AWSを活用した 太陽光発電所 遠隔監視サービス

AWSを活用した
太陽光発電所 遠隔監視サービス
㈱サニックス
お客様相談室
2015/7/28
会社概要
社 名:株式会社サニックス
代表者:宗政 伸一
本 社:福岡市博多区博多駅東2−1−23
売上高:956億円(2015年3月期)
社員数:3000名程度
見えないところをキレイにするをモットーに、
✓ 太陽光発電システムの製造・販売
✓ 廃プラスチックを利用した発電事業
✓ 建物等の防虫・防腐事業(シロアリ)
などの事業を全国的に展開しています。
会社沿革
1975年
建築物等の防虫・防腐の会社として創業
1978年
三洋消毒株式会社を設立
1987年
社名を株式会社サニックスに変更
2001年
廃プラスチックによる発電を行う株式会社サニックスエナジー
を北海道、苫小牧に設立
2006年
経済産業省から業務停止命令を受ける
2009年
住宅用太陽光発電システムの販売を開始
2010年
中国に太陽光モジュール製造を行う善日(上海)能源科技有限公司
を設立
2012年
産業用太陽光発電システムの販売を開始
太陽光発電事業
2009年から住宅用太陽光発電システムの販売
を手がけてきました。
そのベースに基づき、2012年から開始された再
エネ固定価格買取制度(FIT)の開始にあわせ、産
業用太陽光発電システムの販売を始めました。
自社でもメガソーラー・中規模産業用太陽光発
電所を運営しています。
販売のみならず、モジュール・パワーコンディ
ショナー・ソーラーパネル用架台の製造や、ア
フターメンテナンスなど、ソーラーに関して一
気通貫のサービスを提供できる日本で数少ない
企業体と自負いたしております。
九州産業大学様・宗像市との相互協力で建
設されたメガソーラー発電所「ソーラーパー
クむなかた」(出力2MW)
抱えていた課題
2012年に開始した産業用太陽光発電システムの販売事業が予想
以上に好調で、ユーザーが急激に増加しました。
発電所数: 約15,000件
パワコン台数:約60,000台 (2013年末時点)
※ グラフはイメージです
住宅用太陽光発電システムと産業用太陽光発電システムのちがい
住宅用
家屋の屋根などに設置。基本的には
人が住んでいるので、ある程度のトラ
ブル対処が可能。
産業用
全量売電(発電事業)を目的とし、
空き地などに設置。周りに何もない
「野立て」設置が多い。何かあった
ときに気づきにくく、対処も困難。
引用元:http://www.suntop-co.jp/contents/, http://cototya.at.webry.info/201401/article_7.html
・ 雷や、電力会社側の電力系統の異常により、発電装置(パワーコンディショ
ナーなど)の電源が知らない間に落ちていることがわりとよくある。
・パワーコンディショナーの故障(温度上昇による発電停止など)もよく起
こる。
→ 売電機会損失に気づくのが遅れると、補償問題に発展することもしばし
ば。
パワーコンディショナー
(太陽光で発電された電気を、電
力会社の電線に流せるように変換
する装置)
太陽光発電所の売電機会損失による損害は誰がこうむるのでしょうか?
→ 本来、売電収入はすべて太陽光発電所のオーナー様(お客様)のも
のなのだから、損害もオーナー様がこうむる。
→ ただ、産業用太陽光発電所は安い買い物ではない(最低1000万
円∼)ので、心情的に施工会社に損失補てんを求められる事が多く、
応じた例も少なくない。
引用元:http://www.sharetoyou168.com/abacuses%E3%81%9D%E3%82%8D%E3%81%B0%E3%82%93/
太陽光発電所を多くの人に安心して利用してもらいたい。補償問題に発
展しかねない発電所の停止(ダウンタイム)は極力減らしたい。
→ サニックスが設置したすべての太陽光発電所を遠隔監視できるシス
テムを作ろう!
引用元:http://business-icon.com/04-computer/069-computer.html
しかしいろいろと問題が・・・
規模がまったく読めない
まったく売れずに100件程度にとどまる可能性や、大ブレイクして
10,000件以上売れる可能性、いずれもありました。
長期間の稼動が不可欠
太陽光発電システムは20年保証、パワコンですら10年保証ですので、最低でも10年間は
使用できないといけません。
多額の初期投資は出来ない
のるかそるか分からない遠隔監視システムに、会社はあまり多額の投資を許してはくれません
ITシステムへの上層部の理解が得られにくい
会社は見えないものへの投資を嫌います。ある程度見えるものを作って理解を求める必要があ
ります。もちろんお金をかけてはいけません。
課題をどのように解決したか
つまり:
・ サニックスの太陽光発電所の全てをリアルタイムで遠隔監視でき
る。
・ 100台しか売れなくても、10,000台以上売れても、システムは
10年以上問題なく動き、採算も合う。
・ 初期投資なしで実現できる。
・ 運用コストも安い。
・ タダでとりあえずある程度動くものがすぐできる。
・ 出来ればすぐ欲しい
・・・
©相田みつを
そんな都合のいいものあるワケない!
