしていく。見て見ぬふりをせ
ず、差別、暴言に手順手続きを踏んで謝罪と撤回を求めていく。(71 歳)
●意識改革・議会でルールを作る。有権者が政治に関心を持つ。(31 歳)
●女性がもっと社会の動きや時事など政治に関心を持ち、知識を身につ行けていくことも大切だと思う。(28
歳)
●議員の仕事は、住民の生活を守るという立場をつらぬくことが必要。女だから…という声には、きちんと立
ち向かう姿勢は大事なことだが、生活を守るという言動、行動が裏付けされる活動が必要。そのことなくして
女性軽視とたたかう材料はないと思う。その意味では、男性議員よりも女性議員の方が大変だということを身
にしみて感じている。(61 歳)
●議会の場や日常生活の中で、そのような場面があればその場で反撃(?)
、指摘するようにしている。議会
質問で、男女共同参画や男女平等のテーマは年に 1~2 回一般質問もして、行政の姿勢をただしている。町の
姿勢をただすことで議員も「変なコトは言えない」ようだし、女性議員も「能力ある」と評価されることも大
事かと思う。(50 歳)
●女性議員が半数いることがセクハラらしきものをさせない雰囲気になっているかと思う。男女の別をあまり
感じないですごしている。(67 歳)
●男を表に出す風習がやはり根強くある。男の得意なこと、女の得意(気が付くこと)があるので、半半に議
員がいると良い。女性議員 2 人になったので、これからは女性が出易いと思うが、私たちが後押ししなければ、
まだまだ「区長に出るような感じ」で、男性が出ると思う。(65 歳)
●議員 1 人 1 人の資質の問題だと思う。(55 歳)
●もっと多くの女性議員の誕生が不可欠。議会は数の力が大きいことから、3 割以上の女性議員を増やすこと
が重要。(65 歳)
●当県議会では、女性であっても委員長など役職に就いている。私も 2 期目だが正・副委員長を経験した。一
部に女性蔑視の男性議員がいるが、問題があることは見のがさず発言することだと思う。(54 歳)
●意識を醸成することが遠回りなようで一番確実だと考える。勉強会を行なう、女性の方々と意見交換する等
が効果的である。今、少子化対策をとの声があるが、男女の性別だけで論じられ、個人の尊厳が踏みにじられ
ることを大変危惧している。声をあげ続けないと性的マイノリティーの課題は埋もれてしまう。差別を受ける
側であるなら、他の差別にも敏感でありたいと思う。(53 歳)
●女性が実践の中で差別意識を払拭させる活動をしていきたい。歴史(文化?)の中で培われた意識を次の世
代にもちこさないよう若い男女に対等意識(勿論役割分担することがあったとしても)を学んでいってほしい。
1 コマ 1 コマつくりあげて女性をあてにできる仕組みができることを願っている。(70 歳)
●女性だけが差別をされているのか、議員として資格を問われるようなことがあったらそのつど対応すればよ
い。女性だからといって東京都議会でのような問題は席についてからハンカチで涙をふいているようでは議員
としての資質を疑う。議場で受けた暴言等は女性議員であれ男性議員であれその場で解決すべきことである。
それができなければ議員をやめればよい。毅然とした対応をすべきである。女性の態度が性差別を受けている
ような日常のとり上げ方にも注意が必要ではないか。(61 歳)
●人として、市民の代表として互いに尊重しあうことが必要では? 女性に対してというより、人として「?」
と思うヤジがある。議員として、公式の場で議論をしているという意識がもっと必要だと思う。(53 歳)
●一度で終わらせることなく男女平等に関する様々な研修をおこなうことも必要なことの一つと感じている。
女性差別は何も議会に限ったことではなく、職場、地域でも同様なので、男女共に意識改革が求められている
と思う。(55 歳)
●すぐに議長や委員長に注意するように意見すればよかったと思う。(46 歳)
●男性のレベルアップが必要。家庭の中の役割、幼い時の教育も含めジェンダー教育が大切なのでは・・・。
(64 歳)
●問題が起きたときに関係機関も含め速やかに対応をしていくことが大事だと思う。特に少数会派の場合は他
会派の議員とも連携できるような関係づくりも必要かもしれない。(59 歳)
●当市議会は在職してきた 12 年間、
「ヤジ」もほとんどなく、幸いなことに差別なども感じたことはない。報
道されるような差別やセクハラに対しては意識改革が求められると思う。(53 歳)
●男性議員を指導する場がないので、今は放置されている。女性議員が少ないので女性が声を合わせて改善を
50
訴えないといけないと思う。(41 歳)
●現在、当市議会は 29 名中 6 名が女性。私の在職中(2 年間)に性差別を感じたことはないが、万が一その
ようなことがあれば断固抗議をする覚悟をしている。(58 歳)
●女性自身が問題意識をもつこと。何が問題なのかあいまいにせず立ち向かうこと。男性側にも問題はあるが、
私たちがしっかりとした考えができることもまた重要だと思う。
●都議会の女性蔑視発言に対し、3 会派で抗議文を送った(△△党はのらなかった)
。現在、女性議員は最高
の 17 人。もっと女性が活躍できるように力を合わせたい。 (65 歳)
●個人に持ち合わせた性格や気質もあり、すべての女性が蔑視されているとは思わない。私は生活の中で、
“あ
らっ、今のことばは…もしかしたら…”と話すことも、まずは自分の立ち位置をしっかりさせる。きちんと意
見を言う。相手もしっかりと認めるなど、信頼関係や人間関係を築いていくことが必要ではないか。(64 歳)
●議員は平等に扱ってほしい。(65 歳)
●もっと女性議員の数が増えてほしい。議員だけでなく地域の自治会長職などにもどんどん女性の手があがる
ようにならなければ、男性側の意識改革にはまだ時間がかかるように感じている。(51 歳)
●当市議会は定数 60 に対し女性議員の数は 12 人。私自身は未婚だが、出産・子育て問題について積極的に取
り組んでいる。防止・改善策としては、東京都議会のセクハラヤジのようなことがないとも限らないことを踏
まえ、議事進行を確認しておくこと、毅然とした態度で臨むことを心がけている。女性議員の数自体を増やし
ていくことも必要と考える。個人個人の多様性のある生き方が大切にされる社会であることを地方議会で働く
議員として強く発信していきたい。(36 歳)
●男性議員は「親しみの表現」と思っているフシがある。男性中心でつくられてきた歴史(?)があるので、
私の年齢になれば多少のことは笑うなり言葉を返して済ませてきた。凝り固まった年配の男性議員は仕方ない
かとも。したがってあまり近寄らない方が…。直接、肩や手などに触ってきたときには毅然とした態度で臨ん
だ。それ以上、そんなことはなかったので、こちらの態度が大切。年代が若くなるにつれ、女性蔑視を感じる
議員はいないように感じる。学校での教育や世論など一定身についているかとも。教育面からの対応も重要。
なんといっても雇用の面、賃金格差など、この社会に歴然として存在している男女差別が問題。これを当然と
する社会が女性蔑視を生む。この改善が本当に急がれると思う。(64 歳)
●各政党が女性議員や候補者をもっと出すこと。ある党の女性議員が「女性割合で△△党に負けているからも
っと増やさねば」と言ったという。そういう競争をどんどんやってマスコミにとりあげられ、話題になれば世
の中の雰囲気も変わる。△△党関連の女性たちが無所属市民派の女性議員を増やす活動(「女性を議会へ!バ
ックアップスクール」等)をして効果を上げたが、最近はあまり見かけない。一般の女性を育てる活動を各政
党も政党から離れ、してみてはどうか。各政党や議会ごとの女性割合ランキングをもっと広報すべき。(52 歳)
●現在のように古くからやっているベテラン議員が引退し、若い年代の議員構成になって改善されたと感じて
いる。男女共同参画社会を目指して協力して地方議会を進めるために、研修やパーセントで議員の男女比を決
めるのも手法として考える。ただ画一的にはできないので検討していく。国会の姿勢の変化を求めたい。これ
が一番難しい。(66 歳)
●当市議会は定数 22 人中、女性議員は 8 人で高い比率。議長はじめ要職も女性も担っている。特に女性だか
らという偏見はない。(65 歳)
●差別などは感じたことはないが、やはりもう少し女性議員の人数が増えないと、女性ならではの視点が生か
された政治が行われないと感じる。(52 歳)
●女性議員が増えること。(72 歳)
●女性に対する差別など、現社会において、男女共同参画のまちづくりの中でかなり意識的に改善されてきて
いる。議員としてということでとりあげるより(こういうことだとよけいに反発される)、社会全体として取
り組む課題である。男性も努力しようとしたり、基本的に男女共同でと考えている私たちの仲間(男性)もい
るので、焦点(議員)をしぼって問題にすることに疑問を感じる。腹の立つことは日常生活に山ほどあるから。
(68 歳)
●職業、役職に対する差別意識を解決するには、女性の進出が最も重要だと思う。先進国においての女性の地
位の低さを認識してもらうこと(日本がいかに低い地位にあるか)がまだまだ進んでいない。それぞれ数値目
標は定められているが、実現するよう、更に努力されるべきと思う。このようなアンケートが各機関で実施さ
れ、あるTV局の問いに対し、女性議員が男性議員から女性差別に対し「かばってもらっている」と回答した。
女性は「かばわれる存在?」
、女性議員自身の発言も理解できないところがある。(59 歳)
●女性自身の意識改革が先決であり、地位向上に向け、積極的に取り組む必要があると感じる。(57 歳)
●議長に改善を求めなかったが、そのうちに収まった。ひどいものは議長に改善を申し入れたり、全協で発言
51
して、議員全員に反省をうながすことも必要と思う。(67 歳)
●一議員として、男性女性にとらわれることなく、志を持ってお互いに協力しあい、それぞれの力を出し合っ
ていくことが大切である。(61 歳)
●女性議員を沢山増やすことだと思う。(70 歳)
●男性議員には、
(一般質問も含めて)議員という身分においては「男女の性差」はないということをもっと
認識してもらう必要があると思う。しかし、女性の意識においても、女性議員を応援する夫と、候補者の女性
に対して、不必要なジェラシーを持つことこそが問題。(66 歳)
●東京都議会ヤジ問題では、ヤジが出た段階で発言を中止し、抗議するなどその場で対処すべきだったと思う。
マスコミを利用するのではなく、議場内で議論していくことが議員としての責務ではないか。また、不適切な
ヤジが出たら、議長はすぐに制止し、注意を促していくべきだったと思う。(33 歳)
●一人一人の意識の問題なので、気長に教育をしていくことが必要だと思う。一昔前とは男性の意識も少しず
つ変わってきていると感じるので、長年の取り組みの成果だと思う。男性も女性も両方の意識が変わっていく
ことが必要なのでは。(43 歳)
●女性議員が多くならなければと日々感じている。しかし地方の町で無所属議員で頑張るには覚悟が必要。私
の町でも私が議員でいる間に女性議員が増えればと思い、話をするがむずかしい!最後に女性が活躍する社会
にするには、時間が必要だと思う。差別や暴言などは、自分の日頃の姿勢、自分をしっかり保つことだと感じ
て日ごろ行動している。(66 歳)
●労働者の給料・賃金の差をなくす。男・女・子ども・高齢者人間一人の人間としての人権を重んじること。
男の人にしかできないこと(力仕事等)
、女の人にしかできないこと(出産等)、お互いに認めあう男女の平等
が必要。(62 歳)
●教育の中で男らしく女らしくではなく、互いの性を認めながら個人として大切にするという視点を学んでい
くことが大切だと感じる。年をとった、また、考え方の違う男性議員はもう変われないと思う。ただ、賢い人
は、言って良いことと言ってはならないことの分別はつける。でも本質は変われないと見ていて思う。議会が
最もリベラルでなく遅れている世界だと気付いてもらうにはどうしたら良いか?(60 歳)
●選挙期間中に、テーマを決めてディベートする場所を作り、それを公開していくことが大事ではと考える。
(58 歳)
●女性に特化したという取り組みより、議会全体としてここに対策を講じるべき。(52 歳)
●新人だが、県、市等でPTA会長を 12 年やってきているからか、みなさんとても理解し、協力してくれる。
(68 歳)
●ヤジを飛ばしても許されてしまう議会の環境を変える必要があると思う。(62 歳)
●男性議員や首長(男性)は家に帰れば、家事や子育ては女性というパターンが多いのではないだろうか。そ
の日常生活の中で性的役割分担の意識がしみついてきているように思う。そもそも教育の中で男女平等を徹底
