早稲田大学ロシア研究所・ウクライナ研究会 合同シンポジウムのお知らせ 清秋の候、ご関係者の皆様方にはますますご健勝にてご活躍のこ とと存じます。 さて、このたび、早稲田大学ロシア研究所とウクライナ研究会の 共催で、別紙の通り合同シンポジウムを開催させていただく運びと なりました。 クリミア危機やドネツク・ルハンスク州での紛争に代表される現 代ウクライナの諸問題をめぐっては、とりわけ政治・経済・国際関 係の分野において、研究者・専門家を配した特集が組まれ、研究会 やシンポジウムが開催されてきております。 同時に、ウクライナを取り巻く現在の社会的・文化的・精神的状 況を、近現代ヨーロッパ史の時間的・空間的座標系の中でより立体 的に把握していくためにも、思想・歴史・文学などの研究分野にお ける長期的かつ多角的な視座からウクライナ問題を考察することの 重要性は、近年ますます高まっているように思われます。 そこで今回の合同シンポジウムでは、 「隣人から見たウクライナ ――ロシア・ポーランド・オーストリアからの視座」という総主題 のもと、それぞれの専門分野の第一線でご活躍され、かつ、その研 究領域におけるウクライナ・ファクターの意義を論じることのでき る貴重な三名の報告者の方々をお招きし、会場全体での討議や意見 交換の機会を重視した、全員参加型の会合を企画させていただきま した次第です。 入場は自由(無料)ですので、ご関係者の方、ご専門の方から、 一般にご関心をお持ちの方まで、どうぞ奮ってご参加くださいます よう、よろしくお願い申し上げます。 会場で皆様にお会いできますことを、心より楽しみにいたしてお ります。 2015年10月25日 早稲田大学ロシア研究所 ウクライナ研究会 早稲田大学ロシア研究所・ウクライナ研究会合同シンポジウム 日時: 2015年11月28日(土)13時~17時 場所: 早稲田大学早稲田キャンパス3号館301号室 周辺案内図 http://www.waseda.jp/top/assets/uploads/2014/10/waseda-campus-map.pdf シンポジウム総主題 ウクライーナ・オチーマ・ブリージニフ 「隣人から見たウクライナ――ロシア・ポーランド・オーストリアからの視座」 ―報告者― 井口 靖(海城中学・高等学校教諭) 土谷直人(東海大学名誉教授) 小粥 良(山口大学准教授) ―コメンテーター― 長與 進(早稲田大学教授・早稲田大学ロシア研究所所長) ―司会― 末澤恵美(平成国際大学准教授・ウクライナ研究会会長) 13:00 開場 13:15 ウクライナ研究会総会(会計報告) 13:20 合同シンポジウム開会の辞(主催者代表挨拶) 13:30 【報告1:ロシアから見たウクライナ】 (30分) 「アレクサンドル・プィピンのウクライナ論――フランコの書簡を手がかりに」 ―井口 靖(海城中学・高等学校教諭)― 14:05 【報告2:ポーランドから見たウクライナ】(30分) 「不等辺三角形?――主としてポーランドから見たウクライナ」 ―土谷直人(東海大学名誉教授)― 14:40 【報告3:オーストリアから見たウクライナ】 (30分) 「辺境のトポスとしてのガリチア」 ―小粥 良(山口大学准教授)― 15:15 休憩(15分) 15:30 コメンテーターによる講評 15:45 全体討議・意見交換(60分) 16:45 閉会の辞 17:00 閉場 ※シンポジウム終了後、報告者を囲んだ懇親会を予定しています。
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