と思ったのですが・・・
ありました。
Powered by
・ 台数が増えた場合、扱うデータ量が、かなり大規模になると想定さ
れる。オンプレのサーバーでさばききれると思えない。
・ 弊社は大規模なIT開発を行った事がなく、サーバー運営や構築のノ
ウハウが絶対的に不足しており、インフラ技術者を育成している時
間もカネもない。
・ プロトタイプ(すぐ動くもの)を作るにしても、オンプレ環境より
AWSのほうがやりやすい。
・ せっかくの測定データは将来的にビッグデータ的に活用したい。オ
ンプレだと保存コストがバカにならない。
AWSを利用して構築することに決定
•AWSを使って遠隔監視システムを開発するとまず決めました。しかし、
弊社にはAWSを使ったシステム構築経験もありませんので、パートナー
様を探しました。
•そして、近場でAWSに強いITベンダー様を探したところ、Amazon
様のホームページにてAPNアドバンスドコンサルティングパートナーで
あるFusic様を見つけました。
課題の解決:
・100台しか売れなくても、10,000台以上売れても、システムは10年以上問題なく動き、採
算も合う。
AWSを利用すれば、自由にスケール調整ができ、自前のサーバーを用意しなくて
もよいためコストも安く済みます。
事業継続性も、AWSなら10年くらい大丈夫だろう
・初期投資なしで実現できる。
AWSは初期投資ゼロの完全従量課金。Fusic様も月定額アジャイルスタイル開発で
格安で開発スタートできました。
・ 運用コストも安い。
高いか安いかは正直分かりませんが、AWSは毎年値下げしているそうだしサーバー
を買うよりは安いだろう
・ タダでとりあえずある程度動くものがすぐできる。
さすがにタダではすまなかったが、Fusic様がとりあえず動くものをすぐ作ってく
れ大いに捗りました。
システムアーキテクチャ・デザイン・ユーザーインターフェースなどすべてプロト
タイピング(まず動くものを作る)開発を進めることで徐々に上層部の理解も得
られました。
そして構想から1年半を経た2015年2月に商品としてリリースに成功。現在約
1,300箇所/約7,600台のパワコンを監視しています。
ユーザー画面
監視画面
大枠のシステムは2014年10月には完成しており(開発期間10ヶ月)、フィー
ルドテスト、製品化に向けての調整にむしろ時間がかかりました。2015年2月
の商品リリース後約半年を数えますが、リリース後も数々の機能をリリースして
進化し続けています。
現在、毎日約10GBもの情報がアップロードされてきていますが、AWSはビク
ともしません。もしAWS以外を選択していたらと思うと背筋が寒くなります。
システムデザイン図
通信端末「PVセンサー」
これから利用を検討する方に
よくばりになりましょう
システム開発は難しいもの、小難しい理論やテクニックを知らないと出来ないも
のとあきらめていませんか?
100台売れるか10,000台売れるか分からないようなものは商品化できない、複
雑なITシステムが社内だけで作れるはずはない、そのような思い込みは捨てて
しまいましょう。
そのために、AWSが本来難しいことを簡単に出来る道具を用意してくれていま
す。
まずはじめてみましょう
ひとまず、AWSのアカウントを作成して、使ってみるのがいいと思います。
AWSは基本的には有料ですが、アカウント作成は無料で出来ますし、トラ
イアル期間もありますので、費用をかけずに試すことが出来ます。
いいパートナーを見つけましょう
貴社のビジネスのビジョンに共感し「システムを一緒に育んでくれる」パート
ナー様を探しましょう。決められたことしかしてくれないベンダーはオススメ
できません。
弊社ではこのページを参考にしました。
http://aws.amazon.com/jp/solutions/solution-providers-japan/advanced-consulting/
既成事実を作ってしまいましょう
まず動くものを作ってしまいましょう。動くものには、何者にも逆らいが
たい説得力があります。きっと、貴社の上司も心を動かされるはずです。
そのためにAWSは最適のプラットフォームです。
ご清聴ありがとうございました