することが必要だと思う。(46 歳)
●不快なことをされたら、その時にきっぱりと本人に言うようにしている。親しさの限度を超えていたり、あ
きらかに嫌みとわかるので。その時には。発言しているのだから静かにしてほしい。発言時間を保障するのは
あたり前だから、多少遅くなるのは構わないではないと。触らないでほしい、など。何気ない言葉や動作でも
こちらは不快だということを、その時すぐに伝えないと本人は気がつかないのではないかと思われるので。(53
歳)
●男性、女性同数の議会が望まれる。差別、暴言にはひるむことなく、涙することなく堂々と言葉や態度で示
すべき。
●今回は、私自身農業委員に女性を出してほしいと、議長にも各委員にも伝え、手を挙げた。しかし男性も自
分がすると手を挙げたので自分自身でたたかうしか方法がなかったので、是非女性を出してほしいこと、農業
経験があること、農業用地のあること、女性の感性、国や県の方針等を話し、多数決で選んでもらったことが
あった。先日、イギリス、オランダ、スウェーデン等、いろいろな市を視察したが、女性議員が全体数の半分
くらいは占めていて、女性の意見の強さを感じてきた。当市は女性議員は私 1 人。どんなことがあっても先頭
を切って頑張って、女性の地位向上に努めていこうと思っている。改善、解決には、自分の強い意志や努力が
必要。(62 歳)
●男性議員の多い中で、ちょっとした日常会話や発言の中で女性差別と思われる発言やセクハラ発言がまだま
だ多いと感じている。男女は平等の立場からの教育や社会のあり方を改善しなければと思っている。(66 歳)
●市の女性の参画率を高めるための一般質問でも必ず、女性も男性も「適材適所の配置をしている」というが、
適材適所の配置には全然なっていない。つまり、女性の能力の活用に対しての考えを持っていない。クォータ
52
制など積極的に取り組むべきだ。懇親会等で話題になることが多い。お互いの立場を理解して共有できるよう
努めている。
「女性議員の多い国ほど防衛費は低い」
。(60 歳)
●当町議会では、今のところないが、ことあるごとに議長から全協などで職員のことも呼びつけにしないで「さ
ん」づけをするなど注意をしてもらっている。「セクハラ」についても全協で取り上げ、意見交換している。
あとは、女性側としても、もしこういう事例が起こったときは、その場で注意するか、議長を通して抗議する。
(52 歳)
●広域連合の議会運営委員会に対して、今後二度とこのようなことがないよう申し入れた。(53 歳)
●法的にすぐ解決し、反省させることができると良い。強い意志を持つこと。(58 歳)
●今回、都議会で起きた差別の一件でかなり様々な問題が表面化したようにも思う。その辺りから、議会でも
地域でも女性議員に対する接し方などが変わってきた気がする。ただ、学校で性差別のことは教わった記憶が
ない。小学生や中学生からの人権教育にもっと力を入れてほしい。(40 歳)
●私たちも「ホステス」と言う職業を差別してみているのではないか? 保守議員に抗議したのは、
「私はホ
ステスではない」ということで、
「ホステスという仕事について蔑視してはならない」と言うべきであったな
ど、話し合った。(59 歳)
●問題が発生した時にしっかりと対応することだと思う。
●有権者なので、無理だと思う。(43 歳)
●直接差別的なことを発せられたとき、本人に是正を促すことをしている。公的な所にポスターなどの啓蒙が
必要だと考える。(60 歳)
●女性の視点からの政策実現にまずそれぞれの会派内で努力すること。有権者の半分は女性であるのだから、
その信頼を得ることが必要。女性議員のひとりとして、上記の努力がまだ足りていないという反省から書かせ
てもらった。(56 歳)
●やはり、社会意識全体を変えていくことが大切と思う。子どもたちの教育、家庭、職場、地域社会の中でと
りくむ必要があると思う。
●クォータ制のような制度を設けて女性参画を進めるべきだ。女性自身の学習をもっと進める必要あり。次は
男性議員の意識調査を。(75 歳)
●28 名中 4 名いる女性議員が問題意識を共有して、ポストの要求など、主張していくことが必要だと思う。
(65 歳)
●首長や議長の任期が長すぎる。国全体で任期をきちんと決めてほしい。常任委員長をはじめ、他の委員会の
委員長は、全部男性である。首長や議長の任期が長すぎると、何事も偏りが出る。都会と違って給料 14 万少々
でやりくりは大変(田舎の方は)
。女性議員を増やすためにも、もっと助成をしてほしい(例えば「いなか」
は郡部が広いため、燃料費も大変。せめて、研修費等を出してほしい)
。人が変われば、政策も変わると思う。
●自分自身が、一生懸命仕事をして学び続けていくこと。議員力、人間力を高めていくことだと思う。社会で
活躍してきた男性が、女性議員を認めにくいのかと思うが、全力で頑張る。(50 歳)
●本会議場で登壇して発言をする際、ヤジの大きさに負けないように最大限の集中をしていても、本人は、誰
が、何を言ったのかを知ることが非常に難しい。議会事務局では、議事録を作成する都合もあり、録音、録画
を行なっている。言われた本人の自己責任ではなく、発言者が特定しやすいような、環境整備があってもいい
のではないかと感じる。(44 歳)
●当市議会では女性だからと差別や不利益を感じたことは一度もない。個人的にどんな意見を持とうと自由と
思うが、公的な立場の議員としての言動は気を使うというのが、普通のことと思っていたので、人格が問われ
ているのではないか。その点で、有権者のきちんとチェックして、もらいたい。(65 歳)
●女性の活用という表現が良くないと感じる。利用されているようで登用で良いと思う。
●議会という以前に社会的な問題だと思う。この間、議員の差別的発言で問題になったケースは、現在の日本
社会を反映しているものだと思う。議員に高い見識が求められるのは当然であり、自覚すべきだが、どなたも
議員になる前は一市民だから、社会全体が人を尊重し、差別のない社会にならねばならない。〝男女平等〟の
実現はまだまだ重要な課題として取り組まれなければならないと思う。(52 歳)
●女性議員が増えることが一番だと思うが、保守系の女性が地方で立候補することは非常に難しいと聞く。国
政ではクォータ制を取り入れるべきだと思う。同年代の議員はイクメンが多い。若い議員が増えると雰囲気が
変わると思う。(39 歳)
●男性、女性に限らず、人権意識などその方の人格を問う問題であり、「特効薬」はないと思う。差別や暴言
を吐く人は議員の資格がないのでは?(59 歳)
●男性議員が女性蔑視や差別を認識していないことが問題。〝教育〞が必要。(58 歳)
53
●セクシャルハラスメントが起きた時、ただ非難するだけでなく、議論のテーマとし、どうしてそんな発言が
起こるか社会背景・歴史から検証し、議論して、皆でどうしていったらいいかと考えることが重要。(49 歳)
●社会全体で女性が同等に働き、暮らすことのできる環境整備が必要だと思う。同一労働同一賃金、育休産休
が取れる職場の人員配置、保育園や学童クラブの増設、男性の育児参加できる労働条件の向上、母子家庭の支
援など。(64 歳)
●男女同権の現代に生きる中で私が思うのは、女性自身が特別に扱われる必要もないと思うし、正しいと思う
ことは堂々と主張し、行動して良いのではないか。(71 歳)
●女性としてという意識は私は持ち合わせてない。以前の仕事場でも常に同じ人間として仕事をしてきた。い
ま問題になっている昇格の問題も、子育てがあったので、同じ地域で働くことを希望。差別は考え方だと思う。
常に「正しきことに従うこと」の精神で楽しく正しく一生懸命がんばることだと思う。(62 歳)
●問題発言ではないかと感じたとき、即その場で指摘し、会議の途中でも中断してでも問題のけりをつけてし
まうことが大事。こちら側がにたりと笑ってお茶を濁すような対応をしてはいけない。新人議員が会議の中で
「まっ〇〇さんよろしく頼むわ、仲良くしような」と肩をたたいてきた。部長がその場にいたのですぐ会議を
中断して、今の発言と行動は取り消すべきと、いきさつをメモさせて訂正させたことがあった。ただ女性の場
合、やっぱりしっかり勉強して男性にしっかり対応できるよう理論的にたちうちできるようにすべきだとつく
づく感じてる。(63 歳)
●差別の解決には意識を変えることが何よりも必要なことである。男女雇用機会均等法より法的には改善して
きているものの、特に高齢世代の議員の中にはまだまだ男尊女卑意識が根強く残っている人もいる。
●しっかりした活動、成果で示す。得意分野を広げ、頼られる立場を築く。差別を感じたら正式な場で伝える
(感情的にならず手続きで対応)
。差別、蔑視ととらえない世代には日頃から楽しい会話の中で伝えていく。
差別に慣れず、次の女性たちの活動のために日常の小さな問題から解決に努めていく。(61 歳)
●女性議員自身がしっかり強い気持で活動していくことで被害は少ないのだと思う。女性をあまり意識したこ
とはない。
●合併後議員数が減っており、改選の度になお定数減が実施されている。女性のためにぜひクオーター制の導
入を。(73 歳)
●男と肩を並べて経験や結果を出し(仕事をして)
、問題にさせないこと。良く自分の意見を言い、男性でも
女性でも変な発言に対してモノ申していくこと。泣き寝入りしない、させないこと。(64 歳)
●①議会においてはその場その時にはっきりと「セクハラである」
「女性に対して言ってはいけないことであ
り、私はいやな思いをした」
「議会の場にふさわしくない発言である」などはっきり発言することが必要と思
う。②町会などのお酒の入った席での場合は難しいと思うが、しっかり発言していきたい。③女性を大事にす
る、真の社会変革が必要である。男にとっても女にとっても幸せな社会を目指してがんばっていきたい。(56
歳)
●職員はセクハラ研修を受けているが、議員に対する研修はない。議会内で研修を行なうことが大切。具体的
な裁判例を示すことも重要。(61 歳)
●市議として 2 期 8 年が過ぎようとしているが一度もそのようなことを感じたことはない。何より大切なこと
は、議員としてしっかりとした識見をもつこと、その時には日々の研鑽の下で全体を観ることのできる力を持
つことではないか。男女にかかわらず、政治に携わる者として不可欠なことと思う。女性蔑視の暴言をはいた
ことをはずかしく思うように、女性議員(男性議員を含めて)自ら人間として、また議員として成長すること
が大切ではないか。(62 歳)
●やはり行政職のなかでも指導的立場に女性が多く登用されることや女性差別をなくす研修を徹底すること
です。公務に関わる職員、議員の人権意識が低いことを改善すべきと考える。(59 歳)
●差別は気にしていない。無理に女性を多くすることはあまりのぞまない。議員は女性も男性もない仕事だと
思う。女性議員が有権者の声を男性議員よりもよりよく伝えられれば、自然と増えてゆくと思う。(49 歳)
●議会でセクハラ問題が取り上げられた後、男性議員は車中での席順や距離の取り方や発言について、とても
注意するようになった。子どものときから子育てのなかで「人が嫌がることはしない」「自分がされて嫌なこ
とは人にしない」ということを家庭や地域や学校で折に触れ教えること。大人にも教育や啓発が必要。企業に
は人権関係の担当者がいたりする時代だが、議会内にはない。訴えるところがなくて困った。
●不快と感じたらただちに指摘する、しつこくすることも大事。議運や会派に申し入れする。議会改革に取り
上げるよう議長などにも申し入れる。他会派の男性でも賛同をもらい明確にする。ひどい場合はマスコミにア
ピール・宣伝する。(62 歳)
●男性の意識変革が必要。男性は外で革新づら、玄関でクツをぬぐと共に心も変わる。台所、子どもの世話な
54
ど家のことは妻の仕事と考える夫が多い。(64 歳)
●女性が社会で活躍しようとした場合、家族やまわりの人の協力がないと大変だと思う。(63 歳)
●男女の区別なく「人」としてどうあるべきかを考えて行動し発言することが大切だと思う。「女性だから」を前
面に出してどうこうの意見はあまり持っていない。
●まだまだ女性に対する理解、男女平等の意識はうすい。その点の啓発が必要。(54 歳)
●まずは女性議員が男性議員に媚びないこと!実はこっちの方がず~っと不快です。
●東京都議会での暴言などは、全体の空気も含めて大変問題を感じる。議員という仕事をしている人たちの社
会的モラルやレベルを問われてるのだと思う。女性・男性問わず人間として許してはいけない問題だと思う。
国の政治が差別や格差、分断をもたらしている中で、せめて地方政治において私たち女性がキゼンと頑張りた
い。(53 歳)
●男性議員の人間としての品格が欠けているように思う。私の場合は、地域より選出され何もわからぬまま議
