discover (ディスカバー) 勝中 「秋 の 気 配」 2015年(平成27年)9月11日 第56号 発 行 者 勝 浦 中 学 校 市 川 公 雄 自分が中学生だったころの気持ちを教員になってからもどこかに残しながら、夏休 みを過ごしてきたように思います。夏休みが近づいてくれば、ワクワクするし、休み に入り、愛校作業も無事に終わころになると、もの悲しさにおそわれる・・・そんな ことの繰り返しでした。 今年は特に「とうとう終わってしまったな・・」という思い が強かったような気がします。そのせいもあり、次の詩を始業式では紹介しました。 忘れもの 高田 始 業 式 9月1日少し心配していた大きな事故もなく、ほぼ全員が体育館に集合できました。 (1名欠席連絡がありました)1学期の終業式が警報発令のためできなかったので、 全員が体育館に集まったのは本当に久しぶりでした。それぞれどんな夏休みを過ご したのだろう、そんなことを思いながら次のような話をしました。 ○ 大きな事故がなく始業式を迎えられたのはうれしかった。 ○ 夏休みを振り返る時間をもち、2学期に向かっていこう。 ○ あすの課題確認テストは学習の「成果」を見る時間であるということと、自分 の「実力」をつける時間でもあることを忘れないようにしよう。 ○ 3A に兵庫県から、転入生がきました。勝中での生活に早くなじめるよう心を 配ってあげてください。 ○ 11月3日に勝浦町制 60 周年記念行事として「町民体育祭」が行われます。 少しづつ準備が進んでいます。当日の運営のお手伝いとして勝中生のボランティア を募集する予定です。多くの勝中生の協力をお願いします。 表 彰 伝 避 難 訓 けさ 空はまっさお 木々の葉の一枚一枚が あたらしい光とあいさつをかわしている だがキミ!夏休みよ もう一度 もどってこないかな 忘れものをとりにさ 迷子のセミ さびしそうな麦わら帽子 それから ぼくの耳に くっついて離れない波の音 達 7 月の県総体以降の表彰の伝達を行いました。3 年生にとっては、最後の大会とな った県総体。各部の躍動する姿は、1 階廊下壁面に張り出されています。勝利を目指 し、懸命にプレーし、ひたむきにボールを追っていたあの時の勝中生の姿が蘇り、み るたびに胸が熱くなります。野球部と剣道(女子団体)がベスト8、空手(組手、形 とも)団体優勝、個人では、3 年出葉さんが組手優勝、形は第 3 位。男子走り高跳び で、3 年戸川くんが、県大会 4 位・四国大会 5 位と健闘。見事でした。 また、音楽部の合唱コンクール(銀賞)や NHK 学校音楽コンクール(銅賞)の表 彰状、競書大会、郡人権ポスター、意見発表などたくさんの表彰がありました。詳し い内容は、3 月の勝中新聞に「この 1 年努力のあと」として掲載されます。 練 その後、いったん教室に帰り、避難訓練を行いました。地震発生後調理室が出火し たとの想定で、体育館に避難しました。(雨でグラウント状況が悪かったため) 整然と避難できました。 夏 の 終 わ り に 敏子 入道雲にのって 夏休みはいってしまった 「サヨナラ」のかわりに すばらしい夕立をふりまいて 愛 校 作 業 今年もたくさん参加していただきありがとうございました。小学校の作業と兼ねて いた り、スポーツ 少年団の試合と 重なったりと、 本当に忙しい 中、185 名もの方の参 加 が あ り ま し た。「 自分 が 生 徒 の 時 は、 あ ま り し な かっ た の だ け ど・ ・ ・ 」 と 笑 い な が ら 汗 ま み れ で 、抜 い た 草 を 運 ん でく れ て い た ある 保 護 者 ( 勝 中 の卒 業 生 で す。) の 姿が心に残ります。こんな気持ちを持った方々が、いろいろなところで勝中を支えて くれているのだと思いました。ありがたいな、という気持ちでいっぱいになりました。 《心に残ったことば》 「言葉には温度があるそうだ。」 温かい言葉と冷たい言葉だ。 「一言のちがい」金平敬之助(PHP) 《 今回おすすめの本 》 「日本語を味わう名詩入門 高田敏子」 高 田 さ ん の 詩 は 、「 こ の 感 じ わ か る な あ」といつも思わせてくれる。自分の 気持ちをうまく表現してくれる「こと ば」や文に出会うとうれしいものだ。 「忘れもの」も入っています。 (この本は勝中図書室に置きました)
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