福祉有償運送運営規定 特定非営利活動法人 ギフ福祉ネットワーク東部 1、 目的 この規定は、自治体から協力依頼を受けた福祉有償運送の実施に関し、必要な事項を定める事を 目的とする。 2、 運送の対象者 福祉有償運送による運送の対象者は、協力依頼を受けた自治体の区域に居住する者であって、次 の各項に該当する者及びその付添人とする。 ① 介護保険法第7条第3項にいう「要介護者」及び同法第4項にいう「要支援者」 ② 身体障害者福祉法第4条にいう「身体障害者」(児童福祉法第6条の 2 にいう障害児を含む) ③ 精神障害者保健福祉手帳、療育手帳所持者で病状等により、単独行動が困難な者 ④ その他①~③に当てはまらない方の内、肢体不自由、内部障害(人工透析を受けている場合を 含む)等により、単独での公共交通機関を利用することが困難な者の内、市町村長が認めた者 3、 会員登録 (1) 福祉有償運送を利用する者は、福祉有償運送会員登録申請書(別紙)を提出し、会員の登録を受 けなければならない。 (2) 前項の申請は、申請者の保護者、配偶者、扶養者等が代理で行う事ができる。 (3) 会員登録は、運送の対象者に該当する者に付いて行う。 (4) 会員の登録を行ったときは、福祉有償運送会員登録簿(別紙)に記載し、適切に管理を行う。 4、 利用の申込 会員が、この福祉有償運送を利用しょうとする場合は、原則として利用しようとする日の 1 週間 前までにFAXにて申し込みを行わなければならない。 但し、FAXにて申し込みが出来ない場合には電話予約も受け付ける。 5、 利用日及び利用時間 (1) 福祉有償運送の利用日は、月曜日から土曜日までとする。 (2) 福祉有償運送の利用時間は、原則として午前 8 時から午後 18 時までとする。 (3) 休日は、祝祭日、8 月 14 日~8 月 15 日(お盆)、12 月 31 日~1 月 3 日(年末年始)とする。 ※但し、日曜日に関しては、予約のある者のみ対応。 ※但し、休日に付いては、透析通院の場合は対応可とする。 6、 運送の範囲 福祉有償運送により運送する範囲は、運送の発地又は着地が協力依頼を受けた自治体内に有る事 とする。 ※但し、「福祉有償運送における運送の区域の特例的な取り扱いについて」は、対応するものと する。 7、福祉有償運送用車両 (1)福祉有償運送に使用する車両は、道路運送車両法(昭和 26 年法律第 185 号)に定める自動車で 使用する権限を有する寝台車、車いす車、兼用車、回転シート車、セダン車とする。 (2)福祉有償運送車両には、運賃及び料金、運転者の氏名、自動車登録番号を利用者が見やすい ように車内に表示する。 (3)福祉有償運送車両の運行時には、別紙により作成したステッカー、マグネットシートを福祉 車両の両側面に表示する。 ※セダン型車両に付いては、各運営協議会で許可を受けた場合に限り使用することとする。 8、運転者 運転者は、特定非営利活動法人ギフ福祉ネットワーク東部に登録した者であって、次の①~③に 該当する者から選任する。 ① 二種免許を有する者。但し、二種運転免許を有しない者に有っては、次のいずれかに該当す る者。 ア、 都道府県公安委員会等が実施する実車の運転を伴う特定任意講習等の講習を受講した者。 イ、 移送サービス運営マニュアル編集委員会が発行するテキスト等に基づき、国土交通大臣が 認可した代替講習及び認定福祉運送運転者講習を修了した者。 ② 登録前 2 年間、運転免許停止処分を受けていない者。 ③ 運転の経歴が 5 年以上で 70 歳以下の者。 ※但し、70 歳以上の者であっても、70 歳を機に独立行政法人自動車事故対策機構の行う運転者 適性診断を受けた者であって、1 年ごとの更新とし、理事長が証認した者。 9、損害賠償措置 福祉有償運送には、次に掲げる任意保険又は共済に加入した車両を使用する。 ① 対人賠償 1 名に付き無制限 ② 対物賠償 1 事故に付き無制限 ③ 搭乗者障害 1 名に付き 1.000 万円 10、運送の対価 福祉有償運送の対価は「別紙」のとおりとする。 11、管理運営体制 (1) 福祉有償運送の実施に当たり、運送の安全の確保及び旅客の利便を確保するため、自動車の 運行管理(運転者に対する指導教育体制、事故処理体制、苦情処理体制を含む)及び整備管理の体 制を明確にする。 (2) 自動車の運行管理及び整備管理を誠実かつ適切に処理する為、職員の中から運行管理責任者 及び整備管理責任者を選任する。 (3) 管理運営体制に関する具体的事項は別に定める。 12、罰金、科料の負担 福祉有償運送の運行中に起きた運転者の故意又は過失による法令違反に対する罰金、科料は運転 者の負担とする。
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