員に当選したので、自身にも問題があったが。
●女性議員が増えていくこと。傍聴など市民の議会への参加が高まること。
●互いのコミュニケーションの在り方、差別発言に関する意識を 1 人、1 人が高めること。議員のみならず、
幼い頃からの家庭環境が大事。(52 歳)
●「セクハラ」とはっきり言うと反省してくれる。その時を逸せず即注意をする事。相手に気づかず、不用意に
言ってしまうことが多い。常に女性側も隙を与えないよう言葉態度に気をつける。
●たとえば「ひとり親に対する支援」や「みなし寡婦制度の請願」を出すと、必ず「男はどうなんや!」と反論。「男
性も立場がいっしょなら同じ」である事を異様に詰め寄る(笑)。
●女性議員が差別・暴言に対して毅然と抗議をする。常日頃の活動で信頼を勝ち取る(議会の男・女議員の)。
主に高齢の男性議員への教育。2020 年まで女性議員 3 割を望む(現在、わが党は約 3000 名中約 900 人が女性
議員)
。(58 歳)
●意識改革。女性の地位向上。
●セクシャルハラスメントは、どのような行動か具体的に示すことが必要だと感じる。不快に感じても、なか
なか言葉では言えないが、はっきり言う事も必要だと思う。(68 歳)
●女性議員の数がとても少ないと思う。女性の経験や視点から様々なことを議論するには女性の議員をもっと
増やすべきだと思う。男性が女性の立場に絶対に立てないということではないが、数のバランスが悪すぎると
思う。(55 歳)
●その場で上手く差別であることを指摘することが重要と思う。ご本人が気付いていない場合もあり、上手く
お話できれば改善につながる。(59 歳)
●年齢的なこともあると思うが、議員が全員私より年下。議員に意見を言うことはあっても、あんまり言われ
たことはない感じ。(75 歳)
●私自身女性参画(農業関係)の運動展開中だ。古いしきたりの中で 60 歳代の年齢を生かし、男性と日々戦
っている(22 人中 1 人の女性)
。真実をみきわめる女性を、裏・表使い分ける男性をいかにして改善するかだ
と思っている。(63 歳)
●女性議員としてではなく、一人の人間としての成長努力も必要と感じる場面もある。差別を女性だからと感
じることよりも、相手に不快な思いをさせない配慮がどの場面でも必要だろう。
●女性蔑視や差別や暴言は、男性から女性へ向けられている言葉や行為だけでなく、女性から女性へむけられ
ていることも多い。男女を問わず多様な生き方が認められる社会になることが改善の道だと考える。また、東
京都議会の例でいうと、ハラスメントを受けた議員も最初から最後まで毅然とした態度で問題に立ち向かって
ほしかったと思う。過程も結果もあいまいで、このことを見ても我々女性の側にも相手に言わせないだけの資
質が伴わなければいけないのだと思う。(50 歳)
●ようやく、女性の社会進出で活躍している情報が飛び交うようになり、女性自身が力を発揮できることは、
おおいに社会のためになると考える。教育・家庭環境の女というもの、男というものは、といった教育の問題。
女、男、一人の人間、平等に育むことが重要かと考える。
●一般的に女性の意見として(私の場合)
、男性では見落とす案件や隙間に対して論じている。女性 3%男性 7%
位、女性の視点は大切と考える。(76 歳)
●今 5 期目だが、△△党の女性議員がいたので是々非々で、1 期目から 2 人でハッスルしたので、古い考え方
の男性たちだったが、やられることはなかった。2 人だけで反対討論したり、開拓したと思っている。1 人で
は出来ないことも 2 人いると可能になることもある。(78 歳)
●その人の(人物)で判断し、女性は皆同じで見られていることはやめてほしい。女性の目の位置と男性の目
55
の位置の違いはあるが女性ならではの事を理解してほしい。
●一つ一つ、政策として打ち出し解決するしかない。セクハラ、パワハラ相談室の設置(庁口)。マイノリテ
ィの方への配慮(市の申請書に男女の性別記入欄を廃除させる)。性教育の充実。ジェンダー平等教育の充実、
啓発→同性からも「子どもをほったらかして仕事をしている」ことへの批判は多く寄せられた。(51 歳)
●地方議会は特に民主主義が遅れている。民主主義の教育をしっかり学ぶことが重要。同時に議会・議員の役
割の認識不足を感じるので、議員としての学習が大切と思う。(65 歳)
●勇気をもって「やめて下さい」と言わなければいけないのかもしれないが、雑談中のところを遮ってまで言う
勇気がまだない。(45 歳)
●現在の当市議会の活動の中では女性蔑視、差別、暴言など感じたことはない。女性議員自身が強い意志を持
ち、毅然とした態度をとっていくことが重要と思っている。(55 歳)
●「結婚→子ども産む」これをしないと当たり前でないという風にならないと難しいのかな…と思う。人生の選
択は色々ある…となればいいのにな…と思いますが、なかなかしんどい。(42 歳)
●女性として差別的な扱いを受けたという認識はないが、男女問わず議員である以前に社会人として、人とし
ての品格を持つべきである。(52 歳)
●男女平等ではないと思う。男らしさ、女らしさが大切。一緒くたにするものではない。解決は難しい。男性
側だけの問題ではない。
●議員としての資格に欠ける。議会改革はもちろんだが、有権者に理解してもらうよい方法をいつも考え中。
●女性自身の意識の改善も必要であると感じる(社会進出、自立…)。国会~市議会での女性議員の輩出を。
マスコミ報道などを、うまく使ったほうが良い。(56 歳)
●現在まだまだ男性社会であり、原動力は大半男性である。女性議員として、〝やはり、女は…"と思われな
い態度や言動をとる努力をしている。明治期に日本の女性参政権に道を拓いた民権ばあさん、楠瀬喜多さんの
お墓は高知市筆山にある。その時代、自由や権利は勝ち取るもの。小さな事柄にも気を配り、他の人たちに気
づかせることと心得ている。しかし、服装や言葉、心遣いなど、また、家事や子育てなど一定の部分は女性と
して残しておきたいと思っている。
●7 月末に議員になったばかりの新人なので、まだとくに感じたことはない。10 人中 3 人が女性なので、心強
い。差別とは逆に、大切にされているような気さえする。(40 歳)
●粘り強くさまざまな場合にジェンダー教育をすること。(47 歳)
●平成 19 年以後はいやがらせはないに等しいので、改善を訴えるものではないが、議会の中が、一番遅れて
いると感じた。特に、わが党内。やはり、女性議員の必要性を強く感じる(女性の立場の考えを、しっかり盛
り込むためには)
。既婚者の議員は、母として、妻として、議員としての立場でもっとも重要な人材とでもい
えると思う。さまざまな経験者として、言葉また、発言には説得力があり、元気の源だ。やはり、日本は、「母
ちゃん」
「女性」が元気でないと!
●私は地域、特に田や河川のこと、数字的なことに弱い面がまだまだあり、女性ももっと若いときからいろい
ろな市、町の協議会などに参加し、自分の器を広げることも大切と思う。ただ、女性の進出ばかりを言っても
「やはり女性では・・」といわれれうこともあると思う。私も男女問わず、しっかり勉強しなくては・・と日々
思っている。
●政治倫理条例にセクハラ禁止規定を盛り込むことを検討したい。(65 歳)
●もう一人先輩議員がいるので、やたら変なことをいえないのかなと思う。言われたらそのときにきちんと意
見を言うことが大切と思う。そうすれば改善や解決できるのではないか。議会活動をまじめに一生懸命するこ
と。(67 歳)
●男性議員にとってよく話す女性はホステスが圧倒的に多い。女性=ホステスと同じ接し方をしてくれる人、
という価値観を変えるべき。そのためには、女性団体が女性議員を頼るだけでなく、男性議員と語る会も頻繁
に開く必要もあるかと思う。又は、ホステスと女性団体がコンタクトをとって、情報交換するのも一つの手だ
と思う。ホステスは、特に地方の女性は苦労している人が多いので、仕事相手の議員に対して、プライベート
の悩みなどぶつけない人が多いと思う(相手を気持ちよくしてあげるのが仕事なので)。でも、本心では苦し
みを理解しあえる存在を求めているはずだ。(38 歳)
●研修を受けることが大切だと思う。その時、素直な気持ちで参加していくべき。(47 歳)
●地道に活動を通して、理解していただくしかないかと思っている。(62 歳)
●不快な言動に対し、しっかりと女性が意見を言うことが大切だと思う。都議会での今回の対応は、男性に対
して考える良いきっかけになったと思う。(65 歳)
●当町議会は女性議員が 5 人居た時もある(現在 4 人)
。女性議員が団結して取りくむこともあり、全体とし
56
て女性の立場が確立されていると思う。女性議員を多く議会に出すということも必要と思う。(72 歳)
●休憩時(移動中も含め)の時間どりが男性主体なので、もう少し配慮がほしい。女性議員は接待要員ではな
いと認識してほしい。(51 歳)
●当議会ではわが党の 2 人の女性市議が議会全体をリードし、理事者側(当局)にも一目おかれる存在である。
それがセクハラなどできない議会の雰囲気をつくっていると思う。(65 歳)
●理不尽だと感じることは、はっきり相手に伝える。自分自身も「仕方ない」と思わず改善のために提案する。
(58 歳)
●改善には、各議会での議論(話し合い)が常に必要と考える。(66 歳)
●女性議員が増えることで、同僚として身近に一緒に仕事をする仲間として認識してもらうことが改善されて
きた要因の一つと思う。そのためにも仕事に手を抜かず、いい仕事をするな、と思われるよう努めてきた。(60
歳)
●当町議会は 10 人中 3 人が女性議員。3 人とも一般質問をよくする。女性議員を増やすこと、男女にかかわ
らず、自分の仕事をきちんとすることが基本だと思う。私ともう 1 人の女性議員は 1 期目。議会最初の日に、
1 期目の女性議員がポットからお茶をくむついでに他の男性議員にもお茶を持っていこうとしたとき、3 期目
の女性議員(△△党)が「自分の分は自分ですることになっているから、女性だからといってサービスするこ
とないのよ」と言って静止した。こういう小さなことの積み重ねが大事なのだと思った。(66 歳)
●職員や議員も含めた「受動喫煙」についての学習会をするか、関係機関から公共施設の場での分煙・禁煙を
すすめてほしい。女性がどんな職場でもしっかり働ける働き続けることは当たり前という意識と環境づくり。
教育と育休制度の充実などが必要だと思う。女性の議員を定数の半分に近づける努力を!男女関係なく能力に
応じた職場・地位に当たり前につけることを中央からすすめてほしい。以上、子どもたちや全国の自治体のト
ップの会議で繰り返し学習をしてほしい。(57 歳)
●①男女の性別で能力や人間としての尊厳をお互いに認め合うこと。②議会の中の差別はある程度は女性の数
がふえると公然と差別的な言辞が使えなくなる。(75 歳)
●人の口には戸を立てられないが、自分の口はよく考えてあとあと差別されないよう誰とも分け隔てのないよ
うに気をつけることが大切だと思う。他の議員の批判はしない。そんなことをするために選ばれているわけで
はない。尋ねられたら長所をさがしてその点をほめることが大切だと思う。あたりさわりのないことを言って
いるのではない。私たちの仕事は行政をチェックすること。お互いの足の引っ張り合いをすると、やはり物笑
いの種になる。自分の職務は何かをいつも考えて、議員としての執行権のチェック機能と関係ないことをしな
いことが大切だと思う。(79 歳)
●男性の意識改革が必要。(54 歳)
●女性議員の割合を増やすことだと思うが、通常の議員活動においては男女の違いを超えて、区民・市民のみ
なさまの代弁役に徹するべき。そういった意味では、議員の個人的な部分に対する蔑視や差別・暴言などの不
快要素をスルーできる人物が議会に立つことが必要だと思う。(43 歳)
●当市議会には過去から女性議長が 1 人もいない。世の中には男女差別はあると思う。期数の長い女性議員が
女性でも議長となるべきなど話している。(47 歳)
●女性蔑視よりもっと民主主義、人としての対応やあり方を学ぶべきだと思っている。(63 歳)
●個人としての対応を議員も職員にもしてもらいたいと思う。毅然とした態度で臨んでいくことにあると思う。
わが党が発表した差別解決のための政策を学び取り組んでいきたい。(61 歳)
●H26・7 月選挙で当選の新人だが、自分自身性差別暴言はされていない。男女平等と思っているので、個々
の気持ちの問題だと思う。軽くいった言葉が大問題になるケースがあるので、よく考えて話すことが大事だと
思う。(62 歳)
●実力とキャリア。本人次第だと考えている。(64 歳)
●夫の意識の中に「家族を放り出してやるのか!」「家事は妻の仕事、育児は母親の仕事、介護は嫁の仕事」の思
いが根強い。これを何とかしなくては前に進まない。「出るなら離婚してからにしろ!」と言われ、踏みとどま
った女性もいる。社会はまだまだこのレベルであり、ここにどう向き合い闘うべきか…、問題は山積みだ。(69
歳)
●議会の男女比率を変える。女性議員を半分くらいまで増やす。女性議員の質を高める。(56 歳)
●男性女性ともに意識改革。
「新日本婦人の会」に違和感あり。(54 歳)
●学校教育、家庭教育で女性の人権を守る意識改革が必要だと思う。(63 歳)
●当市議会は女性議員は私一人だけなので、いろいろな面で不利益を感じる。不快だと感じることはないが、
女性議員をもっと増やして、いろいろな場面に女性が参加することが必要だと思う。(64 歳)
57
●女性の議員数を増加させることが改善や解決につながると考えている(69 歳)
●4 年前に当県の町村議会で初めて議長職を歴任した。県下で初めてと言うこともあったが、大役を務めさせ
てもらった。男性には何ら言われなかったが、同性から女性で大丈夫と言われたのが残念だった。同性が足を
引っ張ることは良くある。改善も必要。女性同士の意識の持ち方が最も大切かと思う。(72 歳)
●特にない。議員になる前は、学校、職場などでいやという程感じていたが。男女の性差などを認めあう。人
権を尊重する教育を推進する。男性にとっての男女共同参画を推進する。(62 歳)
●昔ながらの議員のイメージ、選挙のやり方などを変えていく必要があると思う。名誉職の時代は終わったが、
田舎の町議会ほどしがらみはまだまだある。女に何ができる、頼りないと思っている町民はいると思う。(52
歳)
●女性議員が増えること、続けていける環境整備。あたり前のこと(民主主義)を言い続けていくこと、不条理
なことは周りに知らせていくこと。地道な活動がやはり大切。積み上げていくしかない。(当市では、男女共
同参画の条例づくりをはじめています。) 議員のことを「先生」と呼ぶ、女性を顔や年齢で評価する、男性
も年齢で評価するという風潮がまだまだ残っている方が居られる。
「人格」としての対応をし続けること、
「政
治」をもっと身近に感じて参加してもらう努力をしていきたいと考えている。(56 歳)
●女性議員も、ヘラヘラ対応はしない。一般質問、委員会審議の時も、き然と自分のスタンスを表現する。女
性の権利の主張、拡大など。雑談の中でも、女性差別的な発言にはそのつど反論する。女を売りにした議員に
も、きちんと批判する。議会、行政に、女性の進出を促す。古い保守男性議員を変えるのは困難だが、保守で
も若手の議員と個別にも対話し、女性観、生き方等啓蒙する。(かなり本音で書いた)(60 歳)
●当県で初の「女性センター」
、今は「男女共同参画推進センター」があり、町全体としては意識が高く、男
性議員も意識高く紳士的に行動している。(65 歳)
●「常識」が正しいと思っている方が多い。長年の間に差別意識が身についていて、本人の言動を差別と思っ
ていない人がいる。男女平等の意識を言うためには、日常的な学習と行動を積み重ねる事が大切だ。(69 歳)
●何もしない議員は当選できない様にすることが有権者のつとめだと思う。一般市民の前では、本当に調子の
よいことばかり言うのでみんなだまされる。いなかとは言え、セクハラには気を使っている様です。(70 歳)
●まだまだ男社会の日本だと実感している。あまり過剰、過敏になりすぎず、がしかし、コツコツとねばり強
く、発言方法なども工夫して言うべき事は発信し、発言する事が大切かと考える。地域社会から、女性の役員
もコツコツ増やしていくことが大切かと考える。
●質はもちろんだが、数で BreakThrough ができるのでは。(51 歳)
●①国民的、歴史的に性差はある。条例、規則等の定数等でのある程度改善することも可能。②女性の意識改
革より男性の意識改革は全く進んでいない。この対策をどうするのかが課題。
●まだまだ男女平等指標も日本は低く、女性閣僚をみても、男女平等に向けて努力する顔ぶれではない。教育
(地域、家庭、学校)により意識を変えていく必要があると思います。声をあげることが大事ではないか。(59
歳)
●むしろ女性であることで優位な面があるように感じる。私は議員になって 3 年目なので、現在の立場を楽し
んでいる。(57 歳)
●セクハラについてはない。4 人の議員団のためか。個々の人格尊重と常に毅然としていることが必要なのか
と思う。特に高齢議員は、すれすれのところにいるように感じるが、ちょっと〝にらみ〞を効かすこともあり。
(60 歳)
●男性の女性を見下すような視点をもつ人間に気持ちを入れ替えさせること。女性自身も家庭や社会で女だか
らと甘えをもつのではなく一人の人間として自覚する必要がある。(62 歳)
●地域での活動(例えば)公民館や農業委員など男性がほとんどを占めるが、女性も役員に入れるようにすべ
きだと思うし、又女性も積極的に出ていくべきだと思う。(73 歳)
●徹底した啓発・男女共同参画については所管課がやること、といったタテ割を改める。各課において、何を
為すべきかについて、考える場と目標設定を行う。政策の意思決定に女性の声を反映させる仕組を構築する。
(58 歳)
●世の中に「女性差別」があることは認識している。自分自身が決して「女」に逃げこまず人間としてまっす
ぐに生きること誠実に着実に仕事をしていくことを黙々と続けていくことが大事。「女だからダメなんだ」と
言われない議員として後々の人のためになれるよう自分もしっかりがんばりたいと思う。(66 歳)
●女性差別と言ってもどの範囲で差別なのか各自の判断で被害妄想で物を申している女性がたくさんいる。差
別のマニュアルを貴会で作られてはどうか。前向きに自分でやる気になれば、つまらない事にこだわらず良い
社会を作っていけるのではないか?
58
●現段階で差別を感じたことはないが、会派の 7 名中 6 名が女性なので団結力ではね飛ばしているかも。(57
歳)
●ともかく、女性を増やすこと。議員だけでなく、市(行政)の職員や政党事務所職員も。男女だけでなく、
世代も比較的若い世代が増える必要がある。(38 歳)
●議員向けの研修。日本の歴史の中に残る男尊女卑が男女問わず根底にあると思う。幼い頃からの学びも必要
だ。(52 歳)
●相手の発言後にそれはセクハラ、パワハラだと強く声を出して相手にさとらせて、あっさりと終わることに
している。(69 歳)
●当市議会では私が初めて出産をした議員だった。そのため出産・育児でも議会を欠席できるようにと議会規
則を見直した。年配議員から、介護における欠席も認められるべきではとの意見もあり、出産・育児・介護が
付け加えられた。他のまちではどのようになっているのか。若い女性も議員になれるよう議会規則を点検する
ことが大事だと思う。(47 歳)
●男性にも女性にも、政治は男がするものという意識が未だに変わっていない。(地方政治は特に) 女性議
員が地方政治にどんどん進出して半分は女性で占めるくらいの議会であってほしい。その為には、政党等組織
を持っている団体がどんどん女性議員を出していってほしい。(58 歳)
●不快な話はやめてほしい、ときっぱりと言わなくてはいけないと思う。日本の女性が置かれている状況は雇
用面でも子育てにおいても、男女平等を言いつつも大変遅れていると思う。憲法が生かされず、女性の人権が
侵害されていることに対して、当事者である私たちがみんなで声を上げ、差別をゆるさない世論をつくってい
くことだと思う。それが差別する声を包囲することになると思う。(63 歳)
●まずは女性も男性と同じ数になるように(議員数、職員数など)、具体的には社会に進出できる条件整備(労
働も家庭も)が必要。 差別意識の問題は男性もだけれども女性自身にも改革が必要。(51 歳)
●(ヤジではなく)その都度言いたいことがあれば許可を得て正々堂々とすべきと感じている。有権者に判断
してもらうしかないと思うが、そういう議員を推す、有権者のレベルが問われるのだと、最終的にはそこに行
き着く気がする。(56 歳)
●現在は、女性議員 3 人ががんばっている。1 人は議長、1 人は議運委員長、1 人は私で厚生委員長として役
職を得ている。男性議員以上に発言をし、努力している。(64 歳)
●女性の参政権が戦後からというのも、歴史が浅く、今だに、男尊女卑の考えが女性の意思表明や政治参画の
機会を阻んでいるのだと思う。まずは、政党が率先して、候補者や指導的地位での女性の登用を進めること。
女性も自信をもって、社会の構成員の半分は女性なのだから、積極的に政策・立案に参加して声を上げること
が必要だと思う。当然、女性蔑視や差別、暴言などがあれば、毅然とした態度でそれを許さないことが大事。
(59 歳)
●教育(50 歳)
●もし、あるとすれば「女だから…」と指摘されることのないよう、日頃から自分自身(女性)慎重な態度を
と戒めている。精一杯、努力して、〝理不尽な差別に合えば敢然と立ち向かう〞気概が必要と思い実行してい
る。(72 歳)
●今期から女性議員2人になりとても心強い。1人の時も大事にしてくれたが、なかなか議論の場に入りこめ
なかったので女性議員を増やしていくことだと思う。(62 歳)
●男性優位の意識、権威主義の意識改革が男性はもちろん女性も必要。また、少数意見やマイノリティに対す
る排除、差別を許さない、多様な考え方を認め、多くの人が手を携え、社会を前に進めるという意識を、政治
家はもちろん、民主的社会変革を唱える集団こそ、高く持つべき。(53 歳)
●男女ではなく、一個人一人の人間としての日々の活動の中、差別に対し、気に止めず、遇進している。(68
歳)
●根本的な原因は日本に根強くある家父長制や性別役割分担を変えるための運動や制度が必要だと思う。(72
歳)
●議員職に限らず、あらゆる分野において女性が男性と同等に活躍できる社会体制づくりを積極的に進めるべ
きである。幼い頃よりの教育も重要である。
●議会で活動するのに男女は関係ないと思う。政策論議を日常から住民本位ですすめ実績があるなら、不当な
発言はされない。パワハラやセクハラの通らない民主的な議会が第1と思うが、男女の差別なく不当な政治運
営が数の力で行われていることに大きな怒りを覚えている。(69 歳)
●理不尽なことには声をあげ、改善させること。(64 歳)
●当議会では、ヤジもなく、みなさん平等に対応してくれる。ハラスメントになるかどうかは、個人の受け止
59
め方次第であり、また自分自身の男性への関わり方によっても男性側の対応も異なってくるかと思う。余程の
屈辱的な言動でもない限り、言葉狩り的なことはしたくないと思う。
(言葉のあやということもあるので)
。セ
クハラについては、私をはじめ、周囲の方々からは、ヤジそのものを疑問視する意見が多かった。
「
『人の話は
黙って聞きましょう』と子どもたちに言いながら、議会は何だ!?」と言われる方が多く、ヤジは歴史的、伝統
的なものがあるのかも知れないが、ヤジそのものを議会から排除することが必要だと考える。また、男性議員
に限らず、女性議員も含め、セクハラ、パワハラ、モラハラ教育の徹底(議員研修等で)は必要と考える。更
に、男性も女性も、どちらが優位いうことでなく、対等であるべきだが、昨今、どちらかというと女性優遇社
会という形で男性側から受け止められている様で、これが、男性側を息苦しくさせているようにも感じている。
我々、女性側も気をつかってくれる男性に対し、当たり前と思うのではなく、配慮したりすること、謙虚さを
もつことも大切で、そうしたことが真の対等につながるのではと思う。(45 歳)
●日常的に、気付いたらすぐに(間髪入れず)指摘すること。(67 歳)
●不快に感じた時、すぐにその旨をはっきり言明することだ。又、議長に訴え、問題としてとり上げること。
(53 歳)
●東京都議会での問題後、
「当県女性議員のつどい(県議会及び市町村議会の女性議員で超党派で構成)」とし
て、記者会見、各議長への要請等を行なってきた。集団で声をあげていくこと、議員集団としても「セクハラ・
パワハラ」について学習を行なうこと、人権問題として具体的な問題には毅然とした態度でのぞむことが大切
と考える。(58 歳)
●女性でも感じ方に差があるので、あいさつだと思って流せる人もいれば、逆の人も…。女性でも感じ方が千
差万別なので、統一できないところに、解決、改善の難しさがあると思う。(40 歳)
●女性同士の意識を変える必要あり。女という意識に甘えることなく、一人の人間として強い意識として。(55
歳)
●男女共同参画等々、女性の活躍できる場の拡張に向けての取り組みをよく目にし、耳にするが、女性自身社
会参画への認識も低いのではと感じることがある。
「子どもの世話が大変」
「家事で手いっぱい」
「疲れる」
「時
間がない」と言い訳が多くて活動に誘えない時がとても多く感じる。女性自身が「自分をとりまく環境を変え
る」という強い意志が不足していると思う。
‘誰かが変えてくれる‘ではダメだと思う。(52 歳)
●選挙に立候補すること自体が大変。社会の中での性別による役割の固定化が一番の問題。
●あらゆる機会を通じて訴え続ける。(51 歳)
●事態に応じて、黙認せず、糾弾していくこと。女性、男性とか関係なく人間一人としての人格、品格を磨く
こと。議会も人間社会の縮図。切磋琢磨し、議論する場である。(60 歳)
●平等ということが叫ばれて久しいわけだが、現実には一人ひとりの意識変革がないかぎり、かけ声ばかりで
進んでいない。
「議会改革」といっても、議会を組織する人間の(一人ひとりの)改革がなされなければ(男
女ともに)本当の改善にはならない。個の成長、と思います。
●民主主義のルールにのっとって公明正大にやればいい。(77 歳)
●女性は特に一般社会と違い、公選で選ばれるなかで、若い人ほど結婚、妊娠、出産、子育てと、同じことが
転機としてあるが、それに対応していただける環境に、議員間はもちろん、議会がその環境を整備していかな
いと、後ろめたい気持ちで活動しなければならない。当市は会議規則の欠席事由を、出産のためと明記できる
ようにした。(44 歳)
●①女性自身が毅然とした態度をとること。人間としての誇りをきちんともつこと。②必要な学習をきちんと
して、自分のやるべき仕事はきちんとすること(甘えない。できない言い訳はしない)(73 歳)
●お互いの意識改革が必要だと思う。
●女性が家庭にいて家事をやって当然。社会で活躍したければ男並みかそれ以上に無理をしなければならない。
国のさまざまな政策と福祉の改善が、国民全体が一丸となって求める必要がある。(36 歳)
●相手と議論すること、さらに問題なら社会的に訴えていくことが大切だと思う。悪質なものには可能な範囲
で懲罰も必要。(67 歳)
●普段であれば、その場ではっきりと議論している。(55 歳)
●日本全体の意識改革が必要。もともと国が真から男女共同参画の立場にたっていない。雇用の場における、
女性差別は深刻。基本はここにあると思う。(57 歳)
●女性議員がもっと増えることが必要と思う。
●一つ一つの事件について、うやむやにしないこと。被害を受けた本人も勇気をもって毅然と抗議する。議長、
議会がそれらに対する自浄力を高める必要がある。
●議会では、毎年人権啓発のとりくみがあり、研修をして男女共同参画も一つのテーマになる。(64 歳)
60
●議会内ではルールを守るという方向になっている。(62 歳)
●女性議員を増やすこと。性差別、人権侵害に敏感であること→研修の必要性。会議規則などでセクハラ防止
などをもりこむ。議会をもっと市民に開かれたものにする。(64 歳)
●こうした暴言や差別が現れる議会というのは女性に対する差別だけでなく、人権感覚そのものが欠落してい
る議員が加わっている、ということではないかと思う。有権者に選ばれた議員といえ、未熟であったり、不見
識もあることかと思う。住民の立場を代弁することに徹すれば、常に学び、人権感覚を磨いていかざるを得な
い。会派を問わず、議場の論戦で切磋琢磨することが議員の務めだという認識が不足してしまうと、
「暴言」
も飛び出すのではないかと思う。党派、立場を超えて「敵ながらあっぱれ」という論戦を磨くことでお互いに
敬意も生まれると思う。議会とはそういう場所だと思います。議会の成熟こそが暴言をゆるさないのだと思う。
(50 歳)
●男女共同参画ではなく男女平等意識の発信が日常的にどこでも必要と思われる。議会では、そのようなこと
があった時は即座に対応、党派を超えた対応だと思っている。ジェンダーバッシングは今後とも拡大されると
国の動きから推察されるので…。(59 歳)
●学校社会教育で子どもの頃から人権意識を高める。(57 歳)
●日本の社会の中ではやはり〝男性〞が女性に比べ価値があるというのが根底にあると思われる。従軍慰安婦
問題をはじめ、女性に対する差別がある限り、何度でもセクハラなどは起こりうるが、子どものうちからの教
育が大切ではないかと思う。(44 歳)
●特にない。議論で勝つようにしたい。(57 歳)
●解決方法は今のところないと思われる。(46 歳)
●この年令になると特に不快なことはなく、相手が気にしていることもあると思う。少々のことであれば受け
流したり、いなしたりすることができると思う。世間ではまだまだ女性が社会に進出するための環境は整って
おらず、整備する必要を感じる。いなかでは尚更、意識の面でも改革が必要だと感じている。(65 歳)
●女性は家庭を守るものと決めつけている。議会においては男性も女性も同等であるという認識に欠けている。
(68 歳)
●①地方議会においては、慣例や先例で通ることが非常に多い。そのことによって女性への区別、差別等も助
長されている。議会改革が必要。②女性といっても一括りにできない。会派が違うことでより過度な区別、差
別に結びつく場合がある。改選毎に対等な立場であることの認識がない。③女性側も区別や差別を受けても声
に出さないケースが非常に多い気がする。声を上げたくても、会派に属していると圧力(男性から)がかかる場
合もあり、議員の質を高めることが重要。上記においては氷山の一角に過ぎない。ヤジは男性にもかけられる
が、女性へは、蔑視、差別からくるヤジが多い気がする。ヤジの域を超えている。
●①議員が自分の力で、努力して解決すること、その経験を広く都道府県、市町村で訴えていくことが一番。
私達議員は政治を変えていく力そのものだと信じている。②男性議員に「性差別で次の選挙に負けないために」
←といえば来る気がする。勉強会でも開いてセクシャルハラスメントやジェンダー平等の知識を学ぶことが必
要と思う。こういう時は同議会議員同志では角が立つので、NPO、NGO等が講師になるとよい。(44 歳)
●女性議員を増やしていきたいと思う。(55 歳)
●議会の中では、女性蔑視や差別発言はなかった。それはわが党が5人もいたことや、いやなことはいやとは
っきり言う性格を知られていたのかもしれない。議会の中では質問や発言は自信をもって言っていたので、他
人から言われたことはなかったように思う。4期目の時、初めて女性の副議長に選ばれた。次は議長にはなれ
なかったが。(69 歳)
●男性、女性に関わらず差別がない社会を目指すべき。男性議員も政党や会派で不本意な思いをしている方も
少なくないのではないかと思う。議員は選挙で一人一人選ばれているはずなのに、議会に入ると会派(または
政党)に拘束されている。まずここから変えるべきである。もっと実態を有権者に知ってもらう努力をするべ
き。議会としてはどんなささいなことも情報を公開することがまず必要だと思う。(52 歳)
●現在女性議員が一人なので、まずは女性議員の数を増やすこと。女性がいることが当たり前の環境を作らな
ければならない。委員会の長を決めるときは、期数や性別ではなく、その人の能力、人格において決めるとい
うことを全員で申し合わせることが必要では。(53 歳)
●女性議員を増やしていくこと。女性というより一人の人間として声に出し、発信していくこと。
「私は女だ
から」
「私は主婦だから」
「私はパートだから」など、女性の地位を自ら下げるような言葉・意識の改善。子ど
もの頃からの教育へのとりくみ。
●女性差別は社会全体の意識と制度の改革が必要だと感じる。(66 歳)
●女性議員をホステス代わりに酒をすぐにつぎに来ないとか、文句を言ったり、体を触ったりとかは、時代お
61
くれであり、おとなしく我慢せず、言葉に出して言うことが必要と感じている。そういう行動は高齢の男性が
多いのが現実であり、世代によっては男女同権の教育を受けてきているので、改善するには言い続けることと
思っている。(59 歳)
(子育て)を支えるしくみが必要だと思う。(55 歳)
●男性とか、女性とか、性別の問題ももちろん重要だが、議会、議員という世界の改善の必要性を感じる。議
員であることが、特殊階級のようになっている。服装で言えば、以前、T シャツを着て本会議上に入った議員
(男性)がいたが、私は T シャツでもいいと思っている。その人なりの服装でいいのではないか。なぜ、男性
はネクタイと背広なのか。女性蔑視や差別については、男性、女性ともに「学ぶ」必要があると思う。勉強会
を持つとか、講演をきくというのでもいい。また、実際に女性議員が半数を占めれば、男性も変わらざるを得
なくなるのではないか。クオーター制を取り入れて、女性議員が増えれば、議会も変わる!?(58 歳)
●議員の倫理綱領などに差別行為への懲罰規定を設ける。倫理監視委員会のような苦情申し立て窓口をもうけ
るなどの場があれば、真偽を確かめ、本人にその行動を目覚めさせることができると思う。個人的に指摘して
も、うるさい女としか思われず、孤立してしまう。(71 歳)
●自分のことは自分でするようにしている。改善のための行動は難しく、優先順位として低いのでがまんして
いる。政策決定の場への女性の参画を増やすことを含めた「多様性」確保は重要なので、審議会などの女性委
員の割合、審議会での公募枠を必ず設けるなど、議会からもチェックする。(50 歳)
●意識・認識はまず、身近な人から…。事務局職員は議員の席順などの通達をきちんとして、全て議席順にす
るなど、そんな所からでも始めなければ、改善はしない。(58 歳)
●東京都議会のセクハラ発言で問題になった後には、議会の中でもヤジや、セクハラ発言は減ったように思う。
常に問題提起と意識改革をしていくことが大事だと思う。(59 歳)
●女性の意見を女性の視点で取り入れるため、女性議員がもう少し増えると良い。(44 歳)
●女性議員の数が増えることにより、女性の意見が尊重されると感じる。(57 歳)
●改善すべき点…更衣室の設置。更衣室がないので、着替えをしたいときに困る。どこかにスペースを設けた
いが、確保できる場所もなく、現在、トイレで行っている。大きな不便はないが、あるといいなと思うもの。
(59 歳)
●教育の段階での平等教育。国民の意識喚起。国の政策。賃金の平等化。夫婦別姓の推進。(64 歳)
●男女平等といいながら、私の町(田舎)では、まだ差別はあると思う。その都度、きちっと対処していきた
い。又、議員の会議の中でも問題提起していきたい。(73 歳)
●私自身「男の世界」にいるのだから、
「がまん」みたいなところ、変に妥協してきたように思う。女性とし
て、人間として、人格を認め合う、変だと思ったらすぐに対処すること。このことが、議会だけでなく、全体
の中での意識につながっていくと思う。(60 歳)
●不快だと感じる行為や発言があったときは、その都度、明確に抗議、表明すること。私たち自身が、責任を
しっかりと果たしていくこと。(58 歳)
●①学校教育でのとりくみ。小学校高学年、又は、中学校での性差についてのディベートを行う。実際の場面
について話し合う。②家庭でのとりくみ。共に家事を担う。男女の子どもに性差によるお手伝いをさせない。
③セクハラ議員に投票しない。セクハラ改善ない場合、広報で知らせるなど。本当、罰則を与えたい。←出来
ないとは思ってますが。
●まず自分自身がしっかりすること。言われたらその場で毅然とした態度を取る。その言葉や態度に対して差
別、暴言である事を指摘し、時には議長に注意を促すよう要求すること(文章をもって)訴える等の行動を起
こすこと必要。自分はまだ訴えるまでは考えていない。(64 歳)
●東京都議会のセクハラ発言を受け、当議会も講師を招き人権問題について学習会を行ない、少しは改善され
たような気がする。また、セクハラ発言や行為があった場合、被害者が「こうした行為は問題だ」と不快感を
示し、加害者に注意をすることはもちろんだが、中には被害にあっても恐怖心から加害者に意見することが出
来ない人もいると思う。自分自身のことではなくても、そうした被害場面に直面した場合、加害者にきちんと
「こうした行為はセクハラになりますよ」と注意を促すことが必要と思う。(49 歳)
●地域の役職や公務員、会社役員、議員など、女性が積極的に担っていき、どの場所でも男性と同数で話し合
いができるようにすることが必要。性別に関わらず、人権の問題なので、教育も重要だと思う。私たちの年代
は、男子と女子は対等であり、家庭課でも一緒に料理もしましたし、性教育も進んできていたと思う。だから
より一層、議会で年代の違う男性と接触すると、時代と教育の違いを感じる。(33 歳)
●その場でキッパリ不快感を表すこと(なかなか、できない時もあるが…)
。(55 歳)
●人権感覚のすぐれた人物が議員になるべき。ジェンダーギャップをなくす。社会環境の中で根強くある性に
62
よる役割分担などの意識はまだまだ根強いが、若い議員が増える中で変化していることを感じる。教育やマス
コミなどの影響は大きいので、男女平等を本当の意味で徹底していくようすすめることが重要。とくにお互い
に性について理解し尊厳を認める教育、行政のとりくみを行なうべきである。また、子育て中の女性を支える
保育制度の充実は基本的な条件。(59 歳)
●パワハラ、マタハラも差別という意識が共有されなければ差別はなくならないと思う。そのための啓発が必
要。(69 歳)
●誰に対しても発言は最後までしっかり聞くことを、議員の中で注意し合っていくことは必要だと思う。(66
歳)
●現在 4 期目、直接被害は受けていない。32 名の定数中女性が 4 名。みなさん口に出して不快なことは言わ
ないが、男女共同参画の話題になると、
「まったく理解していただいてないなあ」と感じる議員さんは半分強
はいる。思っていても言ってはいけないとお考えの方もおられると思う。男女共同参画の社会をつくっていく
ことの意味を粘り強く理解し議論していくしかないと思う。(67 歳)
●子どものころからの教育含めて、社会全体が変わらなければならないと思う。(49 歳)
●男性議員が差別であると気づいていないことが、問題。気づくように対話すること。(70 歳)
●一人ひとりの議員が、自分が感じた「差別」についてその場でしっかりとした反論をしていくこと。他者へ
の「差別」についても、同様に「決して許さない」姿勢を貫くこと。(58 歳)
●議会の中でのことに関しては、当初はともかく実力を見せていけば、また当選回数を重ねれば、軽く見られ
ることもなくなり、今はほとんど女性 差別的なことは自分自身には感じていない。市議会の中の女性議員比
率も高く、現在は 26 名中 6 名いるので、おおっぴらには女性差別はしにくいものと思う。セクハラ発言は現
在は酒の席のことがほとんどで、本人の前ではさすがに言わない。しかし、一般の人に対するものは、なかな
か解決しがたく、社会全体の問題となっているのではないかと思う。女性議員が個人防衛している のが現状
だと思う。困っている実態をさらして男性も含めて社会全般で考えてもらうことが必要ではないかと考えてい
る。(44 歳)
●改善・問題解決にはつながらないが、人間関係を上手く構築することだと思う。女性蔑視(セクハラ)は受
ける側の捉え方次第であると考える。他の女性はとても不快に感じる言動も、相手との信頼関係ができていた
ら全く気にならないこともあるだろう。同じ言葉でも、言われた相手によって捉え方が違うことは多々あると
思う。女性も男性蔑視(逆セクハラ)が自分では気がつかないで使っているかもしれない。親しき仲に「つい
言ってしまった」ってことがあるかと思いますが、相手を不快にしたと思ったら、まず、謝罪します。そして
過ちは繰り返さないように気をつける。
「親しき仲にも礼儀あり」を常に心がけているが…。
●議会は古い所と感じている。特に、期数が若いと、意見が通らなかったり、無視される感がある。議員全体
(議会)が差別をなくし、正々堂々政策論争できるよう、改革が必要と考える。(63 歳)
●25 歳が被選挙権であり、女性議員が結婚・妊娠・出産‐成果として、月経痛の際本会議の起立採決が辛い
時などの為に「挙手採決できる」条例改正を行っている(2013 年)。2001 年女性議員が 44.4%を占めた際、
女性用トイレが設置された。1996 年頃、同じ会派の女性先輩議員が妊娠・出産。当時議員控室(相部屋)は
禁煙ではなく(他党の女性議員も特に配慮の声もなく)「知らない間に生まれていたね」と発言していた。母
体・母性保護の観点がなかった。(50 歳)
●社会全体がまだまだ男性中心の社会という中で、とりわけ、議会では女性議員の数も少なく、もっと女性議
員が増えることが望ましいと思っている。議会の場では、用語 1 つとってみても難しい言葉も多く、もっと解
りやすく、生活に密着した問題など(出産、育児、ごみ問題など…)、やはり女性のほうがわかりやすい問題
を取り上げているという感じがしている。(69 歳)
●暴言を言う人はいつも同じ人。その人に謝罪を求めても謝ってもらえなかった。議員自身のモラルの問題だ
と思う。(その方以外の議員の方でそういう発言をする方はいない)(47 歳)
●現在女性議員3名いるので、女性差別はないが、女性であっても、いろいろなイベント、学習会、宴会にも
参加し、コミュニケーションが必要と思いますし、積極性を発揮すぎかと感じている。(65 歳)
●女だからと甘くしていたらダメ!毅然としていなければと思う。議員もぜひ複数でいることが大事かと思う。
●正面からの議論には応じるが、ヤジは無視している。(64 歳)
●今までいやな気持になったことはない。普段からコミュニケーションを心がけること。最初から疑ったり、
非難する気持を持たず議論していく気持が大切であると思う。(62 歳)
●先輩女性議員が、経験を積む中で、今現在では、委員長や副議長、議長ポストにもつくようになっている。
今後の課題としては、何といっても女性議員の絶対数が少ないことだと思う。(59 歳)
●男女平等参画が浸透してきていると、行政の評価がされるが、言葉の浸透であり、実態とはかけ離れている
63
という認識を持つことが先決。到達目標を行政だけでなく、市民(住民)の意識となるよう情報提供と住民合意
を計り、それにもとづく運動をしっかり推進していくこと。(65 歳)
●差別などに関しては各々の感じ方の違いもある。議員活動の中では、逆に随分大切に扱われていると感じて
いる。常に対等であることを主張してよいと思うが、そのためには女性も高い社会性と能力を持たなければな
らない。主張ばかりでは議会だけでなく社会においても認められないだろう。(67 歳)
●自分自身の勉強不足を補う努力が必要。性差はあるが、男性・女性の個性だと思う。(64 歳)
●改善解決のために担当者など欲しい。1人だけの考えで話をしても男性には受け入れられない。特にセクハ
ラ的な事は議員内で相談できる場がない。女性の更年期や身体問題などに対する理解を深める機会が必要だと
思う。体力がなくなり活動や生活相談議員活動などの両立が難しい。(63 歳)
●必ず選挙に行き、そういった人に議員になってもらわないようにすること。その為に4年に1度の改選があ
る。(55 歳)
●大まかにだが、男性優位社会の感はまだまだ強いと思う。議員という立場だけでなく、いろんな場面で意見
を言うと「女のくせに」とか言われないまでもイヤな顔をされたりという場面がまだまだあるようだ。1人の
力は弱いかもしれませんがそんな場面に出会ったらしっかり「それはダメ」と言える人が増えるよう私も助力
していきたいと思っている。(59 歳)
●ひとりの議員ががんばっても解決できないことが沢山ある。団体交渉等くりかえし行なったり、議会で発言
することで除々性差別暴言が減少していくのではと思っている。議会の中に女性議員が増えることで、改善さ
れていくとも考えている。所属政党もあるが年に4回発行している民報に対して小さなところまで指摘したり、
考え方に意見をされたりする。最近は、我党に関心を寄せていると思い「ありがとうございます」と返えして
いる。男性は、自身の誇りを言いたがるが女性の言葉はなかなか聴く態度をとらない方が多い。(62 歳)
●議員には男女差はないが、産休や育休もないなど、女性、特に若い女性が議員としてやっていく整備が必要
である。(57 歳)
●相手の意識がより高まっていくためにも、女性議員側も併せて高い意識をもっての活動をしていくべきと思
う。
●人権教育しかないように思う。(61 歳)
●当市は女性議員が 3 名活動している。2 期目だが、この 2 期目の選挙で古い議員から新しい方に世代交代が
あり、自由闊達に意見交換ができるようになった(新人の方も大いに声を出している)。(67 歳)
●9 月議会で「地方議会における人権侵害及び差別発言を許さないことに関する決議」を提案。全会一致で可
決できた。文言はあいまいなものに調整されてしまったものの、一歩前進と捉えている。改選の際に、セクハ
ラ発言に対する見解を明らかにすることが必要と考えている。(56 歳)
●女性議員が一人でも多く増えればよいと思う。(69 歳)
●日本の社会全体の改革。男性の意識改革。(54 歳)
●一般に不適切発言がある場合、議運に諮り、問題にすること。議事録抹消の措置をとった例は 2 回ある。
「議
会の品位を傷つけるもの」と一致させ、本人に議長から注意、承諾させる。(67 歳)
●若い女性が議員になることはとても大切なことで、男女差別のない社会を望んでいる。(65 歳)
●研修が必要。
●言われたらすぐその場で抗議する。保守系の男性議員は何が女性差別にあたるかわかっていないと思われる
ので、きちんと指摘すること。(60 歳)
●泣いたりなど、
“女性にありがち”と思われている行動をしない(そんな女性議員は当議会にはいないが)
ことかと思う。(57 歳)
●議会、議員全体の意識と議会の有りようを改善する必要がある。懇親会という名の酒席等、田舎の議会その
ものを変えたいが、なかなか出来ない。 女性議員がもっと議会に出られるよう、改善していくのが今後の課
題だ。(66 歳)
●すごんで黙らせる非民主的手法が女性には通用する、あるいは女性に反論されるのを侮辱だと感じる潜在意
識を払しょくすることが必要。インクルーシブ教育が必要だ。(62 歳)
●女性議員は 18 人中 3 人。もっと女性議員を増やしていくとりくみを強化していくことが大切。市民参加の
委員会にも女性代表を多くしていくことが女性議員の数を増やしていくひとつの方法だと思う。(71 歳)
●①国や企業が女性の社会進出、労働を支援すること。②労働時間を短縮し男女ともに子育て、家事にかかわ
れるようにすること。③女性に対してだけでなく、人種・国籍・障害のあるなし・貧富の格差などあらゆる差
別をなくすため、子どもの時からあらゆる価値観を共有できるような教育を進めること。(41 歳)
●相手はジョークのつもりでも受け取る側がどう解釈をするかはっきり意見を言うべきである。(64 歳)
64
●当県は 3 割は女性議員にしていく方が良好。周りのことや他人の振りの善悪を議論にしないで、すべての人
に健やかに生きる権利を認めるということが第一である。命と時間管理が個人でできる人を教育することが大
切な営みである。(58 歳)
●私は、議会の中でというより、社会の中での男女差別の意識が甚だしいと感じている。①議会がかかわる、
行政内部での男女平等意識の希薄さ。多くの自治体では、管理職登用の公平性を確保するために試験制度を実
施しています。女性は試験を受けようにもそのキャリアアップはほとんど個人に任せられ、子育中は研修会に
も参加できない。管理職は時間外勤務も多くなり、子育てを考えれば管理職になる決意すらできない。私が女
性であることの利点は、その女性たちの歯がゆさ悔しさをわかるということ。議会で管理職への女性の登用を
求め、女性の時間内研修の保障を合理的配慮として行うよう求めたが、「男女とも平等に研修の機会は保障し
ている」との答弁に終始。そこに男女差別の壁の厚さを感じている。②我々女性の中の内なる女性差別意識。
女性の多くは、結婚と同時に仕事と家庭の両立を迫られる。子どもが生まれればさらに拍車がかかる。夫がそ
こで少しでも手伝おうものなら「お宅のご主人よくやるわよね~」と称賛の対象となる。そこには、男女平等
という意識は見られない。私は、都議会での暴言はあまりにもひどく、議会人として許されるべきではないと
思う。しかし、議会人という以前に、全ての人が、人種も、宗教も、もちろん性も違う。また障害があろうと
なかろうと、大人、子ども、若者、年寄り、ありとあらゆる人の人権を守る立場に立つことができるようにな
る必要があると思っている。でも、現実はマスコミによって性差が当然のようなコマーシャルやドラマが垂れ
流され、女性の性を売り物にすることが見過ごされている。どこまですべての人の人権は守られるべきだとい
う位置に近づいているか、自戒しているところである。(62 歳)
●初当選して間もないので、議員活動上でジェンダー・ギャップを感じたことはまだない。初の一般質問にお
いて、混合名簿について早期導入を求めたが、教育委員会答弁に「かくれたカリキュラム」の子どもたちへの
影響についての認識の薄さが感じられた。真の男女平等は早期教育の中でこそ育まれ、その人自身の人格の中
で確立されていくものだと思う。(55 歳)
●当町では、女性差別やあらゆる差別を解消するためのとりくみが 40 年以上継続して行われていて、目立っ
た差別事件は起きていない。最近、国会や都議会などでの問題発言が相次ぎ、率先して課題解決に向けリーダ
ーシップを発揮すべき議員の差別意識が強いことに対して大変憂慮している。まず、女性の進出を促進し、男
女が共に活躍する場を増やし、互いの良さを認め合い、差別意識解消に向けたとりくみを行なう必要がある。
(66 歳)
●女性の登用促進が大事なことだと考えている。(49 歳)
●私たち自身も女性という立場からの政治参加を積極的に提言していくことが内でも外でも必要だと痛感し
ている。(51 歳)
●読み・書き・そろばんの出来ない議員がいるので、議員になるためにはレポート提出したりする試験があっ
てもいいのではないか。当市の場合、勉強会、講演会(議員のための)は行ってないので、これを義務付けす
る必要があるのではないか。議員が少人数の場合(18 人)は会派ではなく委員会所属で活動をすべきである。
会派で固まると△△党になり、市の議案に対して全て賛成をしてしまうので。議会報告は全国で義務づけする
必要あり(年 2 回以上)
。これらは女性議員だけに関わらず、議会の改革が全国で推進すべき。(67 歳)
●男・女である前に一人の人間として尊重することの意識を自覚すること。これは学ばない人には認識できな
いのではないか?(52 歳)
●女性議員の数を増やすこと。しかし、クォータ制等の導入だけでは、解決できないと思うので制度の確立と
同時に質の向上プログラムの必要性を感じる。(67 歳)
●女性議員、女性管理職を増やし、あらゆる計画策定に女性が参画できるようにすること。(61 歳)
●周囲をまきこんだ意識改革が必要だと思う。党派を超えた女性議員の連携が大事だと思う。当県には「地方
議会女性議員連盟」という組織があり、女性問題で共通するものをとりあげ学習したり、情報交換したりして
いる。とても大切だと感じている。(57 歳)
●両性の平等を学び、互いの人権を尊重することを社会として進めていくことが必要と考える。子どもを産む
ことができる性として、女性を尊重する社会を構築する必要がある。女性の社会的地位を高めるとともに、性
別役割分担や、性を売り物にする旧態依然とした女性差別に声を上げていくことが、大きな力になると考える。
(58 歳)
●どうしたら良いのか分からない。(59 歳)
●若い男性議員はまだ理解してくれる人が多い。その人たちからも声をあげてもらうと、女性も行動しやすい
し、一緒にこういう問題に向き合っていくべきだと思う。(35 歳)
●問題を広く知ってもらうことが必要だと感じている。(52 歳)
65
●公の場で、性差別的発言とはっきり分かるものは、抗議することもできるが、そうでない場合が多いので、
表に出すことが難しい。女性議員のための勉強会など、性差別に関して取り上げて行う機会があるといいので
はないか。(64 歳)
●議員に女性が少ない状況は全国的。人間が対等なお付き合いで協議や審議の内容についてはクリアしていま
すが、議長選挙など(委員長は広報、社文、総務経済、議運などを担った)では敗北だった。改善にはやはり
女性が活動しているにもかかわらず家族、特に夫の理解や協力が得られない状況がある。選挙の体制も集落や
地域推薦が未だに繰り返されている社会が地方にある。(70 歳)
●もし言われたらその場で聞いて納得できなかったら、相手と話し合いをするつもりである。(63 歳)
●声をあげる女性議員が増えること。(51 歳)
●現状の市議会の運営の中では特にないが、子育て最中の女性議員であれば、休日の市行事などへ参加するた
めの支援が必要かとも思います。(58 歳)
●特に酒席でのからかいなどはこちらが軽く払えばよいこと。男性だからこうだというよりも、個人の資質に
問題があるのだと思う。もし会議中に差別や暴言等があった場合は、きちんと意見を言って、その場で正すこ
とが大事と思う。女性の方も女性だからといって甘えやごまかしがあってはいけないと思う。長いこと男性中
心で行ってきたので、これからは時間をかけて女性もはっきり意見を言う、お互いを理解、尊重し合える議会
に自らが変えていく時だと実感している。(63 歳)
●問題発言が発生した時に、憲法に定められた基本的人権の侵害であることを指摘し、その場で抗議すること
が必要である。(54 歳)
●女性の社会進出(議員に限らず)がやはりまだまだ遅れている面、子育て・家事は女性がやるものという風
潮がまだまだ根強いこと、そして、労働のあり方(残業多く休みが少ない}を改めていくことが必要と考える。
(34 歳)
●選ばれた女性は男性の目より女性の見方が批判的で女性が女性から支持されるには、常々の努力と精神力と
家庭の理解がなければ続けることが難しい。女性の社会的な教育と経済的保障を安定させ自ら自己決定する能
力をつけることが重要であり、解決につながる方法も考えられる。(65 歳)
●雑談の時なので、不快と意思表示することが大切かと思う。(51 歳)
●女性、男性と意識した活動をすべきでない。個人的には女性で得をしていることの方が多いと感じている。
●女性自身の自覚と使命感を明確にもつことと考える。対等に仕事・使命をもって誠実に積み重ねていくこと
で、実行力あるところを世間に訴えることと考える。(73 歳)
●役割分業意識は根強く、全町的に意識改革は必要と考える。また、「私」領域から「社会」領域へ一歩踏み
出す意識向上のため、社会(町づくり各分野)での役割が明確に共有される具体的手立てが実感・体験的に講
じられる必要を感じている。女性議員 1 名(12 議員中)の立場を活かして、女性たちの意思決定過程への参
画を促し、将来的に女性議員増につなげたいと考えている。(66 歳)
●聞き流してしまうことがあるが、不快に思った時はその場で発言し対応することが必要と思う。繰り返しな
がらもまわりに認めてもらう必要がある。女性も、男性も、自ら対応することが求められていると思う。当市
は女性議員 4 人いるので、男性議員は表向き発言については気を使っているようだ。(65 歳)
●その場で議長が指摘すること。
●女性議員が見ても聞いても助けようとしない体質が改善や解決を遠くさせている。
「女の敵は女」でいいの
か?党派を超えたグループが必要だと思うが、主義主張、イデオロギーでとん挫している。今後この件での発
言は一切したくない。
●(女性軽視)の場に立った時は声を出して追及していくことが、東京都議会であったように謝罪という形ま
でもっていけるのはないかと思う。公表することが一番の解決策だと考える。(50 歳)
●他人が幸せになれるようにと思う気持ちをお互いにもてるようになれば繁栄するだろうと思う。(59 歳)
●普段から芯から信頼関係がない場合は、たとえ軽い気持ちでも不要なことは言うべきではない。
「口は災い
の元」をしっかりと認識するべき!(52 歳)
●都議会の例は男女の区別なく、人権無視の問題なので、議会全体が「人権意識を向上させる」「意識改革」
を常に持つことだとと思う。
●当市議会は女性議員比率が 25%と政令市中一番高いことで、不用意な女性蔑視と思われる発言はない。6 月
以前には議会発言中に人格を否定するような発言も聞かれたが、以降はない。注意喚起につながったと思われ
る。(64 歳)
●田舎なので、普段の日常活動は小学校区単位で行われる。あいさつなどは順番に行っていて特定の議員が占
めることはないが、自治会組織では地域代表が優先される。月 1 回の自治会の会議、老人会などは出席してい
66
る。そうした日常活動が地域でも必要と思っている。1 期~3 期ぐらいまでは「女が」という見方が強かった
が、4 期目ぐらい(現在 7 期)からは議員活動において差別が表面化しなくなったと思う。視察などにおいて
問題になっていることは改革に取り組んできたため、物見遊山、飲酒による問題行動はない。気長にではある
がことあるごとに議員の倫理についても取り組む必要があると思う。住民への公開によって改善されることも
ある。(62 歳)
●議会棟は治外法権というのがおかしい。女性がもっと増えなくてはいけないのでは。男性の意識は女性が力
をもたなくては変わらないのでは。その程度なのかもと思う。(65 歳)
●セクハラを受けた女性議員が声を出しやすい環境づくり。意識啓発、情報公開、有権者によるチェック(傍
聴を増やすなど)や働きかけ。(51 歳)
●ひとりひとりのモラルが問われると思う。そのためにも女性議員を増やしていかなくてはならないと思う。
(53 歳)
●男性の意識改革が必要だと思う。(62 歳)
●男女共同参画の必要性を訴え続ける(区長会などでの研修をするなど)
。現在、当市は女性議員は 1 名。都
議会などの問題もあり注目されているので、今のところセクハラ発言などはない。しかし、危険性が全くない
とは言えない。そういった場面に直面した時は、即座に指摘し対応したいと思っている。(52 歳)
●最近議会運営委員会で議員間でのことば使いについて話し合いをした。節度のあることば使いに努力しうぴ
ということになった。(65 歳)
●(男性に)意識改革と気づきを認識してもらう。女性も責任あることや大変なことは人に任せたいという気
持ちがある人が多い。積極性と責任も担う覚悟が必要と思う。(66 歳)
●都議会の謝って済ませている状況には腹が立った。女性議員がもっと毅然とした態度で反論すべきだと思う。
今後自分の立場としても、女性としての差別、△△党への差別を見逃さず反論していく。市長言いなりの民主
主義とはおよそかけ離れた実態の議会。議会改革が必要。(64 歳)
●女性議員が少ない。当市 27 名中 3 名(女)なので、多くの女性が立候補してほしい。(58 歳)
●社会全体の意識が変わっていくことが必要だと思う。そのためにも、賃金の差別解消をはじめ女性が働き続
けることのできる労働環境や制度の充実が必要。また、安心して預けられる保育園を増やすことなど、子育て
環境の充実が求められます。(49 歳)
●暴言を受けたときにはすばやくその発言が問題であることをはっきり言い、謝罪など(発言取り消しを求め
ること。議長に要請し、議会全体で議論し、共通認識をつくっていくこと。(59 歳)
●女性議員の数を増やすこと!これに尽きると思う。
●地元の古い体質、男性のみの町内会役員で差別ということすら考えていないようだ。草の根からの意識改革
が必要。(64 歳)
●女性をめぐるさまざまな問題について、もっとまわりの理解が必要だと思う。自分の方からもそういう機会
をつくっていきたいと思う。何より女性議員がもっと多くなるような社会を作っていく必要がある。(60 歳)
●これだ!という改善策や解決策はなかなか見いだせない。その都度対応するしか現在はないと思っている。
(63 歳)
●逆に気を遣ってもらえるのでありがたい。(36 歳)
●その都度抗議してきた。(52 歳)
●①不快だと感じたことははっきり話し、意識を共有する。②問題としてきちんと情報を公開する。(57 歳)
●すべての議員が平等であることを再認識し、尊重すること。女性議員が増えること。不適切発言を許さない
こと。ルールにしたがって罰する。(48 歳)
●議員は、男性も女性も、年齢も期数も関係なく、市民の付託を受けた者として、常に対等平等でなければな
らない。一人一人の議員が、人格を尊重し合い、対等平等の立場を貫いて、真摯に議会論戦を行わなければな
らないと思う。すべての議員が、その立場に立ちきれるような意識改革が求められていると思う。(60 歳)
●男性だけではなく、女性でも知らず知らず差別的意見を言っていることもあるということを発信していく必
要があると思う。そういった中で、男性への意識づけもできていくのではないか。
●聞き流して、自分が負けないくらい強くなることだと思う。(55 歳)
●当区議として 3 年7ヵ月活動をしてきたが、女性議員への蔑視や差別は感じたことはない。しかし、都議会
での人権侵害のヤジとそれに続けて公になった(当区選出)の議員による国会でのヤジ「結婚して早く子ども
産め」は議員としての認識のなさに衝撃を受けた。区議会女性議員有志で要請。①女性議員の数を増やすこと
が大切。②「女のくせに」などに代表される日本の社会的歴史的な影響をなくしてジェンダー平等の社会をつ
くること。③あらゆる分野で政策決定の過程に参加する女性が少ないことは大きな課題。選択的夫婦別姓など
67
の民法改正も急がれる。当区の女性管理職が少ないことへの対応を区に求めたが、平等に選考している、区内
業務でワーク・ライフ・バランスをとりくむ企業を推賞しているという回答だった。なかなか改善の施策を具
体化ができない。(65 歳)
●自分の考えははっきりと発言し、女性だから感じることも多々あるし、いろいろな視点が必要だと言ってい
くようにすることが必要だと思う。(52 歳)
●議会の質問中のヤジなどは、その場で指摘し抗議する。議長にもヤジを行なった議員に注意をするよう求め
る。(58 歳)
●家庭の中で男女の区別なく意識を持つこと、性別ではなく「人」として平等にということを学ぶ機会がない
ように思う。子ども、保護者、老人、どの世代でも学びの場が必要と思う。(50 歳)
●議会の場だけでなく、社会全体が本当の意味での男女平等が構築されなければ、議会での女性差別は改善で
きないのでは?と感じている。(67 歳)
●男女問わず、ジェンダー意識を高めるとりくみが必要だと思う(学習会など)
。(41 歳)
●一般的にまだまだ女性議員が少ないことも問題だと思っている。わが党は国政、地方政治において、これま
でも女性の議会進出のとりくみを重視。割合は多く、都議会では 17 名中 11 人が女性。「政党が国政・地方選
挙の候補者、指導的地位への女性の登用を率先して進めることは当然とのこと。国政でも女性議員を増やす障
害として指摘されている小選挙区制度を廃止し、民意を反映する選挙制度への改革を行なう」と明記した政策
提言を発表している。(65 歳)
●都議会でやじを言われた方については、この方(女性都議)に恥ずべき過去があったからだと思う。品格・
教養のある女性議員に対しては、他の議会においても、あのようなやじを飛ばされることはない。ですから、
下品で浅はかな人間を選挙で通さないよう、投票の折にはまじめに考えて 1 票を投じることが必要だと思う。
貴会はぜひともその旗振りをしてください。
(同じ立場の議員から発信することは難しいので)
。(47 歳)
●女性だから、また、1 年生議員だからということでなく、もっと気楽に議論がしあえる雰囲気作りが大切。
それぞれの議員の資質もある。
●男性の働き方を改善し、男性の長時間労働を解決していくことで女性の家庭責任が軽減し、男性・女性共に
ワーク・ライフ・バランスが実現されていくことが大事なのでは。男女のみならず、高齢者も、子どもも、若
者も…いろいろな立場の人が、社会、地域の構成員として尊重され、必要とされるべきと再認識したい。(62
歳)
●諸事情で女性が一人になっても子育てしていく中で、子どもが高等教育を受けることができるような社会制
度を確立していくほか方法はないと思う。私は子どもに「貧乏から抜け出すために、必死で勉強しなさい」と
言いながら教育をしてきた。私の場合、この信念を貫き教育することを継続できているが、経済状況の悪化を
理由に教育を断念せざるを得ない日が来ることも考えられるし、私が不慮の事故や病気でこの世を去れば、す
べて崩壊するとの不安も、常に頭の隅にある。(51 歳)
●男性も女性も人格を磨くことではないか。人として、(議員としての)自覚がなければ、何も変わらない。
お互いを尊重すれば、問題はないと思うが。(53 歳)
●差別・暴言の自覚がないのは「教育」だと思う。(60 歳)
●町民がその人を投票しなければよい。まったくでたらめな人。
●都議会には「男女平等条例」を自ら東京都が制定していることを理解しない議員がたくさんいる。やじ問題
はその一端の表れになった。条例が制定されただけでは浸透・理解には及ばないということだ。是正していく
には「教育」の場からすすめていくしかないだろう。今後、日常生活あらゆる場面での「男女平等」を求めて
いく。女性はそのために結束すべきだろう。(56 歳)
●世間一般にパワハラ、セクハラ、マタハラなど今までは耳にしなかった言葉が乱れ、当たり前のように使用
されている。女性の働く場が少なくなるのではないかと危惧している。少子化問題も、女性の働く場の確保と
環境が改善・整備されない限り、いくら国がハタを振ったとしても、明るい展望はないと考えている。
●セクハラ自体を流行語のように使う人もいるので本当に困ったり、悩んだりしている人たちの声が届きづら
い。どこに、誰に相談してよいかわからない、そんなにおおごとではないかも、と言うふうに考えてしまう人
もいると思う。差別を受けている人だけでなく、している人たちにも意識付けが必要。第 3 者(弁護士など)
を交えて双方でスクーリングなど。
●議員の年齢が若くなってきたので、これまでの露骨な表現はなくなっているが、女性は子育てをするものと
か、家を守るものなどの考えは依然としてある。市役所の中での女性管理職の登用や各審議会への積極的な女
性の登用などもどんどん提案しながら、連帯の輪を広げるとりくみが必要だと感じる。レディースセンターも
開設されているが、施設があっても拠点としての機能が果たされておらず、施設そのものも不十分である。他
68
市にあるような拠点づくりが施設を前進させていく力になるのではないかと考えている。(62 歳)
●議員個人のモラルの問題。(47 歳)
●「東京都男女共同参画社会推進議員連盟」で学習会や講演などを開催することになった。早期に実現する必
要がある。新宿区では、
「新宿区議会議員政治倫理条例」に「議員はセクシャルハラスメントにあたる行為そ
の他人権侵害のおそれのある行為をしてはならない」と明確に示している。都議会でも、このような規定を設
ける必要がある。2000 年 3 月に設置した「都議会のあり方検討委員会」で「議員の産休・育休制度の新設に
ついて」が議題となり、わが会派の提案で、出産については会議規則の「欠席の届け出」に盛り込まれた。男
女平等参画社会の実現に向けて、都議会においても男女ともに議員活動と出産・育児の両立が可能となるしく
みをつくり、社会をけん引していくことが重要である。
(※同会派、3名連名で回答)
●議長にその都度話をするが、なかなか本人に注意しない。議会は男性社会そのもの。執行部も男性ばかり。
●女性の力の向上と意識改革(男女ともに)
。(66 歳)
●議会内での差別はあまり感じない。家庭生活や地域社会での女性差別の解決こそ必要と思う。女性議員とし
てハンデを感じるのは、女性議員は家庭のことを主要に担いつつ仕事してることが多く、男性議員は家族責任
をどこまで果たしているのか…。(54 歳)
●根本的な考え方を変えない限り改善はないと思う。女性は団結するべき。女性が女性の足を引っ張ることも
ある。女性は政党関係なくつながるべき。(32 歳)
●議場では静かに発言を聞いてもらいたい。(58 歳)
●議員への人権教育。(59 歳)
●男女共同参画について研修を受講してほしいと思う。(56 歳)
●日本の議会は特に男性社会であり、女性に対する固定的な性別役割分担の意識がまだまだ根強く残っている
のが現状。男女を問わず、個々人の人権が尊重されるべきであることを認識するべきだ。議員としての発言は
そのような人権意識をもってされることを、自覚すべきだ。(58 歳)
●二度と繰り返されないよう、全議員だけでなくすべての人が男女平等、人として対等平等であることを意
識・認識できるよう子育ても教育も報道も政治もしっかりむきあってとりくみをすすめるべきと思う。これは
男性だけでなく、女性の側にも同じことがいえる。(55 歳)
●男性だけでなく、女性の中にも意識が変わっていない部分がある。意識を変えるには、具体的に制度やしく
みを変えていくことが必要。たとえば、夫婦別姓など。(38 歳)
●女性議員自体が現在 36 人中 3 人と少ないので、もっと増えることがまずは大事だと思う。(54 歳)
●本会議のヤジも録音し、市民にきちんと伝えるべき。後ろ盾がないため、アイディア等をぬすまれたり、脅
かされてもかけこむところがないので、女性を支援してくれる、大きな支援団体をつくってほしい。こういっ
た事実があることを国民に広く知らしめていただきたい。ドスが効く議員(男女ともにいる)ばかりがのさば
るのはおかしい。(50 歳)
●国民が、男性にもこれまで女性政策といわれていたことを期待し、それに応える議員が増えればいいのでは
ないか。(45 歳)
●公開されない非公式な会議が力を持たず、できれば公開へ(代表者会議)
。議会事務局もがんばってほしい。
(50 歳)
●当町議会として 40 数年ぶりの女性議員であり、10 人中 1 人の状態である。やはり 3 割はほしいところ。(51
歳)
●①議会自身が議員の資質向上に努める。②議会の運営方法を見直す③開かれた議会にする。④女性議員は反
論する力をつける。⑤女性議員を増やす。⑥中立的第三者機関を設ける。⑦メディアへ要望する。(59 歳)
●東京都議会でこの問題が起きてから、県議会の 5 人の女性議員で議長に面談して議会としても専門家を招い
ての研修の具体化を申し入れた。11 月 25 日全会派に対しての議長からの案内を受け、研修が行われた。テー
マはハラスメント[セクハラ、パワハラ等)
。その後、男性議員の意識性が高まったという他会派からの声が
聞こえてきた。(66 歳)
●①真の男女平等について議論する場が必要。②教育。③混合名簿の導入。(62 歳)
●男性の体質として、かわいい女性を求める(?)ようなことがあるようだ。年配の方ほど、それが強い感じ。
お茶を出すのも女性が出すのが当然―というのは嫌だが、任務分担として得手・不得手で、お茶を出す係は女
性、会場づくりなど(机動かしなど)は男性が…というのは良いと思う。(59 歳)
●自治体での女性の役職登用の数値目標をもって意識的進めていかなければと思う。男女平等の意識をもっと
もっと役所から企業から(男女共同参画)つくっていかなければと思う。(69 歳)
●市の職員幹部にセクハラ・パワハラは重大な人権侵害という認識がない。議会で一般質問し、職員、非常勤
69
職員、業者への啓発、対応を求めた。また市職員の管理職や各種審議会なども女性の登用率が当市は県下でも
低い位置にあることを本会議や委員会で指摘し、改善を求めた。文教委員会で視察した沖縄県で、公民館など
の生涯学習活動として男性も女性もともに輝くよう、男尊女卑の既成概念を打ち破る話し合いをしていたこと
に感動。町内会長も半数近くが女性であることも交えて、一般質問で紹介して当市での取り組みを求めた。(54
歳)
●当県議会は定数 41 人中、現在女性議員は私のみ。女性議員を増やすことは必要だと思う。それだけでは解
決しないとも思うので、おかしいと感じる度に声にすることや、議会の中だけの問題にするのでなく、発信し、
同じ思いの方と行動し広げることが大事だと思う。(48 歳)
●もともと私は男性に対しては言うべき時ははっきり言っているので、あまりそういったことを感じていない。
(65 歳)
●恐くても、そのつど、相手の言葉を受け取って、
「今の発言は―」と返していく。女性議員を増やす(現在
18 人中 3 人)
。本人の努力(勉強)
。議長の質の向上(議員によって異なる態度をとる)(59 歳)
●人権意識、理性の高揚。(67 歳)
●議会の会議規則などに、セクハラの防止などを盛り込む。議員に対する人権教育や研修を行う。女性議員を
増やす(少人数だとターゲットになる)
。議会傍聴を通じた市民による議会や議員のチェックを促す。(59 歳)
●まず女性議員が一人であるのでもっと増えると良い。役場の中でも女性職員の課長、部長がいないため、社
会のとりくみとして認識を変えていくこと。最初から女性役職を考えられていないし、女性職員ももっと自信
をもって働いてほしいと思う。(64 歳)
●女性だからと特別差別を受けたことはないように思うが、年功序列が幅を利かせている議会。従来通りとい
うことでどうしても地域代表、所属団体代表の議員の意見が中心になるので、それを変えていくにはどうした
らよいか考えている。(66 歳)
●日本軍「慰安婦」問題などは、くりかえし賠償請求運動、宣伝などに打って出ないと議会だけでは勝ち目が
ない。(54 歳)
●女性蔑視や差別、暴言等は個人の性格・考え方によるものが影響していると思う。議会人として女性に対し
てだけではなく、常識ある行動、振る舞いは心がけるべきことであり、逸脱している場合は注意をする勇気を
持つことが必要だと思う。過去に男女共同参画について勉強会を持ったことがあると思うが、そうしたことも
一つの方法ではないかと思う。(58 歳)
●女性に対する蔑視や差別だけでなく、すべての人に差別があってはならないと思っている。当然のように慣
習となっていることも、心がけて嫌な思いをする人がないよう注視すべきと思う。(56 歳)
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“私が感じた差別”-全女性地方議員アンケート
都道府県
お名前
市・区・町・村議会
年齢
歳
←この欄はぜひご記入ください
所属会派____________
ご記入日
2014 年
月
日
*アンケート結果についての記者発表を予定しています。
*差し支えがある場合は、お名前や年齢、所属会派は、無記入でも構いません。
1、議員として活動する中で、女性蔑視や差別、暴言など不快だと感じたことはありますか?
①ある
②ない
2、「①ある」と答えた方は、いつ・どこでを含め、具体的にお書きください。
3、改善や解決に必要だと感じていることを、お書きください。
ご協力ありがとうございました
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